2023年6月5日 21時04分 【動画】都営浅草線の車庫で電車が脱線した=熊倉隆広撮影 5日午後4時8分ごろ、東京都大田区南馬込6丁目の都営地下鉄浅草線の車庫で、営業運転のために出庫しようとしていた8両編成の電車が脱線した。乗客はおらず、運転士にけがはなかった。浅草線は一部の電車が運休した。 都交通局によると、5~7両目が脱線したといい、同交通局が復旧作業と原因究明を急いでいる。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「死刑囚の元同僚」ツイッターで実名発信 孤独な人の相談に乗る理由
東京・秋葉原で15年前の日曜日、歩行者天国にトラックが突っ込み、17人が殺傷された。加藤智大(ともひろ)・元死刑囚の刑は昨年7月に執行されたが、事件に直面した人たちは、6月8日を胸に抱えながら、それぞれの15年を生きてきた。 大友秀逸(しゅういつ)さん(46)は2003年、加藤元死刑囚と知り合った。当時働いていた仙台の警備会社に入ってきた。「しっかりした新人」と思った。 互いに青森県出身、ゲームやアニメが好き。意気投合し、「カトちゃん」と呼んだ。車で職場まで送り迎えし、仕事後に一緒にラーメンを食べた。 1年半ほど後、友は社内の人間関係のトラブルで職場を去った。大友さんも数カ月後に退社した。その後も連絡をとりあったが、あるとき携帯電話が壊れ、連絡先が消えてしまった。「何かあれば向こうから連絡が来るだろう」。そう思っていた。 元死刑囚とのやりとりを振り返り、大友さんはある後悔を抱きます。大友さんは行動を起こしました。 「カトちゃんじゃん」 映し出された姿に衝撃 連絡が途絶えて約1年半後… この記事は有料記事です。残り1495文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
変わらぬ面影と喪失感 一家5人死傷から8年「飲酒運転なくしたい」
北海道砂川市で一家5人が死傷した飲酒ひき逃げ事故は、6日で発生から8年を迎える。事故が起きた6月最初の土曜日は、亡くなった砂川高校3年生の永桶(ながおけ)恵さん(当時17)の同級生と恩師にとって「約束の日」。今年も集まれる人が慰霊に訪れた事故現場近くには、思い出の赤いカーネーションが凜(りん)として咲いていた。 3日、永桶さんの1、2年時の担任だった小田島数幸さん(62)と同級生ら計7人は事故現場で手を合わせた。「生徒を失うのは耐えられない悲しみだった」と小田島さんは振り返る。 永桶さんがソフトテニス部とアルバイトを両立しながら、朝早く登校して勉強していた姿が忘れられない。成績は学年トップクラス。誰からも好かれた。 2年のクラス替えの後、小田島さんは教室で赤いカーネーションを育てることを提案した。一番率先して水やりをしていたのが永桶さんだった。 事故後、小田島さんは現場近くに鉢植えを供えた。「恵へ 教室のと同じ色のカーネーションだよ」と手書きのメッセージを添えた。冬は持ち帰り、植えなおしながら毎年供えてきた。消えかけたメッセージは何度も上書きした。 「事故は風化していくかもしれない」と小田島さん。「でも、17歳だった恵の面影は変わらない。大事な人を失った私たちの思いも変わらない」 同級生の原田玲於(れお)さん(25)は昨年、建設会社を辞めて独立した。恵さんに「みんな変わらず元気にやっているよ」と報告した。 小田島さんと同級生たちの思いは一緒だ。 「飲酒運転をなくしたい。その重大さを忘れないでほしい」(上保晃平) 砂川5人死傷飲酒ひき逃げ事故 2015年6月6日夜、北海道砂川市の国道12号で、飲酒後に飲みなおすために男2人=いずれも危険運転致死傷罪などで懲役23年=が、それぞれ車で速度を競い合うように運転。赤信号を無視して時速100キロ超で交差点に突入し、北海道歌志内(うたしない)市の永桶弘一さん(当時44)一家が乗る車に衝突した。車から投げ出された長男(当時16)は一方の男の車に約1・4キロ引きずられた。一家の4人が死亡、次女が重傷を負った。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大崎事件、高裁支部も再審認めず 弁護団「無罪立証必要なのか」
有料記事 平塚学 宮田富士男 中山直樹 鈴木優香2023年6月5日 21時27分 鹿児島県大崎町で1979年に男性の遺体が見つかった大崎事件の第4次再審請求審で、福岡高裁宮崎支部は5日、殺人罪などで服役した原口アヤ子さん(95)の請求を棄却した鹿児島地裁決定を支持し、再審を認めない決定を出した。矢数昌雄裁判長は「新証拠は確定判決に合理的疑いを生じさせるものではない」とした。弁護側は最高裁に特別抗告する。 原口さんの再審請求は過去に3度、共犯者の自白が疑問視されるなどして認められてきたが、いずれも上級審で取り消された。 確定判決によると、男性は79年10月、酒に酔って道路脇の溝に転落。近所の住民2人が路上に倒れていた男性を軽トラックの荷台に乗せて自宅に運んだ。その後、隣家に住む義姉の原口さんや、原口さんの当時の夫(故人)らが男性を絞殺し、遺体を牛小屋の堆肥(たいひ)に埋めたとされた。 第4次請求で弁護側は救急救命医の医学鑑定などの新証拠を提出。男性が転落で頸髄(けいずい)損傷を負い、首を保護しない搬送で悪化し、自宅到着時に死亡していた可能性が高いと指摘。生きていたと証言した住民2人の供述にも疑いがあると主張していた。 だが高裁宮崎支部は、新証拠について、首の圧迫による窒息死を推定した司法解剖時の鑑定の証明力を減殺するものとしつつ、確定判決の事実認定を覆すには足りないとし、昨年6月の地裁の判断をそのまま追認した。 宮崎県弁護士会館で記者会見… この記事は有料記事です。残り920文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
北海道のバス会社、団交決裂もスト見送り 「不適格」社長退陣要求
千歳相互観光バス(本社・北海道千歳市)の労働組合が「会社側が車両の法定点検を不正に行っていた」と指摘している問題で、同社は5日夕方、労使による団体交渉を開いた。労組は6日朝から48時間のストライキの実施を構え、会社側に調査することなどを求めたが、会社が難色を示したことで交渉は決裂した。労組は予定していたストを見送る一方、今後は社長の退陣を求めて争う方針だ。 団交は、千歳市にある本社で午後5時から始まった。3カ月ごとの法定点検で「会社側が不正をしていた」と労組が指摘している問題について、労組が改めて調査するように要求。だが、会社側は不正について「知らなかった」などと回答し、約2時間に及んだ交渉は平行線で終わった。 労組によると、団交では今春… この記事は有料記事です。残り649文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
櫻井翔さん「臆測で傷つく人たちがいる」 ニュースで性加害問題語る
ニュース番組「news zero」にキャスターとして出演する、ジャニーズ事務所所属の櫻井翔さんが5日の放送で、事務所の創業者、ジャニー喜多川氏(2019年に死去)による所属タレントへの性加害疑惑をめぐり、時折言葉を詰まらせながら、約2分間、思いを語った。 性被害を受けたと告白した元ジャニーズJr.の3人が児童虐待防止法の改正を求める署名を各政党に提出したニュースの後、「ジャニーズ事務所は、話したくない人の口を無理やり開かせることなく、しっかりとプライバシーを保護した上で、どのようなことが起こっていたのかを調査してほしい」「あらゆる性加害は絶対に許してはならない」などと述べた。 櫻井さんの発言は次の通り。 この件について自分の言葉でお伝えできればと思います。 今回の件ですが、私には二つの側面があると考えています。 一つは、いま問題の責任が問われている事務所に所属しているということ。そしてもう一つは、大きな意味では自分は被害者側に見られうる立場におかれているということです。 私にとってこの二つの側面をふまえますと、コメントすることは難しいと考えていました。 今もまだどの立場でどうお話しできるか難しいのですが、お伝えしたいことの一つは、臆測で傷つく人たちがいるということです。 かつて同じジャニーズJr.として同じ時間をともにしてきた大切な仲間の中には、すでにこの世界とは全く違うところで、新しい人生を歩んでいる人たちもたくさんいます。 そういう人たちも含めて、あらぬ臆測をよび、今回の問題の対象となってしまうことは何よりも避けなくてはいけない、避けたい。そこを考える中で、私自身発言すること自体が、また臆測を呼び、広げ、無関係な人々まで傷つけることにつながるのではないかということを恐れています。 ただ、だからこそ、ジャニーズ事務所は話したくない人の口を無理やり開かせることなく、しっかりとプライバシーを保護した上で、どのようなことが起こっていたのかを調査してほしい。そして、被害を訴える方々ならびに、本日提出した署名をした皆さんの思いを重く受け止め、二度と、このような不祥事が起こらない体制を整えなければならないと思います。 最後に、あらゆる性加害は絶対に許してはならないし、絶対に起こしてはならないと考えます。(足立菜摘、江戸川夏樹) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ジブリパーク外に「猫の恩返し」モチーフのエリア 土日祝日は有料に
三宅梨紗子2023年6月5日 21時30分 愛知県は5日、ジブリパークのある愛・地球博記念公園(長久手市)に整備中の映画「猫の恩返し」をモチーフにした遊具のあるエリアについて、土日や夏休み期間などは有料にすると発表した。 滑り台やターザンロープなどが楽しめる「猫の城遊具」エリアで、供用開始は8月4日から。 使用料は1回につき4歳~小学生100円。中学生以上は300円。午前9時~午後5時で1時間ごとに140人までの入れ替え制を想定している。平日は無料で、時間制限はない。 大村秀章知事は記者会見で、「多くの子どもたちが遊びに来ることが想定され、子どもたちの安全に万全を期す措置が必要」と理解を求めた。有料化して、入場整理員や監視員の配備など安全対策の費用にあてる。(三宅梨紗子) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
複数のSNSなど使い脅迫か ガーシー容疑者、凍結で発信の場は限定
山口啓太 福冨旅史2023年6月5日 21時48分 前参院議員のガーシー(本名・東谷義和)容疑者(51)が暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)容疑などで警視庁に逮捕された事件で、東谷容疑者が動画投稿サイト「ユーチューブ」の自身のチャンネルが利用できなくなった後に、知人のチャンネルや別のSNSなどで脅迫行為を続けた疑いがあることが、捜査関係者への取材でわかった。 動画投稿で収益を上げていたとみられるが、同庁の要請などで各種SNSは凍結され、今月4日の帰国前には発信の場が限定されていた。 東谷容疑者は日本出国後の2022年2月、ユーチューブに自身のチャンネルを設立。22年2~8月にこのチャンネルなどを使って俳優、デザイナー、実業家の3人を脅迫するなどした疑いで今月4日に逮捕された。 捜査関係者などによると、東谷容疑者は俳優に対し22年2月、「明日、暴露するネタ」などと脅迫。デザイナーに対し22年4月に「やってきたことを晒(さら)します」などと脅迫した疑いがある。 東谷容疑者は22年7月ごろ、自身のユーチューブチャンネルが使えなくなった。運営側が凍結したとみられる。容疑者はその後の同8月、知人とみられる人物のチャンネルに出演し、実業家の家族の名誉を傷つけることをほのめかし、脅迫した疑いもある。 警視庁は22年10~12月、この3人から名誉毀損(きそん)容疑などで告訴状を受理し、東谷容疑者に任意聴取を要請。容疑者は以降も複数のSNSや動画配信サービスで脅迫行為を続けていた可能性があり、同庁はデザイナー側から、「ツイキャス」や「インスタグラム」で今年2月に脅されたと相談を受けた。 警視庁は4月、ツイキャスとインスタグラムに加え、「TikTok(ティックトック)」の3サービスの運営会社に東谷容疑者のアカウント凍結を要請。容疑者は3サービスとも利用できなくなったとみられる。東谷容疑者はその後、自ら立ち上げた有料のオンラインサロン「GASYLE(ガシル)」で発信していたという。(山口啓太、福冨旅史) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
無実の罪晴らさねば死ねない 「鉄の女」、決定後の励ましにうなずき
【動画】大崎事件の再審請求が認められなかったことを伝える原口アヤ子さんの支援者=弁護団提供 1979年に鹿児島県で起きた大崎事件で、裁判のやり直しをめぐる11回目の司法判断。再審開始を認める4度目の判断は聞けず、原口アヤ子さん(95)の「殺人犯(のレッテル)をとりたい」との思いは届かなかった。 脳梗塞(こうそく)を2度経験した原口さんは現在、病院で暮らす。この日午前11時すぎ、支援者の前に車いすに寝た状態で現れた。「不当決定」「再審請求は却下! あきらめずがんばろうね」と書かれたパネルの文字をにこりともせずにじっと見つめ、何度もうなずいた。目にはうっすら涙が浮かんでいたようだったという。 事件は1979年に起きた。原口さんは52歳だった。 事件は、遺体の解剖前から殺人を前提に捜査が始まった。物証はほぼなく、共犯とされる元夫ら3人の供述が有力な証拠とされたが、いずれも知的障害があった。配慮のない取り調べで、虚偽の自白を引き出された疑いがあることはこれまでの再審請求審で指摘されている。しかも、3人のうち2人は服役後に自殺した。しかし、この日の高裁決定では共犯とされた人たちの自白などによって、首を絞めたことによる窒息死という認定は維持される、とされた。 事件当時52歳、無実訴える闘いは半世紀近くに 原口さんは取り調べ段階から… この記事は有料記事です。残り953文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
マイナカードに別人の顔写真 岐阜・各務原市「最終確認が不十分」
2023年6月5日 19時00分 岐阜県各務原市は5日、誤って別人の顔写真が載ったマイナンバーカード1枚を発行したと発表した。 市によると、80代男性が5月下旬に「本人限定受取郵便」を受領した際、カードの写真が違うことに気づいて市へ連絡。申請書類から70代男性の写真と判明した。70代男性のカードの写真に誤りはなかった。 委託業者が撮影した写真を出力する際、直前に受け付けた70代男性の写真を出力し、申請書類に誤って貼り付けたのが原因。市職員による最終確認も不十分だったという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル