Anaheim, California – Los Angeles Angels two-way star Shohei Ohtani was named the American League’s Player of the Week on Tuesday, claiming the Major League Baseball honor for the fifth time in his career. Ohtani’s stellar play in the week of June 12 to 18 included hitting .435 with six […]
「チーム処遇」で再発防げ 名古屋刑務所の暴行問題、第三者委が提言
名古屋刑務所(愛知県みよし市)の刑務官22人が受刑者に暴行などを繰り返していた問題で、法務省の第三者委員会は21日、問題の背景に、若手刑務官が1人で多数の受刑者を担う勤務態勢などがあったとする検証結果と再発防止策をまとめた提言書を斎藤健法相に手渡した。 同刑務所では2021年11月~昨年9月、刑務官22人が受刑者3人の顔をたたいたり、食器口から居室内に物品を投げ入れたりする不適切な処遇を計419件繰り返していた。第三者委は問題が公表された昨年12月から、職員や専門家らへの聞き取りを重ねてきた。 提言書は問題の背景として、勤務態勢に加え、個々の受刑者の特性の把握・共有が不十分▽規律秩序を過度に重視する組織風土▽不適切な処遇を早期に発見する仕組みの不備――などを挙げた。 その上で、再発を防ぐため、刑務官と教育・福祉など専門職員の連携を強める「チーム処遇」などの充実▽若手職員のサポート態勢の充実▽管理職の意識改革など組織風土の改革▽受刑者からの不服申立制度の改善――など7項目を提言した。(久保田一道) 〈第三者委員会の7項目の提言〉 ①処遇態勢の充実 →教育・社会福祉の専門家らが関与する「チーム処遇」の確立など ②サポート・マネジメント態勢の充実 →若手職員が1人で多数の受刑者を担当する勤務態勢の見直しなど ③刑事施設視察委員会制度の運用改善 →視察委員が刑務所の内部調査の資料を見られる仕組みの構築など ④不服申立制度の改善 →受刑者の口頭での訴えも受け付けられるような手続きの検討など ⑤組織風土の改善 →受刑者を呼び捨てにする慣行の見直し、細かな規則の精査など ⑥人材確保・育成の充実 →教育や福祉など専門性のある職員を育てるための研修の充実など ⑦業務の効率化・合理化 →デジタル技術を活用した情報共有や事務作業の迅速化など Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「お母さんが2人」地元で公言の女性 パートナー制度より大切なのは
6月は、多様な性のあり方について考える「プライド月間」。各地で性的少数者の存在や人権を知らせる様々な催しが開かれ、自分らしい性で生きようとする人たちがいます。暮らしたい街で、安心して人生を送るには――。 「うちはお母さんが2人の家庭なんです」 熊本県内でカナダ人の同性パートナー(44)と、小学6年の長男、小学4年の長女を育てる女性(47)は、長男が小学校に入学した直後の保護者会で公言した。 それ以降、母2人で学校行事にも参加しながら子育てしている。 2人は2006年に同性婚が認められているカナダで結婚。海外に滞在するためには法的に配偶者になったほうが便利というぐらいの気持ちだったが、「公的に認められ、誰にでも『マイワイフ』と彼女を紹介できる。責任感や安心感がわいて、結婚制度の重要性を感じた」と女性は話す。 ふるさとで子どもを育てたいと、東京を経て10年に熊本に戻り出産した。 子育てする性的少数者とつながりたいと支援団体を当たったが、当時は「熊本にはいないよ」「子を持つなんてできるの?」と聞き返されるような状況だった。 「いじめられたらどうする?」 子どもが保育園に入る直前まで女性2人が保護者であることを周囲に明らかにするか迷った。だが、隠すことで子どもが性的少数者への差別意識を内面化してしまうことのほうがよっぽどつらいんじゃないかと考えるようになった。 保育園の園長先生も「卒園生にもトランスジェンダーの子がいますから」とすぐに理解してくれた。 卒園し、地元の公立小学校に入学する際も校長先生に相談すると、全教職員向けの研修をすぐに実施してくれた。その後も毎年継続してくれている。 子どもは誰の前でも臆することなく、女性を「お母さん」と呼び、パートナーを「マミー」と呼ぶ。 「私は我が子と、他にもいるであろうLGBTの生徒や先生のために、私たちの存在を伝えてきたけど、周囲には親にも本当のことを言えない当事者は多い」という。 熊本は性的少数者の存在を公的に認める「同性パートナーシップ制度」の導入が、県を含む46自治体のうち6市町にとどまる。女性が暮らす自治体にもない。 女性はパートナーシップ制度の有無よりも親やコミュニティーの理解が大切だと考える。「小さな自治体では、役場から情報が漏れるかもと利用しない当事者も多い」という。 今後カナダに移住することも考えるが、日本の法律では「配偶者」ではないパートナーが再び日本に戻って暮らせるのか。決断には不安がつきまとう。 「地方でも海外でも、どこに住んでいても異性婚と同じ法的保護を受けられるよう同性婚を実現することが必要だと思う」(大貫聡子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
さよなら「ガリバートンネル」愛され90年、空襲も震災も生き抜いた
出口を出ると体が小さくなる、アニメ「ドラえもん」のひみつ道具「ガリバートンネル」。その形に似ていることで長年親しまれてきた、神戸・三宮の地下街と地上を結ぶ「A14出入り口」(神戸市中央区)が今秋、約90年の歴史に幕を下ろす。神戸市には「残念です」「なくさないでほしい」などの声が寄せられているという。 「A14」の地上部分はコンクリート製で全長約5・2メートル、高さは最大で約2・6メートル。半楕円(だえん)形の入り口で、トンネルのようなユニークな外観が目を引く。 階段の幅は約1・2メートルと狭く、人がすれ違うのがやっと。計26段を下りると、JR三ノ宮駅や地下の飲食店街「味ののれん街」につながる。午前7時から午後11時まで通ることができる。 市によると、A14に関する記録はほとんど残されていないが、昔の写真などから、近くに三宮阪神ビルが完成した1933年にはあったとみられるという。 市都心三宮再整備課の担当者は「おそらく約90年前から形は変わらず、市中心部では最も古い構造物の一つではないか」。 となれば、阪神大水害(38年)や神戸空襲(45年)、阪神・淡路大震災(95年)を乗り越えたことになる。 A14を管理している市道路管理課の担当者は「昔の構造物なので分からないことばかり」としたうえで、「神戸空襲のとき、ここから地下道へ逃げ込んだ人もいたのではないか」と推測する。 図面にひっそりと… そんなA14に大きな動きがあったのは、今年5月下旬だった。 市やJR西日本などは、2029年度の開業を目指す「JR三ノ宮新駅ビル(仮称)」や周辺の工事の概要をホームページに公表。計画図面で、A14の部分に「閉鎖」の文字が記されていたのだ。 これに気づいた人たちがSNSに「『ガリバートンネル』が閉鎖?」などと投稿し、市には「どうなるのですか」などの問い合わせが電話で相次いだ。 市によると、計画では11月ごろにA14は閉鎖され、「ガリバートンネル」も時期は未定だが撤去される。今ある場所の頭上には高さ10~12メートルほどの歩行者デッキが建設される予定で、その橋脚を付近に立てる必要があるためだという。 神戸市内の近現代史に詳しい、県立歴史博物館(姫路市)の学芸員の吉原大志さん(38)は「1930年代以降に各鉄道が乗り入れるなど、三宮周辺部の都市開発が進んできた。ちょうど現在の三宮周辺地域の在り方の原点とも言える時期に当たり、その一端を今に伝える構造物がなくなるのは残念です」と話している。(森直由) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
鹿児島県奄美地方に線状降水帯で豪雨、3市村で避難指示
椎木慎太郎 伊藤隆太郎2023年6月20日 20時26分 鹿児島県の奄美地方で20日夜、線状降水帯が発生して猛烈な雨が降り、島内の一部に避難指示が出た。大和村付近では午後6時半までの1時間に約110ミリの猛烈な雨が降った。 20日午後8時13分時点で避難指示が出されているのは奄美市、大和村、宇検村。対象世帯数は3市村で計1585世帯、対象者は計2647人。 鹿児島地方気象台によると、奄美地方付近に停滞している梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定になっている。21日夕方にかけて、局地的に雷を伴い非常に激しい雨が降る恐れがあるという。21日午後6時までに予想される24時間雨量は、多いところで奄美地方北部が200ミリ、南部が80ミリ、十島村が100ミリ。 鹿児島県・沖永良部島の和泊町では、20日午前2時までの24時間の降水量が289・5ミリで、6月の観測史上1位を記録した。(椎木慎太郎、伊藤隆太郎) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
自衛官候補生なお見えぬ動機 撃たれた隊員3人、接点は射撃訓練のみ
岐阜市の陸上自衛隊日野基本射撃場で隊員3人が銃で撃たれて死傷した事件で、殺人容疑で送検された自衛官候補生の男(18)の行動の詳細が徐々に明らかになっている。事件発生から21日で1週間。男は「取り押さえられそうになったから撃った」という趣旨の供述をしており、陸自の警務隊と岐阜県警は慎重に動機を調べている。 事件は14日午前9時すぎに発生。無断で弾倉を銃に装着した男は「動くな」と叫んで、制止しようとした八代航佑3曹(25)に発砲した。八代3曹は脇腹に弾を浴びて死亡。男はその後、弾薬置き場にいた菊松安親1曹(52)=死亡=の胸などに2発、原悠介3曹(25)=重傷=の左太ももに1発発砲した。 男は八代3曹を撃った後、右後方に向き直り、数メートル以上離れた弾薬置き場へ接近し、菊松1曹の正面から1発撃った。さらに菊松1曹から見て左側に回り込むかたちで弾薬置き場に近づくと、菊松1曹の右隣にいた原3曹を撃ち、その後、菊松1曹にもう1発発砲した。菊松1曹だけ2発撃たれていたことなどから防衛省内では当初、「菊松1曹を狙ったのでは」との見方が広がった。 だが、菊松1曹を含む被害者3人と男との接点は、射撃訓練以外では確認されていない。菊松1曹と原3曹は候補生を支援する新隊員教育隊本部でそれぞれ物品手配と訓練を担当。この日は菊松1曹が弾薬置き場を管理する責任者だった。八代3曹は4~6人の候補生グループを指導する立場だったが、男の担当ではなかったという。 男が近づいた弾薬置き場は通… この記事は有料記事です。残り1145文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
宮崎県庁ツアーの申し込み情報、117件閲覧できる状態 設定ミス
宮崎県は20日、県庁本館などをボランティアガイドが案内する「県庁ツアー」のオンライン申し込みフォームで、2018年7月末以降、団体や会社などの申し込み情報117件が、他の申込者から閲覧できる状態だった、と発表した。不正利用は確認されていない、と説明している。 県観光推進課によると、閲覧できたのはツアーを申し込んだ団体の名前や代表者名、電話番号、メールアドレスなど。16日に申し込んだ人から指摘があった。 フォームは、業務を委託するNPO法人宮崎文化本舗が18年7月末に作成した当初から、設定を誤っていたため、申し込み後に表示される「前の回答を表示」というリンクを押すと、団体名一覧やメールアドレス一覧などが表示される状態だった。 県庁ツアーは東国原英夫元知… この記事は有料記事です。残り159文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
プロ野球オリックス元選手を詐欺容疑で逮捕 同級生と共謀か 埼玉
2023年6月20日 20時27分 起業を支援する名目で女性から現金をだまし取ったとして、埼玉県警は20日、プロ野球オリックスの元選手、会社員園部聡容疑者(27)=東京都世田谷区奥沢8丁目=を詐欺容疑で逮捕し、発表した。 県警によると、園部容疑者は昨年3月、会社役員の加賀裕也容疑者(27)=住所不定=と共謀し、起業家の集まるイベントで知り合った20代の女性の会社設立を手伝う名目で、「もう少し(お金を)入れておこう」などと電話し、園部容疑者の口座に現金55万円を振り込ませてだまし取った疑いがある。実際には、会社を設立していなかったという。 県警は加賀容疑者についてこれまで、2021年2月~22年3月に9人から2千万円以上をだまし取った詐欺容疑で9回逮捕している。 園部容疑者は福島県の聖光学院高の野球部で4番打者として2013年夏の甲子園で活躍。14年にオリックスに入団し、18年までプレーした。2人は高校の同級生だったという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
陸自の元隊員3人、強制わいせつ事件で無罪主張へ 29日初公判
滝口信之2023年6月20日 20時41分 元自衛官の五ノ井里奈さん(23)が自衛隊の訓練中に性暴力を受けた問題で、強制わいせつの罪で起訴された陸上自衛隊郡山駐屯地の部隊に所属していた元自衛官の男3人が無罪を主張する方針であることが20日、被告の弁護人への取材で分かった。 起訴状によると、3人は2021年8月3日、北海道の演習場建物内で、当時郡山駐屯地の部隊に所属していた五ノ井さんを押し倒し、繰り返し腰を押しつけるなどしたとされる。 3人は書類送検されたが福島地検は昨年5月、いずれも「嫌疑不十分」で不起訴とした。五ノ井さんが郡山検察審査会に審査を申し立て、検審は昨年9月、「不起訴不当」とした。 3人の初公判は今月29日に福島地裁で開かれる予定。 五ノ井さんは被告3人を含む元自衛官5人と国を相手に損害賠償を求めた訴訟も起こしている。今月14日に横浜地裁であった第1回口頭弁論では国は答弁を留保した。五ノ井さん側によると、5人のうち被告3人を含む、4人が争う姿勢を示しているという。(滝口信之) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「施設に入所しませんか」で始まった詐欺電話 1855万円の被害
大藤道矢2023年6月20日 20時57分 山口県警宇部署は20日、宇部市の70代の無職女性が5月12日~6月11日にかけて、うそ電話詐欺で現金1840万円と電子マネー利用権15万円分の計1855万円をだまし取られる被害に遭ったと発表した。 同署によると、5月12日、女性宅に突然「介護施設に入所しませんか」とハウスメーカーの担当者を名乗った男から電話があり、女性が断ると、女性が本来持っていない権利について「他の人に譲ってくれませんか」と言われて、女性は了承した。その後、建設会社を装った別の男から「1千万円の入金ありがとうございました」と電話があり、心当たりのなかった女性がハウスメーカーをかたった男に電話をすると、改めて建設会社の男から「名義貸しは犯罪になる」と電話で言われ、5万円分の電子マネーカードを購入してコード番号を伝えた。 さらに、弁護士を名乗る別の男から電話があり、「このままでは財産が差し押さえられてしまう。現金を弁護士会に預けたほうがいい。弁護士会に送ってください」などと言われ、指定された東京都内の住所に宅配便で6月7日に1400万円、9日に440万円を送ったほか、公正証書を発行するためと言われて2回で計10万円分の電子マネーカードを購入してコード番号を伝えたという。 男らは事件が発覚しないように、用途を尋ねられた際にはごまかすように指示していた。女性は電子マネーカードを購入する時には「孫に頼まれて購入する」と店員に伝え、宅配便で現金を送る時には中身を「衣類」「本」などと記載していた。 女性が、家を訪ねてきた知人に相談して詐欺に気がついたという。 同署は「現金を宅配便で発送するように要求すること、電話で電子マネーカードの購入を要求することは詐欺の手口」と注意を呼びかけている。(大藤道矢) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル