小陳勇一2023年6月4日 20時00分 有明海の干潟で泥まみれになって競技する「鹿島ガタリンピック」が4日、佐賀県鹿島市で開かれた。コロナ禍で昨年まで3年連続で中止され、4年ぶりの開催。約1500人が競技に参加し、約2万5千人(主催者発表)が声援を送った。 競技は8種目。台船のクレーンから下がるロープを使って干潟に飛び込む「ガターザン」では、顔から突っ込む参加者も。ガタスキーと呼ばれる板に腹ばいになって競う「人間むつごろう」は、両手で懸命に泥をかいてゴールを目指した。 「ガターザン」に挑んだ会社員、岩本麻希さん(27)は北海道苫小牧市から旅行を兼ねて参加した。見渡す限りの干潟に、「北海道とは違う雄大さに驚きました」と話した。(小陳勇一) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Au Japon, la restitution des œuvres d’art pillées commence à faire débat
Le tableau « La Vierge à l’enfant », d’Alessandro Turchi, à l’ambassade de Pologne à Tokyo, avant son renvoi en Pologne, le 1er juin 2023. EUGENE HOSHIKO / AP Retrouvé au Japon, La Vierge à l’enfant, du peintre italien Alessandro Turchi (1578-1649), a été restitué mercredi 31 mai à la Pologne. Le tableau […]
2歳の息子がおぼれかけ…実際に死亡事故も プールで子どもどう守る
富山県高岡市のプールで4月、水泳教室に参加していた5歳の男児が沈んでいるのが見つかり、その後死亡が確認された。十分管理されているように感じるプールでも事故は起きる。SNSで情報交換して取材する「#ニュース4U」には、プールで事故につながりかねない経験をした人から様々なエピソードが寄せられた。どうすればプールでの事故を防げるのか。 奈良県の女性(36)は、息子(4)が通っているスイミングスクールに不信感を募らせている。 プールに子どもだけを残して担当コーチがいなくなることがある。その間、別のクラスのコーチは自分のクラスの指導に手いっぱい。同じスクールの他の店舗では、子どもが溺れていることにコーチが気づかず、観覧席の親が先に気づいたこともあったらしい。 息子も2歳のとき、すぐに助けてもらったが溺れかけたことがあった。「事故につながる前にどうにかすることはできないのでしょうか。今、普通に通えているのは運が良いだけなのかも……」 警察庁の統計によると、2017~21年に水難事故で死亡・行方不明となったのは3532人で、うちプールでの事故は16人。この中に、中学生までの子どもは4人含まれている。 多くは海や川で発生しているが、十分管理されているように感じられるプールでも事故は起きる。 大阪大学大学院人間科学研究科で特任研究員として子どもの事故予防活動に取り組む岡真裕美さんは「子どもは自分のまわりしか見えておらず、未経験の危険を予知することは難しい。子どもを見守る大人は過去の事故事例を知り、自分の目の前でも起こりうると思ってもらわなければいけない」と指摘する。 別の専門家は、大人は子どもから目を離さないことや、子どもには監視員の視界の範囲内で活動してもらうようにすること、カリキュラムとして学ぶ時以外は飛び込みや潜水はしないように促すことなどを呼びかけている。(石田貴子、山根久美子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「おぼれるのは一瞬」 プールで子どもがヒヤリ、危険な時間帯は…
有料記事 山根久美子 石田貴子2023年6月4日 16時00分 皆さんはプールで怖い思いをしたことはありますか? SNSで情報交換して取材する「#ニュース4U」には、プールでヒヤリとした経験のある人から様々なエピソードが寄せられました。事故はどうしたら防げるのか。プールの季節を前に、専門家と考えました。(山根久美子、石田貴子) スイミングスクールのコーチに抱かれて大泣きする息子――。奈良県の女性(36)は一昨年の出来事を振り返る。当時2歳だった三男がスクールで泳いでいる時、腰にひもで結んだヘルパー(浮き具)が外れておぼれかけたという。 「ちゃんと助けてもらって無事だった」。そう自分に言い聞かせた。でも、このスクールで気になることはいくつかあった。 小学生のクラスでは1人のコーチが25人を指導。監視員は見当たらない。スクールに尋ねると、指導人数に「決まりはない」。同じスクールの他の店舗では、子どもがおぼれていることにコーチが気づかず、観覧席の親が先に気付いたことがあったとママ友に聞いた。 プールに子どもだけを残して、コーチがいなくなることもある。「大きな事故もなく通えているのは運がいいだけなのかもしれない」 大阪府の元小学校教諭の女性(72)は、約40年前の6年生の水泳授業であった事故を後輩の教員らに語り続けてきたという。 自由時間、女子児童がプール… この記事は有料記事です。残り1580文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
立花孝志氏「党として全力でサポート」 ガーシー氏の帰国前に会見
楢崎貴司2023年6月4日 17時04分(2023年6月4日 17時04分更新) 著名人らを繰り返し脅迫したなどとして暴力行為等処罰法違反容疑などで逮捕状が出ている、前参院議員のガーシー(本名・東谷義和)容疑者(51)の帰国を前に、同容疑者が所属していたNHK党(現・政治家女子48党)の党首だった立花孝志氏が4日午後、東京都内で会見を開いた。「逮捕はイコール有罪確定ではない。司法での戦いを党として全力でサポートする」と述べ、次期衆院選や2年後の参院選で「再度、国会議員に挑戦してもらいたい」と語った。 立花氏は会見で「彼の言っていることが正しいこともある。必要以上に罪を着せられる可能性もある」と主張。党として弁護士費用の立て替えやカンパを募ることなどで支援する意向を示した。 立花氏によると、帰国については4日朝、ガーシー氏とのSNSでのやり取りで把握した。立花氏が「逮捕されても頑張って!」「保釈させる!」などと送ると、ガーシー氏から「そーなれば、ええんですが!!」と返信があったという。ただ、帰国を決めた理由の詳細はわからないという。 ガーシー氏は、昨夏の参院選で初当選後、アラブ首長国連邦(UAE)などの外国に滞在したまま一度も国会に出席せず、今年3月15日に参院本会議で「除名」の懲罰処分が決まり、議員資格を失った。警視庁は、滞在先の同国のドバイから成田空港への帰国を待って、逮捕する方針を固めている。(楢崎貴司) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Shohei Ohtani collects four hits to finish a homer shy of the cycle
HOUSTON – Shohei Ohtani went 4-for-5 with two RBIs, finishing a home run shy of the cycle, in the Los Angeles Angels’ 9-6 loss to the Houston Astros on Saturday. In his second start as the leadoff batter this season, the two-way star singled twice, doubled and tripled at Minute […]
福岡市の男性死亡事件、4人を殺人容疑で逮捕 以前からトラブルか
鈴木優香2023年6月4日 12時09分 福岡市東区で男性が刺されて死亡した事件で、福岡県警は4日、福岡県春日市白水池2丁目の自称会社員白水義人容疑者(43)ら4人を殺人容疑で逮捕し、発表した。認否は明らかにしていない。 逮捕されたのは白水容疑者のほか、同県那珂川市片縄6丁目、自営業国広康平(36)、福岡市博多区金の隈3丁目、無職岩橋龍一(42)、同市中央区草香江2丁目、自称風俗店経営大川拓也(40)の3容疑者。 捜査1課によると、白水容疑者らは、3日午前0時45分ごろ、福岡市東区塩浜1丁目の路上で、同区和白5丁目の職業不詳諫山竜弥さん(43)の太ももを刃物のようなもので刺すなどして殺害した疑い。諫山さんの死因は失血死だった。 諫山さんが現場付近の飲食店で酒を飲んでいたところ、白水容疑者らが現れ、路上で刺されたという。同課は諫山さんとの間に以前から何らかのトラブルがあったとみて捜査している。(鈴木優香) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
木彫り熊でまちの魅力発信 北海道八雲の司法書士がイベント企画
静かなブームとなっている北海道の「木彫り熊」。スイスの土産品を手本に木彫り熊が作られるようになって約100年がたつ北海道南部の八雲町で6月10~22日、住民有志によるイベント「クマまつり」が開かれる。時代を超えて受け継がれてきた木彫り熊があちこちで見られるほか、熊彫り体験、トークショーなど、プログラムは多彩だ。 函館市から北に約65キロ離れた八雲町。八雲での木彫り熊づくりは、ここで農場を開いていた尾張徳川家の19代当主徳川義親(よしちか)がスイスで求めた木彫り熊を伝えたのがはじまりだ。土産品の側面だけでなく、昭和期には作家性の強い柴崎重行や茂木多喜治といった作り手が輩出した。 今回のまつりの運営の中心を担うのは青沼千鶴さん(43)。司法書士をしながら、2021年から木彫り熊の魅力を発信するギャラリー「kodamado(コダマド)」を開いている。クマまつりは年2回開催してきて今回で5回目。 函館市の隣の七飯(ななえ)町で育った青沼さんは09年、夫の仕事の関係で八雲に移り住んだ。まちを盛り上げようと、野外でろうそくをともして音楽や食べ物を楽しむ「キャンドルナイト」などのイベントを有志と開いてきた。 移住当時から木彫り熊に夢中だったわけではない。イベントを一緒にやってきた有志と5年前、町内の築100年以上の空き店舗をリノベーションして、日替わりで食べ物を出す店を開いた。空き店舗には柴崎の作品など十数体が置かれたままになっていた。「こんな素晴らしいものを埋もれさせてはならない」。所有者から保管を託され、同じような木彫り熊を集めはじめた。 青沼さんは20年にスイスを旅し、義親が木彫り熊を購入したとされる店を訪れた。「木彫りのまち」を打ち出したまちづくりに感銘を受けた。 「八雲に受け継がれた木彫り熊の魅力を、町の力にしたい」 kodamadoを開き、木彫り熊をテーマにした「クマまつり」を始めた。活動はだんだんと町内に知れ渡り、「うちの熊も飾るかい」と言ってくれる町民や、木彫り熊をモチーフにしたお菓子を開発する店も出てきた。 今回のまつりでは「まちで探すウチのクマ展」と題し、家庭で大事にされてきた木彫り熊を各所で展示する。有名作家だけでなく、町民が趣味で彫り続けたものもあり、八雲に根付いた文化そのものを感じられる企画だ。 そのほか徳川義親ゆかりの旧徳川公園を巡るツアー、町木彫り熊資料館の大谷茂之学芸員のギャラリートーク、木彫り熊作家の小熊秀雄さんのワークショップなど盛りだくさんだ。 詳しくはkodamadoのホームページ(https://kodamado.com/)で見られる。(野田一郎) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「昔のままで」乗り物代は今も10円 日本一懐かしい遊園地の魅力
キャッチコピーは「にっぽんいち なつかしい ゆうえんち」。ジェットコースターや観覧車はない。園内はサッカーコートよりも少し大きいくらいの広さで、メリーゴーラウンドなど大型遊具8基と、前後に揺れる車など小型遊具16台があるだけ。それでも70年近く群馬県民に愛されているのが、前橋市中央児童遊園「るなぱあく」だ。 オープンは1954年。愛称の「るなぱあく」は前橋市出身の詩人萩原朔太郎の詩で「遊園地」に「るなぱあく」とルビが振られていたことからきている。2004年に公募で決まった。 土曜日の5月27日、るなぱあくを歩いた。園内は子どもたちであふれ、列を作っている遊具もあった。 前橋市の主婦青柳貴美子さん(68)は夫、娘、孫と4人で来た。生後8カ月の孫は初めての遊園地で、豆汽車やメリーゴーラウンドに乗った。園のそばで育った貴美子さんは「家族でも幼稚園でも来ましたね。全部で何回来たか分からない。豆自動車が好きでね、普段できない運転をして壁にぶつかったこともあった。広くも高くもならないまま、昔のままを受け継いでもらいたいね」。 神保進さん(61)も娘と孫と来た。「昔は高台に観覧車があって、ツキノワグマもいましたよ」。3歳の孫と手をつなぎ、孫の歩幅でゆっくり歩いていた。 昔ながらのレトロな雰囲気とともに、るなぱあくの大きな魅力は乗り物代の安さだ。小型遊具は開園当初からずっと10円。国の登録有形文化財の電動木馬も10円で乗れる。車型の乗り物を運転する豆自動車や、回転しながら上がっていく飛行機の乗り物などの大型は50円。スピードの出る乗り物もなく、小学生だけでも安心して遊べる。 市内の小学校に通う5年生5人は、親に送迎してもらい、子どもだけで遊んでいた。「大きい乗り物はないけど、ここならみんなですぐ来られるから」 渋川市の柴田深里さんと大崎瑞穂さんは、サッカークラブ仲間で小学1年生の息子2人を連れてきた。入園直後から夕方までで、子どもたちは20~30回乗り物に乗ったという。「安いし、子どもだけで遊ばせても心配ないのがいいところ」。子どもらはあちこち走りまわるが、狭い園内ではすぐに見つかった。 どんな人が働いているのか気になった。園によると、学生や元教師などだという。 稲村庸介さん(71)は元競輪選手だ。45歳で引退し、15年ほど前から働いている。「子どもがすごく好きって訳じゃないけど、嫌いじゃないみたいね」。元々口下手だったというが、働き出してからは妻に「ずいぶんしゃべるようになったね」と言われた。40度近くなる前橋の夏は耐えがたいが、「夏を越えてもう1年、もう1年って毎年ね」。もうしばらくは働き続けるつもりだという。 疲れた心、いやしてくれた 記者がるなぱあくに初めて行… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
教員不足、中学講師が小学校担任に 「臨時免許」頼る学校
教員不足が深刻化する中、正規の教員免許状を持たずに「臨時免許状」(臨免)で教える教員が増えている。正規免許を持つ人を確保できない場合に限り、3年の期限付きで発行されるものだが、経験の乏しい分野で教えるケースが多く、子どもの学びへの影響が指摘される。 福岡県内の女性は数年前から、小学校の特別支援学級の担任を務める。主に知的障害や情緒障害を持つ児童を教える。持っているのは、中学校のある教科の教員免許だけ。そのことは、子どもや保護者はもちろん、同僚の先生たちもほとんど知らない。 女性は20年ほど前、中学校… この記事は有料記事です。残り1629文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル