医療費の還付金名目で高齢者から98万円をだまし取ったとして、福岡県警は17日、特定危険指定暴力団工藤会傘下組織幹部の大里英彦(58)=嘉麻市上山田=ら4容疑者を電子計算機使用詐欺と窃盗の疑いで逮捕したと発表した。認否は明らかにしていない。 ほかに逮捕されたのは、風間賢太郎(43)=住居不定=、横木直也(30)=同=、肘井郁(48)=飯塚市相田=の3容疑者。 暴力団犯罪捜査課によると、昨年11月23日、4人は共謀して、市役所の職員をかたって「医療費の還付金がある」と福岡市内の女性(当時64)に電話し、ATMを操作させて98万円を振り込ませた疑いがある。 横木容疑者は同日、福岡県宮若市内のコンビニのATMで98万円を引き出した疑いもある。 県警は大里容疑者と、親交がある風間容疑者が主導したとみている。 県警は工藤会の資金源になっているとみて捜査する方針。ほかにも、昨年10月~今年1月に12都道府県の約20人が2千万円以上をだまし取られた被害にも関与していたとみられるという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「最後の国体」鹿児島で閉幕、佳子さまも出席 来年から国スポに
コロナ禍のため鹿児島県での開催が3年延びた特別国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」は17日、鹿児島市の白波スタジアムで総合閉会式があり、11日間の全日程が終了した。来年から大会名変更のため、「国体」としては最後の大会となった。 9月に行われた会期前実施を含めて正式競技37、特別競技1の計38競技に選手・監督・役員ら計約2万3千人が参加。17日は秋篠宮家の次女佳子さまが陸上競技を観戦し、閉会式にも出席した。 競技は東京が2年連続で天皇杯(男女総合優勝)、皇后杯(女子総合優勝)を獲得し、地元の鹿児島はいずれも2位だった。 2018年に成立した改正スポーツ基本法で決まった国民体育大会(国体)の名称変更により、来年から名称が「国民スポーツ大会(国スポ)」に変わる。来年は佐賀で開催される予定だ。(宮田富士男) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
文科省、沖縄県教委の取り組みに「待った」 大学生に臨時免許交付
有料記事 棚橋咲月 山本知佳2023年10月17日 19時51分 沖縄県教育委員会が始めた、教員免許取得予定の大学生らに臨時免許を与えて非常勤講師として任用する取り組みについて、文部科学省が見直しを求めたことが分かった。盛山正仁文科相が17日の記者会見で明らかにした。県教委によると、臨時免許の交付をとりやめ、別の形で任用することにしたという。 県教委は、今年度中に教員免許取得見込みの大学生らを対象に、臨時免許を交付して、公立小中学校で非常勤講師として授業を担当してもらう制度を創設。12日から募集を始めていた。勤務は週2~3日、1日4時間程度を想定。若干名の採用を予定していた。 県教委によると、県教委が教員をめざす学生らを対象に今年度行ったセミナーで、参加者から「教育実習だけでは不安だ」といった声が上がったといい、担当者は「段階的に学校現場の業務に慣れてもらい、今後の教職経験に生かしてもらうため」に新制度を設けたと説明する。 教員免許を取得しても教員の道を選ばない大学生が一定数いることも踏まえ、担当者は「教育実習と実際の教壇とでは違った景色が見える。ギャップ解消につながり、モチベーションも違ってくる」と話す。 文科省は、制度の趣旨には理解を示す一方、臨時免許を交付することを疑問視。教育職員免許法では、臨時免許は「普通免許状を有する者を採用することができない場合に限り」交付するとしており、限定的な運用が望ましいという。 文科省によると、教員免許を… この記事は有料記事です。残り291文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【締め切り迫る】すべての有料記事が読み放題!秋トクキャンペーン実施中!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ホテルで女性殺害未遂容疑で45歳男を逮捕 前橋市、女性は死亡
前橋市のホテルで女性(41)を殺害しようとしたとして、群馬県警は17日、自称愛知県岡崎市竜美東1丁目、無職佐藤睦容疑者(45)を殺人未遂の疑いで緊急逮捕し、発表した。容疑を認め、「殺した」などと話しているという。女性は現場で死亡が確認されており、県警は殺人容疑に切り替えて調べている。 捜査1課によると、佐藤容疑者は16日夕から17日午前9時ごろまでの間、前橋市石倉町4丁目のホテルの室内で、群馬県渋川市赤城町のパート石田えみ子さんを殺害しようとした疑いがある。石田さんには目立った外傷がなく、同課は死因や2人が知り合った経緯を調べている。 石田さんは16日朝に出勤後、夜になっても帰らなかったため、家族が渋川署に行方不明者届を出していた。翌17日朝になって、佐藤容疑者から「女性を殺してしまった」などとSNSで連絡を受けた知人が警察に通報。捜査員が前橋市のホテル室内に入ったところ、佐藤容疑者と、倒れている石田さんがみつかった。殺害しようとしたことを認めたため、緊急逮捕したという。(吉村駿、杉浦達朗) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
4歳女児、病院の敷地内で車にはねられ死亡 母も腰にけが
17日午前10時50分ごろ、北海道釧路市春湖台の市立釧路総合病院の敷地内で、歩行中の同市鶴ケ岱3丁目、沖津亜海ちゃん(4)と母親の無職、みかさん(40)が乗用車にはねられた。亜海ちゃんは意識不明の重体となり、その後死亡した。釧路署は乗用車を運転していた根室市宝林町2丁目、無職熊谷勉容疑者(77)を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)の容疑で現行犯逮捕し、容疑を同致死に切り替えて調べている。容疑を認めているという。 署によると、同病院の玄関付近で、車を発進させた直後、病院から出てきた2人をはねた疑いがある。その後、介護タクシーにも衝突した。みかさんは腰にけが。タクシーの乗客の女性2人も軽傷という。熊谷容疑者は妻の運転で同病院を訪れ、病院内に向かった妻から運転を交代したという。(古源盛一) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東大理Ⅲ目指したが、成績下がり…事件 東大前刺傷、少年が心境語る
東京大学(東京都文京区)前で昨年1月、大学入学共通テストの受験生ら3人を包丁で刺したなどとして、殺人未遂罪などに問われた当時高校2年の少年(19)=名古屋市=の裁判員裁判は17日、東京地裁で被告人質問があった。少年は「被害者や、現場に居合わせた受験生らにご迷惑をおかけしたことを後悔している」と述べ、改めて謝罪した。 弁護人や検察官の質問に答える形で事件に至る経緯も説明した。 高校受験、自分だけ不合格 銃自作も 被告によると、中学で成績が伸び始め、「勉強ができる」と認識して「傲慢(ごうまん)になり始めた」。だが、志望した県外の難関高に周囲が合格する中、自分は不合格になった。「自分だけ落ちた醜態が許せなくて、汚名返上という感じ」で、大学進学では最も偏差値が高い東大理科三類を目指すと宣言。ほぼ勉強だけの生活になった、という。 高2で成績は下がり、三者面談で学校から志望変更を勧められた。妥当と思う一方、「ここでやめるとバカにされる」と考えた。 事件の約2カ月前から「飛躍しすぎかもしれないが、切腹自殺を考えるようになった」。台所で包丁を腹に突き立てたこともあった。自作銃による自殺も考え、のこぎりやステンレスパイプ、銅線などを集めたが、材料不足で断念したという。 「人間として最悪になれば」 両親に相談しなかった理由を… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「弱者の生死を選別」 検察がALS嘱託殺人の元医師に懲役6年求刑
難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性患者(当時51)の依頼で薬物を投与して殺害したとして、嘱託殺人などの罪に問われた山本直樹被告(46)=医師免許取り消し=の公判が17日、京都地裁で結審した。検察側は「選民思想を持つ共犯者と協調し、医療知識を悪用してゲーム感覚で犯罪を遂げた」と述べ、懲役6年を求刑した。弁護側は「事前に計画を知らされていなかった」と反論し、ともに同罪などで起訴された知人の医師、大久保愉一(よしかず)被告(45)の単独犯行で、無罪だと主張した。 検察側は論告で、大久保被告が山本被告に対し、難病患者のいるマンションに行くことをメールで伝え、捜査機関に発覚せずに殺害する手口などを記した「マニュアル」も共有していたとし、「共謀を強く推認できる」と指摘した。 2019年11月の事件前に交わされたメールでは、山本被告の口座に報酬130万円が振り込まれるとも記され、山本被告が「見張り役として犯行に誘われていると当然理解していた」とも述べた。 犯行当日は両被告で京都市の… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「お笑いの道、きびしかモン…」 くまモンのM-1、2回戦で終わる
漫才日本一を決める「M―1グランプリ」に初挑戦していた熊本県のPRキャラクターくまモンが17日、大阪市であった2回戦で敗退した。 くまモンは「くまモン隊」の女性隊員を相方に、先月あった1回戦を突破。この日、2回戦に挑んだが、148組のうち通過した30組には入れなかった。 くまモンは「ばっ! 敗退してしもたモン……。お笑いの道はきびしかモン。みなさん、応援してくまさって、ありがとうございましただモン! でも、ボクのチャレンジはおわらんモン!」とコメントした。(杉浦奈実) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
校舎外壁からモルタル落下 埼玉・久喜市立小学校 けが人なし
17日午前10時ごろ、埼玉県久喜市久喜東4丁目の市立久喜東小学校から、「外壁のモルタルがはがれて落下した」と市教育委員会に連絡があった。市教委によると、校舎3階部分の外壁からはがれ、真下にある1階の屋根を壊して地上に落ちた。学童保育を利用する子どもが通る場所だが、けが人はなかった。 市教委によると、モルタルは高さ約9メートルの3階部分の外壁から、横2メートル、縦85センチ、厚さ4センチにわたってはがれ落ちた。重さは確認できていない。 真下の1階には、学童保育の部屋の出入り口がある。モルタルは、出入り口付近を覆う屋根を壊して地上に落ちた。発見当時、地上には多数のモルタル片が散乱していたという。 ひとかたまりになって落ちたのか、いくつかに分かれてはがれたのかはわからないという。同校は子どもが近づかないよう付近に柵を設置した。 校舎は1983年に完成した… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
つづら折りの道、色あざやかに染まる 北アルプス「立山」の紅葉
朝日新聞デジタルに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。Copyright © The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission. Source : 社会 – 朝日新聞デジタル