深津慶造2023年9月2日 18時00分 埼玉西武ライオンズは9月から、長髪がトレードマークのエース高橋光成投手が発案した「チームロンゲ」グッズを売り出す。 野球帽の後部に、金色のグラデーションでカールがかかった約30センチの「髪の毛」が付いた「なりきりヘアーキャップ」が目玉商品だ。 高橋投手は、2021年から験担ぎで髪を伸ばし始めた。同じく長髪の後輩、今井達也投手と「ファンの方も同じ髪形になれるようなグッズがあったら面白い」と話したのがきっかけで、今年5月、球団のグッズ担当者に提案していた。 グッズは他にヘアバンドやヘアゴム、高橋投手が書いた「部員募集中」の文字をあしらったタオルなど10種類。ベルーナドーム内の球団グッズショップかライオンズストアオンライン(https://store.seibulions.jp/shop/)で購入できる。 チームロンゲの部長を務める高橋投手は8月29日現在、防御率2・36でリーグ2位。副部長の今井投手は7月の月間MVPに輝くなど、チームの順位が低迷する中でも活躍を続けている。 高橋投手は「ファンの皆様がなりきりヘアーキャップをかぶっているところを想像しながら、色みや長さにこだわった」、今井投手は「光成さんや僕がどんな感覚なのか気になる方は、ぜひかぶってほしい」とコメントしている。(深津慶造) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
横浜市磯子区で火災、青果店が全焼
2023年9月2日 18時49分 2日午前9時40分ごろ、横浜市磯子区杉田1丁目の青果店から出火、木造3階建ての同店が全焼し、隣接する3棟の外壁なども焼損した。けが人はいなかった。 同店の男性従業員(58)が2階から火が出ているのを発見して通報した。隣接する飲食店の店長は「開店準備中に通行人から隣から煙が出ていると声をかけられ、従業員と逃げた」と話していた。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
週末だけ縄文人? 出版で伝えたい「失敗しまくり」の先にあるもの
平日は都心で会社員、週末は地方で縄文人――。そんなコンセプトで、現代の道具を使わず、自然にあるものだけで土器や竪穴式住居などをつくってきた男性2人が8月末、体験をまとめた本「週末の縄文人」(産業編集センター)を出版した。つくった石斧(せきふ)や土器なども東京都内で4日まで展示されている。 「週末縄文人」として活動するのは、縄(じょう)さん(32)と文(もん)さん(31)=いずれも仮名=。同じ会社で映像制作の仕事をしながら、動画を配信するユーチューバーだ。山の中などでスーツ姿で活動。チャンネル登録者は約12万人にのぼる。 活動の原点は「自分の力で生きていると感じたい」という思いだ。 縄さんは大学時代、ワンダー… この記事は有料記事です。残り1413文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【そもそも解説】東京ディズニーとUSJ 「東西2強」までの変遷
その時代の文化や経済、人々の価値観の変化に合わせて日本の遊園地やテーマパークはその姿を変えてきた。どんな変遷をたどってきたのだろうか。 Q 日本の遊園地やテーマパークはいつできた? A 草分け的な存在とされるのが、明治時代から遊具施設を置く「浅草花やしき」や1911年に「宝塚新温泉」として開業した宝塚ファミリーランドだ。その後、戦後の高度経済成長期に暮らしが豊かになると、遊園地はレジャーの有力な選択肢として生活に浸透していった。 Q 1983年はなぜ「テー… この記事は有料記事です。残り672文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
紀伊半島の山中に、巨大な鳥居群? 土石流から命を守る設備の正体は
林敏行2023年9月2日 16時30分 世界遺産の参詣道が通る奈良県黒滝村の黒滝川に、真っ赤な鳥居を重ねたような構造物がある。鋼鉄の直径は58センチあり、全体の高さは13メートル、幅35メートル。水の流れを遮らない「透過型」と呼ばれる砂防ダムで、倒木や巨岩の流出を食い止める。 土石流による下流の住宅の倒壊や浸水を防ぐため、「不透過型」と併せて一帯では三つの砂防ダムを整備。2015年度に工事が始まり、昨春に完成した。工事に関わった県の担当者によると、現場周辺の土の色に合わせて、鋼鉄は赤色に塗られた。 9月4日、黒滝川上流の山肌が大きく崩落した紀伊半島大水害から12年を迎える。当時も砂防ダムはあったが土石流を防ぎきれず、下流の集落では住宅1戸が倒壊、14戸が浸水し、橋が壊れるなどの被害があった。 村によると、ダム周辺の道路復旧はさらにあと3、4年かかるという。担当者は「伐採や植林による山肌の管理が土石流防止には重要。山に入る道路整備も大切」と話す。 住宅などに近接する土砂災害警戒区域は、全国で約68万カ所。各自治体が被害軽減のための工事を進めているが、指定区域の数が多く個人の備えも求められている。(林敏行) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
夜の中学校のプールでおぼれて22歳男性死亡 体育館でバスケ後に
大平要2023年9月2日 11時34分 1日午後9時10分ごろ、静岡県湖西市の市立鷲津中学校のプールで、「友人がおぼれた」と通報があった。おぼれたのは近くに住む会社員の男性(22)で、その後死亡が確認された。 湖西署によると、男性は同日午後7時半ごろから、同校の体育館で、約20人とバスケットボールをした後、20代の友人と2人で敷地内のプールに入ったという。 先に飛び込んだ男性が出てこないことから友人が探したところ、意識のない状態で見つかり、警察などに通報。救急搬送された後、死亡が確認された。同署が死因を調べているが、外傷はないという。 男性たちは体育館の使用について学校の許可を得ていたものの、プールは許可を得ておらず、約1メートルのフェンスを越えて入ったとみられる。水深は約1・2メートルだった。(大平要) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
胆振東部地震5年で追悼式 37人犠牲の北海道厚真町「教訓伝える」
松本英仁2023年9月2日 12時00分 最大震度7を観測し、44人が死亡した北海道胆振(いぶり)東部地震から6日で5年になるのを前に、自治体の中で最多の37人が犠牲になった厚真(あつま)町で2日、追悼式が営まれた。国や北海道が進める河川や農地などの大型復旧工事は今年度内に終了する見込みで、今後は被災者の心のケアや災害を乗り越えた新たな地域づくりなどに課題が移る。 追悼式には遺族ら約260人が参列した。宮坂尚市朗町長は式辞で「私たちは全力で生き、愛する人たちを守り抜くため、いつ発生するかわからない災害に備え、多くの支援を賜った使命として命を守る防災・減災対策を牽引(けんいん)する」と述べた。 遺族を代表して、両親を亡くした畑島武夫さん(61)が「これまでの地震の歴史や教訓をいかせず、大切な人やものを失って、ようやく伝え、備えることの大切さを学んだ。災害の記憶と教訓、備えの大切さを風化させずに後世に伝える」とあいさつした。 地震は2018年9月6日午前3時7分に発生し、厚真町と隣接する安平(あびら)町、むかわ町で大きな被害が出た。国土交通省によると、山の表面をおおう土壌が崩れ落ちる「表層崩壊」の面積は44平方キロに及び、就寝中の住民が住宅ごと押し流されて多くの犠牲者が出る原因となった。明治以降の主な地震災害で最大とされる。さらに地震直後に国内初の「ブラックアウト」(全域停電)が起きた。(松本英仁) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
日本にも「ニュース砂漠」は生じるか 愛媛の港町で民放が打った奇策
記者コラム「多事奏論」 論説委員・田玉恵美 港を見下ろす山の斜面に、特産のみかん畑が広がる。愛媛県八幡浜市には、松山空港から車を運転して1時間半ほどで着いた。地元テレビの記者・中岡照夫さん(58)に会う。 「朝の火事で現場へ行ってきたところなんです。着いたらボヤで、もう消えてたんですけどね」 中岡さんはこの街を拠点にして八幡浜市、大洲市、西予市、内子町、伊方町の5市町を担当している。人口はあわせて約13万人。伊方原発も管内に抱える。 取材するのは、交通事故や自然災害、役所や議会の動向、市場の競り、学校の始業式など、ありとあらゆる街の話題だ。東京都の7割ほどの広さがある地域を愛車のトヨタ・パッソで駆け回る。 私が訪ねたこの日は、県などが河原でドローンを飛ばし、災害時に上空から被害を把握できないか実験する様子を3時間ほど取材した。NHKの取材班は、記者のほかカメラマンや撮影アシスタントの複数で現場に来ていたが、中岡さんはひとりだ。 カメラと三脚を移動させながらドローンそのものをアップで撮ったり、空を舞う様子を撮ったり。その合間に県の担当者にカメラを向けてインタビューし、それが終わるとカメラを置いてさらに詳しく話を聞き、メモをとる。ドローンからどんな映像が送られてきたのかもチェックする。局舎に戻るとパソコンを開いて原稿を書き、映像を確認した。 ここで以前なら、できあがった原稿と映像は自分が所属するテレビ愛媛の本社(松山市)に送っていた。 だが今は、ライバルだった県内の他の民放3局(南海放送、愛媛朝日テレビ、あいテレビ)の本社にも一斉に届ける。 2年前、テレビ愛媛の八幡浜支局が民放4局による「八幡浜共同支局」にくら替えしたためだ。 愛媛県の民放はどの局も長らく、それぞれがこの街に支局を構えて記者を置いていた。だが共同支局ができたのを機に、この街に駐在していた他局の記者3人は局舎を引き払って本社などに異動した。今は中岡さんだけがここに残り、各社を代表して取材している。全国でも初めてとみられる新しい試みだ。 もしこの街で全国ニュースになるような出来事があれば、フジテレビ系のテレビ愛媛の中岡さんが撮った映像が、テレビ朝日系の「報道ステーション」でも、TBS系の「news23」でも、同じように使われる可能性がある。 四国の西の玄関口として栄えた八幡浜にはかつて、たくさんの報道機関が記者を置いていた。 15年前には民放4局のほかに少なくとも8社(愛媛新聞、NHK、朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、八幡浜新聞、八幡浜民報、南海日日新聞)の拠点があった。 松山市に本社がある愛媛新聞のほか、三つもの地域紙が共存していたのがこの街の特徴だ。その昔は「伊予の大阪」と呼ばれるほど商業がさかんだった八幡浜は、スポンサーにも恵まれ、伊方原発の反対運動が激しかったことなどもあり、ジャーナリズムが元気な地域だった。 だが、その三つの地域紙も発行人の高齢化などによって2019年までに終刊や休刊に。朝日新聞と毎日新聞も支局を閉じたため、近年は民放テレビ4局をのぞくと愛媛新聞、NHK、読売新聞の3社だけになった。 民放地方局の未来も決してバ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
水道水は飲んだことがない? 同世代でも意外とちがう飲み水の価値観
有料記事 聞き手・高重治香2023年9月2日 9時30分 ミネラルウォーターやウォーターサーバーが普及し、「水道水を飲んだことがない」という人もいれば、毎日飲む人もいる。 命をつなぐ飲み水についての感覚が、かくも個人差があるのはなぜなのか。水ジャーナリストの橋本淳司さんに聞きました。 飲み水についての感覚は、人によってかなり異なります。 水道の普及率は1950年には約26%でした。飲み水は井戸水から水道水へ、さらにペットボトルの水や宅配水も飲むようになるという変化が、この70~80年で起きました。また、四国のように渇水が多い地域や、災害による断水を経験した地域などでは、水を大切にする感覚が強い傾向がある。生きてきた時代や場所により、価値観は変わります。 たとえば私が教えている大学… この記事は有料記事です。残り1061文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
1500万円の還付ミス、市が回収断念 男性「使った」→破産申請
大阪府摂津市が2018年、市内の男性に本来より約1500万円多く住民税を還付した問題で、市は1日、全額の回収を断念したと発表した。約550万円は回収できる見込みとしている。 市によると、18年4月に市の担当者が、男性の住民税の控除額を端末に誤って入力。約166万円のはずが、約1668万円と1ケタ多くしていた。約1年後にミスに気づいて返還を求めたが、男性は「使ってしまい、返還できない」と答えたという。 市は男性を提訴し、大阪地裁は21年10月に過払い分約1500万円の全額を返還するよう命じた。その後も交渉を続けたが、男性は22年に破産を申し立てたという。 市は「道義的責任」を理由に、森山一正市長と奥村良夫副市長の給料を3カ月間、2割減額する条例改正案を、6日に開会する市議会定例会に提出する。(田中祐也) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル