有料記事 高島曜介 笹山大志2023年6月26日 21時32分 国家公務員倫理規程に違反したとして国土交通省は26日、久保田雅晴航空局長(58)を戒告の懲戒処分にし、発表した。久保田氏は、国交省OBの人事介入問題で企業に省OBの社長就任を求めていた元事務次官らと、一連の問題が報じられる前に会食をしていたが、この際に利害関係者から飲食の提供を受けていたという。国交省は「誠に遺憾」としている。 国交省によると、久保田氏は3月28日、元国交事務次官で東京地下鉄(東京メトロ)会長の本田勝氏(70)ら複数と会食をしていた。朝日新聞が本田氏の人事介入問題を報じる2日前だった。 会食について、斉藤鉄夫国交相は国会で「会費は払ったと報告を受けた」と説明していた。しかしその後の調査で、久保田氏が支払った会費は8千円で、実際にかかった費用は1人あたり1万9085円だったという。差額は会食に参加していた事業者側が負担していた。 また久保田氏は1080円の土産も業者側から受け取っていた。この事業者は、久保田氏が一昨年6月まで務めていた公共交通・物流政策審議官時代の利害関係者にあたるといい、利害関係者からの供応接待や物品の贈与を禁止する国家公務員倫理規程に違反すると判断した。 久保田氏は会食発覚後、省内の調査に対して会食の目的は「地域経済の状況や航空事情についての意見交換」であり「再就職のあっせんに関わる話はしていない」と説明したという。この会食について国交省は、内閣府の第三者機関である再就職等監視委員会に調査を申し入れている。 ■国交省の説明後に疑念次々… この記事は有料記事です。残り856文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大型トラックにはねられ、横断歩道を歩行中の10代?男女死傷 成田
宮坂奈津 杉江隼2023年6月26日 21時33分 26日午後2時20分ごろ、千葉県成田市飯仲の国道51号の横断歩道で、徒歩で横断中の男女2人が右から来た大型トラック(14トン)にはねられた。男女は10代とみられ、ともに病院に搬送されたがまもなく女性は死亡した。男性は重傷を負った。 県警成田署は、トラックを運転していた、自称運転手の男(63)=埼玉県久喜市=を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで現行犯逮捕し、容疑を同致死傷に切り替えて調べている。 署によると、現場は片側2車線の直線道路で、信号機がある交差点。男は「信号が赤だと気づくのが遅れた」と容疑を認めているという。署は男女の身元の確認を進めている。(宮坂奈津、杉江隼) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
北九州市立図書館で貸出冊数水増し 指定管理者「次の選定に危機感」
北九州市教育委員会は26日、市立若松図書館の指定管理者「日本施設協会」が、昨年度の図書の貸出冊数を不正に水増ししていたと明らかにした。昨年11月末から今年3月末まで、職員ら39人分の図書館カードなどで貸し出しと返却の手続きを繰り返し、約2万冊増やしていた。同協会の社長は不正を認め、「2024年度からの選定に危機感をもった」などと説明しているという。 この日の市議会常任委員会で報告した。市教委によると、今年3月に公益通報があり調査したところ、1日に貸し出せる上限の10冊を連日のように借りている人が複数見つかった。12月から4カ月の貸出冊数は前年度の同時期と比べ、20~30%増加し、昨年度の年間貸出冊数は19万9千冊に上ったという。 同社は19年度から今年度末まで5年間の契約で若松図書館の指定を受けて管理を担っている。市教委は6月21日、文書で指導を行い、再発防止策などについて報告を求めた。 同社は昨年度まで門司図書館… この記事は有料記事です。残り314文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ネットモールの海外出品者、事故報告義務強化へ 法整備に向けて検討
インターネットショッピングモールで消費者が海外から直接購入した製品が発火するなど重大事故が相次いでいることを受け、経済産業省が事故報告に関する規制強化に乗り出す。海外出品者に対して国への報告義務を強化するなどの法整備を検討している。 26日の製品安全に関する有識者検討会で方向性が示された。今後、詳細を詰めていくという。 国内で販売した製品で死亡事故や火災、30日以上の治療期間を要するけがなど重大製品事故が起きた場合、製造・輸入事業者は国へ報告しなければならない。だが、近年、ネットモールで増えている海外の出品者にはこうした規制が届きにくい現状がある。経産省が、国に報告された重大製品事故と消防庁からの事故報告を照らし合わせたところ、昨年度は100件程度の火災が事業者から報告されていないと見られることが分かった。多くが海外出品者の可能性があるという。 そこで経産省は、扇風機など… この記事は有料記事です。残り431文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
被告側の社長、「Dappi」投稿者名開示を拒否 10月16日判決
匿名のツイッターアカウント「Dappi」の投稿で名誉を傷つけられたとして、国会議員2人が東京都内のウェブコンサルティング会社に損害賠償を求めた訴訟の口頭弁論が26日、東京地裁(新谷祐子裁判長)であった。被告会社の社長と専務が尋問に応じたが、地裁が求めた投稿者名の開示は拒んだ。裁判は結審し、10月16日に判決が言い渡される。 アカウントを巡っては、原告側が「被告会社は業務として役員や従業員らにより投稿を行わせた」と主張し、投稿者名の開示を求めていた。被告会社側は、投稿が従業員によるもので、業務時間内の投稿もあったと認めたが、「業務と無関係の私的な投稿」として、会社や役員の関与を否定している。新谷裁判長が今年3月、投稿者名が入った給与明細を2週間以内に提出するよう命じる決定を出したが、会社側は応じていない。 26日の尋問で、社長は「会社名が開示されて以来、会社や自宅の電話が鳴りやまず、ネット上で脅迫もあった。投稿者名を明かせば嫌がらせも想定される」として、投稿者名の開示を拒否。裁判長は「正当な理由なく証言を拒絶すると、相手の主張を真実と認めることができる」と指摘したが、応じなかった。 このアカウントは2019年に投稿を始め、26日現在で16万7千のフォロワーがいる。ネット番組の動画や野党を批判する出演者の言葉を紹介したり、与党議員の発言を評価したりする投稿を繰り返していた。 立憲民主党の小西洋之、杉尾… この記事は有料記事です。残り118文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Pacific League trio already facing critical juncture in playoff race
The Pacific League playoff race might already be nearing its end. The NPB season is not yet at the halfway mark — though it is approaching — and has not reached the All-Star break, but there is a clear line of demarcation forming between the haves and have-nots in the […]
「ここにしかいない生き物がたくさんいる」 若者とふるさとの海共有
「きょうのビッグな発見。中学生が持ってきてくれました」 ゴカイ研究40年の鹿児島大名誉教授、佐藤正典さん(67)は4月22日、自ら企画した「野外実習」の成功を実感した。 底生生物(ベントス)と呼ばれる貝やゴカイ、ヨコエビなどを観察するのが目的。海底や干潟の泥にすみ、関心を集めることは少ないが、他の動物のエサになって生態系の底辺を支える重要な生き物たちだ。 場所は長崎県諫早市高来町の深海(ふかのみ)川河口から6キロほど東。国営諫早湾干拓事業で諫早湾を閉じた潮受け堤防のすぐ外側で、広大だった干潟の一部が残る。 佐藤さんにとって、諫早湾で行う久々の若者向け観察会だった。参加者は県内の高校生や中学生と、解説役の高校教師や元教師ら約15人。干潟を歩き回り、様々な「獲物」を見つけてきた。 「ビッグな発見」とは、参加… この記事は有料記事です。残り970文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「被告はひとごと」「家族の思い届いた」高2刺殺、父が振り返る公判
神戸地裁で23日に判決が言い渡された、神戸・高2刺殺事件。堤将太さん(当時16)を事件で失った父・敏さん(64)は、その日の公判が終わるたびに会見を開き、心境を吐露した。事件から12年8カ月。裁判にかけた思いを、会見の言葉から振り返る。 【1日目(6月7日)=被告(30)の罪状認否、検察側の冒頭陳述、被告の父親に対する証人尋問】 ――被告が法廷に入ってきて、どう思ったか。 「一切目を合わそうとしませんでしたからね。ただ出てきて、ひとごとのような印象を受けました」 ――(被告の父に)思うように質問はできたか。 「ちょっと父親の態度がかけ離れ過ぎている。やっぱり無責任さが出てるし、もう話せば話すほど(こちらに)力が入ったようなところはありました」 ――裁判所に来る前に将太さんに語りかけたことは。 「いや今日は一緒に来てるつもりでおりますんで」 ――被告を当時17歳の元少年として、法廷でも名前が出されずに裁かれていることをどう受け止めるか。 「30歳の被告を少年法を適用した裁判でいいのかな。更生を目的とした裁判でいいのかなっていう思いはあります」 ――被告は「被害者の氏名や年齢、どこで亡くなったかわからない」と。 「罪を犯した、悪いことをしたという認識、意識もないんかなと思いました」 ――2日目に被告への質問がある。どういう姿勢で、返事をしてほしいか。 「もう今日もう見ていて、答えは期待できないんじゃないかと。そういう印象を受けました」 ――それでも真摯(しんし)に向き合ってほしい? 「それはそうです。ちゃんと答えて欲しいですよ。全て包み隠さず、話してほしい」 【2日目(8日)=被告人質問。敏さんも質問に臨んだ】 ――1日目と違って、かなり敏さん自身が落ち着いてみえた。 「(被告の父の)振る舞いにちょっと腹を立てたとこあったんで、かなり熱くなってましたけど、今日は、できるだけ落ち着いていこう、と自分に言い聞かせて。今日こそ、こっちがもう感情的になったらあかんと思ってたんで、それは気をつけてやりました」 ――今日一番聞きたかったことは。 「やはり、なんでうちの子を殺した、っていう。だから一番最初にそう聞いた。答えへんかった」 ――将太さんへの謝罪のような言葉が示された。 「謝罪にも何にもなってない… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「淀城」関連の護岸か、京都の桂川で遺構出土 江戸初期には川幅拡張
桂川の下流部が江戸時代初頭の大規模な治水工事によって、現在の姿に近い形になったことがわかった。京都市伏見区の桂川西岸で江戸~明治時代の護岸遺構などが出土したと、京都市埋蔵文化財研究所が23日発表した。文献資料がほとんどない桂川の治水事業を知る上で貴重な発見だという。 調査をした淀地域は宇治川・木津川・桂川が交わる合流点で、古くから水運を利用した交通や軍事の要として栄えてきた。調査した桂川西岸からは、江戸時代前期・後期、明治時代の護岸遺構や、水の流れの方向を変えたり、勢いを弱めたりするための「水制」が出土した。江戸時代初頭には、少なくとも約10メートル川幅を広げる工事をしているなど、治水工事の具体的な様相が明らかになった。 当時の護岸構築材には舟材が転用されており、川と共に生きてきた地域の特徴を物語る遺物も出土した。泥の堆積(たいせき)状況などからみて、桂川の東側の河岸は現在の河岸よりもさらに東側に位置していたこともわかった。現在の桂川の姿に近い形になったのは江戸時代前期だという。 研究所の柏田有香調査係長は、豊臣秀吉が宇治川を付け替えて太閤堤を設置した安土桃山時代の治水事業を発端にした淀川水系の河川整備の一環である可能性があると指摘する。「桂川については資料がこれまでほとんどなかったため、初めてその実態の一部が明らかになった」と話す。 さらに、調査地の近くにあった淀城との関連も注目される。江戸時代初頭の治水工事は、元和9(1623)年松平定綱が淀城を築城した時期に近いことが出土した土器の年代から判明している。 京都産業大の鈴木康久教授(… この記事は有料記事です。残り244文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Blue Jays pitcher Yusei Kikuchi matches MLB career high with seventh win
Toronto – Toronto Blue Jays pitcher Yusei Kikuchi earned his seventh win of the season after throwing seven innings of one-run ball in a 12-1 rout of the Oakland Athletics on Sunday. Kikuchi (7-2) held the Athletics to two hits, including a sixth-inning home run by Tony Kemp, while striking […]