有料記事 村上友里 久保田一道2023年7月26日 19時00分 オウム真理教の一連の事件で、松本智津夫(麻原彰晃)元死刑囚ら13人全員に死刑が執行されてから26日で5年がたった。坂本弁護士一家殺人事件で、横浜法律事務所の後輩だった坂本堤(つつみ)弁護士(当時33)を殺害された岡田尚(ひさし)弁護士(78)は事件後、死刑制度について口をつぐんできたが、執行を受けて深まった思いを語り始めている。 「『死刑反対』と言いながら、被害者になってからは触れなくなった。自分はひきょうだったと思った」。岡田弁護士は14日、横浜市の映画館で催されたトークイベントで、胸中を打ち明けた。 周囲に「人権弁護士」と呼ばれ、死刑制度への反対を公言していたが、一連の事件を契機に、死刑をめぐる考えに迷いが出た。「自分の中でもんもんとして、どう言葉を紡げばいいか分からなかった」とも告白した。 「声をあげられない人のために働きたい」 坂本弁護士は言った 教団による被害の相談を、最… この記事は有料記事です。残り2095文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
道路工事で必要な警備員の国家資格、合格証を偽造容疑 社長らを逮捕
有料記事 華野優気 高井里佳子2023年7月26日 15時00分 幹線道路の工事現場などに配置する警備員について、必要な国家資格の合格証を偽造したなどとして、大阪府警は26日、大阪市中央区の警備会社「ジャスト・ワン」役員の池田昌弘容疑者(63)ら6人を有印公文書偽造・同行使の疑いで逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。 捜査関係者によると、偽造したとされるのは国家資格の「交通誘導警備業務2級検定」の合格証。池田容疑者らは共謀し、同社が設立された2020年以降、合格証を偽造した上で府警による昨年の立ち入り検査に際して提示した疑いがある。 警備業法では、主に国道や都道府県道といった幹線道路の工事現場などで、検定に合格した警備員を1人以上配置することを義務づけている。配置が必要となる現場は、各地の公安委員会が交通量や過去の事故件数などを参考に判断する。 警備業界の人手不足 背景か 検定試験では、通行人や車両… この記事は有料記事です。残り231文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
JR町田駅前、警視庁が暴排呼びかけ 暴力団組員銃撃事件の現場
山口啓太2023年7月26日 16時00分 5月に近くで発砲事件が起きたJR町田駅(東京都町田市)の駅前で、警視庁が26日、市民らに暴力団排除を呼びかけた。上野良夫・組織犯罪対策部長は「暴力団を利用しない、暴力団と交際しないということを再認識し、ささいなことでも暴力団に関する情報提供を」と話した。 町田駅前に同庁暴力団対策課の警察官や町田市の職員ら約30人が集まり、「暴力団に金を出さない」などと書かれたウェットティッシュ1千個余りを通行人に配布した。同課は、暴力団に関する相談や情報について警視庁暴力ホットライン(03・3580・2222)まで寄せてほしいとしている。 発砲事件は今年5月26日夜、JR町田駅近くで発生。指定暴力団山口組系組幹部の男性(当時51)が拳銃で撃たれ死亡し、知人の男(58)が殺人容疑などで逮捕・起訴された。(山口啓太) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
悪いのは自分だけか 五輪談合、罪は認めたが「色々言いたいこと」
東京五輪・パラリンピックという国家プロジェクトのために奔走したつもりだったが、検察に逮捕された。起訴内容は認めたものの、法廷での説明には「含み」があった。悪いのは自分だけなのか――。 7月5日、東京地裁の104号法廷。初公判を迎えた大会組織委員会大会運営局の元次長・森泰夫被告(56)は、満員の傍聴席を背に証言台の前に立った。 組織委が発注したテスト大会や本大会の運営業務について、広告最大手「電通」などと一緒に、競技会場ごとの受注業者を事前に決めたとして起訴された。 「間違いありません」。裁判の冒頭、独占禁止法違反(不当な取引制限)の罪を認めた。 市場規模は計約437億円。検察は、発注者として森元次長が談合の中心にいたと指摘した。 その後の被告人質問。弁護人は念を押すようにたずねた。 弁護人「起訴内容について争わない?」 森元次長「はい、間違いありません」 弁護人「いろいろ言いたいことはあると思うが、争わない?」 森元次長「はい」 淡々と返す言葉とは裏腹に、本音を押し殺しているようだった。 「いろいろ言いたいこと」とは、何を示すのか。 「トカゲのしっぽ切りをされたってこと」。森元次長をよく知る関係者は、取材にそう打ち明けた。 2014年に発足した組織委… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Masataka Yoshida goes 3-for-4 with homer as Red Sox beat Braves
Boston – Masataka Yoshida went 3-for-4 with a two-run homer Tuesday to help the Boston Red Sox beat the Atlanta Braves 7-1 for their third straight win. The Japanese outfielder improved his batting average to an American League-best .320 after launching the two-run shot to right with his third hit […]
「これぞ真髄」「本気の風土改革」 ビッグモーターが全社員にメール
損害保険会社に保険金を水増し請求していた中古車販売大手のビッグモーター(東京都港区)の和泉伸二・新社長が、25日に開いた記者会見の後に全社員あてにメールを送っていた。社員をねぎらう一方で「改革の第一弾」として、会社支給の携帯電話からLINEのアカウントを削除する内容だった。詳細は以下の通り(原文まま)。 《全社員の皆さんこの度はBP部門の不正請求問題に端を発し、様々な報道により現場に混乱を招き、多くのお客様の信頼をなくしてしまったことに対して会社を代表して本当に申し訳なく謝罪をさせて頂きます。誠に申し訳ありませんでした。 しかしながらそんな中においても皆さんが長年かけて信頼関係を構築して頂いたお客様やご新規でも安心して頂ける対応でご利用くださってるお客様がいらっしゃるという事はこれぞビッグモーターの真髄だと皆さんを誇りに感じています。 私もいち早く現場に駆けつけ皆さんの顔を見てたくさん話しもしたいのですが、先ずは会社の基盤を守るために特に重要なステークホルダーの皆さまや行政に対しての対応を優先させて頂いて出来るだけはやく現場回りを開始したいと考えております。 本日の記者会見でも発表した通り、今後は新体制で再出発していきます。まず私が思っていることはこの難局を乗り切るためには本気の風土改革を行い社員全員がしっかりとお客様の方を向いて仕事ができるようにバックアップさせて頂くことが我々の使命だと思っています。風通しのよい風土を作り上げ各店が主体性を持ち誇りを持って仕事をした頂く体制を築いていきますので改めてこれからも宜しくお願い致します。 改革の第一弾としてまず全店のLINEの使用をすべて止めることにします。 会社支給携帯に入っているLINEのアカウント削除をしてください。 今後の連絡網については取りあえず営業支援システムの社内メッセージにて行います。また使いやすいイントラネットが見つかりましたら使用を検討していきます。 尚、社員同士の個人的の繫がりに関しましては各人の判断使用でお願いします。 最後になりますが、これから全員の力を結集し、お客様満足を追求していけば必ず強いビッグモーターに戻ることができると信じていますので引き続き宜しくお願い致します。》 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【毎日更新】友人が召集、人間の運なんて… 1945年の今日、長崎
学校でのできごと、友だちのこと、家族のこと、将来のこと――。 広島、長崎に住む10代の若者3人が、それぞれの何げない日常をしたためた日記があります。 1945年8月、「あの日」までの日々。毎日、1日分ずつ紹介していく予定です。 ■■■1945年7月26日(木)■■■ 医学生の秋口明海さん(17)は、学校帰りの電車で友人に召集が届いたと聞きました。「人間の運なんてほんとに紙一重」と自分の運命を案じます。 今日は、物象の考査があった。自分が実験してみようと、思っているものを、書く問題であった。私は、電気カバーのことについて書いた。 帰宅途中、高須の祖母の家に寄った。船の駅で、偶然、浩史兄ちゃんと出会った。九州への出張がすんだので帰ったのだ。今度、私の家から逓信局へ通うので、家がにぎやかになって嬉しい。 久しぶりに授業をした。歴史は先日の考査のとき方をおしえていただいた。成績が悪いのでどうしようかと思った。物象は思いもよらない問題を出されたので、めんくらった。私は平素考えたこともないようなことだ。まあまあ考えて書くだけは書いたけど、危うくてどうもしょうがない。とうとう2時間すぎて、生物の時間にK先生の面白いのにはおなかが痛くてたまらない。考査だといっておどかされたあの先生は、ほんとうにおもしろくて大好きだ。Lさんにやくそくの品をいただいてうれしかった。長く保管しようと思った。 大きな重いのをさげてかえるので、肩が痛くてたまらない。やっとなおったので日記を書いた。1週間出していたので抜けている。大急ぎで書いた。食後、妹や弟をつれて氷を買いに行って来た。それから日記を書きつづけた。文法を少しさらえて、床についた。 今日学校からの帰途電車内でDに会って聞くとE、F君などに召集が来たそうだ。 余だって医専に入っていなかったらもう勇躍召されてるにちがいない。 人間の運なんてほんとに紙一重だ。 岐路に立って左に行った場合、右に行った場合と全然異なった場所へ行くように、我々の運命もふとした境遇から思いも寄らぬ将来が聞けて来るものである。 米英中が、日本の無条件降伏を勧告する「ポツダム宣言」が発表した。 米の原爆投下部隊「第509混成群隊」が訓練のために模擬原爆「パンプキン」を投下。この日は、新潟県や静岡県などの国内10地点が投下目標にされた。 記事の後半では、冒頭の日記を書いた森脇瑤子さんのスナップを、研究者の協力を得てカラー化した写真の数々を紹介しています。 この日の広島・長崎 広島 最高気温29.8度… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
駅に溶け込む「盗撮捜査のエース」 一瞬の犯行、見つけるポイントは
平日の午前10時、JR新宿駅(東京都新宿区)。1日の乗車人員が60万人を超える駅のごった返す構内で、ホームに上がる階段を見つめる男性がいた。 黒のポロシャツにジーパン姿。柱に寄りかかり周囲に溶け込む。通勤時間帯ならスーツ、渋谷なら若めの服。時間と場所に合う服を選ぶ。ばれると「犯人」は盗撮を諦めるからだという。 この男性は警視庁鉄道警察隊新宿分駐所の巡査部長、田中淳二さん(38)。一番の盗撮犯検挙率を誇る「盗撮捜査のエース」だ。 最初からエースだったわけではない。警察署のパトカー乗務員から2018年、鉄警隊に異動した。最初はなじみがなく、「一体何の仕事をしているのかよく分からなかった」と言う。がむしゃらに職務質問を繰り返したが、なかなか検挙につながらなかった。 成果を上げられない中で気になったのが盗撮の多さだった。「盗撮している人を見た」という情報提供が分駐所に日々寄せられていた。盗撮犯に目を配ってみようと決意した。 小型カメラの普及などを背景に、盗撮の検挙件数が増えている。7月には性的な部位の盗撮などを処罰する新法が施行された。盗撮は被害者本人が被害に気がつきにくく、検挙は警察官や周囲の人の目にかかる。摘発の現場に密着した。 「警察だ。盗撮したな」 犯人の両手をつかむと・・・ その3カ月後。駅構内を行っ… この記事は有料記事です。残り1532文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Kohei Arihara throws shutout to snap Hawks’ losing streak
Osaka – Kohei Arihara won his rematch with Orix ace Yoshinobu Yamamoto on Tuesday, throwing a six-hit shutout to pitch the Fukuoka SoftBank Hawks to a 5-0 Pacific League win over the Buffaloes and snap his team’s 12-game losing streak. Ten days after Arihara (4-2) took the loss in a […]
「現場に責任なすりつけ」 ビッグモーター整備士が憤慨した社長会見
自動車保険の保険金を水増し請求していた問題を巡り、中古車販売大手のビッグモーター(東京都港区)の兼重宏行社長が25日、記者会見に出て不正の横行を認めた。一方、自身や経営陣の関与については「全くない」と言い切った。 同社の自動車整備士として働く男性は、会見の様子を移動中の車内で見た。「責任をすべて現場になすりつけて『おしまい』。ひどすぎる」。職場に戻ると、同僚たちも苦笑いを浮かべ、退職を口にする人もいたという。 兼重社長が否定した不正の「組織的関与」。しかしこの男性には、組織的な「圧力」を感じる出来事があった。 ある日、男性の上司だった工… この記事は有料記事です。残り565文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル