2023年9月5日 8時44分 2019年7月、京都アニメーションの第1スタジオ(京都市伏見区)が放火され36人が亡くなった事件の裁判員裁判が5日、京都地裁で始まる。傍聴券が配られる予定の京都御苑富小路広場では、午前8時20分ごろから、地裁職員が希望者の整列を始めた。会場には100人以上が集まり、職員の指示に従って並び始めた。 大学1年の西野響輝(ひびき)さん(19)=京都市=は「法学部に入っていて、裁判の傍聴にはよく来ていたが、こんなに被害者が多い裁判は初めて。全国的なニュースになっていたので、ずっと注目していた。被告から何が語られるのか、気になっている」と話した。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
京アニ事件、傍聴整理券の配布終了 400人以上にリストバンド
2023年9月5日 9時39分 2019年7月、京都アニメーションの第1スタジオ(京都市伏見区)が放火され36人が亡くなった事件の裁判員裁判が5日、京都地裁で始まる。京都御苑富小路広場では、数十席とみられる一般傍聴席をめぐり、「傍聴整理券」と書かれたリストバンドの配布が午前9時15分で終了した。400人以上が受け取った。午前9時半の当選発表まで、木陰で待つ人たちの姿が目立った。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【速報中】京アニ事件の初公判、400人以上に傍聴整理券を配布終了
死者36人、負傷者32人。2019年7月18日、京都アニメーションの第1スタジオが放火され、人気アニメ作品の監督や若手アニメーターらが命を落としました。 殺人事件として戦後最悪とみられる犠牲者となった事件の初公判が5日午前、京都地裁で始まります。事件から4年。殺人や現住建造物等放火などの罪で起訴された青葉真司被告(45)は、どんな表情で、何を語るのか。そして検察側、弁護側双方の主張とは。 143日間に及ぶ裁判の初日を詳報します。 09:40 ■当選者は35人 地裁の中へ 地裁近くの京都御苑富小路広場では午前9時40分ごろ、一般傍聴席の抽選結果が発表された。400人以上が整理券を受け取っており、当選者35人の番号が掲示された。 当選者はリストバンド型の傍聴券を受け取り、地裁の中へと入っていった。 当選した京都市の大学3年の女性は「一緒に法学部で学んでいる友達4人と来たが、私1人だけが当選した。みんなの分もしっかりと裁判の内容を聞きたい。(青葉)被告から謝罪の言葉があるのかが気になっています」と話した。 09:15 ■リストバンド、400人以上に 京都御苑富小路広場では、数十席とみられる一般傍聴席をめぐり、「傍聴整理券」と書かれたリストバンドの配布が午前9時15分で終了した。400人以上が受け取った。午前9時半の当選発表まで、木陰で待つ人たちの姿が目立った。 08:20 ■傍聴券の配布会場に100人以上 傍聴券が配られる予定の京都御苑富小路広場では、午前8時20分ごろから、地裁職員が希望者の整列を始めた。会場には100人以上が集まり、職員の指示に従って並び始めた。 大学1年の西野響輝(ひびき)さん(19)=京都市=は「法学部に入っていて、裁判の傍聴にはよく来ていたが、こんなに被害者が多い裁判は初めて。全国的なニュースになっていたので、ずっと注目していた。被告から何が語られるのか、気になっている」と話した。 ■傍聴券の配布場所に十数人[08:00] 傍聴券が配られる予定の京都御苑富小路広場では午前8時ごろ、配布30分前にもかかわらず、ベンチに座って待つ人が十数人ほどみられた。 京都地裁の周辺には、テレビカメラを持った報道関係者ら数十人が集まっていた。上空には報道機関とみられるヘリコプターが飛んでいた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
電池交換必要と思わせ→実は中古に 詐欺容疑で兄弟含む5人逮捕
華野優気2023年9月4日 20時25分 火災警報器の電池を新品に交換したと思わせ、現金をだまし取ったとして、大阪府警は4日、職業不詳で大阪市中央区の25歳と24歳の兄弟を含む、市内の20代の男女計5人を詐欺などの疑いで逮捕し、発表した。認否は明らかにしていない。 府警生活経済課によると、5人はそれぞれ共謀し1月下旬、市内の30~80代の男女4人宅を訪問し、火災警報器の電池交換が必要とうそを言い、さらに中古のものに換えたのに、新品に交換したと思わせ、計2万200円をだまし取った疑いがある。 兄弟らは「株式会社エスカーリー」と名乗り、高齢者宅に訪問販売をしていた。府警は押収資料から、昨年8月~今年5月に約3500万円を売り上げ、顧客は延べ約1500人に上るとみている。(華野優気) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
京アニ事件、被告救った医師が続けた15分の対話 被告が尋ねたこと
有料記事 光墨祥吾 関ゆみん2023年9月5日 5時00分 36人が亡くなった京都アニメーション放火殺人事件の裁判が5日、京都地裁で始まる。青葉真司被告(45)は事件で全身にやけどを負い、いつ命を落とすかわからない危険な状況が続いた。約4カ月間にわたり治療にあたった元主治医は、九死に一生を得た被告に伝えたいことがある。命の尊さに気づいたのなら、絶対に目を背けるな、逃げるな、裁判に向き合いなさい、と。 鳥取大医学部付属病院高度救命救急センター(鳥取県米子市)の上田敬博(たかひろ)教授(51)は事件2日後、当時勤務していた近畿大病院(大阪府大阪狭山市)で被告と対面した。 やけどは全身の9割以上。皮膚の移植手術などを続け、意識が戻ったのは約1カ月後だった。 リハビリ嫌がった被告 理由を聞くと 初めて声が出たとき、彼はひとり泣いていた。聞くと、「二度と声が出ないと思った」。 自分の体を心配する姿に、事件の犠牲者に思いが至っていないと感じた。 それからほぼ毎日、朝と夜の15分間、話をした。 思い描いていたような人物で… この記事は有料記事です。残り1154文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
京アニ事件きょう初公判、責任能力が争点 被害者の一部は匿名に
有料記事 光墨祥吾 森下裕介2023年9月5日 5時00分 2019年7月、京都アニメーションの第1スタジオ(京都市伏見区)が放火され36人が亡くなった事件で、殺人や殺人未遂、現住建造物等放火などの罪で起訴された青葉真司被告(45)の裁判員裁判が5日、京都地裁で始まる。刑事責任能力の有無や程度が争点で、裁判は143日間に及ぶ。殺人事件として戦後最悪とみられる犠牲者を出した事件から4年。動機や経緯について被告が何を語るか注目される。 事件は19年7月18日午前10時半ごろに発生。起訴状などによると、被告は3階建ての第1スタジオに侵入し、1階にガソリンをまいて放火。アニメを制作していた社員ら36人が死亡し、32人が重軽傷を負ったとされる。 京都地検は20年6月から、被告の事件当時の精神状態を調べる鑑定留置を実施。その結果、刑事責任を問えるとみて同12月に起訴した。裁判では検察側は被告に完全責任能力があったと訴え、弁護側は責任能力のない心神喪失か、著しく減退した心神耗弱だったと反論するとみられる。 被告も重いやけどを負ったが、治療で会話ができるまでに回復。被告人質問は計約10回の期日にわたる予定で、遺族が直接質問する機会もある。逮捕時は容疑を認め、「ガソリンを使えば多くの人を殺害できると思った」と供述。任意の事情聴取では「小説を盗まれたのでやった」との趣旨の発言をしたとされる。 証人として精神鑑定をした医師や京都アニメーションの八田英明社長らが出廷する。11月には責任能力に絞って検察側、弁護側の双方が意見を述べる中間論告・弁論があり、判決は来年1月25日に言い渡される予定だ。(光墨祥吾、森下裕介) 被害者の匿名化、識者ら「十分検討を」 京アニ事件の裁判は、被害者の一部を匿名にして審理される見通しだ。刑事訴訟法に基づく措置で、遺族の希望を受けて京都地裁が決めた。ただ、憲法は裁判を「原則公開」としており、匿名審理の適用は慎重にすべきだとの指摘もある。 匿名審理は性犯罪事件などを… この記事は有料記事です。残り924文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
旧統一教会への「過料」、6日の審議会後に申し立てへ 文科省方針
2023年9月4日 20時28分 文部科学省は、6日に開く予定の宗教法人審議会で意見を聞いたうえで、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に行政罰の「過料」を科すよう近く東京地裁に申し立てる方針を固めた。複数の関係者への取材でわかった。宗教法人法が定める「報告徴収・質問権」を昨年から7回行使して調査を続けてきたが、教団から回答がなかった項目が多数あったとして、罰則適用が必要と判断した。 同法は、質問権を行使した調査に対して回答しなかったり、虚偽の回答をしたりした場合などに10万円以下の過料を科すと定める。質問権に関連して過料を申し立てた前例はない。 文科省の申し立てを受けて行われる地裁での審理は非公開で、教団側は過料は不当だと主張するとみられる。 政府は昨年11月から計7回に及んだ質問権行使を終える方針。高額献金の被害を訴える多数の元信者らへのヒアリングなどを踏まえ、同法が定める解散命令の要件を満たすと判断。10月中旬にも解散命令を地裁に請求する方向で調整している。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません 旧統一教会問題 2022年7月8日に起きた安倍晋三元首相銃撃事件をきっかけに、旧統一教会の問題に注目が集まっています。特集ページはこちら。[もっと見る] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
阿波踊り20万円席の建築基準法違反、実行委員長代行「深くおわび」
今夏の徳島市の阿波踊りに新設された1席20万円の「プレミアム桟敷席」が建築基準法に違反していた問題で、阿波踊りを主催する「阿波おどり未来へつなぐ実行委員会」は4日、祭り閉幕後初めてとなる会議を市内で開いた。実行委員の代表者が違法にいたったことを謝罪したうえで、責任の所在について協議した。 冒頭、弘田昌紀・実行委員長代行が「席を購入した人をはじめ、関係するみなさんにご心配とご迷惑をかけ、深くおわびする」と述べた。7月末の建築確認申請時は適法だった図面から、いつ誰が違法な構造に変えたのかについて、実行委事務局は「引き続き詳細を調査中」とした。 企画を立案し、観光庁へ補助金を申請した主体はレジャー関連会社「アソビュー」(東京)で、ほかの一般の桟敷席と合わせて建築確認申請をしたのは実行委員会だった。 そのため、組織をまたぐ問題になっており、委員からは「責任の所在や費用負担のあり方をはっきりさせなければならない」との声が上がった。 事務局は、事業費は観光庁の補助金ですべて賄われており、現計画では収入も支出も実行委の会計を経由しない仕組みであることを説明した。また、アソビュー社と同社が委託した建築業者が、「建築の実行者」に位置づけられるという。 弘田氏は過去、市役所で建築確認部門を所管する部長を務めていたが、会議後の報道陣の取材に「安全対策をしたら(検査済み証がなくても)大丈夫と思ってしまった」と語った。 台風7号が接近していた14日に踊りを開催したことについて、弘田氏は各委員に「(中止を望む)市の意向に配慮しつつ、不測の事態が発生した場合には速やかに対応することを前提に開催することにした」などと説明した。 その後の取材に、「判断は適切だったと考えるが、今後は災害時に市と連携してストップできる組織体制にしていきたい」と話した。(東孝司) 今年の人出は3日間の開催でも昨年上回る 今夏の徳島市の阿波踊りの人… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ビッグモーター古賀店前の土壌でも除草剤成分検出 市が被害届提出へ
池田良2023年9月4日 20時52分 福岡県古賀市は4日、中古車販売大手・ビッグモーターの古賀店(古賀市舞の里3丁目)前の街路樹の土壌を調べた結果、除草剤に含まれる成分が高い濃度で検出されたと発表した。近く福岡県警に被害届を提出する方針。 市建設課によると、古賀店と付近の店舗沿いの街路樹の土壌、計12カ所を調査した結果、すべての調査地点で除草剤の成分「グリホサート」が検出され、古賀店に接する8カ所からは、周辺の土壌と比べ、最大で166倍の濃度で検出されたという。 古賀店が出店した2017年2月時点では、店舗に接する市道に計11本の街路樹があったが、うち7本が枯れるなどしていた。市が、8月中旬に古賀店と本社に除草剤の使用について文書で尋ねたところ、21年ごろから月1回の頻度で店舗南側の市道沿いで除草剤を使っていた店長経験者がいた旨の回答があったという。(池田良) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ラーメンもっこす社員「労働改善求めても変わらず」主張、会社を提訴
小川聡仁 高木智也2023年9月4日 21時00分 多い月で175時間を超える時間外労働が原因で、適応障害を発症したとして、兵庫県内でラーメン専門店を運営する「もっこすフーズ」(本部・神戸市灘区)の男性社員(29)が、同社に損害賠償と未払い賃金の支払い計約1735万円を求める訴訟を神戸地裁に起こした。 4日に記者会見した男性は「何も問題解決せず、こういう状態になるまで働かせる会社は殺人未遂に等しい行為だと思う」と訴えた。提訴は7月20日付。 訴状によると、男性は2011年ごろにアルバイトとして雇用され「もっこす石屋川店」(神戸市灘区)で働き始め、19年9月に正社員に。店長に昇格後の昨年1月に適応障害と診断された。翌2月から休職が続き、神戸東労働基準監督署から同年11月に適応障害として労災認定を受けた。 訴えの中で男性は、同店の社員やアルバイトが相次いで辞めて人手不足に陥り、社長からは人件費を抑えるよう指示されたことなどから時間外労働時間が増えたと主張。会長や社長に長時間労働の改善を申し出たが改善されず、心身の健康を損なったとしている。 同社の広報担当者は朝日新聞の取材に対し「今後の裁判があるのでコメントは差し控える」とした。 同社をめぐっては、神戸東労働基準監督署が8月、石屋川店のこの男性とは別の従業員3人を、労使協定で定めた時間を超えて働かせたとして、社長と、法人としての同社を労働基準法違反容疑で書類送検した。(小川聡仁、高木智也) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル