日大アメフト部の4年生の男子部員が麻薬特例法違反容疑で16日に逮捕された事件で、部員が購入したとされる大麻は、8月に3年生部員が逮捕された際に学生寮内で押収された大麻とは別のものの可能性があることが、捜査関係者への取材でわかった。警視庁は、寮内で違法薬物が広がっていたとみて調べる。 捜査関係者によると、16日に逮捕されたのは矢部鑑羅(あきら)容疑者(21)。東京都内で今年、大麻と認識しながら密売人から薬物を購入した疑いが持たれている。 部内では、3年生の北畠成文(のりやす)被告(21)が8月、寮内の自室で覚醒剤約0・198グラム、乾燥大麻約0・019グラムを7月に所持した疑いで逮捕され、合成麻薬と思っていたとして麻薬取締法違反罪で起訴された。 矢部容疑者と北畠被告は昨年度、寮で同部屋だった。警視庁が2人のスマートフォンを解析した結果、2人がSNSで大麻の情報をやり取りする様子が確認されたという。北畠被告は大麻について「他の部員と吸った残り」と説明したといい、警視庁は寮内での広がりを調べている。(福冨旅史) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【判決要旨】昨年参院選「合憲」の最高裁の判断は 「違憲」の意見も
「一票の格差」が最大3・03倍だった昨年7月の参院選について、最高裁大法廷は18日、「合憲」とする判決を出した。11人の裁判官による多数意見だった。一方、個別意見を付けた4人の裁判官のうち1人は「違憲で無効」、2人は「違憲状態」と述べた。多数意見や個別意見の要旨は次の通り。 【多数意見】 憲法は投票価値の平等を要求しているが、選挙制度の仕組みを決定する絶対の基準ではない。国会が正当に考慮できるほかの政策的目的や理由との関連で調和的に実現されるべきだ。 人口変動の結果、投票価値の著しい不平等状態が生じ、かつそれが相当期間継続しているのに是正措置を講じないことが、国会の裁量権の限界を超えると判断される場合には、憲法違反に至ると解するのが相当だ。 衆院選については、選挙区間の人口の格差が2倍未満となる区割り基準が定められ、2倍以上の格差が長期間放置されない措置が講じられている。参院選も格差の是正を持続させる方策が求められている。 この観点からみると、202… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
カシオ、サイバー攻撃で顧客情報流出 名前やメルアドなど12万件超
カシオ計算機は18日、外部からのサイバー攻撃で、顧客ら約12万7千件の名前や住所などの個人情報が流出したと発表した。現時点で悪用は確認されていないという。 同社によると、不正なアクセスを受けたのは、辞書や計算機能のある学習アプリ「ClassPad.net(クラスパッドドットネット)」のデータベース。登録した個人や教育機関などの名前やメールアドレス、学年、出席番号、注文明細、決済手段などが流出した。被害の件数は国内で9万1921件、海外148の国・地域で3万5049件。対象の顧客には、メールなどで連絡するという。 被害を確認したのは11日夕。担当部門の誤操作や不十分な管理で、セキュリティー設定の一部が解除されていたことが原因としている。同社は「セキュリティー運用ルールを見直し、教育を継続して行うなど安全管理の対策を徹底していく」としている。(奈良部健) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
秋の園遊会、約1390人招待 松任谷由実さん加藤一二三さんら
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「医師ないがしろは患者も危険に」 甲南医療センター自死、兄が陳情
神戸市東灘区の甲南医療センターの医師、高島晨伍(しんご)さん(当時26)が昨年5月に自殺した問題で、高島さんの兄(31)が18日、神戸市議会福祉環境委員会に出席し、医師の働き方改革などを進めるよう陳情した。 高島さんの自殺は、長時間労働が原因だとして労災認定されている。 兄は、医療センター側は労働時間を適切に管理しておらず、高島さんの死後も再発防止策が明らかになっていないと説明。「医療従事者の労務管理をないがしろにすれば、患者さんの生命と健康にも危険が及びます。市民の健康がかかった重要な問題、医療従事者の人権の問題という意識を持ってほしいです」と訴えた。 市民病院の労働環境の改善や、民間病院への啓発、医療センターでの過労自死について市が実態把握に努めることを求めた。 陳情に対し、市の担当者は、市民病院以外の労務管理について「市は権限を持っていない」と説明した。 陳情後に取材に応じた兄は「… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
海中の車から見つかった小学生ら5人、水死か 付近の岸壁にタイヤ痕
三重県南伊勢町で海中に沈んだ乗用車の中から見つかった小学生の子ども4人を含む親子5人の遺体について、県警は18日、司法解剖の結果、5人は水死の疑いがあると発表した。岸壁ではタイヤ痕が見つかり、この乗用車によってついた可能性があることがわかった。県警は家族が釣りに来て誤って転落した可能性もあるとみて、事件と事故の両面から捜査を続けている。 亡くなったのは伊勢市の自営業男性(37)と7~12歳の男女の子ども4人。遺体は15日に見つかった。17、18日に司法解剖があり、死亡推定時刻が11日早朝ごろであることもわかった。5人は11日早朝に自宅を車で出ており、同じ日に死亡した可能性がある。 県警によると、5人と連絡が取れなくなった家族が13日に行方不明届を出した。釣りに出かけた可能性があったことから県警などが範囲を絞り込んで捜したところ、15日に海上からの捜索で、上下さかさまに沈んだ乗用車が見つかった。車内にはクーラーボックスや釣りざおなどもあったという。 捜査関係者によると、岸壁のタイヤ痕は形状や幅から、海中で見つかった乗用車の可能性があるという。また、運転席の窓が開いており、車両の前部やフロントガラスが破損していた。5人はいずれも後部座席で見つかったという。 岸壁には車止めや柵がなかった。満潮時間前後には岸壁と海との境が見えにくくなる恐れもあるといい、運転していた男性が海面までの距離を見誤って転落した可能性もあるという。 「関係者以外の進入は危険」 町は看板新設 車の転落事故の防止に向け… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
レンタル彼氏から金を詐取した疑いで女を逮捕 「ボスの接待費に」
「レンタル彼氏」からお金をだまし取ったとして愛知県警は18日、無職佐藤琳那(りんな)容疑者(30)を詐欺容疑で逮捕し、発表した。「弁護士が来てからでないと話しません」と認否を留保しているという。 中村署によると、佐藤容疑者は2019年7月23日、名古屋市中村区のホテルで、デート接客業者から派遣された男性(30)に「お金持ちの中国人ボスの接待をしている。接待費がかかる」などとうそを言って、30万円をだまし取った疑いがある。 佐藤容疑者はこの男性と8月6日まで一緒に過ごしていたといい、この間の宿泊代や飲食代は男性が支払っていた。県警は佐藤容疑者がレンタル代を支払わなかった上、同じ手口でこの男性からさらに約70万円を詐取したとみて調べている。 佐藤容疑者はこの数週間前にこの男性を初めて「レンタル」。この際は代金約9万円を支払っていたという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
熊本市動植物園のモノレールが衝突事故、乗客5人が首など痛める
熊本市動植物園(東区健軍5丁目)で18日午後0時40分ごろ、園内を走行していたモノレール計5両が衝突する事故があった。この事故で乗客5人が首や腰の痛みを訴えた。 園や運行会社によると、モノレールは遊戯施設として園内の6メートル近い高さの位置に設置され、1周600メートル。車両は大人4人乗りで、電気モーターで時速8キロで走行する。事故当時5両が動いていた。 先頭を走っていた4号車がエラー音が鳴って自動停止し、数十秒後に動き出した後、再び停止。後から来た4両が次々と衝突した。全5両には未就学児5人を含む14人が乗車。点検台車で1両ずつ牽引(けんいん)して助け出した。 乗客のうち4人が首の違和感、1人が腰の痛みを訴えたが救急搬送を求める乗客はおらず、全員が自力で帰宅した。 モノレールは2019年にも… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
クマに襲われ?富山市の民家敷地で女性死亡 全国で被害最多ペース
富山市江本の住宅の敷地で17日夜、この家に住む無職、江崎三千子さん(79)が倒れているのが見つかり、富山県警富山南署員が死亡を確認した。頭部に複数の切り傷があった。敷地でクマとみられる足跡が見つかり、付近で同日夕にクマの目撃情報があったことから、署はクマに襲われた可能性があるとみて調べている。 署によると、江崎さんの夫から17日夜に「午後6時ごろから妻が家にいない」と通報があった。署員が捜索したところ、午後9時40分ごろ、自宅の庭で江崎さんがうつぶせで倒れていたという。市森林政策課によると、すぐそばの別の住宅でも同日午後5時半ごろ、「クマが敷地内にいる」と通報があったという。 現場は北陸自動車道富山インターから南東に約4・5キロの田園地帯。周辺は平地に水田が広がり、屋敷林や生け垣に囲まれた家が点在する。 1・5キロ北西の同市立熊野小では18日午前8時ごろ、クマと思われる足跡が見つかり、学校から市に通報があった。足跡はグラウンドを横切るように残り、市は成獣1頭と幼獣2頭が並んで歩いたと推測している。 市は警察や猟友会とともに一帯をパトロールし、同校など周辺の4小中学校を通じて各保護者に18、19日の送迎を要請した。2年生と1年生の兄弟を迎えに来た母親(49)は「庭でも遊べないし、駐車場から家に入る時間も心配。はやく落ち着いてほしい」と不安がった。(佐藤美千代、小西良昭、樫村伸哉) 全国で人身被害最多ペース 全国でクマに人が襲われる事例が相次ぐ。 環境省鳥獣保護管理室による… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
フリースクールめぐる発言、東近江市長は撤回せず 困惑する保護者ら
不登校対策を議論する首長会議の場で飛び出した、「フリースクールは国家の根幹を崩しかねない」という滋賀県東近江市長の発言。翌18日に取材に応じた小椋正清市長は「発言は撤回しない」と明言した。フリースクールを運営する人や保護者から困惑の声が上がっている。(林利香、松浦和夫、武部真明) 小椋市長は18日、市役所で報道陣の取材に応じ、「不適切発言と言われることは一切ない。撤回はしない」と述べた。 発言の趣旨について「フリースクールを支援するために税金を使うなら、フリースクールの基準や資格などの枠組みをしっかり作ってやっていかなければならないという問題点を国や県に提起したつもりだ」などと主張した。 市によると、市長発言に関連して18日中に寄せられた電話は、秘書課が33件、教育委員会が5件。内容は抗議が約9割、約1割が賛同の声だったという。 首長会議の約1カ月前の9月14日。「東近江市フリースクール親の会」は、市と市教委に「フリースクール等を利用する保護者への公的支援」を求める署名8311筆を提出していた。 署名は44日間で集めた。保護者たちが様々な人の協力で集めた草の根の活動の成果だ。 代表の奥田弘美さんによると、市内にはフリースクールが少なく、多くの子どもが市外のフリースクールに通っている。市外に車で送迎するため、保護者の仕事が制限され、仕事が続けられない親もいたという。 フリースクールの運営団体からは抗議文を出す動きもあります。記事後半では、東近江市長の首長会議での発言詳報や、記者とのやりとりも掲載しています。 小椋市長の発言について、奥… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル