人気漫画「スラムダンク」の映画「THE FIRST SLAM DUNK」が昨年12月に封切りされ、爆発的な人気を集めている。その効果で、秋田県能代市の「能代バスケミュージアム」が盛況だ。お目当ては、映画や漫画に高校バスケットボール界の王者として登場する山王工業のモデルとされる、あの高校らしい。 能代市役所から徒歩数分にあるミュージアムには、男子プロバスケットボールBリーグで活躍する選手の写真やメッセージ、秋田を拠点とするバスケチームのユニホームなどがところ狭しと並ぶ。雑誌「月刊バスケットボール」は創刊号から最新号までそろい、高校バスケなど各種大会のパンフレットやバスケに関する書籍もあり、すべて自由に読むことができる。 目立つのが、1990年代に週刊少年ジャンプで連載された「スラムダンク」に関する展示品と、かつて高校バスケ界に君臨した能代工業に関する資料だ。 「スラムダンク」に登場する湘北高校のユニホームや選手らのパネルが飾られ、全国優勝58回を誇る能代工業(現・能代科学技術)の過去の試合映像や写真、偉業達成までの道のりを記した年表、監督として同校を強豪校に導いた故・加藤廣志氏の功績を振り返るコーナーもある。 能代バスケミュージアムは2012年5月にバスケの街・能代に開館した。その後、20年6月に市中心部の商店街に移転している。 ミュージアムによると、今年1月の入館者数は231人で、昨年同月の69人を大きく上回った。2月は288人(昨年同月130人)、3月は737人(同320人)と、大幅に増えている。その後も増え続けているという。 能代市市民活力推進課・バスケの街づくり推進担当の諸沢駿さんは「映画を見たのがきっかけで訪れてくれる人が多いです」と、注目される理由を話す。 知人らと4月21日に訪れた… この記事は有料記事です。残り955文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
マイナカードで別人の住民票、足立区でも 横浜市で誤交付が判明後に
石平道典2023年5月1日 18時16分 マイナンバーカードを使ってコンビニエンスストアで住民票などの交付を受けるサービスで、別人の住民票などが誤って発行されるトラブルが東京都足立区で2件4人分起きていた。同様のトラブルが3月末に横浜市で発覚し、システムを担う富士通Japanが他自治体について調べていた。 足立区と同社が1日、記者会見して発表した。区内のコンビニで3月22日に住民票の写し1件3人分、4月18日に印鑑登録証明書1件1人分、別人のものが交付された。氏名、住所、生年月日などが記されていた。 同社によると、2件以上のコンビニ交付の印刷処理が同時に実行された際、別人のファイルを取得するプログラムになっていたのが原因という。区は1月4日にシステムを導入し、同17日、3月22日、4月18日に計3件のシステムエラーを検知したが、誤交付は確認できなかったという。 横浜でのトラブル後、同社のシステムを使う全国の自治体などの一部でシステムを一時止め、プログラムを修正するなどしていた。足立区のトラブルの一部はその後に起きていた。同社は点検の結果、横浜市や足立区以外で誤交付はなかったとしている。 同社の国分出・ソリューション開発本部長は会見で、「足立区や区民の方に多大な迷惑をおかけした。原因究明と再発防止に取り組んでいきたい」と話した。近藤弥生区長は「区民の電子サービスへの信頼を損なうことになった。他のシステムも含め、運営管理を徹底していく」とのコメントを出した。(石平道典) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
4億3千万円以上被害か カンボジア拠点の詐欺グループを再逮捕
2023年5月1日 18時28分 カンボジアのホテルを拠点とする特殊詐欺グループのメンバーだったとして、警視庁は1日、住居不定、無職の岡本大樹容疑者(38)ら日本人の男19人を詐欺容疑で再逮捕し、発表した。同庁は、このグループによる被害が今年1月までの約10カ月間で少なくとも約75件計4億3千万円に上るとみている。 暴力団対策課によると、19人の逮捕容疑は1月下旬、東京都板橋区に住む70代男性に「有料サイトの未払いの料金がある」などとうその電話をかけ、指定の口座に現金計75万円を振り込ませ、詐取したというもの。同課は、19人がうその電話をかける「かけ子」だったとみている。一部の容疑者は容疑を認めているという。 このグループによる被害とみられる約75件の中には、被害者に現金を日本国内のマンションなどの空き部屋に送らせる方法もあった。同課は、日本国内にも詐取金の受け取り役といったグループの協力者がいたとみて、実態解明を進めている。 19人は別の被害者に対する詐欺容疑で4月にカンボジアから移送、逮捕されていた。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
飯舘村の帰還困難区域、一部で避難指示解除 6町村の復興拠点で完了
東京電力福島第一原発事故で立ち入りが規制されている福島県飯舘村の帰還困難区域のうち、国が除染や復興の対象にした「特定復興再生拠点」(復興拠点)の避難指示が1日、解除された。県内6町村で計画された復興拠点の避難指示解除はこれで完了した。朝日新聞の集計では6町村の復興拠点に戻った人口は計158人で、住民登録者数の1・2%だった。 解除されたのは同村長泥(ながどろ)地区の復興拠点186ヘクタールなど。同拠点には62世帯197人が住民登録するが、解除直前の「準備宿泊」に参加した住民は7人だった。 原発事故の当初、帰還困難区域は放射線量が避難基準の2・5倍超に上昇し、国は「将来にわたり居住を制限する」との方針を決めた。 しかし、放射線量がある程度下がっていることが分かり、政府は2017~18年、帰還困難区域をもつ7市町村のうち6町村の一部を復興拠点と認定し、除染後に避難指示を解除すると決めた。 いつ戻れるかわからず解体した家も 復興拠点の面積は帰還困難区… この記事は有料記事です。残り542文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
上皇ご夫妻が京都、奈良へ 修復した昭憲皇太后の大礼服などを見学
多田晃子2023年5月1日 19時30分 宮内庁は1日、上皇ご夫妻が14~18日、京都府と奈良県を訪問すると発表した。上皇さまの退位後、引っ越し作業などに伴う滞在を除き、ご夫妻が地方を訪れるのは2019年6月以来となる。 ご夫妻は14日午後に京都府に入り、京都市の泉涌寺で拝礼。15日には京都御苑で京都三大祭りの一つ「葵祭」の王朝行列「路頭の儀」を観覧する。また、大聖寺を訪れて修復を終えた昭憲皇太后の「大礼(たいれい)服」を鑑賞。16日午後に奈良県に入り、17日に中宮寺を訪れて修復を終えた本堂に拝礼するほか、天理市のなら歴史芸術文化村で文化財の修復作業を見学し、18日に帰京する。 ご夫妻は、皇族や公家が住職を務めた門跡寺院や、皇族や公家などの女性が出家して暮らした尼門跡寺院による文化や文化財の保護に心を寄せ、昭憲皇太后の大礼服や中宮寺の本堂の修復事業を支援していた。(多田晃子) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
母の日に向けてカラフルなカーネーション出荷ピーク 福岡県うきは市
吉本美奈子2023年5月1日 19時30分 14日の母の日を前に、福岡県うきは市ではカラフルなカーネーションの出荷作業がピークを迎えている。 「JAにじ」の花集荷場では1日、農家から集められた約2万6千本のカーネーションを仕分けし、箱詰め作業を行っていた。4月末から5月が最盛期で、23種類のカーネーションが福岡や東京に出荷される。今年は暖かく例年より開花が早いが、出荷作業は順調だという。(吉本美奈子) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
アリババ創業ジャック・マー氏、東大の客員教授に 食糧問題に関心
山本知佳2023年5月1日 19時50分 東京大学は1日、中国のネット通販最大手アリババ集団の創業者である馬雲(ジャック・マー)氏を、研究組織である「東京カレッジ」の客員教授として迎えたと発表した。任期は10月末まで。年単位での更新も可能という。 馬氏は、2019年12月に東大で行われた国際会議に登壇。東大は、この時から「一定の関係を築いてきた」と説明する。東大が行う世界の食糧問題に関する研究が、馬氏の関心事項だったことが今回の就任につながったといい、今後は講演や講義を通じて、起業や企業経営、イノベーションについての経験や知見を、学生や研究者と共有することを期待するという。 馬氏は1999年にアリババを創立。2020年に当局批判ともとれる発言をし、傘下の金融会社アント・グループの株式上場が延期に追い込まれた。21年には、独占禁止法違反でアリババが巨額の罰金を科され、昨年8月には、アリババなどプラットフォーム事業者への規制を強化する改正独禁法が施行された。馬氏は中国当局がアリババやアントに圧力をかけ始めてから、徐々に表舞台に姿を見せなくなっていた。(山本知佳) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪と兵庫でタクシー10%値上げへ ワンコインで「ちょい乗り」も
大阪や神戸などのタクシー運賃が、31日から引き上がる。国土交通省近畿運輸局は1日、管内3地区のタクシー事業者が出していた運賃値上げ申請を認めると発表した。コロナ禍による乗客の減少や燃料費の高騰などで苦境にある事業者の要望に対応する。各地区の値上げ(改定)率は約10%となる。 大阪地区では、初乗りの距離が1・7キロから1・3キロに短くなる。上限運賃は普通車で680円から600円に下がるが、1キロ当たりは値上げになる。加算運賃も241メートルごとに80円のところ、260メートルで100円となる。 神戸・阪神間地区での初乗り… この記事は有料記事です。残り234文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
佐賀県鳥栖市の夫婦殺害、大学生の19歳長男を起訴 佐賀地検
大村久2023年5月1日 20時30分 佐賀県鳥栖市の住宅で夫婦が殺害された事件で、佐賀地検は1日、福岡市に住む大学生の長男(19)を殺人罪で起訴し、発表した。認否は明らかにしていない。 起訴状によると、長男は3月9日午前11時45分ごろから同午後0時半ごろまでの間、鳥栖市の実家で、父親(当時50代)と母親(当時40代)の胸などをナイフで複数回突き刺し、殺害したとされる。死因はいずれも失血死だった。 長男は逮捕・送検後、佐賀家裁に送致されたが、刑事処分相当として4月24日に検察官送致(逆送)されていた。昨年4月施行の改正少年法では18、19歳を「特定少年」と位置づけ、その年齢時の犯罪で起訴した場合は実名報道が可能になり、地検は今回、実名を公表した。実名発表は佐賀県内では初。(大村久) 〈おことわり〉昨年4月施行の改正少年法で、18、19歳の「特定少年」が事件を起こして起訴された場合は実名報道が可能になりました。今回の事件については、事件の内容と少年法の理念を総合的に考慮し、匿名で報じます。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
校庭のサクランボ食べて? 児童が目のかゆみなど訴え 大阪市立小
小若理恵2023年5月1日 20時30分 小学校の校庭に植えられた食用のサクランボ(セイヨウミザクラ)を食べた児童2人が目のかゆみやのどの違和感を訴えた、と大阪市教育委員会が1日発表した。2人はしばらくして回復した。原因がサクランボかどうかは特定されていないという。 市教委などによると、4月28日、4年生25人が理科の授業でサクランボを食べた。前日に行事の打ち合わせで同校を訪れた公益社団法人・大阪自然環境保全協会の職員から「運動場の木になっている実は食べられる」と聞き、教諭が食べさせたという。同校ではもともと、校庭の木の実を食べないよう指導していた。(小若理恵) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル