有料記事 増山祐史 遠藤美波 長妻昭明2023年9月12日 0時00分 東京都狛江市の住宅に1月、男4人が押し入り、住人の大塩衣与(きぬよ)さん(当時90)が殺害され、高級腕時計などが奪われた。事件から半年余りたった8月下旬、大塩さんの親族が取材に応じた。「まだまだ生きると言っていたのに」と言葉を詰まらせた。 大塩さんは20代のころから、東京都内ですし店を夫婦で営んでいた。寡黙な夫が握り、愛想の良い大塩さんが接客。大塩さんと話をしたくて通う常連客もいたという。 店は40年ほど前に閉めて、夫は先立った。大塩さんは5年ほど前から、事件現場となった住宅の2階で生活していた。 「お迎えが来ないのよ」と笑っていたのに 涙の遺族 親族が様子を見に行くと、大… この記事は有料記事です。残り389文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
岐阜の強盗で指示役か、2人再逮捕へ 東京・江東の強盗にも関与疑い
2023年9月12日 0時08分 東京都江東区で5月に起きた強盗事件で逮捕された男(20)と少年(19)の2人が、この約3週間前にあった岐阜県大垣市の強盗事件に指示役として関与した疑いがあることがわかった。岐阜県警は12日、2人を強盗などの疑いで再逮捕する。捜査関係者への取材でわかった。 大垣市の事件は5月2日に発生。会社役員宅から現金約2200万円などが奪われ、これまでに8人が逮捕されている。県警は犯行グループの全容解明を目指す。 捜査関係者によると、男はグループが使用していた携帯電話を準備していたほか、少年は被害品の金券を回収する役割だったことが判明。県警は2人が指示役だったとの見方を強めている。 2人は5月25日に江東区内の住宅に押し入り、現金約240万円などを奪ったとして強盗などの疑いで警視庁に逮捕されていた。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
えんぴつ画家の執念、市を動かす 宇部大空襲の追悼碑立つ
300人を超える死者・行方不明者を出した山口県の宇部大空襲の追悼碑をこの夏、宇部市が建立した。同市のえんぴつ画家、岡本正和さん(70)と空襲を記録した標柱との縁がきっかけになった。 市役所の目と鼻の先。真締川にかかる新川橋のたもと(新天町1丁目)に、「宇部大空襲追悼碑」が7月に完成した。「計8回にわたる被害状況 死亡者254人 行方不明者68人 負傷者557人」と刻まれている。 碑は高さ1・2メートルのステンレス製。その横に「宇部大空襲~平和を未来に~」と題した説明板も設置された。8回に及ぶ空襲が1945年4月26日に始まったこと。7月2日の3回目が最も被害が大きく、約100機のB29が1時間42分にわたって焼夷(しょうい)弾を投下したことなどを記し、空襲後の市街地の写真も掲示した。 74回目の終戦の日が近づいた2019年8月。岡本さんは当時の市役所近くにあった「宇部大空襲のあとを残す焼夷弾の芯」という高さ約1・5メートルの木製標柱を見に行った。周囲は草だらけで、説明板に「ポイ捨て禁止」の看板が立てかけられていた。 標柱と説明板は市が作ったも… この記事は有料記事です。残り709文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
小学生男児の体触った疑い 小学校教員を強制わいせつ容疑で逮捕
安田朋起2023年9月11日 22時07分 小学生男児にわいせつな行為をしたとして、福岡県警門司署は11日、北九州市門司区下馬寄の小学校教員、岡田拓己容疑者(25)を強制わいせつの疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。 調べでは、岡田容疑者は2019年12月ごろから20年9月ごろまでの間、市内の公共施設で、当時小学校高学年だった男児の体を触るなどわいせつな行為をした疑い。岡田容疑者は現在、市立小教員だが、当時は教員ではなかった。行為は複数回にわたり、2人きりの状況で行われたという。今年8月に第三者からの情報提供があり、捜査を進めていた。(安田朋起) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
集合住宅で火災、3人の遺体を発見 住民と連絡とれず 岡山
有料記事 2023年9月11日 18時20分(2023年9月11日 22時09分更新) 11日午後1時50分ごろ、岡山市北区南方5丁目の集合住宅「グリーンコーポ南方」1階の無職栗尾恵さん(79)方から出火し、鉄骨2階建て集合住宅の1室約50平方メートルが焼けた。焼け跡から性別不明の3人の遺体が見つかった。栗尾さんと、同居する長男(58)、次男(58)の計3人と連絡がとれず、岡山県警は遺体がこの3人とみて身元の確認を進めている。 県警によると、同住宅の管理会社の従業員らが栗尾さん方を訪れた際、火が出ているのに気づいて110番通報した。 朝日新聞の取材に対して管理会社は、滞納状態だった家賃について相談するために従業員5人で訪問し、部屋のベルを鳴らして待っていたところ、室内から火の手が上がったとしている。 県警は室内の誰かが火を付けた可能性も含め、慎重に調べている。 集合住宅は栗尾さんの家族のほか、2階に1人が住んでいたが、出火当時は外出中だった。現場はJR岡山駅から北に約1キロの密集した住宅街。 白昼の煙、住民騒然 岡山市北区南方5丁目で11… この記事は有料記事です。残り414文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「子どもファーストの保育を」 三重・桑名の不適切保育で第三者委
三重県桑名市の「長寿認定こども園」(桑名市北寺町)で不適切な保育があった問題で、市が設けた第三者委員会は11日、報告書を公表した。伊藤徳宇市長と、こども園を運営する社会福祉法人・花園福祉会の加藤晶子理事長に再発防止策を提言した。 報告書は確認できた不適切保育の主な事例として、危険回避の行動以外の(保育士が)腕や足を引っ張る行為▽トイレに決まった時間にしか行かせない行為▽本来なら午後1時までの給食時間だが、昼食をおやつの時間まで食べさせていたことが複数回あった▽複数の保育士が子どもに対して人格を尊重しない発言をしたり乱暴な言動で接したりした▽外国籍の児童に対して厳しい口調で怒った、などを挙げた。 そのうえで、保育士が疑問点や意見を出しやすい民主的な組織風土づくりや、保育士のスキルアップのための研修の必要性を指摘。子どもを最優先に考えた保育環境の整備や労働環境の改善などを園に提言した。 市に対しては、園児の保護者… この記事は有料記事です。残り137文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
初秋の風に吹かれ 干拓地にヒマワリ50万本見頃 ライトアップも
2023年9月11日 19時00分 福岡県柳川市橋本町の「柳川ひまわり園」でヒマワリが見ごろを迎えている。干拓地の約5ヘクタールに約50万本が育つ。高さ約120センチまで伸び、初秋の風に吹かれて揺れる。午後8時半までライトアップされ、日没後も楽しめる。ひまわり園は18日まで。 主催の一般社団法人柳川むつごろう会によると10日現在で6~7分咲き。今年は大雨の影響で種を3回まいたという。駐車場があり、環境整備協力金として一般車500円、観光バス1千円が必要。西鉄柳川駅から臨時バス(1人500円)もある。問い合わせは同会(0944・72・0819)へ。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「コロナ感染」と虚偽報告 特別休暇取得の空自隊員を停職5日の処分
豊島鉄博2023年9月11日 19時00分 航空自衛隊春日基地(福岡県春日市)は11日、新型コロナウイルスに感染したと虚偽の報告をし、特別休暇を取得したとして、西部航空警戒管制団の男性空士長(27)を停職5日の懲戒処分にし、発表した。 発表によると、空士長は昨年11月28日、新型コロナの抗原検査で陰性だったにもかかわらず、感染したと上司に報告し、5日間の特別休暇を取得した。検査結果の証明書に記された「-」の文字を「+」に書き換え、スマートフォンで撮影し、上司に送信していた。「出勤前に38・7度の熱があり、少しでも長く休みたいと思った」と話したという。 また、西部航空警戒管制団の男性2等空曹も同日、停職20日の懲戒処分にした。2020年8~10月、自分名義の銀行口座キャッシュカード5枚の暗証番号を、複数回にわたり他人に有償で譲渡したという。21年12月に犯罪収益移転防止法違反の疑いで東京地検に書類送検され、昨年2月に不起訴処分となっていた。(豊島鉄博) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
造船所に係留中の汽船が転覆、2人が死亡 広島の大崎上島
興野優平2023年9月11日 16時25分 11日午後0時35分ごろ、「船が浸水した」と広島県大崎上島町の造船会社「小池造船海運」から118番通報があった。呉海上保安部によると、同社の造船所で船の係留をしていた汽船「栄丸」(19トン)が浸水し、転覆。船に乗って作業していた保科諭さん(54)、服藤文孝さん(57)が心肺停止となり、搬送先の病院で死亡が確認された。 当時、現場の天気は晴れており、視界は良かったという。同保安部が事故の原因を調べている。(興野優平) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
同性パートナーがいる職員への扶養手当不支給 「違憲」の訴え棄却
石垣明真 上保晃平2023年9月11日 16時32分 パートナーが同性であることを理由に扶養手当などを支給しなかったのは憲法違反だとして、元北海道職員の佐々木カヲルさん(54)が道などに約470万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が11日、札幌地裁であった。右田晃一裁判長は、道などが支給対象とする「事実上婚姻関係と同様の事情にある者」に、「同性カップルは含まれないとする解釈が一般的だ」として、請求を棄却した。 判決によると、佐々木さんは道職員だった2018年春、同性パートナーと交際を始め、同年6月に札幌市のパートナーシップ宣誓制度に登録。共同名義で購入した分譲マンションで同居していたが、同性を理由に扶養手当を不支給とされた。 判決は、民法上の婚姻は「異性間に限られる」と指摘。同性カップルへの法的保障に社会的な理解が広がり、一部の自治体は「事実上婚姻関係と同様の事情にある者」に同性カップルを含みうると解釈しているが、道なども同様に解釈すべき義務を負っていたとまではいえないと結論づけた。 判決後、佐々木さんは「結論ありきで、表面的な判決だ」と批判した。(石垣明真、上保晃平) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル