ツイッターの投稿で名誉を傷つけられたとして、元TBS記者の山口敬之氏がれいわ新選組の大石晃子衆院議員に880万円の損害賠償などを求めた訴訟で、東京地裁(荒谷謙介裁判長)は18日、1件のツイートが名誉毀損(きそん)に当たるとして、大石議員に22万円の賠償と投稿の削除を命じる判決を言い渡した。 判決によると、大石議員は2019年12月、1件目の投稿で山口氏がジャーナリストの女性に「計画的な強姦(ごうかん)を行った」とし、2件目で「1億円超のスラップ訴訟を仕掛けた」などと投稿した。2件目では、激しく批判する言葉とともに「クソ野郎」とも書いた。 判決は、ツイートはいずれも「重要な部分は真実と認められる」と判断。ただ、2件目は「全体として人身攻撃に及んでおり、意見・論評の域を超えている」として、名誉毀損と名誉感情の侵害が成立すると判断した。 削除まで命じた理由は 名誉毀損を理由に投稿の削除… この記事は有料記事です。残り305文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
新田原基地や関東空域で日仏共同訓練実施へ 仏軍の主力戦闘機も参加
中島健2023年7月18日 19時46分 防衛省は18日、航空自衛隊新田原基地(宮崎県新富町)などで26~29日、日仏の共同訓練を実施すると発表した。仏軍からは約120人が参加し、主力戦闘機ラファールなど4機が、新田原基地のF15戦闘機などとともに新田原基地周辺や関東の空域で戦術訓練を実施する。 浜田靖一防衛相は18日の閣議後会見で、「日仏間の相互理解を深化させるとともに、我が国周辺地域への関与を促進し、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた意義深い取り組みになる」と語った。 県によると、仏軍の大部分は基地内に宿泊すると、防衛省側から説明があったという。河野俊嗣知事は「日米共同訓練などが行われるたびに、国に対して地元への丁寧な説明や情報提供、事件事故の防止や騒音の軽減など万全の安全対策を要請してきた。本訓練でも、これらの点を強く申し入れる」とのコメントを出した。(中島健) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
中部電が遺族に和解金支払い謝罪 男性社員のパワハラ自殺巡る訴訟
高橋俊成2023年7月18日 20時08分 中部電力の男性社員が13年前に自殺したのは上司によるパワーハラスメントなどが原因だとして、遺族が同社に約4700万円の損害賠償を求めた訴訟の和解が18日、名古屋地裁で成立した。同社が遺族に謝罪し、和解金を支払う内容。遺族側の弁護団が明らかにした。 原告は中電三重支店に勤務していた2010年10月に亡くなった鈴木陽介さん(当時26)の母親(61)。別の関連訴訟で名古屋高裁が今年4月、鈴木さんの死について上司のパワハラなどに起因した労災だと認める判決を言い渡していた。 弁護団によると、和解条項には中電が高裁判決を重く受け止めるとした上で、「大切な社員の尊い命が失われたことは痛恨の極みで、哀悼の意を表する」といった謝罪の言葉が盛り込まれた。和解金の額は取り決めにより、明らかにしていない。 母親は和解後の取材に「やっと陽介に報告できる。陽介は帰ってこないが、闘いはひとまず終わった」と話した。中電は「二度と本件のようなことが生じないよう、引き続き不断の努力を行っていく」などとコメントした。(高橋俊成) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
タワマンで暗号資産の商談中、現金7千万円奪われる 覆面男が逃走
甲斐江里子2023年7月18日 19時50分 18日午後2時半ごろ、大阪市浪速区難波中2丁目のタワーマンションで、自営業男性(62)=大阪市市淀川区=から「催涙スプレーをかけられ、金をとられた」と110番通報があった。大阪府警によると、覆面姿の男が男性の顔などを殴り、約7千万円を奪って逃走。府警は強盗致傷事件として調べている。 浪速署によると、46階建てマンションの29階部分のラウンジで、男性とマンション居住者が暗号資産に関する商談をしていたところ、覆面を着用した男が現れた。男は「金を出せ」などと言い、催涙スプレーのようなものをかけ、男性の顔や頭を硬いもので殴打。男性が持っていた現金約7千万円を白いポリ袋のようなものに入れさせ、逃走した。男性は頭や顔にけがを負ったが、命に別条はないという。 署によると、マンションはオートロック式で、ラウンジは入居者が予約して使うことになっていた。逃げた男は身長175~180センチ。上下黒色の服を着て、黒い覆面をかぶっていたという。(甲斐江里子) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
中電が遺族に和解金支払いと謝罪 男性社員のパワハラ自殺巡る訴訟
高橋俊成2023年7月18日 20時08分 中部電力の男性社員が13年前に自殺したのは上司によるパワーハラスメントなどが原因だとして、遺族が同社に約4700万円の損害賠償を求めた訴訟の和解が18日、名古屋地裁で成立した。同社が遺族に謝罪し、和解金を支払う内容。遺族側の弁護団が明らかにした。 原告は中電三重支店に勤務していた2010年10月に亡くなった鈴木陽介さん(当時26)の母親(61)。別の関連訴訟で名古屋高裁が今年4月、鈴木さんの死について上司のパワハラなどに起因した労災だと認める判決を言い渡していた。 弁護団によると、和解条項には中電が高裁判決を重く受け止めるとした上で、「大切な社員の尊い命が失われたことは痛恨の極みで、哀悼の意を表する」といった謝罪の言葉が盛り込まれた。和解金の額は取り決めにより、明らかにしていない。 母親は和解後の取材に「やっと陽介に報告できる。陽介は帰ってこないが、闘いはひとまず終わった」と話した。中電は「二度と本件のようなことが生じないよう、引き続き不断の努力を行っていく」などとコメントした。(高橋俊成) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪のニュートラムが停電で停止、エアコンも止まる 運転見合わせ
2023年7月18日 22時45分 18日午後6時40分ごろ、大阪市内を走るニュートラム南港ポートタウン線で停電が発生した。午後10時半現在でも復旧の見通しは立たず、18日は終電まで全線で運転を取りやめるという。 大阪メトロによると、南港受電変電所内でトラブルが発生。駅の間で止まった電車もあり、車内のエアコンも停止した。乗客の避難誘導は完了し、体調不良などの情報は入っていないという。 19日始発からの運行は午前4時ごろにホームページで知らせるという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大学のフリーアドレス化「個人研究室廃止で支障」 教員の訴え棄却
水田道雄2023年7月18日 20時15分 新校舎になって個人研究室が廃止され、決まった部屋や席がない「フリーアドレス」の職場になったことで研究活動に支障が出ているとして、梅光学院大学(山口県下関市)の専任教員や元専任教員9人が大学側を相手取り、計約1200万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、山口地裁下関支部の榎本康浩裁判長は18日、訴えを棄却した。原告側は控訴を検討している。 判決は「教員と大学の雇用契約では、研究室を利用させることが大学の付随義務になっている」と指摘した上で、研究室の面積、利用形態、設備について具体的な定めや基準はなく、大学側がどのような研究室を設置し、割り当てるかは「相当に広い裁量を有している」とし、「原告らの権利や利益を侵害したとはいえない」と結論づけた。 判決後、市内で報告会が開かれ、原告の男性教授(53)は「与えられた研究スペースは机の上の狭い範囲だけで学生や第三者も出入りできる。自宅で作業している人も多く、判決には納得できない」と話した。(水田道雄) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
日本維新の会の埼玉県議 当選無効の決定取り消し求め高裁に提訴へ
埼玉県選挙管理委員会が日本維新の会の中村美香県議(36)の当選無効を決めたことをめぐり、同党県総支部は18日、中村氏が決定の取り消しを求め、県選管を相手取り東京高裁に提訴する意向だと発表した。 中村氏は、4月の県議選南1区(草加市、定数3)で初当選。その後、市民から当選無効を求める異議申し出が出された。 県選管は、聞き取りなどの調査をしたうえで、投開票日までに県内の同一市町村に3カ月以上居住することを求める公職選挙法の要件を満たしていなかったと判断。昨年12月下旬から三郷市に37日間、今年2月から草加市に約2カ月住んでいたと認定した。 この決定について同党県総支部は、三郷市では昨年10月初旬から約4カ月間、「月の大半」は居住していたとして「事実認定に重大な誤認がある」などと主張。中村氏を全面的に支援していくとしている。 一方、選挙の約2カ月前に草加市に引っ越したことについては「疑義を招くことにつながった」とし、「再発防止に努めてまいります」とコメントした。 中村氏は18日、ツイッター… この記事は有料記事です。残り83文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「死刑になりたい」 被告が「ジョーカー」に扮した理由 京王線刺傷
東京都調布市内を走る京王線の電車内で2021年10月、乗客を刺し、車内に放火したなどとして、殺人未遂や現住建造物等放火などの罪に問われた無職服部恭太被告(26)の裁判員裁判は18日、東京地裁立川支部で被告人質問があった。恋人との別れなどを機に自殺を考えるようになり、事件を起こして「死刑になりたいと考えた」と動機を語った。 弁護側の質問に対する供述によると、被告は小中学生時代のいじめや、職場での人間関係の悩みから、過去に2度、自殺を図った。18年から勤めた携帯電話会社では「初めて周りから認めてもらえた」とやりがいを感じたが、客からのクレームをきっかけに21年6月に異動を命じられた。 また、中学3年生から交際していた女性と、20年3月から結婚を前提に同居を始めたが、金銭面での不安を理由に同年11月に婚約を破棄された。 職場で異動を命じられた頃、女性が結婚したことを知った。「生きている意味がない」と、自殺願望が生まれたが、過去に失敗していたため、殺人事件を起こして死刑になることを計画したという。 当初計画した犯行場所は… 当初は人が集まるハロウィー… この記事は有料記事です。残り566文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
近ツー静岡支店の社員を逮捕 掛川・焼津両市から2.2億円を詐取か
華野優気 高井里佳子2023年7月18日 18時32分 新型コロナウイルスワクチンの業務委託費をめぐる近畿日本ツーリストの詐欺事件で、大阪府警は18日、静岡県内の2自治体から計約2億2400万円をだまし取ったとして、近ツー静岡支店の社員、大久保功容疑者(57)=静岡県沼津市大平=を詐欺の疑いで新たに逮捕し、発表した。認否は明かしていない。 近ツーをめぐっては、大阪府東大阪市から計約9億円をだまし取ったとして、関西法人MICE支店の元支店長(54)ら3人が6~7月に詐欺容疑で逮捕された。近ツー社員の逮捕は4人目。 捜査2課によると、大久保容疑者は2021年3月~今年3月に静岡県掛川市と同県焼津市から委託されたワクチンのコールセンター業務などについて、オペレーターの人員数を水増しするなどして、両市に計約5200万円を過大請求。うその請求に基づいて支払われた委託費全体の約2億2400万円をだまし取った疑いがある。 両市は18日、大久保容疑者を刑事告訴したと発表。逮捕容疑を含め掛川市で21年3月~今年3月に約2800万円、焼津市で20~22年度に約4200万円の過大請求があったという。 大久保容疑者の逮捕を受け、近ツーは「今後も引き続き、捜査に協力していく。内容は捜査中につき、差し控える」とのコメントを発表した。(華野優気、高井里佳子) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル