三宅梨紗子2023年6月5日 21時30分 愛知県は5日、ジブリパークのある愛・地球博記念公園(長久手市)に整備中の映画「猫の恩返し」をモチーフにした遊具のあるエリアについて、土日や夏休み期間などは有料にすると発表した。 滑り台やターザンロープなどが楽しめる「猫の城遊具」エリアで、供用開始は8月4日から。 使用料は1回につき4歳~小学生100円。中学生以上は300円。午前9時~午後5時で1時間ごとに140人までの入れ替え制を想定している。平日は無料で、時間制限はない。 大村秀章知事は記者会見で、「多くの子どもたちが遊びに来ることが想定され、子どもたちの安全に万全を期す措置が必要」と理解を求めた。有料化して、入場整理員や監視員の配備など安全対策の費用にあてる。(三宅梨紗子) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
複数のSNSなど使い脅迫か ガーシー容疑者、凍結で発信の場は限定
山口啓太 福冨旅史2023年6月5日 21時48分 前参院議員のガーシー(本名・東谷義和)容疑者(51)が暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)容疑などで警視庁に逮捕された事件で、東谷容疑者が動画投稿サイト「ユーチューブ」の自身のチャンネルが利用できなくなった後に、知人のチャンネルや別のSNSなどで脅迫行為を続けた疑いがあることが、捜査関係者への取材でわかった。 動画投稿で収益を上げていたとみられるが、同庁の要請などで各種SNSは凍結され、今月4日の帰国前には発信の場が限定されていた。 東谷容疑者は日本出国後の2022年2月、ユーチューブに自身のチャンネルを設立。22年2~8月にこのチャンネルなどを使って俳優、デザイナー、実業家の3人を脅迫するなどした疑いで今月4日に逮捕された。 捜査関係者などによると、東谷容疑者は俳優に対し22年2月、「明日、暴露するネタ」などと脅迫。デザイナーに対し22年4月に「やってきたことを晒(さら)します」などと脅迫した疑いがある。 東谷容疑者は22年7月ごろ、自身のユーチューブチャンネルが使えなくなった。運営側が凍結したとみられる。容疑者はその後の同8月、知人とみられる人物のチャンネルに出演し、実業家の家族の名誉を傷つけることをほのめかし、脅迫した疑いもある。 警視庁は22年10~12月、この3人から名誉毀損(きそん)容疑などで告訴状を受理し、東谷容疑者に任意聴取を要請。容疑者は以降も複数のSNSや動画配信サービスで脅迫行為を続けていた可能性があり、同庁はデザイナー側から、「ツイキャス」や「インスタグラム」で今年2月に脅されたと相談を受けた。 警視庁は4月、ツイキャスとインスタグラムに加え、「TikTok(ティックトック)」の3サービスの運営会社に東谷容疑者のアカウント凍結を要請。容疑者は3サービスとも利用できなくなったとみられる。東谷容疑者はその後、自ら立ち上げた有料のオンラインサロン「GASYLE(ガシル)」で発信していたという。(山口啓太、福冨旅史) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
無実の罪晴らさねば死ねない 「鉄の女」、決定後の励ましにうなずき
【動画】大崎事件の再審請求が認められなかったことを伝える原口アヤ子さんの支援者=弁護団提供 1979年に鹿児島県で起きた大崎事件で、裁判のやり直しをめぐる11回目の司法判断。再審開始を認める4度目の判断は聞けず、原口アヤ子さん(95)の「殺人犯(のレッテル)をとりたい」との思いは届かなかった。 脳梗塞(こうそく)を2度経験した原口さんは現在、病院で暮らす。この日午前11時すぎ、支援者の前に車いすに寝た状態で現れた。「不当決定」「再審請求は却下! あきらめずがんばろうね」と書かれたパネルの文字をにこりともせずにじっと見つめ、何度もうなずいた。目にはうっすら涙が浮かんでいたようだったという。 事件は1979年に起きた。原口さんは52歳だった。 事件は、遺体の解剖前から殺人を前提に捜査が始まった。物証はほぼなく、共犯とされる元夫ら3人の供述が有力な証拠とされたが、いずれも知的障害があった。配慮のない取り調べで、虚偽の自白を引き出された疑いがあることはこれまでの再審請求審で指摘されている。しかも、3人のうち2人は服役後に自殺した。しかし、この日の高裁決定では共犯とされた人たちの自白などによって、首を絞めたことによる窒息死という認定は維持される、とされた。 事件当時52歳、無実訴える闘いは半世紀近くに 原口さんは取り調べ段階から… この記事は有料記事です。残り953文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
マイナカードに別人の顔写真 岐阜・各務原市「最終確認が不十分」
2023年6月5日 19時00分 岐阜県各務原市は5日、誤って別人の顔写真が載ったマイナンバーカード1枚を発行したと発表した。 市によると、80代男性が5月下旬に「本人限定受取郵便」を受領した際、カードの写真が違うことに気づいて市へ連絡。申請書類から70代男性の写真と判明した。70代男性のカードの写真に誤りはなかった。 委託業者が撮影した写真を出力する際、直前に受け付けた70代男性の写真を出力し、申請書類に誤って貼り付けたのが原因。市職員による最終確認も不十分だったという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「片付ける人いない」 過疎地を襲った震度6強、地震活動はなお続く
有料記事 朝倉義統 山田健悟2023年6月5日 19時30分 石川県能登地方を震源とし、同県珠洲市で震度6強の揺れを観測した地震から5日で1カ月となった。被害を受けた家屋に交付される罹災(りさい)証明書の申請はすでに1489件。市の世帯数の25%に相当する数に達した。家屋の修理も徐々に進むが、そもそも家を片付ける人がいない、過疎地の悩みも見えている。 被害が大きかった珠洲市正院町正院の人通りは少なく、倒壊した家屋がそのまま残る。家々では屋根瓦の修理などが続いていた。 一人暮らしの中明子さん(78)は、家の柱が傾き、応急処置の支柱を業者に取り付けてもらった。「次の地震で倒壊する危険を考えると、本当は家をつぶすのがいいけれど」。不安を感じながらの生活だ。ただ、ボランティアの支援には励まされた。「先を考えると希望が持てなかったが、助けてもらって何とか前を向いて生きようとしています」 近くに住む男性(79)は家が「危険」と判定され、被災直後の数日間は能登町の親族宅に身を寄せた。このたび家を業者に直してもらい、仮設住宅への入居申し込みもこの日に取り下げた。「うちは何とか雨露をしのげるようになったが、隣はまだ修理できていないから、夜はいなくなる」と語った。 罹災証明書の申請も絶えない。5日に申請を終えた同市蛸島町の女性(70)は「屋根と家の中の壁がやられた。業者には80件待ちと言われているので、梅雨になって雨漏りが心配」と話す。泉谷満寿裕市長は「罹災証明の調査はピッチを上げている」といい、「被災者生活再建支援金が支給されない人にも寄り添うため、市独自の対象拡充を考えている」と述べた。 ようやく片付けに着手 約1万3千人が住む同市は… この記事は有料記事です。残り582文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
遺体発見は人気ない7階、エレベーター作動せずの謎 熊本・女性殺人
熊本市中央区の雑居ビルで布にくるまれた女性の遺体が見つかって、5日で1週間が経過した。発見されたのはビル7階の空き店舗で、普段は人が立ち入らない場所だった。熊本県警捜査本部が殺人・死体遺棄事件とみて捜査している。 女性は派遣社員、辰島ありささん(29)=同区南千反畑町。県警によると、5月28日午前1時に同区内のアルバイト先を退勤し、同居中の男性にSNSで「帰る」とメッセージを送った後、連絡が取れなくなった。 辰島さんが消息を絶ったのと同じ日曜日の6月4日午前1時過ぎにビル付近を訪ねると、人や車の通りはまばらで閑散としていた。歩道に街路樹が立つビルの前は明かりに乏しく、歩いている人の顔はほとんど見えなかった。 辰島さんの父から行方不明届… この記事は有料記事です。残り930文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Fighters’ Gosuke Katoh gets unique journey in Japanese baseball off to red-hot start
Gosuke Katoh wrapped up what may have been the wildest week of his career in the basement at Tokyo Dome. As he stood among a group of reporters in a quiet corner of the Big Egg — while on the field level, Hokkaido Nippon Ham Fighters fans were still singing […]
岐阜市の「騎馬武者行列」、今年も開催へ 馬の確保にメド
深津弘2023年6月5日 17時00分 岐阜市の秋を彩る「ぎふ信長まつり」の最大の呼び物「信長公騎馬武者行列」が、今年も開催できることになった。難航していた馬の確保にメドがついたという。約46万人が集まった昨年の行列で俳優の木村拓哉さんが務めた織田信長役は公募で選ぶ。 まつりの事務局の市が5日に発表した。 今年は11月4~5日の日程で開催。信長など岐阜ゆかりの人物に扮した人が馬と一緒に市中心部を練り歩く騎馬武者行列は5日にある。信長ら馬にまたがる2人は公募で選考する。8月ごろに募集する予定。 行列の開催場所は警察などと調整して今後決める。従来は長良橋通りだったが、昨年は観覧スペースの確保や警備の都合で金華橋通りになった。 行列に出る馬は歓声や鉄砲隊の火縄銃の音に耐えられるように調教されている必要がある。市内の乗馬施設から調達できなくなり、市は今年の開催を見通せない状況に直面していたが、条件に合う馬を貸し出してくれるところを探し続けた結果、2頭確保できたという。 コロナ禍で3年ぶりに開かれた昨年は、映画で信長を演じた木村さんが参加を熱望した経緯があり、映画会社の東映が用意することで行列が実現した。(深津弘) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ヒグマを捕獲したら、胃の中から干物 知床半島で起きた出来事の意味
北海道で、人間との距離が近づきつつあるヒグマ。その理由は、生息数の増加にとどまらない。象徴するような出来事がこの春、クマとの共存を進めてきた知床半島の斜里町で起きた。 4月4日、斜里町民向けの情報メール「ほっとメール@しゃり」に注意喚起のメールが送信された。 「先日、ウトロで捕獲されたヒグマの胃の中から、干し魚の一部が見つかりました」 町やヒグマの調査などにあたる知床財団によると、この時、捕殺されたヒグマは若いオスで、ホテルなどもある市街地に入り込んでいるところを発見された。半日以上かけて電気柵の外に追いやろうと試みたが、なかなか出て行かず、逆に宿泊施設などに近づいたため、射殺された。 人とクマ「互いのために想像力を」 ヒグマは学習能力が高く、一… この記事は有料記事です。残り477文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
保育士めざすひとり親へ、ピアノの無料レッスン 講師が合格後押し
良永うめか2023年6月5日 17時00分 保育士試験に挑むひとり親を支援しようと、名古屋市のピアノ講師が無料でレッスンを提供する。専門学校の保育学科で教えるかたわら、緑区で個人向けの教室を開く斎藤真弓さん(62)。7月と12月に予定される実技試験での合格を後押ししたいという。 斎藤さんは講師歴40年。個人レッスンで教えた全員を試験に合格させてきたという。「合格するにはピアノ以上に歌も大事。少しでも力になれれば」 勤務する専門学校にはシングルマザーも通っている。「経済的に厳しく、国の支援制度がなければとても通えないという人が多かった。切実な印象を受ける」と話す。 そこで、本来のレッスンの合間に、時間を見つけて無料で希望者に教えることにした。多様な背景を持つ人が保育の現場に関わることが大切だという思いもある。 斎藤さんの生徒で、保育士試験に合格した女性(47)は「実際にグランドピアノに触れられるのが良い。技術面だけでなく、曲の解釈など表現法も教えてくれる」と述べる。 無料レッスンの対象は、児童扶養手当を受けるひとり親。2次試験の実技をピアノで受験する人に、30分のレッスンを数回提供する(回数や頻度は要相談)。詳細や申し込みは斎藤さんにメール(pianojitsugi@gmail.com)で。(良永うめか) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル