Masayoshi Son, PDG de SoftBank, à Yokohama (Japon), le 4 novembre 2020. KIYOSHI OTA/BLOOMBERG VIA GETTY IMAGES Est-ce le début d’une énième renaissance ? « Le moment de contre-attaquer approche », affirmait, en juin, à ses actionnaires, Masayoshi Son, le fondateur et président de SoftBank, géant japonais des technologies, en grande difficulté financière […]
声を上げない音楽業界、DJは行動する 坂本龍一さんに背中を押され
今年2月、「音楽業界には社会や政治に声を上げる人が少なく、危機感を抱いた」という投稿が、朝日新聞の「声」欄に掲載された。書いたのは、国内外でDJとして活躍する沖野修也さん(56)=大津市。なぜ、そうなのか。インタビューでは、3月に亡くなった坂本龍一さんとのかかわりも語ってくれた。(聞き手・武部真明) 平和だからこそ踊って楽しめる DJ 沖野 修也 (滋賀県 55) 僕はDJという仕事をしています。左右のレコードを交互にかけて人を踊らせる音楽家です。音楽業界には社会や政治に声を上げる人が少なく、危機感を抱き投書しました。 僕には、中国にも韓国にも台湾にもロシアにも友達がいます。それぞれの街や、ネットで知り合った彼らが、自分たちの街に呼んでくれて、僕はそこでDJをします。 仮に戦争が始まれば、戦場に駆り出されるのはその国の市民ですよね。何が起こるか分からない今、日本で動員が始まるとしたら、僕が友達やファンと殺し合うことになります。それっておかしくないですか? 誰かの命令でお互いの命を奪い合わなければいけないなんて。権力者たちは安全な場所で指示を出すだけでしょう。彼らや、もうけたい人は無傷……。 僕は、戦争を外交で回避出来ない無能な政治家と、武器を売ってもうける商人を軽蔑します。国家間の緊張を高める軍備費増強や敵基地の攻撃に反対です。もちろん、戦争そのものにも。安心して音楽を楽しめたり、踊ったり出来るのは平和があってこそ。DJとして、一人の人間として、心から平和を希望します。 (2023年2月5日付) クラブやイベントで「見ました」 ――なぜ新聞に投書を。 友人から相談を受けました。世の中がどんどん悪くなっている。会社の人や友人と意見交換したいけれど、気味悪がられたり、避けられたりして、全然響かない、と。ぼくは「投書してみたら」とアドバイスしました。 やってみたらと言ったとき、「そういえば、自分は投書したことないな」と。DJは、ちゃらちゃらしているみたいなイメージがあるから、DJの立場で投書して採用されたらインパクトがあるのではないか、と思ったのがきっかけです。 ――反応はいかがでしたか。 すごかったですね。クラブやイベントに行くと、必ずひとりには「投書見ました」と声をかけられました。 ――SNSとは違いますか。 広がりが全然違います。フェイスブックは基本、対象は友だち。ツイッター(現X)もファンやフォロワーが拡散してくれても限界がある。ぼくの投稿の閲覧数は最大で50万ぐらい。朝日新聞は公称400万部でしたっけ? SNSは賛同されて当たり前。全然違う考えを持っている人の世界が別にあるかもしれません。新聞というアナログのメディアは、いろいろな考えの人たちに開かれている。その違いが大きいと思います。 ――どんな反応がありましたか。 ほぼほぼ好評で、批判は2件だけ。1件は「薄い」と。字数が限られているから、そう言われても気にしませんが、もう一つは興味深い批判でした。「政府の安全保障政策に守られているから踊っていられるんですよ。もっと勉強してください」とおしかりを受けました。 「もっと勉強します」と返信して、納得しかけたのですが、その直後、国会で「集団的自衛権や敵基地攻撃能力を使った場合、日本が武力攻撃を受けるのではないか」との質問に、政府が反撃される可能性を認める答弁をしたことを知りました。いまの政府のやり方はやはり危険やなと思いました。 「原発」や「戦争」に凍る空気 ――「音楽業界には社会や政治に声を上げる人が少ない」というのはなぜでしょうか。 業界の人たちとの会話で、「原発」や「戦争」などをキーワードとしてステルスに(こっそりと)入れると、一瞬にして空気が凍ります。大手レコード会社と契約している、クライアントに代理店や大手企業がいると、アーティストは自粛しがちです。触れなくても音楽表現には影響がないと思っているから。 でも、ぼくがやっているユニットのひとつ「Kyoto Jazz Massive」のボーカリストは、人権問題や社会活動に日常的に取り組んでいる英国人です。歌詞にはメッセージ性が込められている。ぼくにしたら、「音楽と平和」は一体化しているので、タブーとして口をつぐんでしまうと、自分の表現に影響すると思います。 実は、坂本龍一さんから思わぬ返信が来たんですよ。5年ぐらい前、坂本さんの誕生日にフェイスブックのメッセンジャーで「ますますご発展を」と送ったら、「音楽的に?」と返事が来ました。坂本さんに市民運動をリードしてほしくて、「社会的にも坂本さんの影響が大きくなってほしいなという気持ちがあります」と追記しました。 これに坂本さんから「社会的… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「戦争は夢を奪う」投稿から7年 19歳は自国を知り他国と交流した
7年前、朝日新聞の「声」欄に「戦争と平和」のテーマで投稿した立命館大2回生の阿部瑞希さん(19)=滋賀県栗東市。戦争は「夢を奪う」「何の利益もない」と書いた。ただ、世界各地では戦争やテロが続き、終わりが見えない。自分たちができる行動とは何か。いま考えていることを尋ねた。(聞き手・武部真明) 夢を見られる世界でありたい 中学生 阿部 瑞希 (滋賀県 12) 人には夢を見る力がある。「お姫様みたいに、かわいくなりたい」「もっと勉強して学校の先生になりたい」……夢は世界中にあふれている。私にも絵本作家になりたいという夢がある。 そんな夢を奪うものがある。それは戦争だ。今、世界で内戦やテロが起こっている。それらに巻き込まれた人々は、毎日、恐怖におびえ、いつ命を狙われるかという不安の中にいて、いつの間にか夢は失われてしまうのだ。こうして、私たちが普通の日常を過ごしている間にも、戦争によって夢は失われている。 戦争は何の利益も無い。人々に恐怖や不安をもたらし、夢を奪っていくのだ。平和な世界とは、人々が安心して、自由に夢を見ることのできる世界だと思う。そんな世界をつくるには、戦争をしたらどんなことが待っているのか考え、正確な判断をすることが大切だ。 (2016年8月13日付) 身内が戦争体験、ひとごとでない ――中学1年のときに投稿してみようと思ったきっかけは。 もともと学校の課題でした。当時は立命館守山中学校です。夏に「平和と戦争」というテーマで、新聞に投稿してみようと。中学2年のときに長崎へ平和学習に行く準備として、「平和と戦争」というテーマで新聞の記事を読んだり、ディスカッションしたりする取り組みが1年から始まっていました。 小学生のころから新聞を読むのが好きで、テロや内戦のニュースを新聞で読んでいたから、戦争や平和について考えたり、家族で話したりする機会はありました。父や母から、祖父母や曽祖父が経験した戦争の話を聞いたこともあったので、そうしたことから考えたのかなと思います。 ――印象に残っている話はありますか。 小学生だったときに父から聞いた話です。戦地で曽祖父の部隊が相手を殺(あや)め、穴を掘って遺体を埋めたときに、僧侶だった曽祖父が読経を始めたら、その場にいた全員が涙したそうです。敵同士だけれど、殺し合いたくない。お互いに死を悼まずにはいられないという話でした。戦争はニュースなどで知ってはいても、実際に身内が経験していたと聞き、ひとごとではないと思いました。 ――新聞への投書はSNSとは違いますか。 SNSはたくさんの人に広げられると言っても、インターネットという広い海のなかで、見つけてもらえるかどうか。見つけてもらえなかったら、心にも届きません。新聞は紙という形で残るじゃないですか。だれかが保管してくれるかもしれないし、後々にもたくさんの人に届くというのは、新聞や本なのではないでしょうか。 戦争は「人災」、止められる ――戦争は「夢を奪う」と投稿に書いています。そう考えたのはどうして。 小学1年生のときに東日本大… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
2人軽傷負った長良川の観覧船座礁 運航側「急な強風と豪雨発生」
荻野好弘2023年8月21日 9時55分 岐阜市の長良川で19日午後9時ごろ、長良川鵜飼(うかい)の観覧船「篝火丸(かがりびまる)」が下流に流されて座礁した。突風と豪雨によって操船が困難になり、乗っていた40代の男女2人が打撲などの軽傷を負った。岐阜北署が事故の原因を詳しく調べている。 鵜飼観覧船を運航する岐阜市は20日夕に記者会見し、状況を説明した。 それによると、同市の長良橋の上流付近に出ていた篝火丸(乗客17人、船長ら乗員2人)を含む3隻が航路を外れ、橋より下流に流された。2隻は左右の停船できる場所に着岸したが、篝火丸は1キロほど流され続け、浅瀬に乗り上げた。 市鵜飼観覧船事務所の山田哲司所長は「船長は20年ほど操船するベテランで、浅瀬に座礁させて船を止めたと話している」と説明した。 けがをした男女は台湾から来た夫婦だという。下流に流された3隻とは別に2隻が警備船に救助され、船員がさおが折れた際に手の指を負傷したという。 当時、計30隻の観覧船が運航し、617人の乗客がいた。長良川の水位は運航中止の基準を下回り、暴風警報も出ていなかったという。鵜飼開始から30分ほどたった午後8時ごろ、急な強風と豪雨が発生し、一部の船が流された。 市は20日の観覧船の運航を取りやめ、田川智史・ぎふ魅力づくり推進部長をトップとする事故調査委員会を設置。船長や船員から当時の状況を聞き取り、21日は安全対策の研修をするという。 21日も観覧船は運休。22日の再開を目指す。田川部長は「多くの方にご心配と迷惑をおかけした」と会見で陳謝した。(荻野好弘) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
佳子さま、手話スピーチコンテスト出席へ 21~27日の皇室予定
天皇、皇后両陛下や皇族方の予定を毎週更新します。皇室の方々は様々な行事や式典、宮中祭祀(さいし)などに出席しています。紙面では掲載しきれない公務も紹介します。 宮内庁は8月21~27日の予定を発表しました。秋篠宮家の次女佳子さまは27日、東京都千代田区の有楽町朝日ホールで開かれる「第40回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」に出席します。 予定や表記は宮内庁の発表などを元に紹介しています。前の週の金曜日までに発表されたもので、予定は変更されることがあります。 … この記事は有料記事です。残り374文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「刑事人生で最悪の性犯罪」 23年前のルーシーさん事件、再び注目
有料記事 増山祐史 遠藤美波2023年8月21日 7時00分 元英国航空客室乗務員のルーシー・ブラックマンさんが2000年夏に失踪し、その後に遺体で見つかった事件が、23年後の今夏、ドキュメンタリー配信を機に再び注目を集めている。ルーシー事件とは何だったのか。事件に深く関わった元捜査員と英国人ジャーナリストに思いを聞いた。 「刑事人生の中でも最悪の性犯罪だった」 警視庁OBの山代悟さん(77)はルーシー事件をそう振り返る。当時、殺人など強行犯罪を扱う捜査1課の係長。「山代班」を率いた。 糸口は1枚の捜査資料だった 00年7月にルーシーさんが行方不明になってまもなく、山代班は捜査本部に加わった。生存の可能性は低いとみられ、捜査は難航したが、「全ての刑事が、必ず見つけ出して家族のもとに帰すという一心だった」と言う。 解決の糸口は、ある夜、山代班の2人の目にとまった1枚の捜査資料だった。交番の警察官がその日の事件などを署長に報告する「注意報告書」。男性客からドライブに誘われ、別荘で薬を飲まされてわいせつ行為をされた外国人ホステスがいるという内容で、店のオーナーから聞き取ったものだった。 山代班はこの女性の証言などから、被害現場となっていた神奈川県逗子市のマンションを割り出した。携帯電話の発信履歴の解析なども進めた。山代さんは「一つ一つの点が次々とつながっていった」と振り返る。 押収したビデオテープに映っていたのは こうした捜査で、不動産管理… この記事は有料記事です。残り1553文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
二つの滝の轟音響く米子大瀑布 台風被害経て3年半ぶりアクセス可に
ひとときの涼を求め、深緑に包まれた山道をしばらく歩くと、岩壁に並ぶ二つの滝が、とうとうと流れ落ちる雄大な情景が目に飛び込んできた。 柔らかなシルクの布を広げたように扇状になって流れる不動滝(落差89メートル)と、轟音(ごうおん)とともに豪快に流れ落ちる権現滝(同82メートル)。長野県須坂市の米子大瀑布(よなこだいばくふ)は二つの滝の総称で「夫婦滝」として知られ、「日本の滝百選」にも選ばれた名瀑(めいばく)でもある。 大瀑布へのアクセス道路は、県内に大きな浸水被害をもたらした2019年の台風19号(東日本台風)で崩れ、長らく通行止めになっていた。今年5月、修復工事がようやく終わり、約3年半ぶりに開通した。 かつては硫黄鉱山として栄えた歴史 不動滝の間近までは駐車場か… この記事は有料記事です。残り524文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
斬り込み隊、戦車に飛び込み ビルマ戦を生き抜いた101歳元兵士
暗闇の中、手榴(しゅりゅう)弾を手に敵陣へにじり寄る。木の葉から落ちる露の音さえ、敵の見張りかとドキリとする。あの恐怖は、今も忘れられない。 1943年4月、五十嵐巖さん(101)=新潟県上越市=は、新発田の歩兵第16連隊に入隊した。ガダルカナル島の激戦で失われた兵の補充要員だった。 「生きて帰れぬと覚悟はしましたが、見送りにきた母は胸の内で泣いていたのでしょう」 理不尽なビンタが飛び交う厳しい訓練を経て、所属する第2大隊は9月、日本を出発した。船でフィリピン、シンガポールを経由。目的地のビルマ(現ミャンマー)に着いたのは44年1月だった。 このころ、ビルマの日本軍はインドとの国境を越え、英領インド北東部の要衝インパールに攻め込む「インパール作戦」を実行に移しつつあった。五十嵐さんの部隊は、後方で待機した。 3月に作戦は始まったが、ず… この記事は有料記事です。残り1456文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
リリー・フランキーさん「大変光栄」 出身地の映画祭でアンバサダー
安斎耕一2023年8月20日 11時48分 【福岡】北九州市の市制60周年を記念して12月13~17日に初めて開催される北九州国際映画祭で、宣伝役となるアンバサダーに同市出身の俳優リリー・フランキーさんが就任することになった。7月に市が発表した。 リリーさんは「北九州市で映画祭が開始される初年度にアンバサダーを務めさせて頂くこと、大変光栄に思う。映画と、想(おも)いと、地域の灯(とも)すあたたかさが、人々に伝わるよう尽力したい」とのコメントを寄せた。 国際映画祭では、北九州芸術劇場(小倉北区)や映画館などで国内外の作品を上映する。オープニング作品には、明治末期の九州・小倉を舞台にした「無法松の一生」(4Kデジタル修復版)と、同作品制作の舞台裏に迫るドキュメント「ウィール・オブ・フェイト~映画『無法松の一生』をめぐる数奇な運命~」が選ばれた。 市はこの作品を選んだ理由を「戦時下、小倉を舞台とした娯楽映画が国民に元気を与えた。北九州市は昨年、相次ぐ大火に見舞われ、世界では今も争いが絶えない。この混沌(こんとん)とした時代に、映画の力で新たな時代の扉を開くことを願い、決めた」と説明した。 映画「EUREKA ユリイカ」などで知られる青山真治監督、漫画家の松本零士さんら市ゆかりの故人の追悼上映会もある。映画祭の公式ホームページ(https://kitakyushu-kiff.jp/)などで最新情報を発信していくという。(安斎耕一) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「強い」アカウント、売値100万円超も 詐欺の金はゲームに流れた
メールやショートメッセージ(SMS)から偽サイトへ誘導するURLを踏ませ、決済情報を抜き取るフィッシング詐欺の被害が拡大している。盗み取られた情報はどのように悪用されるのか。 インターネットサイトで勝手に商品を購入され、転売されるケースとは異なる、新たな不正利用の手法も広がりつつあるようだ。 宅配大手を名乗るSMSのURLにアクセスした結果、「アップルID」を抜き取られる被害に遭った、佐賀県唐津市の河上彰範さん(46)。 アカウントにひもづけられたクレジットカードで1万4千円相当の「買い物」が21回繰り返され、被害総額は29万4千円に上った。 不正な買い物の正体は、携帯電話のゲームアプリへの課金だった。 犯人の目的は何だったのか。 レアなアイテムを購入したり… この記事は有料記事です。残り677文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル