2023年6月21日 22時45分 天皇、皇后両陛下は17日からインドネシアを訪問しています。21日は天皇陛下が政府専用機でジャワ島中部のジョクジャカルタに入りました。 陛下は同地の王宮を訪問し、伝統舞踊やワヤンクリット(影絵芝居)を鑑賞。スルタン(王)でジョクジャカルタ特別州知事のハメンクブウォノ10世主催の晩餐(ばんさん)会に出席しました。 この日の様子を写真でお伝えします。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
全国大会はわずか6.4%… 専門家が語る「早生まれ」の悪循環
1~3月生まれの「早生まれ」の子はスポーツに不利――。そんな言葉をよく聞きます。同じ学年の中で実際にどういった差があり、いつまで続くのでしょうか。野球を中心に、早生まれとスポーツの関係性について研究する東京農業大の勝亦陽一教授(スポーツ科学)に聞きました。 ――早生まれと野球の関係について調べているそうですね。 野球選手には、生まれ月が大きく影響することがわかっています。1984~2015年のプロ野球球団に在籍した選手(2238人)の生まれ月を分析したところ、次のような結果でした。 4~6月生まれ34・1% 7~9月生まれ29・9% 10~12月生まれ20・5% 1~3月生まれ15・5% ――年度初めに生まれた人と早生まれの人で、身体能力に差があるとは考えられません。野球を始める小学校段階ですでにこうした傾向があるのでしょうか。 14~15年に野球をしている小学生844人をの生まれ月を分析したところ、次のような結果でした。 4~6月生まれ26・9% 7~9月生まれ25・1% 10~12月生まれ25・5% 1~3月生まれ22・5% しかし、同じ年の全国大会に出場した選手に限ると、割合はがらっと変わります。 全国大会 4~6月生まれ45・2% 7~9月生まれ29・9% 10~12月生まれ18・5% 1~3月生まれ6・4% 同じ学年内で相対的に体の大きい4~6月生まれの子どもに活躍のチャンスが偏っているのが分かります。こうした現状は、子どもたちの夢にまで影響します。13~15年に野球をやっている中学生を対象に、「プロ野球選手になりたい」かどうかを調査しました。その結果、4~6月生まれは全体の58%が「プロ野球選手になりたい」と回答したのに対し、1~3月生まれは全体の41%と少ない傾向でした。 早生まれは損? 【意見募集中】「早生まれ」の子どもたちは、同じ学年の中で、数カ月から1年近く年長となる「遅生まれ」の子どもたちと、勉強やスポーツで競い、比べられることになります。早生まれは、損なのでしょうか。みなさんの経験や考えをお聞かせください。 こうした状態を野放しにして… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
新聞協会会長に朝日新聞社の中村社長 任期は2年
2023年6月21日 19時10分 日本新聞協会(新聞・通信・放送123社加盟)は21日、会員総会を開き、第25代会長に中村史郎・朝日新聞社社長(60)を選んだ。任期は2年。副会長には、日本経済新聞社の長谷部剛社長(65)、信濃毎日新聞社の小坂壮太郎社長(61)、中日新聞社の大島宇一郎社長(59)を選んだ。 新聞協会は5月、生成AI(人工知能)について「言論空間の混乱を生じかねない」とする見解を公表した。これについて中村会長は総会後の記者会見で、「生成AIが社会と調和したものになる必要がある」と述べた。 また、ニュース記事配信をめぐるプラットフォームとの取引関係などを聞くアンケートを加盟社に行ったと説明。「プラットフォームとどのように向き合うか、これから検討に入る」と話した。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
粉ミルクに劇物混入し乳児に飲ませた疑い 女を逮捕、乳児は鉛中毒に
阪田隼人2023年6月21日 19時45分 生後2~3カ月の乳児に劇物の酢酸鉛を混入した粉ミルクを母親を介して飲ませたとして、香川県警は21日、坂出市の無職の女(37)を傷害容疑で逮捕し、発表した。容疑を認めているという。 県警捜査1課によると、女は昨年7~8月、坂出市内の当時の自宅で、粉ミルクの容器に酢酸鉛を混入。女児の母親らが授乳する際に摂取させた疑いがある。女児は貧血に2カ月間なり、現在も鉛中毒の状態にあるという。 女児と母親は女と親族関係にあたり、当時よく女の自宅を訪れていたという。粉ミルクの容器に何らかの異物が混入していると気づいた母親が製造会社に容器を提供したところ、酢酸鉛が混入されていることが発覚。その後、女が「混入したのは自分だ」と夫に明かし、それを知った母親らが県警に届け出た。 厚生労働省によると、酢酸鉛は合成染料やヘアカラー製品などに使用され、体内に摂取した場合は生殖機能や神経系に障害が出る可能性があるという。 酢酸鉛について、女は「ネットで調べ、自分で作った。酢酸や鉛などの原材料もネットで購入した」と供述しているという。県警は今後、動機や具体的な製造方法について調べる。(阪田隼人) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
男子選手にわいせつの疑い 少年野球元コーチ逮捕 画像送らせ要求か
自分が指導していた少年野球チームの14歳の少年にわいせつな行為をさせたとして、警視庁はチームの元コーチの会社員の男(23)=東京都=を児童福祉法違反(淫行させる行為)と児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)の両容疑で逮捕し、21日に発表した。黙秘しているという。同庁は、SNSで少年にわいせつ写真を送らせ、それをもとに行為を要求したとみている。 選手の少年はコーチ当人に相談 「従った方がいい」 少年育成課によると、男は関東地方の少年野球チームの元コーチ。SNSで女性になりすまし、このチームの選手の少年(14)にわいせつ画像の交換をもちかけて4月30日、少年のわいせつな画像を送らせた疑いがある。その後、「男同士でわいせつ行為をし、撮影して送信しないと、この画像を拡散する」と告げ、5月7日、関東地方の公衆トイレで自分を相手にわいせつな行為をさせ、撮影した疑いがある。 少年は、SNSで脅されたことを男に相談したが、男は無関係を装って「2人で頑張ろう」などと伝え、自身とわいせつな行為をさせたという。ほかにもチーム内の複数の選手から同様の内容の相談があるという。(御船紗子) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「今年の6月は特に気をつけて」 子どもの異変、遅れて現れることも
子どもの自殺が増えています。専門紙「不登校新聞」の代表で、不登校の子どもや若者、親など400人以上に取材してきた石井志昂さんが訴えるのは「今年の6月は特に気をつけて」。その理由とは――。 ◇ 昨年、自殺した小中高生は514人で過去最多となりました(厚生労働省調査・確定値)。月別にみると、もっとも自殺が多かったのは6月(62人)、次いで多かったのは9月(57人)でした。 苦しかったコロナ禍、「一区切り」のあとこそ 6月が最多というのは意外な結果だったので、これまでの調査結果や取材資料をふり返ったところ、たしかに6月も「注意すべき時期」だと考えるようになりました。しかも今年は特に、だと思っています。 なぜ「6月」に注意が必要なのか。子どもの異変を感じたら大人はどうしたらよいのでしょうか。 子どもの自殺背景のひとつに挙げられるのがいじめです。いじめの発生時期にはピークがあります。NPO法人「ストップいじめ!ナビ」によれば、夏休み明けが第1のピーク、第2のピークは5月から6月に迎えます。新年度以降に固まり始めた人間関係にトラブルが起きやすくなるため、連休明けにいじめが多くなるのでは、と分析しています。 一方でいじめのピークと時期を同じくして、今年のゴールデンウィーク明け以降、不登校の子も増えているようです。これは例年同様の傾向です。不登校の理由はいじめだけではありませんが、なんらかの理由があって学校で傷つき、離れざるを得なかった子たちです。 昨年7月にオープンした小学生専用のフリースクール「みらいゲート秋葉原」によれば、今年の連休明けから問い合わせが増加。5月の第4週以降は「毎日のように連絡がある」と職員は語っていました。 このように6月は、いじめや不登校が増えていく時期だと言えそうです。 今年の6月、特に心配な子どもの異変。前触れに気づいたときに参考になるのが「TALKの原則」。精神科医の松本俊彦さんは「はっきり尋ねること」そして「傾聴すること」が大事だと言います。 今年の6月に注意すべきだと… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
GoToトラベル給付金7千万詐取容疑で3人逮捕 実在ホテルを悪用
山口啓太2023年6月21日 16時36分 コロナ禍での国の観光支援策「Go To トラベル」の給付金約7千万円をだまし取ったとして、警視庁は21日、会社役員の男(45)=東京都港区=ら男3人を詐欺容疑で逮捕し、発表した。認否は明らかにしていない。 捜査2課によると、3人は共謀して2020年10月~21年1月、実在する京都府内の9カ所のホテル名を勝手に使い、延べ約4800人が宿泊したように装って、給付金計約7千万円をだましとった疑いがある。 同課は、3人が実在する人物の名簿を何らかの方法で入手し、架空の宿泊客として国側に申請して、約7千万円を含め、計約1億1千万円を詐取したとみている。昨年5月以降、3人が自首したり出頭したりして、同課が捜査していた。(山口啓太) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
日本初「電気自動車のF1」 2024年3月に東京でレース開催決定
土舘聡一2023年6月21日 12時45分 電気自動車(EV)のF1といわれる市街地レース「フォーミュラE」世界選手権大会について、2024年春の東京開催が正式に決まった。東京都が21日に発表した。東京ビッグサイト(江東区)周辺の公道がコースとなる予定で、フォーミュラEの開催は日本初となる。 都によると、20日に国際自動車連盟(FIA)総会で決定された。初開催は14年で、これまでロンドンやニューヨーク、北京など世界の各都市で年10ラウンド以上開催されてきた。 東京での大会は来年3月30日開催で、ビッグサイト周辺の公道に1周3キロメートルほどのコースを設定。速度は時速200~300キロほど出るといい、都は安全を確保したうえで1万~2万人分の観客席の設置も検討している。 決定を受けて小池百合子知事は21日、「国内初、世界最高峰のレースの迫力を間近で見て、応援しましょう。大会はゼロエミッション車(ZEV)の普及に弾みをつけ、東京の魅力を発信する絶好の機会になる」とのコメントを出した。 EVは排ガスが出ず、エンジン音もない。都は、温室効果ガスの排出削減のため、新車販売される乗用車を30年までに、二輪車は35年までに100%非ガソリン車にする目標を掲げている。(土舘聡一) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
インドネシアで飛び出した陛下のジョーク 皇后さまは予定外の同行も
インドネシアを公式訪問中の天皇、皇后両陛下は20日、現地の高校や大学を訪れ、学生らと交流した。 日本語を学ぶ学生と懇談 皇后さまとともに若者の教育に心を寄せてきた天皇陛下。即位後初めての親善訪問先での若者との懇談時にはジョークも飛び出すなど、令和の天皇の気さくな一面を披露した。 日本への留学経験者らが創設した首都ジャカルタ東部にあるダルマ・プルサダ大学。1991年に上皇ご夫妻も訪れた同大学に到着した両陛下は、インドネシアの竹楽器アンクルンによる「上を向いて歩こう」の演奏で出迎えを受けた。 その後、元留学生と交流し、日本語を学習する学生10人と懇談した。 「日本にはどういうことで興味を持ったんですか?」 「どういう勉強をしていますか?難しいですか?」 陛下は、皇后さまとともに一人一人と握手をしながら質問を重ねた。 慣用句をテーマに卒業論文を書いているという4年生の男子学生が「『水くさい』という言葉は、私たち外国人には『水がくさい』と感じます」と伝えると、両陛下は声を上げて大笑い。 陛下は「面白いですね」と返し、「私たちが当たり前のように使っている言葉も、突き詰めてみると不思議なものですね」と話した。 「大学に入って初めて剣道を見た時に、侍みたいでかっこいいなと思いました」。剣道部に所属する3年生の男子学生の言葉に、両陛下は再び声を上げて笑った。 来月に昇進試験があり、早く初段を獲得したいという学生。皇后さまから「陛下もね」と話を振られた陛下は「私もね、小学校の時に剣道を……痛かったことをよく覚えています」。そう言って笑顔を見せた。 また最後には、「初段ね。私は初段はとれなかったので」と自ら自虐ネタを披露し、笑いを誘う場面もあった。 アニメ「ナルト」が大好きという学生に 日本文化やアニメ、漫画などが大好きという3年生の男子学生と対面した時のこと。 「どんなアニメが好きですか… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
公証人との面談、起業家15%「なし」 定款認証、形骸化裏付け?
起業時に会社の定款のチェックをする公証人の活動について内閣府が民間会社に依頼して調べたところ、起業家の15%が認証手続きの際に「公証人と面談しなかった」と答えたことがわかった。経済界からは「定款認証は形骸化している」との声があり、一部を裏付けた。一方、公証人を対象にした法務省の調査では、「面談した」との回答が100%で、食い違う結果となった。 株式会社をつくるときは、会社の目的や組織など基本的なルールを決める定款について、経営者は公証人の認証を対面で受けなければならない。資金洗浄(マネーロンダリング)や詐欺など不正行為の「隠れみの」に会社が使われるのを防ぐためで、公証人法で定められている。 政府は規制改革の一環として定款認証のオンライン化を検討している。公証人の活動の実態を把握しようと、内閣府は4月、複数の民間会社に依頼して過去2年間に起業した約270人を対象に調査した。「公証人との面談の方法は?」とたずねたところ、8割以上が「公証役場での対面」と答えた一方、15%は「面談はなかった」だった。 これに対し、法務省が1~3… この記事は有料記事です。残り494文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル