学校でのできごと、友だちのこと、家族のこと、将来のこと――。 広島、長崎に住む10代の若者3人が、それぞれの何げない日常をしたためた日記があります。 1945年8月、「あの日」までの日々。毎日、1日分ずつ紹介していく予定です。 ■■■1945年7月23日(月)■■■ 広島第一高等女学校1年の熊本悦子さん(13)。組変えで友達が入れ替わる慌ただしいさなかの警報に――。 熱があるので休み。 今日、学校へ行きたかったが、熱があるので行かれなかった。 今日は組かえだ。1校時、講堂に集合し、E先生の指揮でF学級6組。私と親友のGさんと離れたことは、私にとって不幸の導きであると思うほど悲しかったが、しかたがない。組がかわるだけだから、まだ見られるのが幸いである。教室に入ってGさんたちとお別れをし、新しい人を迎える式をする予定だったが、出席を取っておられるとけいほうが出たので、大急ぎで出席を取って外に出たが、大丈夫なので授業をした。 3校時からお昼まで実業なので、頭が痛くなりそうだった。頭から日が照りつけるので、汗だくだくだった。草ぬきをくわやスコップでやった。午後は自習だった。 今日つくづく医専に入った幸運を感じた。 この日の広島・長崎は 広島 最高気温28.7度… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
陸上自衛官、10代女性宅に侵入容疑「どう侵入したか記憶にない」
2023年7月23日 17時28分 北海道警名寄署は23日、名寄市内淵、陸上自衛隊名寄駐屯地の陸上自衛官岩元柊也容疑者(21)を住居侵入の疑いで現行犯逮捕し、発表した。署によると、岩元容疑者は23日午前5時55分ごろ、上川総合振興局管内に住む10代女性の自宅アパートに侵入した疑いがある。岩元容疑者は容疑を認めているが、酒を飲んでおり、「どのように侵入したかは記憶にない」などと話しているという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
鉄パイプで殴打し背中踏みつけか 神戸6歳児死亡、殺人容疑の叔父ら
有料記事 杉山あかり 高木智也2023年7月23日 17時41分 神戸市西区の草むらで6月、スーツケースに入った穂坂修(なお)君(6)の遺体が見つかった事件で、修君が死亡直前、背中を踏みつけられたり、鉄パイプのようなもので殴られたりしていたとみられることが23日、兵庫県警への取材でわかった。 県警は同日、これらの暴行で修君を殺害した疑いが強まったとして、母で無職の穂坂沙喜容疑者(34)=同区玉津町居住(いすみ)=ら4人を殺人容疑で再逮捕し、発表した。 捜査1課によると、他に再逮捕されたのは、いずれも無職で、修君の叔父の大地(32)、叔母の朝美(30)と朝華(30)の3容疑者。4容疑者はきょうだいで、一家は修君の祖母(57)と修君を加えた6人暮らし。 4人の再逮捕容疑は6月17日夜~19日夕、自宅で修君の背中を鉄パイプのようなもので繰り返し殴るなどし、殺害したというもの。県警は4人の認否を明らかにしていない。 司法解剖の結果、修君が死亡… この記事は有料記事です。残り429文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
帰宅中の鮮魚店主、十徳ナイフを携帯したら罪? 1日に控訴審判決
村上友里2023年7月23日 20時14分 ナイフのほか、栓抜きや缶切りなど、さまざまな機能がついた折りたたみ式の「十徳ナイフ」。正当な理由がないのに隠し持っていたとして、軽犯罪法違反罪(凶器携帯)に問われた鮮魚店主(48)の控訴審判決が8月1日、大阪高裁で言い渡される。有罪とした一審判決に対し、店主側が控訴し、無罪を主張している。 店主は2021年12月、鮮魚店の仕事を終えて帰宅中、正当な理由がないのに大阪市内で十徳ナイフ(刃体約6・8センチメートル)をかばん内に隠し持っていたとして、同法違反罪で起訴された。 店主側は公判で、「鮮魚店の仕入れの時、商品の箱にかけてあった結束バンドを切るのに使っていた」とし、「普段の仕事や日常生活でも持っていたら便利」などと主張していた。 大阪簡裁は今年1月、「かなりの期間、普段の仕事や日常生活でナイフを使っていなかった。漠然とした目的で持ち歩くことを許すことは、法の趣旨からみて相当でない」と判断。科料9900円の有罪判決を言い渡した。 控訴審で、店主側は改めて無罪を主張。検察側は控訴棄却を求めている。 人に危害を与える恐れがある道具を携帯することが刑事裁判で争われた例は、他にもある。 ヌンチャクを車内に隠し持っていたとして同法違反罪で起訴された男性は、一審・玉島簡裁で科料9900円の有罪判決を受けたが、二審・広島高裁岡山支部では一転、正当な目的があったと認められ、無罪判決が確定した。(村上友里) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
国内最古の関電の原発、12年ぶり再稼働に「反対」 市民ら声上げる
荻原千明2023年7月23日 21時00分 関西電力が近く予定する高浜原発1号機(福井県高浜町)の12年ぶりの再稼働を前に23日、大阪市北区の関電本店前で市民ら約380人(主催者発表)が反対の声を上げた。同1号機は運転開始から48年が過ぎ、廃炉になっていない原発のうち国内最古。5月に60年超運転を可能にする法律が成立し、1号機がその初の原発になる可能性がある。 反対集会は市民団体などでつくる実行委員会が主催した。原発が集中する福井県の住民も訪れ、若狭町の石地優さん(70)は原発について、一部地域に運転や使用済み核燃料などを、将来世代に放射性廃棄物を負担させると主張。「地域間・世代間の公平も公正もないものはやめるべきだ」と訴えた。集会後、市民らは梅田周辺をデモ行進した。 同1号機は東京電力福島第一原発事故前の2011年1月に定期検査で停止。再稼働を目指す関電は新規制基準が求めるテロ対策施設の工事などを進めてきた。7月28日に再稼働を予定している。(荻原千明) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
女子大、探る活路 働き続ける女性の増加、学部の多様化が加速
有料記事 山本知佳 上野創 浅倉拓也2023年7月23日 21時00分 女子大の閉学や共学化が相次いでいる。今春には、私立女子大2校が来年度からの学生募集を停止し、大学を閉じることを発表した。女子大はどう対応していくのか。少子化が進む中、識者からは「多くの大学が直面する問題に、女子大が先に向き合っているにすぎない」との声もあがる。(山本知佳、上野創、浅倉拓也) 「現代社会に、やや合わなくなった」 港を見下ろす山のふもとに立つ神戸海星女子学院大(神戸市灘区)。4月、2024年度以降の学生募集を停止し、在学生がすべて卒業する27年3月をめどに閉学すると発表した。 「コロナ禍が大きかった」 下田学・大学事務長は決断の背景をこう説明する。 同大は、1965年に設置… この記事は有料記事です。残り3069文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
25年で98→73校 女子大は不人気? 変わる社会と受験生の意識
女子大が減っている。1998年の98校をピークに徐々に減り、現在は国公私立合わせて73校。背景には、女性が働き続けることが当たり前になり、人文系が中心の女子大ではなく、就職につながりやすい学部がある共学大を選ぶ女子受験生が増えたことなどがある。高等教育が女性に広く開かれるようになったいま、女子大の意義が問われている。 「女子大は本当に不人気なのでしょうか」 21日夕、フェリス女学院大(神奈川)の2年生4人が、オンラインを含めて約100人に問いかけた。4人は約4カ月、授業の一環で、「私たちが考える女子大の役割」のテーマを掲げ、学生へのアンケートや学長インタビューを行い、議論を深めてきた。 この日の発表では、受験者数が減っている現状を示しつつ、首都圏4女子大325人に行ったアンケートで、6割が第1希望を女子大にしていたことや、6割以上が、周囲に女子大進学を勧めたいと回答したことを報告した。「必要性を感じている学生は一定数存在する」と訴えた。 発表者の一人、星名弥寿々(みすず)さん(19)は入学前、女性だけの環境でやっていけるか不安があった。しかし入学すると、多様な学生がおり、周囲から言われていた「お嬢様が通う学校」のイメージもなくなった。共学だった中学高校時代には経験しなかったリーダー役を担う経験もした。「今は入学して良かったと思う」と話す。 ◇ 就職、少子化…変わる社会 女子大が大学として正式に認められたのは戦後だ。1948年、学校教育法の下、津田塾大(東京)と日本女子大(同)、聖心女子大(同)、東京女子大、神戸女学院大の5校が、日本で初めての女子大として開校した。武庫川女子大教育研究所(兵庫)の調べでは、翌49年にさらに25校でき、その後も学校数は増えていった。 変化があったのは、1990年代だ。男女雇用機会均等法が施行された86年以降、女性の4年制大学進学率は毎年上昇。96年に短大進学率と逆転した。女子短大から4年制の女子大に転換する動きも目立ち始め、98年には4年制女子大数がピークの98校となった。 大学数全体も、このころに急増する。2000年には計649校となり、それまでの10年で約140校増えた。22年現在、大学は807校。 一方、18歳人口は92年にピークとなり、少子化が進む将来を見越して、女子大が共学化する動きも同時に出始めた。これまでに共学化した女子大は00~22年で26校にのぼる。 武庫川女子大教育研究所の安東由則教授(教育社会学)は、女性の進学や就職への考え方が変わったことも影響しているとみる。女性が働き続けることが当たり前になり、学部選択の面からも、人文系が中心の女子大ではなく、幅広い学部がある4年制の共学大を選ぶ女子受験生が増えたのではないかと分析する。(山本知佳) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【そもそも解説】 女子大はいつからある? 海外では米国や韓国にも
Q 女子大はいつからあるの? A ルーツは戦前にさかのぼる。当時、旧制大学は基本的に女性の受験を認めていなかった。小学校を卒業すると男女別学となり、女性が高等教育を受けるためには、高等女学校を卒業後、教員になるための女子高等師範(しはん)学校か、女性を受け入れてくれる専門学校に行くなどの方法しかなかった。今の津田塾大(東京)や日本女子大(同)などが女性だけの専門学校で、女性の高等教育を担っていた。 戦後の学制改革(がくせいかいかく)で、1948年にこれらの女子専門学校のうち五つが新制大学として認められ、日本で初めての女子大となった。国立大も原則共学となり、女性が大学に入ることが広く認められるようになった。 Q 戦前は、大学に通った女子学生はいなかったの? A 帝国大学では1913年、東北帝国大学理科大(現在の東北大)に3人の女子学生が合格した。私立大でも、同志社大(京都)など、女子学生を受け入れるところはあった。それでも、大学で学んだ女子学生は、極めて少なかったといわれる。 Q 海外にも女子大があるの? A 米国や韓国にはある。米… この記事は有料記事です。残り369文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
昭恵氏「安らかに眠って」安倍元首相の納骨式 山口の安倍家の墓に
有料記事 水田道雄 大室一也2023年7月23日 22時35分 昨年7月の銃撃事件で亡くなった安倍晋三元首相の納骨式と偲(しの)ぶ会が23日、安倍家の墓所がある山口県長門市で執り行われた。妻の昭恵氏(61)は偲ぶ会で「父(晋太郎元外相)と同じお墓に入って、きっと安らかに眠ってくれるはず」とあいさつした。 墓所での納骨式では報道関係者の入場が制限されたが、主催者によると、近親者や関係者ら約120人が参列。読経とともに納骨され、参列者が焼香して手を合わせた。 午後からは近くの市文化会館「ラポールゆや」で偲ぶ会があり、約300人が参列した。衆院山口4区補欠選挙で当選した吉田真次氏(39)が「ふるさと長門の地で日本のこと、長門のことを見守っていてくださる」とあいさつした。また、20~30代の若者からのメッセージが動画で紹介され、「安倍さんが総理になったことは政治を身近に感じるきっかけになった」などの言葉があった。 最後に昭恵氏が「去年4月に… この記事は有料記事です。残り125文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
女性宅に侵入した海上自衛官を住居侵入の容疑で逮捕 「記憶がない」
2023年7月23日 18時05分 鹿児島県警志布志署は23日、広島県呉市の海上自衛官(32)を住居侵入容疑で逮捕した。「記憶がない」と供述しているという。 同署によると、22日午後11時ごろ、志布志市内に住む40歳代女性の自宅に侵入した疑い。家族から「知らない男が家に入ってきた」と連絡を受けた女性が外出先から110番通報した。警察官が現場に到着したとき、海上自衛官から酒のにおいがしたという。海自輸送艦の一般公開のため同市を訪れていたらしい。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル