東京都台東区の松村智成議員(自民党)が、20日にあった区議会の一般質問で、「偏向した教材や偏った指導があれば(児童を)同性愛に誘導しかねない」と発言していたことが分かった。 松村議員は、LGBT理解増進法が6月に成立したことを受け、教育現場での取り組みについて質問。「性的マイノリティーへの不当な偏見や差別はあってはならない」とした上で、ある自治体が小学校高学年向けにつくった、性の多様性に関する教材を紹介。「児童が混乱する」として「男、女、それ以外、などの性自認について、偏って指導することは本当に不必要」などと述べた。 松村議員は27日、朝日新聞… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
静岡・富士宮市の病院内で切りつけか、3人死亡
27日午後、静岡県富士宮市にある富士脳障害研究所付属病院(塩川芳昭院長)で、「3人ぐらいが刺された」と病院から消防に通報があった。静岡県警によると、院内で男女3人が死亡したという。県警が当時の状況などを調べている。 同病院は1980年3月に開設、病床数160床(一般病床80床、療養病床35床、回復期リハビリテーション病床45床)で、脳卒中(脳梗塞〈こうそく〉、脳出血、くも膜下出血、一過性脳虚血)の急性期治療を中心に医療を展開。24時間態勢で救急診療も行っている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「ゴジラ」も来た!7年でロケが2.5倍の浜松、撮影誘致に荒い鼻息
11月に全国で公開される映画「ゴジラ-1.0(マイナスワン)」の一部シーンが、遠州灘や浜名湖で撮影された。ロケを支援した浜松市は、観光誘客につなげようと知恵を絞る。 中野祐介市長は25日の記者会見で「すでに様々なところで話題になっている久々の大作映画。ロケ支援を一丸となって観光誘客、地方創生につなげたい」と意気込みを見せた。映画は11月3日から全国500館以上で公開され、北米を中心に海外でも上映される。 映画の舞台は戦後の東京だが、昨年4~6月、海上での戦闘シーンが天竜川河口沖の遠州灘などで撮影された。市によると、撮影に使う船の改造やメンテナンスで、地元の事業者も協力したという。 市は、イベントでゴジラ像を展示するなどPRに協力する。また、浜名湖周辺の事業者が「ロケ地クルージング」を企画し、10月下旬から運航予定だ。周辺の飲食店なども関連商品を開発中という。 「どうする家康」でロケはさら増える? 映画やテレビ番組などのロケ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
3億6千万円も不正申請容疑、6人再逮捕 PCR検査詐欺未遂事件
新型コロナPCR検査の無料化事業で、東京都に補助金を不正に申請したとして会社役員の上嶋大輔容疑者(40)ら男6人が詐欺未遂容疑で逮捕された事件で、警視庁は27日、別の時期にも補助金をだまし取ろうとしたとして6人を同容疑で再逮捕し、発表した。認否は明らかにしていない。 捜査2課によると、6人は共謀し、「東京都PCR等検査無料化事業」について2022年8月、22年7月分の検査の精算額を約3億6千万円とする虚偽の実績報告書などを都に提出し、補助金を交付させようとした疑いがある。 6人は、同様に同年8月分の積算額を約5億3千万円とする虚偽の申請で補助金をだまし取ろうとしたとして今月7日、同容疑で逮捕されていた。2回の逮捕容疑も含めて22年6~11月に計約12億8千万円を申請し、うち8~9割が架空だったと同課はみている。(山口啓太) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
風力汚職、秋本議員起訴 賄賂額7286万円に コロナ給付金詐取も
政府の洋上風力発電事業をめぐる汚職事件で、東京地検特捜部は27日、国会質問の見返りに「日本風力開発」(東京)の前社長から計約7286万円の賄賂を受け取ったとして、衆院議員の秋本真利容疑者(48)=比例南関東、自民党を離党=を受託収賄罪で起訴し、発表した。新型コロナウイルス対策の持続化給付金200万円を不正受給したという詐欺罪でも起訴した。関係者によると、いずれの起訴内容も否認しているという。 汚職事件について特捜部は同日、在宅のまま調べてきた同社の塚脇正幸前社長(64)も、贈賄罪で在宅起訴した。塚脇前社長は提供資金の賄賂性を認めているという。 発表などによると、秋本議員は2019~22年、再エネ海域利用法に基づく洋上風力発電事業をめぐり、同社が参入を目指す青森県沖の規制緩和や事業者選定の審査基準の見直しについて、同社に有利な国会質問を塚脇前社長から数回依頼された。その上で、国会質問の見返りに、趣味である競走馬の経費などとして、23年までに計約7286万円の賄賂を受け取ったとされる。 逮捕段階の賄賂額は約6146万円だったが、特捜部はその後の捜査を踏まえ、約1140万円を上積みした。塚脇前社長については、贈賄罪の公訴時効(3年)を踏まえ、約4186万円分で起訴した。 秋本議員、賄賂受領も給付金詐取も否定 秋本議員は国会質問で、青森… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「再エネ利権」生んだ政治主導 高い数値目標、甘い規制 汚職事件に
温室効果ガスの排出を減らす再生可能エネルギー拡大の「切り札」とされる洋上風力発電をめぐり、秋本真利衆院議員(48)=自民党を離党=が27日、総額約7286万円の受託収賄罪で起訴された。今回の事件が印象づけたのは「再エネ利権」という新たな構造だった。 2011年の東京電力福島第一原発の事故を受け、日本は原発依存を減らして再エネの普及を進めた。 12年には、再エネでつくった電力を、国が定める固定価格で電力会社に買い取らせる制度(FIT)を導入。電力会社は買い取りに要する費用を電気料金に上乗せし、国民が負担する。 これで一気に拡大したのが太陽光だった。当初の固定価格は世界的な高値となり、参入する事業者が殺到した。 その裏でトラブルも相次いだ。パネル設置に伴う土砂崩れや景観破壊のほか、事業者の所得隠しや脱税も後を絶たず、FITに基づく「売電権」を取引して利益を得るブローカーも現れた。 「再エネ=クリーン」というイメージの裏で 一方で21年に菅義偉政権は… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ビッグモーター創業地の山口でも家宅捜索 宇部店、街路樹損壊の疑い
中古車販売大手ビッグモーターの店舗前の公道で街路樹が枯れたり切られたりしていた問題で、山口県警は27日、器物損壊の疑いで同社の宇部店(同県宇部市)を家宅捜索した。元店長ら社員から話を聞き、備品の購入履歴など資料を押収したとみられ、街路樹損壊の経緯を調べる。 ビッグモーターは1976年、前社長の兼重宏行氏が山口県岩国市で「兼重オートセンター」の社名で創業した。 家宅捜索は、午前8時過ぎから約1時間20分、宇部署員7人が同店の事務所で行った。 国土交通省は13日、同店を含む全国のビッグモーター9店舗の前の植樹帯から除草剤の成分が検出されたと発表。同省山口河川国道事務所は同日、「2021年11月から23年3月にかけて(同店前の植樹帯の)樹木ハクチョウゲ52株に何らかの被害があった」として、宇部署に被害届を提出した。同店は「植樹帯に除草剤をまいたり、伐採をしたりした」と同省側に申し出ていたという。 ビッグモーターは「県警の捜査に協力し、原状回復も含め、誠心誠意の対応をして参ります」とのコメントを発表した。 同社店舗前の街路樹をめぐる… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
どでカボチャ355キロ!それでも4位 ハロウィーンにちなんで展示
兵庫県淡路市の県立淡路夢舞台公苑温室「あわじグリーン館」で、ハロウィーン(10月31日)にちなんで巨大なカボチャが展示されている。10月上旬まで。 直径約80センチ、重さ355キロ。香川・小豆島で9月17日に開かれた「日本一どでカボチャ大会」で4位に選ばれ、トラックで淡路島まで運んできた。昨年秋に同館で展示したものより90キロも重い。来館者は実際に手で触り、カボチャと一緒に記念写真を撮っていた。 ほかにも形が幽霊のように見える多肉植物「ホワイトゴースト」、縁が赤色のアロエ「ドラキュラズブラッド(ドラキュラの血)」などを温室内で展示。担当者は「コウモリやおばけの飾りなどもあり、ハロウィーン気分を楽しんで」。(森直由) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【そもそも解説】提出見送り「日本版DBS」 性犯罪歴確認、論点は
子どもと接する職場に、従業員の性犯罪歴を確認させ、就労を制限する――。そんな新制度の創設に政府が取り組んでいます。「日本版DBS」とも呼ばれ注目を集めていますが、賛否も渦巻きます。秋の臨時国会に法案提出する方針でしたが、一転して見送りの公算に。ポイントを解説します。 Q なぜ、新制度が必要なの? A 子どもの性被害は後を絶たない。2020年には、ベビーシッター仲介大手に登録していたシッターの男2人が、強制わいせつなどの容疑で逮捕された。 23年には、大手中学受験塾の講師が教え子の児童にわいせつな言動をさせて盗撮する事件が発生した。 こども家庭庁によると、性犯罪の有罪確定後、5年以内に性犯罪で有罪確定した人の割合(再犯率)は、13.9%。一部が小児わいせつ型の犯罪を繰り返していることも指摘されている。 子どもが被害者となる性犯罪は、大人が支配的な立場を悪用し、人目につかない場所で行われることが特徴だ。犯行が繰り返されるケースも少なくない。 こうした実情を背景に、政府が21年に閣議決定した子ども政策の基本方針などに、子どもと接する職場で働く際に性犯罪歴を確認する仕組みが必要、と盛り込まれた。 同庁は23年6月に有識者会議を設置。刑事法や民法、児童心理の専門家、保護者らで論点整理を進め、9月には報告書をまとめた。 Q 制度を考える上でのポイントは? A 大きな論点は、①どのよ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
映える店内も見納め 65年続いた下町の喫茶店「カド」、最後の日
【Last Day】65年間、営業してきた下町の喫茶店「カド」が閉店。最後の日に密着した 隅田川の花火大会から一夜明けた7月30日。料亭街として知られる東京・向島で65年続いた喫茶店「季節の生ジュースとくるみパンの店 カド」が、その歴史に幕を下ろした。店内の壁や天井に飾られているのは、華やかな西洋絵画やシャンデリア。その独特の雰囲気が多くの客に愛されてきた店は、父と子の合作だった。 「僕はおやじが還暦の時の子どもだから、20年ちょっとしか一緒にいられなかったんだよね。この店は完全に父の形見。それだけ大事なものでした」。そう話すのは、店を継いで30年になる宮地(みやじ)隆治(りゅうじ)さん(54)だ。 父の捨吉(とうきち)さんが店を開いたのは1958年。作家の志賀直哉の弟で、建築家の直三氏に依頼してつくった英国パブ風の店に、集めた絵画や装飾品を飾った。開店当時は料亭の客が待ち合わせなどによく使ったという。人気メニューは、セロリやアロエなど7種類の具材を使った「活性生ジュース」だ。 周囲の親よりも世代がひとつ上で戦争経験があった捨吉さんは、美術や文学が大好きだった。隆治さんは、そんな父親に影響を受けて育った。捨吉さんが倒れて店を継いだ後、店の内装やメニューを守りながら、テーブルや天井にバラの絵を自分で描き加えるなどもしてきた。 「この店は父と私の合作。それに志賀直三さんも含めてみんなの共同作品だから、これをできる限り残すのがうちの家族の誇りなんです」 ところが約1年前、そんな店に転機が訪れた。老朽化で建物が崩れる恐れがあるとして、大家から退去を求められた。実際に今年の春先には外壁が大きく崩れ落ちたこともあり、隆治さんは閉店を決めた。 最終営業日、シートなどで外壁の一部が覆われた店の外には開店前から行列ができた。SNSで店のことを知った若い女性を中心に、常連客も訪れ名残を惜しんだ。 14年通っているという近所の女性はこの日、午前と午後の2回、店を訪れた。「子どもの頃から知ってたけど、来るようになったのはやっぱり大人になってから。美術的にも歴史的にもこんなお店なかなか無い。向島を象徴するようなお店が無くなるのは寂しい」 そんな常連客らに見守られながら迎えた午後8時過ぎ。最後の活性生ジュースを常連客に出すと、カウンター越しに花束やねぎらいの言葉を贈られた。 隆治さんは、「壁が崩れて店が終わるのは不可抗力。もうやりきったよね。店は天に返すんですよ。お父さん、これでいいでしょっていう気持ちです」と話し、自分用につくった一杯に口をつけた。 ■夢だった海辺の街へ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル