宮野拓也2023年7月29日 17時00分 大型の台風6号は29日、フィリピンの東を北上している。31日から8月1日にかけて沖縄に接近する恐れがあり、気象庁が暴風や高波に厳重に警戒するよう呼びかけている。 気象庁によると、台風6号は29日正午時点で、時速約20キロで北に進んでいる。中心気圧は996ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートル。沖縄沿岸の海域は31日から1日にかけ猛烈にしける見通し。30日に予想される最大風速は大東島20メートル、沖縄本島15メートル。(宮野拓也) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
専門学校卒の外国人留学生、就職先拡大へ 在留資格の基準を見直し
出入国在留管理庁は、専門学校を卒業した外国人留学生の就職先を拡大する。文部科学省が認定した専門学校の卒業生の場合、大学卒並みに改める。優秀な留学生に国内で定着して働いてもらう狙い。来春に卒業する留学生の進路選択に間に合うよう、年内にもガイドラインを見直す方針だ。 大学や専門学校を卒業した留学生らが日本で就職する場合、「技術・人文知識・国際業務」という在留資格を得ることが多い。この在留資格を認めるかどうかの判断では、専攻していた科目と、就職先の業務との関連性がポイントになる。 入管庁はガイドラインで、広い分野の知識を得ることを目的とした大学の卒業者については、専攻科目と就職先の業務との関連性を「柔軟に判断」すると規定。一方、職業や実生活に必要な能力の育成を目的とした専門学校の卒業生については原則、「相当程度」の関連性を必要とし、大卒より厳格に運用してきた。 今回、このガイドラインを改… この記事は有料記事です。残り270文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
色鮮やかなラッピング電車、その愛称は… 延伸先の箕面の魅力をPR
瀬戸口和秀2023年7月30日 6時00分 北大阪急行電鉄(北急)が2023年度末に大阪府箕面市方面へ延伸するのを前に、市の魅力をPRし、8月から順次運行を始めるラッピング電車が報道公開された。市が市民らから募った愛称も発表された。 北急の延伸に伴って新たに製造する電車3編成(1編成あたり10両)にラッピングが施されることになり、このうち2編成が、吹田市にある桃山台車庫で7月29日に報道公開された。 1編成は箕面大滝など紅葉を基調に箕面の四季の移ろいを表現したデザイン。愛称は応募579件の中から、市在住の松岡珠恵さん(57)が考えた「箕面四季彩もみじ号」に決まった。 もう1編成は、市のキャラクター「滝ノ道ゆずる」と「モミジーヌ」が描かれている。愛称は566件の応募から、市在住の寺内あかりさん(3)の「ゆずるとモミジーヌ仲良しトレイン号」が選ばれた。 報道公開に合わせて愛称表彰式が同車庫であり、命名者2人に上島一彦市長から表彰状などが贈られた。 ゆずるとモミジーヌが描かれた電車は8月1日から運行を始める。箕面大滝などがデザインされた電車は1編成が10月、もう1編成が11月からそれぞれ運行する予定。運行区間は開業前までは千里中央―なかもず間で、開業後は箕面萱野―なかもず間となり、25年3月末まで運行する予定。(瀬戸口和秀) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
高校生の祭典「かごしま総文」開幕 秋篠宮さまと悠仁さまも出席
宮田富士男2023年7月29日 18時30分 第47回全国高校総合文化祭「2023かごしま総文」(文化庁、公益社団法人全国高校文化連盟など主催)が29日、鹿児島県で始まった。「文化部のインターハイ」とも呼ばれる総文祭は1977年に始まり、今回の鹿児島開催で全47都道府県を一巡する。 大会には全国から約2万人の高校生が参加する。合唱や演劇、自然科学など19の規定部門と、特別支援学校や茶道など三つの協賛部門が8月4日まで県内8市町で開催される。 29日は鹿児島市で総合開会式があり、秋篠宮さまと長男悠仁さまも出席した。47都道府県の代表が、総文祭の開催順にそれぞれの大会テーマを紹介。鹿児島代表は「47の結晶 桜島の気噴(いぶき)にのせ 紬(つむ)げ文化の1ページ」と力強く発表した。 企画・運営にあたる生徒実行委員会の三森芽依委員長は「私たちの青春をぶつける夢舞台が始まる。一生の宝物になる出会いがあることを願います」とあいさつした。(宮田富士男) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
不正に住民票取り新車契約偽装 仙台の販売会社員、実績上がらず焦り
根津弥2023年7月29日 18時33分 自動車販売会社「仙台トヨペット」(仙台市宮城野区)の元男性社員が、顧客の住民票を不正に取得し、実際には売っていない車を車両登録して販売実績を偽っていたことがわかった。同社が29日、取材に明らかにした。元社員は昨年に諭旨退職し、その後に電磁的公正証書原本不実記録・同供用の罪で罰金刑を受けたという。 同社によると、元社員は宮城県内の店舗で営業スタッフとして勤務していた2021年9月中旬、80代女性が車の買い替えを断ったのに、新車の購入を申し込んだとする虚偽の売買契約書を作成。委任状を偽造して女性の住民票を取得し、22年2月に車両登録した。 同年5月に自動車税の納税通知書が女性に届き、不正が発覚。宮城県警仙台南署が任意で捜査し、仙台区検が23年4月に同罪で略式起訴した。元社員は仙台簡裁から罰金30万円の略式命令を受け、納付したという。 同社は店ごとの販売目標を設定していたとしたうえで、元社員が販売実績をあげられず、プレッシャーを感じていたと説明。「ご心配とご迷惑をおかけし、深くおわびする。職場内のコミュニケーションが十分ではなかった」と謝罪した。(根津弥) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
水につかり、宙に浮いたままの線路 被災したローカル線に募る危機感
有料記事 板倉大地 細沢礼輝 角詠之2023年7月29日 19時00分 大雨などで被災して長期運休を強いられるローカル線が全国で相次いでいる。今夏も豪雨が襲った西日本などで8路線が運休した。JR各社の経営難を背景にローカル線の在り方を見直す動きが加速するなか、自治体は廃線への危惧を強めている。 山口県中央部の山あいを南北に貫くJR美祢線は、美祢市内の川にかかる約80メートルの線路が崩落したままだ。線路が水につかり、盛り土が流れた別の場所では一部が宙に浮いている。 6月末からの大雨で深刻な被害が出た。JR西日本によると、他にも数カ所で盛り土が流失しており、復旧のめどは立っていない。現在は代行バスを走らせている。 廃線への強い危機感 被害が判明してから地元の動… この記事は有料記事です。残り2018文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
隅田川花火大会、4年ぶりに都心の夜空彩る 大混雑に主催者側は警戒
堀川勝元2023年7月29日 19時33分 【動画】4年ぶりの隅田川花火=平野真大、諫山卓弥撮影 東京の夏の風物詩・隅田川花火大会が29日、東京都内で開催された。コロナ禍で中止が続いており、開催は4年ぶり。うだるような猛暑が続く都心の夜空を、2万発の花火が彩った。人出は過去最多の103万5千人(主催者発表)だった。 都や都内5区などでつくる実行委員会が主催。外国人にも人気の観光地・浅草や東京スカイツリーに近い川中に浮かべた2隻の台船から、次々と花火が打ち上げられた。 都内では、7月に開催された複数の花火大会で過去最多や、それに並ぶ人出を記録。隅田川花火大会でも例年以上の混雑が予想されるとして、実行委は円滑な誘導ができるよう警備員や地元町会などに警戒を呼びかけて臨んだ。地下鉄を運行する東京メトロや都交通局も臨時電車を走らせたが、各地で大混雑となった。(堀川勝元) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【写真まとめ】4年ぶり隅田川花火大会 花火師の思い乗せ、大輪開く
2023年7月29日 20時30分 新型コロナウイルスの影響で中止が続いていた東京の夏の風物詩「隅田川花火大会」が29日、4年ぶりに開催されました。毎回90万人以上の観客が集まりますが、2020年以降は開催が見送られていました。 東京の老舗花火製造会社「丸玉屋小勝(おがつ)煙火店」の山梨工場では、大会に向け花火玉の製造を進めてきました。工場長の広瀬弘幸さんは「花火を作れなかった3年の悔しさを込めて打ち上げたい」と話していました。 花火師の仕事は、地道な作業です。薬品を混ぜ合わせた火薬を回転釜で何日もかけて太らせて、花火が輝く元になる「星」を作る。できあがった星を、おわんのような花火玉の半球の内側に沿って並べる。真ん中に破裂させる火薬を詰め、半球どうしを合わせて花火玉にします。 隅田川花火大会の前身である「両国の川開き」は、江戸時代にあった大飢饉(ききん)と疫病による犠牲者の慰霊と悪疫退散を祈って開かれたと言われます。 花火作りと大会の様子を写真で伝えます。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
山形の中1女子が熱中症疑いで死亡 最高気温35.5度、部活帰りか
2023年7月29日 21時14分 山形県米沢市口田沢の路上で28日午前11時ごろ、市立中学校1年の女子生徒が倒れているのを通行人が見つけ、119番通報した。生徒は救急搬送されたが、市教育委員会は29日、この生徒が亡くなったと明らかにした。熱中症の疑いがあるという。市教委や地元住民らによると、そばに自転車が倒れており、部活動の帰りだったとみられる。同市の28日の最高気温は35・5度だった。 また、消防によると29日午後1時半ごろ、真室川町で90代女性が自宅近くの畑で倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。熱中症の疑いがあるという。 環境省と気象庁は同日、県内に熱中症警戒アラートを発表していた。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「なくした」…返らないパルスオキシメーター 催促あきらめた自治体
「なくしました」「壊れています」「忘れました」……。 新型コロナの自宅療養者に貸し出したパルスオキシメーターの返却を求めると、電話からこんな答えが相次いだという。 貸し出し用に確保した約43万個のうち、全国最多の約7万個が未返却の東京都は、外部業者に委託して督促作業を5月まで続けてきた。電話で返却を促すと、連絡がとれない人もいたという。 貸し出しは、主に次のような流れだった。 感染者の氏名や住所、電話番号などが都側に登録されると、食料とともに、都が希望者にパルスオキシメーターを送る。その際、「療養期間終了1週間後に返却を」と呼びかける手紙と返送用の封筒も同封したが、一定数は返ってこなかった。 新型コロナの自宅療養者向けに貸し出したパルスオキシメーターが、全国で少なくとも30万台返却されていませんでした。47都道府県への取材で分かりました。都道府県ごとの未返却数は、記事後半で紹介しています。 沖縄県は、貸し出し機器に「貸与品」というシールを貼り、配送時に同封したしおりには「紛失・故障と認められる際は購入費用を弁償していただく場合がある」とも書いていた。それでも約2万個が未返却。感染者数が多く、延べ貸し出し回数が21万超に上った事情もあるが、県が確保した数に占める未返却の割合は全国最高の約44%だった。 転売例を聞いた担当者も「返してほしい」 ただ、実際に弁償を求めたこ… この記事は有料記事です。残り1342文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル