記事の後半でレシピをご覧いただけます 食の雑誌「dancyu」の編集長、植野広生さん(60)は宇都宮で育ちました。宇都宮といえばギョーザが有名ですが、焼きそばも市民に愛されています。実家は「おかめや」という焼きそば店でした。 祖父が始めた店を、新聞記者をしていた父が職を辞して継ぎました。自家製の太い生麺を木桶(きおけ)で蒸して使います。「僕が小さかったころは薪釜を使って蒸していて、薪をくべたり、桶に麺を並べたりと、手伝いもしました」 ソースも地元のソース店に製造してもらった特注品。焼く時にかけるスープは、鶏ガラなどを鍋に入れて店で作っていました。 具はイカとキャベツだけ、経木で三角に包み、持ち帰りで販売します。予約だけでお昼ごろに売り切れることもしばしばでした。植野さんが学校から帰っておやつに食べるのも、焼きそば。毎日でも飽きませんでした。 仕事を終えた夕方、父はふら… この記事は有料記事です。残り962文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
今年1~6月は過去120年で最も暑かった 7月も記録更新のペース
19世紀末に日本で近代的な気象観測が始まって以来、今年の上半期は最も気温が高い半年間だったことが、気象庁の観測データの分析から分かった。7月も過去最高を45年ぶりに更新しそうな暑さになっており、気象庁の担当者は「明らかに地球温暖化の影響がある」と指摘している。 朝日新聞は、気象庁の監修を受けながら、気象庁が国内の平均気温を算出する際の基準としている全国の15観測所について、1898年以降のすべての日の平均気温を積算し、平均値を出した。 その結果、今年1月1日から6月30日までの半年間の平均気温は12・14度で、これまでで最も高かった2020年の12・02度を上回り、過去最高を更新した。 特に高かったのは3月の10・36度で、過去最高だった21年の9・99度を大きく上回った。6月も過去2位、4月も5位と高い気温が続き、上半期全体を押し上げていた。 7月も、25日までの平均気温が25・42度となっており、過去最高だった1978年の25・30度を上回っている。今後も晴れ間が続く予報で、史上最高を更新するペースだ。 地球温暖化の影響もあり、平均気温はこの120年で1・7度ほど上がった。特にここ4年は、上半期の平均気温がいずれも過去のトップ10に入るなど急激に気温が高まっている。 都市部の温度上昇はさらに激… この記事は有料記事です。残り366文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
お盆のJR予約、前年比5割増 コロナ禍前の9割超まで回復
JR旅客6社は27日、お盆期間(8月10~17日)の新幹線と在来線の指定席予約状況を発表した。全体の予約数は前年比53%増の270万席で、コロナ禍前(2018年)の92%にまで回復した。JR各社は「長距離の利用も目立ち、需要は順調に回復している」と分析している。 混雑のピークは、下りが11日で、上りは15日。ただ、上りは分散する傾向にあり、13~16日に混雑が続く見込みという。 新幹線は東北が前年比51%… この記事は有料記事です。残り129文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
駐禁除外の標章、コピーして掲出の疑い 障害者の夫用「常に使った」
山口啓太2023年7月28日 8時08分 身体障害者の夫に交付された「駐車禁止等除外標章」を不正にコピーして使ったとして、警視庁は27日、東京都八王子市の無職女性(45)を有印公文書偽造・同行使の疑いで書類送検した。捜査関係者への取材でわかった。「駐車違反で取り締まられないために、夫が車に乗っていなくても常に使っていた」などと供述しているという。 捜査関係者によると、女性は2021年4月、50代の夫に交付された標章を自宅近くのコンビニエンスストアでカラーコピーし、23年3月、台東区浅草2丁目の「馬道通り」に駐車中、自家用車内のダッシュボードに掲出した疑いがある。 女性に身体障害はなく、知人に会うために1人で車を運転し、付近を訪れていた。駐車監視員が偽造した標章に気付き、浅草署に通報した。 都の場合、障害者用の標章は、視覚障害者や、肢体不自由などの障害がある人が交付を受けられる。車から乗り降りする障害者の体の負担を軽減するなどの目的があり、駐車禁止の規制から一部除外される。 書類送検、昨年は7件 警視庁駐車対策課によると、標章のコピーを作ったとして同庁が書類送検した例は22年に7件、21年に6件あった。同課の担当者は「ばれないと考え安易にコピーする例が目立つ。標章を必要とする障害者の迷惑にもなるので、悪用は絶対にやめてほしい」と話した。(山口啓太) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
九州北部、秋田の豪雨を激甚災害に指定へ 視察先で岸田首相が表明
添田樹紀 川辺真改2023年7月27日 20時30分 岸田文雄首相は27日、今月発生した九州北部や秋田県の豪雨被害について、激甚災害に指定する考えを示した。指定されると農地やインフラ復旧事業の国庫補助率が引き上げられる。福岡県久留米市の被災地を視察後、記者団に「指定に向けた手続きを早急に進める」と述べた。 首相は、服部誠太郎知事や県担当者らから被災状況について説明を受けた。「被災された方々の生活再建、被災地の復旧支援に政府としてしっかり取り組んでいく決意を新たにした」と述べた。26日には佐竹敬久・秋田県知事や現地を視察した斉藤鉄夫国土交通相と意見交換した。 久留米市は10日からの大雨で大規模な土砂災害が発生し、土石流に巻き込まれるなどして2人が死亡し、少なくとも家屋約3700棟が床上や床下浸水した。秋田県では14日からの大雨で少なくとも3200棟が床上、床下浸水し、水田や農業施設も被害を受けた。 首相はまた、「災害復旧を急ぐことはもちろん大事だが、事前防災と減災対策に万全を期すとことも重要だ」とも述べ、28日に決定する新しい国土強靱(きょうじん)化計画を推進していく考えも強調した。(添田樹紀、川辺真改) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
空き家の2遺体、ビニールにつつまれ複数の刺し傷 70代夫婦か
2023年7月28日 5時00分 愛知県津島市宇治町の空き家の物置で26日に男女2人の遺体が見つかる事件があり、遺体にはいずれも複数の刺し傷があったほか、ビニールにつつまれた状態だったことが捜査関係者への取材でわかった。県警は殺人・死体遺棄事件として捜査を始めた。 県警は2人はこの家に住んでいた70代の夫婦とみて、身元の確認を急いでいる。同居していた40代の息子は27日朝、静岡県で死亡しているのが見つかったといい、3人が亡くなったいきさつを調べている。 1人の遺体は26日午後4時半ごろ、戸建ての空き家の解体作業をしていた作業員が物置で発見。県警が調べたところ、物置からさらに1人の遺体が見つかった。司法解剖の結果、遺体は死後6~9カ月程度経っていたという。 捜査関係者によると、この家には以前は夫婦と遺体で見つかった息子が3人で暮らしていた。昨年11月に差し押さえられて競売にかけられ、今年6月に不動産会社が落札していた。 近くに住む女性は「ここ1年ほどは姿を見ていなかった。どうしたのかな、と思っていた」と話した。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
電通、五輪本大会分の談合は否認も視野 テスト大会分は認める
東京五輪・パラリンピックをめぐる談合事件で、独占禁止法違反(不当な取引制限)の罪に問われた広告最大手「電通」の元スポーツ局長補・逸見(へんみ)晃治被告(55)と法人としての電通グループの初公判が27日、東京地裁であった。逸見元局長補らは、競争入札で発注されたテスト大会業務で談合したことは認めたが、随意契約だった本大会業務などについては認否を留保した。証拠を精査した上で12月の次回公判で認否を示すという。 関係者によると、電通側は随意契約分は否認する可能性があるという。全体の契約金のうち本大会などの随意契約分は約99%を占め、否認すれば大きな争点になる。 この日、電通グループは代表として曽我有信副社長が出廷し、「法令違反があったことをおわびしたい」と述べた。 大会組織委員会は、競技会場ごとのテスト大会の計画立案業務(契約金は約5億7千万円)を競争入札で発注。落札業者らは、その後のテスト大会実施業務と本大会運営業務(同計約431億5千万円)も入札を伴わない随意契約で受注した。 争う理由は 検察側は冒頭陳述などで、入… この記事は有料記事です。残り766文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
名古屋市、ビッグモーター3店舗聞き取り調査 店舗前の街路樹枯れる
2023年7月27日 20時30分 中古車販売大手・ビッグモーターの全国各地の店舗前の公道の街路樹が枯れたり、伐採されたりしているケースが相次いでいる問題を受け、名古屋市は市内の5店舗の前にある市管理の街路樹を点検した。 市によると、このうち3店舗では店舗前の街路樹が枯れ、一部は撤去されていた。同市名東区の店舗前では2019年に2本の街路樹が枯れていることが確認され、市が伐採したという。 市は27日、この3店舗への聞き取り調査を実施。いずれも除草剤の使用は否定したという。原因を調べるため、市は土壌調査の実施も検討している。 一方、愛知県によると、県が管理する道路のうち、18年度から西尾市の店舗前で、県が管理する高木1本とサザンカが枯れ、伐採したという。今後、店舗への聞き取りや土壌調査することを検討するという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「草1本残すな」ビッグモーター店での合言葉 除草剤は女子更衣室に
「『草1本残すな』が店舗での合言葉でした」 中古車販売大手ビッグモーターの店舗で昨年まで働いていた20代の女性は振り返る。 「除去するために除草剤は欠かせませんでした」と言い、除草剤は女性の更衣室にクレーム対応の書類などとともに保管されていたという。 同社の全国各地の店舗前で、公道の街路樹や植栽が枯れるなどのケースが相次いで分かっている。 「椅子の下はなめられるのか?」と迫る幹部 何のためにそこまでする必要… この記事は有料記事です。残り658文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
学習院女子大、学習院大に統合へ 2026年、「150年の節目」
学校法人学習院は27日、同法人内の学習院女子大を学習院大に2026年4月に統合することを決めたと発表した。耀(あかる)英一院長は法人のホームページで、27年に創立150年となるのを前に、「伝統に革新を加え未来へ向けてより深化し発展するための第一歩として統合することを決めた」と説明している。 学習院女子大は1950年、学習院大短期大学部として開設。53年に学習院女子短大となり、98年に学習院女子大に改組された。国際文化交流学部と大学院国際文化交流研究科があり、1500人余りが在籍している。 同大のホームページによると… この記事は有料記事です。残り140文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル