有料記事 聞き手・三井新2023年6月15日 15時00分 「性的グルーミング」を禁じることなどを柱とした刑法改正案などについて、参院での採決が迫っている。そもそもどんな行為で、課題は何なのか。警察庁で犯罪被害者支援に携わった経験がある追手門学院大学の桜井鼓・准教授(犯罪心理学)に聞いた。 ――性的グルーミングとは 未成年を中心とした若者をわいせつ目的で手なずけることです。「アメをあげるからこっちにおいで」などと親切を装い、若者に近づくケースは昔からありました。ただ、若者がスマートフォンやSNSを使うのが当たり前になったことで、悪意を持った大人が不特定多数の若者に、地域を越えてアクセスできるようになりました。 会ったことがなくても、共通の趣味や出身地をきっかけに信頼関係を築けます。たとえば、「一緒にゲームをやろうよ」と持ちかけたり、「かわいいね」などと容姿を褒めたりするところから始まります。次第に「家庭がうまくいかない」などと相談を持ちかけ、相手の話を聞き出します。若者に「かわいそう」「優しくしないと」といった感情を抱かせ、2人だけの世界を作り、若者に性的な自画撮りの映像を送らせたり、性的な行為に及んだりします。 ――なぜ拒めないのでしょうか いったん2人の間に関係が構築されると、相手を疑うのは難しいです。「好きな人に会いに行っただけ」と被害を認められず、「自分も悪かった」「また会いに行っちゃうかも」というケースもあります。 背景には、若者の孤独感があ… この記事は有料記事です。残り826文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Nevada assembly approves funding deal for A’s
The Oakland Athletics inched closer to a move to Las Vegas when the Nevada state assembly approved a bill providing public funding to assist in the construction of a new stadium on Wednesday. The assembly voted 25-15 in favor of providing $380 million in public funding toward the Athletics’ proposed […]
新規事業参入、サーフボードづくりも 「ゼロゼロ融資」返済本格化で
日浦統2023年6月15日 11時30分 コロナ禍の2020年に始まった実質無利子・無担保の「ゼロゼロ融資」の返済が始まり、多くの企業が返済への不安を感じている。新たな収益源を求めて新たな事業に挑戦する企業も現れている。 北海道信用保証協会が保証承諾した、道内の「ゼロゼロ融資」の利用企業は約4万1千社。債務保証は6万1919件で、借入総額は1兆1746億円。今年度から返済が始まる企業は約1万1千社、借入残高は3543億円にのぼる。同融資は、当初3年間は返済が猶予されるが、5月からは順次、その猶予期間が終了する。道内の多くの企業でも返済が始まっている。 2月に帝国データバンク札幌支店が道内企業1196社を対象に実施したアンケートによれば、旅館やホテル・飲食店などのサービス業界を中心に返済に不安を感じている企業は全体の9.2%。「返済が遅れる恐れがある」(3.6%)「金利減免などの条件緩和を受けないと返済は厳しい」(4%)といった声もあがる。 石狩市の冷蔵・冷凍倉庫の防熱扉メーカー「エコテック・ワン」は、まったく畑違いの事業を展開する。同社が取り組むのはサーフボードの原板製造。防熱扉と同じポリウレタンが材料であることに目を付けた。海外製が占める市場で「純国産」サーフボードを目指している。(日浦統) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
脱税スキーム提供 元税理士が起訴内容を認める 大阪地裁で初公判
浪間新太2023年6月15日 11時32分 海外法人に資金を循環させる脱税スキームを会社経営者に提供したとして、法人税法違反などの罪に問われた元税理士、石田秀明被告(61)=大阪市住吉区=の初公判が15日、大阪地裁であった。石田被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。 石田被告は大阪市内の不動産会社の元社長2人らと共謀。2014~16年、法人税と地方法人税計約6700万円を脱税したとして起訴された。 検察側の冒頭陳述などによると、石田被告はコンサル会社の元役員と脱税スキームを考案。海外に設けた法人に不動産会社の元社長が経費名目で送金し、大半を元社長のペーパーカンパニーに移した後、現地で現金を引き出すなどして法人税などを免れたとされる。石田被告は送金額の一部計約484万円を手数料として受け取ったという。 この事件では、石田被告のほか、元社長ら5人が同法違反の罪などで起訴され、公判中の1人を除く4人の有罪が確定している。石田被告は今年2月、出国先のシンガポールから帰国したところを大阪地検特捜部に逮捕された。(浪間新太) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
絵本「だるまさん」作者かがくいひろしさん 人柄と魅力に迫る回顧展
累計発行部数900万部を超え、子どもたちに親しまれてきた絵本「だるまさん」シリーズの作者、かがくいひろしさん(1955~2009)の没後初めてとなる大回顧展が15日から、長野県岡谷市のイルフ童画館で始まる。原画約300点や多数の制作資料を集めて展示し、その人柄と魅力に迫る内容だ。 かがくいさんは千葉県で特別支援学校の教員を続けながら、50歳で作家デビュー。病気で急逝するまでわずか4年間の活動で、絵本16冊を出版した。 作品の主人公には、食べ物や日用品をユーモアあふれるキャラクターとして描くことが多く、丸みを帯びた優しいタッチが特徴だ。「だるまさん」シリーズは、ほのぼのとした雰囲気のキャラクターを、様々な動きや「どてっ」「ぷしゅーっ」といった擬音とともに表現。赤ちゃんに読み聞かせるファーストブックとしても人気がある。 今回の企画展では、「おもちのきもち」「もくもくやかん」「まくらのせんにん」といった既刊絵本の全作品を、前後期に分けて展示する。 また、未完作品「快便うんこマン」などのラフ画、キャラクターのアイデアノート、かがくいさんが教員時代に生徒に絵本を読み聞かせる映像記録など、制作過程の理解に役立つ資料も初公開する。 同展の企画に携わった堀川佳子さんは「かがくいさんは障害児教育の現場で、どうしたら子どもたちが反応してくれるかを常に考えてきた人。だから、言葉の分からない赤ちゃんが大笑いする作品を生み出せたのではないか」と話す。 同展は9月16日まで(祝日を除く水曜休館、8月1~4日は展示替えのため臨時休館)。入館料は一般510円、中高生310円など。(佐藤仁彦) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
BayStars’ Trevor Bauer strikes out 12 to earn first complete-game victory in NPB
Yokohama – Trevor Bauer struck out 12 in a three-hit victory as the Central League’s DeNA BayStars beat the Pacific League’s Hokkaido Nippon Ham Fighters 2-1 on Wednesday. The BayStars’ interleague win at Yokohama Stadium kept them tied atop the interleague standings and 3½-games behind the league-leading Hanshin Tigers in […]
「どこに行くの?」「あっち」 走り出す4歳児を高校生が追いかけた
小さな女の子が広い通りを全速力で走っていった。 上下ピンク色の洋服。足元の長靴もピンクだ。大人でも追いつけないようなスピードで、ポニーテールが揺れていた。 4月30日午後5時25分ごろ、岩手県二戸市の中心部。買い物帰りで近くを通りかかった県立一戸高校2年の小林さくらさん(16)は、周辺の道路の往来を見て、危険を察知した。 すぐに道路の反対側から横断歩道を渡り、ダッシュして追いかけた。何とか捕まえ、しゃがみ込んで女の子と目線に合わせる。そっと両肩に手を添えた。 「どこから来たの?」 「あっち」 「どこに行くの?」 「あっち」 おしゃべりはできるが、家も名前もわからない。 「そうなんだ。でもね、この辺、車が多くて危ないし、もうすぐ暗くなるし、変な人も出てくるかも知れないから一緒に行こうね」 優しく声を掛けたが、女の子は振り切るように再びパーッと走りだした。 また追いかけっこが始まった。 全速力で走る小さな女の子。このままでは用水路に転落したり、交通事故に遭ったりする危険もある。たまたま通りかかった高校2年の小林さくらさんは必死で追いかけた。 脇目も振らずに走り続ける女… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
阪急うめだ本店のトイレで女性にスプレーかけた疑い 33歳女を逮捕
2023年6月15日 8時25分 大阪・梅田の百貨店、阪急うめだ本店のトイレで14日午後、80代の女性がスプレーのようなものを顔に吹きかけられた事件で、大阪府警は15日、アルバイト山岸操容疑者(33)=大阪市阿倍野区丸山通2丁目=を傷害の疑いで逮捕し、発表した。「催涙スプレーをかけたことに間違いない」と容疑を認めているという。 曽根崎署によると、逮捕容疑は14日午後1時25分ごろ、同店9階の女性用トイレ内で、奈良市の女性(85)に対し、スプレーのようなものを吹きかけてけがをさせたというもの。女性は頭部に軽傷を負った。山岸容疑者との間に面識はなかったとみられる。 店内の防犯カメラ映像などから、山岸容疑者が関与した疑いが浮上した。署によると、事件では女性のほか、少なくとも6人も体調不良を訴えて病院に搬送されるなどした。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
近鉄奈良線で人身事故、運転見合わせ
2023年6月15日 8時49分 近鉄によると、15日午前8時前、奈良線の石切駅(大阪府東大阪市)構内で尼崎発、近鉄奈良行きの快速急行と人が接触した。この事故で、瓢簞山駅と生駒駅の間で運転を見合わせている。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
自衛官候補生、52歳隊員狙ったか 「別の隊員殺すつもりなかった」
14日午前9時10分ごろ、岐阜市日野南9丁目の陸上自衛隊日野基本射撃場で、射撃訓練中の男性隊員3人が自衛官候補生の男(18)に銃で撃たれた。岐阜県警によると、守山駐屯地(名古屋市守山区)所属の25歳と52歳の隊員が搬送先の病院で死亡し、別の25歳の隊員が負傷した。撃った男は居合わせた隊員らに殺人未遂容疑で現行犯逮捕された。 男の身柄は県警に引き渡され、県警が亡くなった25歳の隊員に対する同容疑で調べている。男はこの隊員を銃で撃ったと認める一方、「その人を殺すつもりはなかった」と供述していることが捜査関係者への取材で判明。県警は亡くなった52歳の隊員を狙って発砲した可能性もあるとみて調べる。ただ、男が現場で死傷した3人とは別の隊員の肩書を叫んでいたとの情報もあるといい、慎重に調べを進める。県警は今後殺人容疑に切り替えたうえで、自衛隊と合同で捜査する方針。 捜査関係者によると、事件で使用されたのは自動小銃。男は射撃訓練のレーンに入る前の待機場所で発砲した。突然横に向けて撃ったという。亡くなった25歳は脇腹を、52歳は胸をそれぞれ撃たれていた。県警は15日にも亡くなった2人の司法解剖を実施する方針。今後、死因を特定するなどして実態解明を進める。 陸自によると、逮捕された男は4月に守山駐屯地に入隊。この日は、今春から始まった新隊員教育の実弾射撃訓練の最終日だった。撃たれた3人は、射撃訓練の支援をする教育隊員だったという。 射撃場では指揮官らが事前に… この記事は有料記事です。残り456文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル