溝脇正2023年8月27日 17時00分 秋の味覚「栗きんとん」づくりが、岐阜県中津川市で始まっている。市内の老舗和菓子店「川上屋」の作業場では、栗の甘い香りが漂う。蒸して裏ごしした栗に砂糖を加えて炊きあげ、職人たちが木綿の布で茶巾絞りにして仕上げていた。 栗は熊本、宮崎産を毎日仕入れている。最盛期は9月上旬から10月末まで。多い日で3万~4万個を作るという。作業は12月27日まで続く。 今年は物価高の影響で、1個あたり10円値上げをした。店頭のほか、名古屋や東京の百貨店でも販売する。原潤一郎社長(46)は「品質の良い栗ができている。色も味わいもいい栗きんとんに仕上がりそうだ」と話していた。(溝脇正) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「めんたいロック」受け継ぐバー 守り続ける3人の骨太なテキトーさ
3人の男性が給料ゼロで経営するロックバーがあるという。 午後11時、福岡市中央区の繁華街「親不孝通り」。多くの若者でにぎわう通りを曲がり路地裏へ入ると、居酒屋が入るマンションの2階部分にその店はあった。 「ミュージックバー ジューク・ジョイント」 階段を上がると、花柄の半袖シャツを着てハットをかぶった男性が店の中から現れた。今まさに閉店しようとしていたところだった。 「今日は急に大雨が降ったから、もう客も来ないだろうって。ビールでも飲みに行こうかと思っていたところで」 笑いながらそう言って店内に戻り、再び電気をつけてくれた。 壁はミュージシャンのサインがびっしり。棚には大量のレコードが並び、今年1月に亡くなった福岡県出身のギタリスト・鮎川誠さんのバンド「シーナ・アンド・ロケッツ」のポスターも飾られている。 店を開けてくれたのは、中川博之さん(59)。日曜から木曜の夜、この店に立つという。 「なにか聴きたい曲ある?」… この記事は有料記事です。残り1730文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東電、処理水放出設備を報道公開 担当者「安全性を多言語発信する」
東京電力福島第一原発で始まった処理水の海洋放出について、東電は27日、原発内の放出設備などを報道陣に公開した。東電の担当者は「安全を確保しながら計画通りに進められている」と話した。 この日は、放出の対象となっているタンクから移送された水と、希釈用にポンプでくみ上げた海水が混ざり合う直径1・8メートルの配管の中をザブンザブンと音を出しながら流れる様子や、運転員が放出に異常がないかを確認する免震重要棟内の遠隔操作室のモニターなどを、東電の担当者が説明した。 1日1回は関連の設備を巡回し、ポンプの異音や配管からの漏れがないか確認しているという。 福島第一原発では、溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)を冷やすために冷却水を入れ続けている。そこに地下水や雨などが流れ込み、汚染水が増え続けている。多核種除去設備(ALPS=アルプス)で大半の放射性物質を取り除いてタンクにためており、現在、タンクは1千基以上あるという。 東電の放出計画では、ALPSで除去できないトリチウム以外の放射性物質の濃度が基準を下回っていることを確認後、トリチウムの濃度を1リットルあたり1500ベクレル(国の法令基準の40分の1)未満になるよう、大量の海水で薄めて海に放出する。 24日に始まった1回目の放… この記事は有料記事です。残り389文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
両親、互いに「相手が連れている」と思い込み 車内で0歳児死亡
北九州市八幡西区の大型商業施設の駐車場に止めていた車の中で0歳の中山喜寿生(きずき)ちゃん(同市小倉北区)が死亡した事故で、買い物に来た両親が、互いに相手が喜寿生ちゃんを連れていると思い込み、結果的に置き去りにしてしまったと県警の調べに話していることが分かった。 調べによると、家族は6人で26日午前10時ごろ、父親が運転するワゴン車で買い物に来た。最初に父親が1人で店に入り、次に乗っていた知人が続いた。最後に母親が3歳と5歳の子を連れて入店した。警察の調べに、母親は喜寿生ちゃんについて「夫が連れていったと思った」と説明、父親は「妻が子ども3人を連れてくると思った」と話したという。 家族らは別々に買い物をし… この記事は有料記事です。残り200文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「山が来た」5分が生死分ける 親子で語り継ぐ100年前の惨劇
人の命や暮らしを脅かす自然災害が起きた後、その記憶は確実に薄らいでいく。時間がたてばなおさらで、100年前に首都圏を襲った関東大震災も同様だ。過去に学び、次の世代につなげるのに必要な手立てとは。(矢島大輔) 「ドスン」 ものすごい地響きがしてから5分後。土煙が空を覆い、不気味な山鳴りが響き渡った。 「山が来た!」 崩落した大量の土砂が「山津波」となって、神奈川県沿岸部の片浦村(現小田原市)根府川地区を襲った。 辛うじて北側の台地にのがれた数十名を除き、多数の人は家もろとも土中に埋没してしまいました。その惨状は涙なくしては語れないのであります。 地区で家族と暮らしていた内田一正さんが晩年、自伝「人生八十年の歩み」に書き残した一節だ。関東大震災が起きた1923年当時、10歳だった内田さんはその日の様子を再現した。 内閣府によると、集落を流れる川の上流にある大洞山が崩落し、逃げ遅れた住民289人が命を落とした。また、集落北東側の斜面で発生した地すべりは、熱海線(現JR東海道線)の根府川駅をのみ込み、停車中だった列車が乗客ごと海に沈んでさらに131人が亡くなった。直後には津波も押し寄せた。 その後、地元で語り継ぐ人はおらず、忘れ去られた。 60歳を過ぎてから一念発起 地元でミカン農家として暮ら… この記事は有料記事です。残り1125文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
体長80センチのオオトカゲ、民家から脱走「不用意に近づかないで」
鈴木洋和2023年8月27日 21時30分 27日午後4時15分ごろ、大津市陽明町の民家の女性から、飼育しているサバンナオオトカゲが「脱走しました。人を襲う可能性があるので警察に電話をしました」と110番通報があった。 大津北署によると、逃げたのは全長約80センチの茶色のサバンナオオトカゲ。屋内で放し飼いにしていた。27日午後2時ごろは屋内にいたが、午後3時半ごろ、いないことに気付いたという。家の勝手口が開きっぱなしになっていた。このトカゲは肉食で、普段はヒヨコを餌として食べているという。 大津北署は、パトカーなど3台で、車載マイクを使って周辺住民に注意を呼びかけている。「見つけた場合、不用意に近づかず、すぐに110番通報をして欲しい」としている。(鈴木洋和) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
元気にたくましく育ってね 七五三に向けて巫女が千歳あめを袋詰め
白井伸洋2023年8月27日 18時00分 七五三に向け、神戸市中央区の生田神社で、千歳あめの袋詰めが始まっている。4人の巫女(みこ)が一つ一つ手作業で、紅白の千歳あめを袋に詰めていった。 生田神社によると、本来は11月15日が参拝日だが、近年は分散する傾向にあるという。早い場合では9月中旬からお参りに来る人もいるため、同神社では9月1日から千歳あめや記念品を配れるようにしている。今年は4千袋を準備する予定。 巫女の土佐みなみさん(23)は「千歳あめを受け取った子どもたちが、元気に健やかにたくましく育ってくれたら」と話した。(白井伸洋) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
図書館はベストセラー買いすぎ?ルール作り検討へ 「板挟み」の声も
図書館がベストセラーを過剰に購入しないように、ルール作りを――。国がそんな検討の場を今秋にも設ける。急減している書店の支援策として、自民党の議員連盟が出した提言を受けたものだ。 文部科学省で開かれる会議には、書店や出版の関係者、図書館関係者らが参加。公立図書館で同じタイトルの本を過剰に持つことの禁止や、地元書店からの優先仕入れの推奨、新刊本の発売から購入までに一定の期間を空けることなどについて、ルール作りが必要かどうか議論する。 政府関係者は「人気本の所蔵数などの制限ありきではなく、ゼロベースで話し合ってもらう。書店と図書館が敵対するのではなく、共存関係で読書推進につなげる議論をしたい」と話す。 図書館が同じ本を複数備える「複本」については、以前から作家や出版社が「無料貸本屋化している」と指摘していた。2003年には、日本図書館協会と日本書籍出版協会が実態調査。その後も、15年には新潮社社長がベストセラーの複数購入を批判し、17年には文芸春秋社長が文庫の貸し出し中止を訴えた。 今回は、自民党の議員連盟「街の本屋さんを元気にして、日本の文化を守る議員連盟」(会長=塩谷立・元文科相)が書店支援策を議論した際、「(図書館の)蔵書が人気のある本に偏り、多様な世界に接する機会の減少につながっている」と指摘された。 本屋大賞の本55冊は多い? 図書館「わからない」 図書館で買う本は、どう選んでいるのか。 文部科学省は公立図書館の設… この記事は有料記事です。残り1636文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
図書館での「過剰購入」、ルール作り検討へ 急減する書店の支援策
図書館がベストセラーを過剰に購入しないように、ルール作りを――。国がそんな検討の場を今秋にも設ける。急減している書店の支援策として、自民党の議員連盟が出した提言を受けたものだ。 文部科学省で開かれる会議には、書店や出版の関係者、図書館関係者らが参加。公立図書館で同じタイトルの本を過剰に持つことの禁止や、地元書店からの優先仕入れの推奨、新刊本の発売から購入までに一定の期間を空けることなどについて、ルール作りが必要かどうか議論する。 政府関係者は「人気本の所蔵数などの制限ありきではなく、ゼロベースで話し合ってもらう。書店と図書館が敵対するのではなく、共存関係で読書推進につなげる議論をしたい」と話す。 書店の経営は厳しさを増している。業界団体・日本出版インフラセンターの調査によると、全国の書店は1万1495店(2022年度)と、10年前から約3割減った。地方だけでなく、都心部の有名書店や大型書店も相次いで閉店している。 出版文化産業振興財団(JPIC)の調査によると、書店が一つもない「書店ゼロ」の市区町村は全国で26・2%。「書店ゼロ」と「1店舗だけ」の自治体を合わせると、45・4%だった。人口減や雑誌の売り上げの急減、ネット書店で本を買う人が増えたことなどが背景にある。 書店業界から支援の要望を受けた自民党の議員連盟は今春、図書館との連携促進やアマゾンなどのネット書店との競争環境の整備などを求める提言をとりまとめた。(宮田裕介) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Rejet de l’eau de Fukushima : le Japon dénonce une vague de harcèlement téléphonique chinoise
La centrale nucléaire de Fukushima Daiichi vue du port d’Ukedo, le 24 août 2023. EUGENE HOSHIKO / AP Tokyo a invité Pékin à « garantir la sécurité des expatriés japonais en Chine » à la suite d’une vague de harcèlement téléphonique qui a visé les entreprises japonaises, déclenchée par le rejet controversé des […]