増山祐史2023年9月19日 14時47分 19日正午ごろ、東京都府中市栄町3丁目の都立府中高校で、改修工事をしていた作業員が倒れていると119番通報があった。警視庁と東京消防庁によると、20代の男性作業員2人が病院に搬送され、うち1人が意識不明となった。他に3人の男性作業員も体調不良を訴えているという。 府中署によると、現場は同高校敷地内にある使われていない体育館で、作業員10人ほどで改修工事をしていたという。体育館の外壁をシートで覆い、その中で作業をしていたといい、詳しい状況を調べている。(増山祐史) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
男性・男児向けの性被害相談窓口を政府が開設 今月22日から
ジャニーズ事務所の創業者、故ジャニー喜多川氏の性加害問題などに関連し、政府は今月22日から、男性や男児対象の臨時の電話相談窓口を開設する。専門の相談員が受け付け、必要に応じて地域の専門機関につなぐ。 加藤鮎子こども政策担当相が19日の閣議後会見で明らかにした。内閣府によると、相談員は研修を受けた公認心理師や社会福祉士ら。相談内容によって、地域の児童相談所、性暴力被害者に対応するワンストップ支援センターなどにつなぐ。 「男性のための性暴力被害ホットライン」(0120・213・533)は毎週土曜日の午後7~9時、「男の子と保護者のための性暴力被害ホットライン」(0120・210・109)は毎週金曜と土曜日の午後4~9時に相談を受け付ける。これらの窓口は12月23日まで設ける予定。 政府はジャニー氏の問題に関心が高まる中、6月に関係省庁会議を開催。7月に男性や男児向けの相談窓口設置を盛り込んだ緊急対策パッケージをまとめていた。(高橋健次郎) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「神宮外苑は人々が創り、守ってきた文化」 都市環境学者の危機感
有料記事 聞き手・池田伸壹2023年9月19日 16時30分 東京の明治神宮外苑の再開発が議論になっています。「計画が民主的なプロセス抜きで、科学的な裏付けのないまま進んでいる」。世界の緑地に理論と実践の両面から関わってきた都市環境学者の石川幹子さんは、そう警鐘を鳴らしてきました。外苑の価値と再開発について聞きました。 イコモス「外苑は、東京のパークシステムの中核」 明治神宮外苑地区の再開発に対し、ユネスコの諮問機関イコモスは今月、危機にある文化遺産を守るための声明「ヘリテージアラート」を出し、事業者に計画撤回を求めました。3千本以上の樹木の伐採・移植を阻止するとしています。 内苑つまり明治神宮が明治天皇の顕彰のため国費で造営されたのに対し、神宮外苑は全国から献金や献木を受け、10万人超の勤労奉仕で民衆の手により造られました。こんな公園は世界でも例がありません。 なぜニューヨークに広大なセントラルパークが イコモスは神宮外苑を、東京… この記事は有料記事です。残り923文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
おかずクラブ、みやざき大使に 忘れられない地元の味は「ひやしる」
森田博志2023年9月19日 12時23分 宮崎県ゆかりの人に宮崎の魅力を発信してもらう「みやざき大使」に、お笑いコンビ「おかずクラブ」が委嘱された。オカリナさんは西都市生まれ。兵庫県出身のゆいPさんも母方の祖父母が日南市在住と縁がある。 17日に県庁で委嘱式があった。知事から宮崎の好物を聞かれたオカリナさんは「冷汁」をあげ、地元で呼ばれるように「ひやしる」と濁らず話した。実家で食べていた冷汁の味が忘れられないという。ゆいPさんは祖父母宅で夏休みを過ごしたそうで、「(南郷)ハートフルセンターを知ってますか? ずっと通って本を読んでいました」と笑わせた。 宮崎牛のおいしさをアピールしてほしいと、2人には委嘱状とともにヒレステーキも贈られた。コンビで動画配信などをやっており、ゆいPさんは「九州といえば福岡とか鹿児島とか有名どころがあるので、宮崎の魅力を伝えたい」と意気込んだ。県が委嘱するみやざき大使は2人で166組目となった。(森田博志) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
私は猫のキキ、24歳 大分市で長寿の犬猫に表彰、受賞は年々増加
倉富竜太2023年9月19日 12時42分 敬老の日の18日、大分市廻栖野の「おおいた動物愛護センター」で、長寿の犬猫の表彰式があった。表彰された中で最高齢の猫キキ君(オス、24歳)は特別賞に選ばれ、飼い主の阿部美穂子さん(67)=大分市=は「これからも長生きしてほしい」と笑顔をみせた。 26日までの動物愛護週間に合わせたイベント「親子ふれあい動物フェスタ」の一環。表彰対象は、大型犬が15歳以上、中・小型犬が17歳以上、猫が20歳以上で、県獣医師会所属の獣医師の推薦を受けて選ぶ。この日は、犬51匹、猫11匹が表彰され、過去の表彰後も長生きを続けるキキ君を含めた猫4匹、犬12匹に特別賞が贈られた。 キキ君は、生後間もなく知人宅前に捨てられていたのを阿部さんが引き取った。栄養不足で、やせ細っていたのを息子のようにミルクをあげて育てあげた。以前は阿部さんが帰宅すると、肩に飛び乗ってくれていた。高齢になった今は週1回、動物病院で点滴を受けているが、阿部さんが「もう寝るよ」と語りかけると、自分で寝床に向かうという。県獣医師会によると、猫の24歳は人でいえば110歳前後にあたる。 阿部さんは「この子に癒やしをもらっています。長生きの秘訣(ひけつ)は分かりませんが、我が子のように会話し、かわいがることでしょうか」と語った。この日、表彰状を手渡した県獣医師会の立川文雄会長は「表彰する犬猫は年々、増えている。家族の一員としてかわいがる飼い主が増えているからでしょうか」と話した。(倉富竜太) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
小4で母を亡くし、弟たちの世話 荒れた生活の先にあった「居場所」
児童自立支援施設の滋賀県立「淡海(たんかい)学園」(甲賀市土山町)。3月中旬、高さ15メートルある「山びこの塔」の鐘が響いた。 学園から旅立つ子どもたちが鳴らす、「決別の幸せの鐘」。初めて一人暮らしを始めるセイジ(18)は、学園での生活を思い出しながら、揺れる鐘を見上げた。 関西出身。中学2年生だった3年前の冬、寮長の佐伯洸平さん(32)と寮母の香菜さん(41)が夫婦で住み込む甲賀寮にやってきた。 小4の時、大好きだった母が、がんで亡くなった。1歳下と5歳下の弟の面倒を見なければならなかった。下の弟は保育園児。掃除や洗濯、料理を担った。長距離トラック運転手の父親は、家を空けることが多かった。 小5ごろから生活が乱れ始めた。「何してもいいんや。バレへんやろ」。初めは軽い気持ちだった。たばこに飲酒、夜遊びを繰り返した。夜になると遊びに出かけ、朝方に弟たちの朝ご飯を作るために帰宅。それから眠りについた。 「給食を食べに」学校に行き、夕食を作って、また遊びに出かける生活。仲間とバイクに乗って暴れた。「やんちゃしている時は何も考えずに済む。ただただ楽しかったっす」 次第に弟たちの世話が面倒になった。中1のころから家出を繰り返した。補導されたり、児童相談所に一時保護されたり。親の同意もあって、淡海学園への入所が決まった。 中学2年で淡海学園にやってきたセイジ。旅立ちまでの道のりを追いました。 ちゃんと叱ってくれる大人がいた 最寄りのバス停まで徒歩約2… この記事は有料記事です。残り752文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません こぼれ落ちる子どもたち 虐待、貧困、性被害……。大人がつくった支援制度からこぼれ落ち、困難に直面している子どもたちがいます。今の国会では、「こども家庭庁」の設置法案などの審議が始まり、子ども政策の転換点を迎えます。今後、子どもたちに救いの手が届くのでしょうか。リアルな声とともに伝えます。[もっと見る] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ビッグモーターと損保ジャパンに立ち入り検査を開始 金融庁
有料記事 女屋泰之 東谷晃平2023年9月19日 10時03分 中古車販売大手ビッグモーターによる保険金の不正請求問題で、金融庁は19日午前、保険代理店としての同社と損害保険ジャパンに対し、保険業法に基づく立ち入り検査を始めた。検査の結果によっては業務改善命令などの行政処分を検討する。 金融庁の職員が同日午前9時ごろ、ビッグモーターで自動車保険の販売を手がけていた東京都多摩市の店舗に入った。午前10時ごろには、東京・新宿の損保ジャパン本社ビルにも立ち入った。 今後数カ月かけて、顧客保護に問題がなかったかや、両社の取引関係が適切だったかを調べる。損保ジャパンの親会社SOMPOホールディングスにも、必要があれば立ち入り検査を検討する。 損保ジャパンなど損保大手3… この記事は有料記事です。残り300文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「恒心教」称する男、弁護士事務所に脅迫ファクス送った疑いで再逮捕
2023年9月19日 10時04分 東京音楽大学に爆破予告ファクスを送ったとして「恒心教」を称する男2人が威力業務妨害容疑で逮捕、起訴された事件で、警視庁は19日、東京都内の弁護士事務所に脅迫ファクスを送ったとして、このうち無職の大熊翔容疑者(26)を同容疑で再逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、大熊容疑者は1月21、22日、都内の弁護士の事務所に「児童を誘拐する」「止めて欲しければ俺を捕まえてみろ」などと書かれた文章を、インターネットファクス送信サービスを使い数百回送信し、事務所職員の業務を妨害した疑いがある。 大熊容疑者は翌23日、東京農工大大学院生の佐藤直被告(22)=同罪などで起訴=と共謀し、同じサービスを使って東京音大に爆破を予告する文章を送ったとして威力業務妨害罪で起訴された。送信元としてこの弁護士を騙(かた)っていた。 似た内容の文章は1~5月に全国の学校、自治体や企業に対し、ファクスで延べ30万件以上送られており、警視庁が関連を調べている。この弁護士は、ネット掲示板で攻撃を受けた人の依頼を受けるなどした2012年以降、恒心教を称する人たちの誹謗(ひぼう)中傷の対象になっている。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
市役所はなぜ水没したのか 茨城・日立、建て替え時の議論生かされず
台風13号による大雨で、日立市役所は8日夜から電気設備のあった地下が水没し、停電した。2011年の東日本大震災で被災したため建て替えられ、防災拠点として17年に完成した庁舎だ。この庁舎建設に向けて行われた市民懇話会では、地下への浸水を懸念する声が何度も出ていた。現場を訪れた識者は、庁舎の前を流れる川の改修の必要性を指摘している。 市によると、台風による発達… この記事は有料記事です。残り1153文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ベトナム人妻抱きしめた美智子さま 解きほぐされた長年の思い
涙ながらに思いを語るベトナム人妻の話に、上皇さまは腰をかがめながら耳を傾け、上皇后美智子さまはしゃがみ込んで手を握り、その小さな体を抱きしめた。 2017年に当時天皇、皇后両陛下としてベトナムを訪問した上皇ご夫妻との対面は、残留日本兵のベトナム人家族らにとって思いがけない機会だった。 しかし、長年家族を支援してきたベトナム残留日本兵家族会コーディネーターでライターの小松みゆきさん(76)は、戦争に翻弄(ほんろう)されたベトナム人家族の苦難を知るだけに、皇室との交流に複雑な思いも抱えていた。 小松さんは、自身も戦争で親… この記事は有料記事です。残り1567文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル