有料記事 戸村登 良永うめか2023年6月3日 21時00分 【動画】大雨で病院がひざ下ほどの深さまで浸水、一時孤立状態に=総合青山病院提供 愛知県豊橋市では、水没した車両から2日夜に男性が救助されたが、搬送先の病院で死亡が確認された。豊橋署によると、男性は同市江島町の会社員、朝倉泰嗣さん(61)。市によると、別の救助要請で出動していた救助隊が水没した車両を発見したという。 同県豊川市の「総合青山病院」は、周囲が冠水し、一時的に孤立状態となった。病院によると、2日午後9時半ごろから雨水が院内に入り込み、一時はひざ下ほどの深さまで浸水。冠水した道路から避難した20人余りも院内に受け入れ、患者など約200人が一時、病院から出られない状況になったという。 病院側は患者らに非常食を提供。避難者たちには売店のカップ麺やパンなどを渡したという。 冠水した道路で、2時間ほど… この記事は有料記事です。残り234文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ホールで熱唱、格別 11団体におかあさんコーラス東京支部大会賞
第46回全日本おかあさんコーラス東京支部大会(東京都合唱連盟・朝日新聞社主催、キユーピー協賛)が3日、府中市の府中の森芸術劇場どりーむホールで始まり、初日は33団体が出場した。 音楽性や演出などに優れた11団体が東京支部大会賞に輝いた。推薦委員の印象に残る演奏をしたマーガレット賞には5団体が選ばれた。 2018年に結成の「クロス… この記事は有料記事です。残り385文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
夏山の安全、祈る炎 鳥取・大山「たいまつ行列」が4年ぶり復活
渡辺翔太郎2023年6月3日 21時30分 中国地方最高峰の大山(鳥取県大山町、1729メートル)で3日夜、夏山開きの前夜祭があった。新型コロナウイルスの影響で中止されていた「たいまつ行列」が4年ぶりに復活。暗闇に幻想的な炎の帯が現れた。 午後7時前、大山中腹の下山神社で、登山用具のザイルなどをおはらいして登山者の安全を祈願する神事が行われた。その後、神火を灯(とも)したたいまつを手にした1千人近い観光客らが、隣接する大神山(おおがみやま)神社の神門そばから石畳の参道を1キロあまり練り歩いた。 4日午前には、登山事故がないことを祈願する神事が山頂付近で開かれ、大山の夏山シーズンが始まる。(渡辺翔太郎) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東京・練馬のPTA連合会、100万円超の不適切会計で活動停止
東京都練馬区内にある54の小学校のPTAが加盟する「練馬区小学校PTA連合協議会(小P連)」で、不適切な会計処理が見つかり、無期限の活動停止となっていることが区などへの取材でわかった。金額は100万円を超えるという。 区や関係者によると、小P連の2022年度会計処理が遅れていたため、通帳などを調べた結果、不適切な処理が判明した。100万円を超える見通しで、小P連側は会計担当者がこれに関与したと説明しているという。 小P連は、事態が収束するまで無期限で活動を停止することを決定。臨時の対策委員会を設置し、対応を協議している。対策委には区の職員もオブザーバーとして参加している。 小P連は、加盟する各校PT… この記事は有料記事です。残り289文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
記憶と教訓つなぐ 消防団や報道関係者が犠牲の普賢岳大火砕流32年
三沢敦2023年6月3日 21時43分 消防団員や報道関係者ら43人が犠牲となった、雲仙・普賢岳(長崎県)の大火砕流から3日で32年となった。「いのりの日」と定める地元の島原市では各地で追悼行事が営まれた。発生時刻の午後4時8分には全域にサイレンが響き、市民らが黙禱(もくとう)を捧げた。 「定点」と呼ばれた報道陣の撮影拠点や、消防団員の詰め所だった北上木場農業研修所跡では遺族らが祈りを捧げた。雲仙岳災害記念館前の広場では子どもたちが作った約千個のキャンドル「いのりの灯(ともしび)」がともされ、家族連れらが静かに手を合わせた。 館長の杉本伸一さん(73)は「32年が経つのに昨日のことのよう。この日が近づくと亡くなった消防団員や火砕流の夢を見る」と話す。当時は近くの安中公民館に職員として勤務。天候が悪化してきたため、警戒中の消防団員に注意を呼びかけに向かおうとしていた矢先だったという。 「少し早く出発していたら自分が巻き込まれていたかもしれない。地域を守るために亡くなった人、報道のために命を落とした人。それぞれの思いをしっかり後世に伝えるのが残された私たちの使命です」と話した。(三沢敦) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
障害者への差別発言相次ぐ 名古屋城復元めぐる市主催の討論会
名古屋市が復元をめざす名古屋城木造天守のバリアフリー化をめぐり、市が主催した3日の市民討論会の中で、エレベーター(EV)の設置を求める意見を述べた身体障害がある男性に対し、他の参加者から差別発言があった。 市民討論会は名古屋市中区内で開かれ、市側が住民基本台帳から無作為に選んだ18歳以上の参加希望者が出席した。河村たかし市長も参加した。 現計画のバリアフリー化案では、地階から少なくとも1階まで車いすの人が利用できる小型の昇降機を設置するとしている。それより上層階の具体的な整備案は定まっていない。だが「史実に忠実な復元」をめざす河村市長は昨年12月、天守最上階まで昇降機を設置しないことを許容する発言をし、障害者団体が「障害者に対する人権侵害で到底承服できない」と抗議していた。 討論会では、車いすの男性(70)が天守最上階まで車いすも運べるEVが設置されなければ、「障害者が排除されているとしか思えない」と市側に訴えた。 その直後、EV不要の立場から2人の男性が発言した。最初の男性は車いすの男性に対し、「河村市長が作りたいというのはエレベーターも電気もない時代に作ったものを再構築するって話なんですよ。その時になぜバリアフリーの話がでるのかなっていうのは荒唐無稽で。どこまでずうずうしいのかっていう話で。我慢せえよって話なんですよ。お前が我慢せえよ。エレベーターを付けるなら再構築する意味がない」などと話した。 次に発言した男性は身体障害がある人への差別表現を使った上で、「エレベーターは誰がメンテナンスするの。どの税金でメンテナンスするの。その税金はもったいないと思うけどね。毎月毎月メンテナンスしないといけない。本当の木造を作って」などと話した。 この2人の男性の発言の後には会場の一部からは拍手も起きた。 河村市長は報道陣から差別発言があったことへの見解を問われ、一部は「よう聞こえなかった」とした上で、「自由に言ってもらうのが前提で、広い気持ちで考えるのが普通ではないですか」と話した。一方、市の担当者は差別発言があったことを認めた上で、「個人の勢いで言われたことで、制止することはしなかった。今後の運営の課題としては受け止める」と話した。 車いすの男性は「頭が真っ白になるくらい傷ついた。市には発言を止めて欲しかった」と話した。(寺沢知海) 名古屋城天守木造化をめぐっ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【写真まとめ】三笠宮妃百合子さま100歳に これまでの歩み
2023年6月3日 22時00分 三笠宮妃百合子さまは4日、100歳の誕生日を迎えます。百合子さまは1923(大正12)年生まれ。華族の出身で、昭和天皇の末弟で上皇さまの叔父にあたる三笠宮崇仁(たかひと)さまと太平洋戦争開戦直前の1941年に結婚。5人のお子さま方を育て上げました。 結婚70年の2011年、三笠宮さまは宮内記者会の求めに応じて文書で所感を寄せ、百合子さまについて「今静かに過去の70年を振り返ってみるとき、百合子に対して感謝の言葉も見付からないほどである」とつづりました。 百合子さまのこれまでの歩みを写真でふりかえります。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
記録的大雨で1人死亡、5人不明 台風2号が梅雨前線に影響
大型の台風2号や活発化した梅雨前線の影響で3日も午前中を中心に雨が降り続き、各地で記録的な大雨となった。総務省消防庁によると、愛知県で1人の死亡が確認されたほか、和歌山県で2人、静岡県で1人が安否不明になった。台風2号は本州の南を東に進み、3日午後3時に温帯低気圧に変わった。 消防庁の集計のほかにも、神奈川県と静岡県で各1人の行方が分からなくなっている。 気象庁によると、1日の降り始めから3日午後5時までの降水量は、静岡県伊豆市、浜松市、三重県鳥羽市で500ミリを超え、茨城、静岡、愛知、三重、和歌山など8県の23地点で24時間降水量が観測史上最多を更新した。6月としての最多更新は東京都、千葉県、岐阜県、大阪府、高知県などを加えた23都府県の167地点だった。 線状降水帯の発生相次ぐ 2日午前から午後にかけ、高知県や静岡県、愛知県など太平洋側で線状降水帯の発生情報が8回発表された。日本の南の海上を台風が進んだことで、暖かく湿った空気が北上。日本列島に停滞する梅雨前線を刺激し、積乱雲が発生しやすくなったという。 気象庁は線状降水帯の発生発表を最大30分前倒しする運用を5月25日から始めており、初めて適用されたケースとなった。2日午前8時10分に発表された高知県での線状降水帯は、10分ほど発表が早まったという。 大雨で道路の冠水や川の増水が相次いだ。愛知県では水没した車に乗っていた豊橋市江島町の会社員、朝倉泰嗣さん(61)の死亡を確認。和歌山県では2人が川に流されたとの情報があり、捜索している。静岡県では土砂崩れで住宅が倒壊するなどして2人が不明になった。 総務省消防庁によると、3日午後4時時点で神奈川県や沖縄県などで計36人が重軽傷を負い、愛知県や静岡県などの住宅計232棟に被害があった。運転中止が続いていた東海道新幹線は3日正午過ぎ、約22時間ぶりに全線で再開した。 4日は低気圧が通過する北日… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
名古屋城復元めぐり障害者への差別的発言相次ぐ 市主催の討論会
名古屋市が復元をめざす名古屋城木造天守のバリアフリー化をめぐり、市が主催した3日の市民討論会の中で、エレベーター(EV)の設置を求める意見を述べた身体障害がある男性に対し、他の参加者から差別発言があった。 市民討論会は名古屋市中区内で開かれ、市側が住民基本台帳から無作為に選んだ18歳以上の参加希望者が出席した。河村たかし市長も参加した。 現計画のバリアフリー化案では、地階から少なくとも1階まで車いすの人が利用できる小型の昇降機を設置するとしている。それより上層階の具体的な整備案は定まっていない。だが「史実に忠実な復元」をめざす河村市長は昨年12月、天守最上階まで昇降機を設置しないことを許容する発言をし、障害者団体が「障害者に対する人権侵害で到底承服できない」と抗議していた。 討論会では、車いすの男性(70)が天守最上階まで車いすも運べるEVが設置されなければ、「障害者が排除されているとしか思えない」と市側に訴えた。 その直後、EV不要の立場から2人の男性が発言した。最初の男性は車いすの男性に対し、「河村市長が作りたいというのはエレベーターも電気もない時代に作ったものを再構築するって話なんですよ。その時になぜバリアフリーの話がでるのかなっていうのは荒唐無稽で。どこまでずうずうしいのかっていう話で。我慢せえよって話なんですよ。お前が我慢せえよ。エレベーターを付けるなら再構築する意味がない」などと話した。 次に発言した男性は「かたわで生まれるかもしれないけど、健常者で生まれるかもしれない。それが平等なんですよ。エレベーターは誰がメンテナンスするの。どの税金でメンテナンスするの。その税金はもったいないと思うけどね。毎月毎月メンテナンスしないといけない。本当の木造を作って」などと話した。 この2人の男性の発言の後には会場の一部からは拍手も起きた。 河村市長は報道陣から差別発言があったことへの見解を問われ、一部は「よう聞こえなかった」とした上で、「自由に言ってもらうのが前提で、広い気持ちで考えるのが普通ではないですか」と話した。一方、市の担当者は差別発言があったことを認めた上で、「個人の勢いで言われたことで、制止することはしなかった。今後の運営の課題としては受け止める」と話した。 車いすの男性は「頭が真っ白になるくらい傷ついた。市には発言を止めて欲しかった」と話した。(寺沢知海) 名古屋城天守木造化をめぐっ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
宗教2世の問題考えるシンポジウム 「苦しみに気づける社会に」
親のカルト信仰や宗教活動を強制されて生きる「宗教2世」の問題を考えるためのシンポジウムが3日、東京都内であった。シンポジウムは、2世問題に取り組むために一般社団法人が設立されたことを記念して開かれ、2世らは「宗教による児童虐待をなくすために、その深刻さを知ってほしい」と訴えた。 シンポジウムには、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)やエホバの証人の2世信者、カルト宗教の研究をする大学教授、被害者支援に取り組む弁護士らが登壇した。 エホバの証人の元2世信者の男性は、幼少期から信者以外との交流や恋愛を許されず、布教活動に励むことだけを求められてきたという。ムチで打たれた経験もあり、「家庭と宗教以外の居場所は存在しなかった。逃れるには死ぬしかないと思った」。 旧統一教会2世信者の男性は、小学校のころ早朝に教義を音読させられ、7日間の断食をしたこともあったといい、「自分が受けていることは虐待だと認知できていないからこそ、助けを求めることができなかった」と話した。 北海道大学の桜井義秀教授(… この記事は有料記事です。残り457文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル