世界最大級の旅行予約サイト「ブッキングドットコム」からの入金が滞っているとして、宿泊業者11社が20日、計約3670万円の未払いの宿泊料金分について、賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。ブッキングドットコム側は「支払いシステムの更新で、予期せぬ技術的な問題が発生した」と説明している。 原告は東京や大阪、沖縄など8都府県の宿泊業者。請求額は1社あたり、約10万円~約1600万円。訴状などによると、宿泊者がブッキングドットコムの予約サイトを通じて支払った料金を受け取る契約を締結しているが、今年7月以降、滞っているという。 原告側は、同社と契約を結んでいることから、料金を支払わないのは横領行為で、「故意による不法行為だ」と主張している。 原告会社「頼らざるをえない」 岐阜や奈良でホテルなどを経… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
容疑者ともみ合ったか 栃木遺体遺棄事件、死亡は高校生とみて捜査
高橋淳 津布楽洋一 福岡龍一郎 谷瞳兒2023年10月21日 6時30分 乗用車の車内に女性の遺体を遺棄したとして、無職安栖(やすずみ)達也容疑者(28)=埼玉県熊谷市拾六間=が栃木県警に死体遺棄容疑で逮捕された事件で、女性は千葉県在住の高校生(15)とみられることが、捜査関係者への取材でわかった。県警は身元の特定を進めている。 捜査関係者によると、安栖容疑者は首を負傷しているといい、誰かともみ合うなどした際に傷を負った可能性もあるという。県警は、女性が死亡した経緯についても同容疑者が事情を知っているとみて調べている。 捜査1課によると、司法解剖の結果、女性の死因は頸部(けいぶ)圧迫による窒息死だった。今月17日前後に死亡したとみられるという。全身に複数のあざや擦り傷もあった。 服装は、白色のブラウスに紺色のVネックセーターと、ひだがある濃い緑色のスカート姿。靴は脱げた状態だった。セーターの胸には英語の文字が書かれており、制服の可能性があるという。 安栖容疑者の逮捕容疑は19日午前3時ごろ、栃木県上三川町坂上で、路上にとめた乗用車の後部座席に遺体を遺棄していたというもの。車はレンタカーで、車内にはトランクが置かれていた。調べに対し、「女性の死体を放置し、遺棄したことは間違いありません」と容疑を認めているという。県警は20日、安栖容疑者を送検した。 亡くなった女性の自宅とみられる家の近隣住民によると、女性は家族と暮らしていた。まだ幼い頃に、家の前で兄弟と一緒にカブトムシを育てる姿が印象的だったという。「昼夜問わず母親が車でどこかへ送る姿をよく見かけた。いつも私服だった。事件に巻き込まれたとしたら本当にショックだ」と話した。(高橋淳、津布楽洋一、福岡龍一郎、谷瞳兒) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 【締め切り迫る】すべての有料記事が読み放題!秋トクキャンペーン実施中!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
フリースクール否定発言、教育行政から批判 文科相「多様な学びを」
「フリースクールは国家の根幹を崩しかねない」。滋賀県東近江市長の発言に対し、撤回を求める声が広がりつつある。国や自治体の教育行政関係者からも批判の声が上がった。 「望ましい発言とは考えない」盛山文科相 「私たちとしては望ましい発言とは当然考えていない」。盛山正仁文部科学相は20日の記者会見でそう述べた。文科省の調査では、2022年度の不登校の小中学生は29万9048人。2年連続で前年度比2割超の大幅増となった。文科省は今年3月に公表した不登校対策「COCOLOプラン」で、民間団体との連携も盛り込んでいる。 盛山文科相はこれを踏まえ「子どもの状況によっては、支援の知見や実績を有するフリースクールなど民間団体との緊密な連携の下、多様な学びの場を確保していくことが重要である」と強調した。 フリースクールとは一般に、不登校の子らが学習活動、体験活動などを行う民間施設を指す。文科省の15年度の調査では全国に少なくとも474カ所あった。 永岡前文科相「まずは当事者に会うことが大切」 不登校の子どもや保護者に伝… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東京家裁で妻殺害、「心身喪失」で無罪 妄想・幻聴が原因と認定
東京・霞が関の東京家裁入り口で2019年3月、離婚調停中だった妻(当時31)を殺害したとして、殺人罪に問われた米国籍の男性被告(37)の裁判員裁判で、東京地裁(向井香津子裁判長)は20日、無罪(求刑懲役22年など)の判決を言い渡した。刑事責任能力が問えない「心神喪失」状態だったと判断した。 判決によると、男性は統合失調症を発症し、18年7月ごろから妄想や幻聴の症状が悪化。妻は息子に危害を加えられることを恐れて、息子と一緒に家を出た後、離婚を求めていた。 判決はこうした経緯から、殺害に至った要因は「慎重に考える必要がある」と述べ、男性の言動や男性の父親など周囲の証言、男性が精神鑑定で話した内容などを検討。殺害は正常な心理による行為ではなく、「妻を殺さなければ、妻や息子が拷問されて殺される」との妄想や、「やる時間だ」という幻聴が決定的要因だったと認定した。 検察側は、男性が妻を待ち伏せし、刺した後に逃走したことなどから、精神疾患の影響はないと主張していた。だが、判決は、症状の程度は時期によって異なるため、「個別に切り出せば、合理的に見えることはあり得る」と指摘。妄想の影響を否定する根拠にはならないとして退けた。(金子和史) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
神々しく輝く黄金のピラミッド 三重・桑名市の巨大イルミネーション
三重県桑名市長島町の「なばなの里」で20日夜、21日から始まる恒例の巨大イルミネーションの内覧会があり、一足早くお披露目された。 今年のメイン会場のテーマは「黄金のピラミッド」。世界遺産・エジプトのピラミッドをモチーフに、最新のLED装置を使って躍動感ある光の世界を演出している。 幅155メートルの会場に高さ約25メートルのピラミッドが浮かび上がると、観客たちはスケールの大きさに驚き、写真に収めていた。 2004年から始まり今年で20回目。光のトンネルは約200メートルの「華回廊」のほか、季節の花を彩り鮮やかに描いた100メートルの「花と華」も新登場した。園内は、水上イルミネーション「光の大河」などもあり、様々な光の演出に包まれる。 点灯は日没から閉園時間まで。来年6月2日まで開催している。問い合わせは、なばなの里(0594・41・0787)。(溝脇正) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
マンションに教員女性の遺体 夫を死体遺棄容疑で逮捕、死後数週間か
福岡県久留米市のマンションで19日夜、女性の遺体が見つかり、県警は20日、女性の夫の会社員渡辺司容疑者(41)=同市東櫛原町=を死体遺棄の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。 捜査1課によると、渡辺容疑者は9月21日ごろ、妻で小学校教諭の彩さん(35)が自宅マンションで死亡していたのを確認したにもかかわらず、10月19日午後10時ごろまで遺体を遺棄した疑いがある。 同日、彩さんの弟が遺体を見つけ、110番通報した。県警は司法解剖したが、死因は不明という。 渡辺容疑者は彩さんと長女(9)、長男(5)の4人暮らし。子ども2人は渡辺容疑者の実家にいて、県警は遺体発見時に現場にいた渡辺容疑者に事情を聴いていた。 小学校には「急な病気」と連絡 久留米市教委によると、彩さ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
熊本市電、運転士が足りずやむなく減便 11月から異例のダイヤ改定
熊本市交通局は20日、熊本市電の土日祝日の運行本数を11月1日から減らすと発表した。この時期の改定は異例だが、今春以降、乗務員が1割減り、これまでの運行本数を維持できなくなったという。交通局によると、人員不足を理由としたダイヤ改定は初めて。 運行本数は、土曜が30本減の428本、日曜・祝日は28本減の422本となる。土日・祝日のダイヤは新型コロナが5類になったのを機に5月13日に改定したばかりだった。 運転士と車掌を合わせた乗務員は4月時点で101人いたが、現在は92人。突然の離職や長期の病欠が相次いだ。運転士になるには車掌としての経験を積んだうえで、8カ月間の教習が必要で、この教習を受けさせるために、通常業務にあたる乗務員の不足に拍車がかかった。 一方、極力不便にならないように平日は現状より9本増やして422本にする。朝夕のラッシュ時の本数や、始発・終電時刻はほとんど変更しない。 市交通局は「乗務員は常時募集している。自動車の普通免許証さえあればいいので、ぜひ応募して欲しい」と話している。(森北喜久馬) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
男がマンションの一室に侵入、女児に暴行か 刃物持って逃走? 尼崎
兵庫県警尼崎北署は20日、尼崎市武庫之荘東1丁目のマンションの一室で同日夕、住人の小学2年生の女児(7)が、玄関から侵入してきた男に暴行を受けた、と発表した。女児が声を出すと、男は逃げたという。女児にけがはなかった。署は暴行容疑で男の行方を追っている。 女児が帰宅直後、後ろから男が入ってきたという。男が逃げた後、帰宅してきた家族が110番通報した。女児は「男はカッターナイフのようなものを持っていた」と話し、30歳ぐらいの中肉で上下とも黒っぽい服装に見えたという。(高木智也) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
日大アメフト部薬物問題、部員11人が関与か 8月の学内会議で報告
日本大学アメリカンフットボール部の違法薬物問題をめぐり、8月下旬に開かれた学内の会議で、これまでに逮捕された2人を含め、部員計11人に大麻使用の疑いがあると報告されていたことが20日、日大関係者への取材でわかった。日大は「部員1人による個人犯罪」としていたが、警視庁は部内で違法薬物が広がっていた可能性があるとみて捜査している。 朝日新聞が入手した会議録によると、会議は8月25日に開かれ、林真理子理事長ら30人以上が出席した。 会議録にある大学本部側の説… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
傷害事件で男性に無罪判決 被害者「供述はうそ」 岡山地裁倉敷支部
上山崎雅泰2023年10月20日 20時00分 岡山県倉敷市内を走行中の自動車内で2021年7月、部下を殴って大けがを負わせたなどとして、傷害の罪に問われた同市内の塗装業の男性(32)に対し、岡山地裁倉敷支部(横沢慶太裁判官)は20日、無罪(求刑罰金30万円)を言い渡した。 男性は21年7月26日朝、走行していた車内で男性部下を手の甲で殴り、眼底骨折の約3カ月の大けがを負わせたなどとして逮捕され、昨年5月に倉敷区検が在宅で略式起訴していた。 男性は同月、倉敷簡裁から罰金30万円の略式命令を受けたが、正式裁判を申し立てた。簡裁での公判で男性は、それまで認めていた起訴内容について、否認に転じたという。そのため、事件は地裁倉敷支部に移送された。「逮捕され、早く身柄を解放されたかった」という理由で当初は認めていたという。 公判では、被害者とされていた男性部下が出廷し「別の知人の男に暴行を受けた。男性に日頃から不満があり、うそをついた」という趣旨の証言をしたという。さらに、この別の男が暴行しているのを見たという目撃証言も存在。暴行したと指摘された男は、証人尋問に出廷するよう求められたが、現れなかったという。 判決は、被害状況を説明した部下の供述と、自白していた男性の捜査段階の供述について、いずれも「信用できない」と否定した。ほかの証拠などからも男性による暴行を推認できない、とした。 無罪判決を受け、男性は「無罪はうれしい。逮捕するならちゃんと証拠を集めてからにしてほしかった」。岡山地検の松本朗次席検事は「判決内容を精査し、上級庁とも協議の上、適切に対応したい」とのコメントを出した。(上山崎雅泰) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 【締め切り迫る】すべての有料記事が読み放題!秋トクキャンペーン実施中!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル