2023年10月9日 19時00分 9日午後3時40分ごろ、秋田市仁別の太平山リゾート公園で、クマの捜索にあたっていた地元猟友会の70代男性がクマに襲われ、手や頭にけがをした。命に別条はないという。 太平山リゾート公園はJR秋田駅から北東に約10キロ離れた、山林に囲まれたエリア。市内では9日朝、雄物川河口付近の住宅街で男女4人がクマに襲われてけがをする事案があった。 秋田東署によると、公園内では同日正午前にクマの目撃情報が寄せられ、警察官が駆けつけて警戒。警察官が現場を離れた後、猟友会の2人が公園内の山林でクマを捜索していたところ、木に登っていた親子3頭のクマを発見し、男性がクマに向けて発砲したところ、木から下りてきた親グマに襲われたという。 3頭のうち、親グマと子グマ1頭はその場で射殺され、子グマ1頭が逃げたという。 公園を管理する太平山観光開発によると、現場は公園総合案内所の裏側の山。現場付近に栗の木があり、クマは栗を食べに来ていたとみられるという。 太平山リゾート公園はオートキャンプ場やグラウンド・ゴルフ場、屋内の温水プール施設などがあるアウトドア総合公園。施設の利用者以外にも、植物の散策に訪れたり、ウォーキングやランニングを楽しんだりする人も多い。 秋田県内ではこの日、各地でクマの目撃情報が相次いだほか、鹿角市内では東北自動車道でクマと普通乗用車が衝突。秋田との県境に近い岩手県雫石町では同日午後1時半ごろ、上りの秋田新幹線こまちとクマが衝突する事案もあった。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 【10/25まで】すべての有料記事が読み放題!秋トクキャンペーン実施中!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
フランスで同性婚、帰国すると私は独身 消える「法で守られた感覚」
2人はフランスにいるときは法的にも家族なのに、日本に帰ると自分は「独身」で、パートナーは「他人」になる――。 2018年、フランスで結婚した2人。日仏の同性婚カップルを悩ませてきたのは、同性婚を認めるフランスと、認めない日本のギャップだった。 今回、日本人側の本籍地の兵庫県尼崎市に婚姻届を受理されなかったのは差別的な扱いだとして、神戸家裁尼崎支部に家事審判を申し立てる。 フランスでは祝福、日本では「衝撃」 申し立てるのは、2016年… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
フランスで結婚した同性カップル 日本で「婚姻届受理を」申し立てへ
同性婚を認めるフランスの法律に基づき結婚した日仏の国際同性カップルが、日本人側の本籍地の兵庫県尼崎市に婚姻届を受理されなかったのは差別的な扱いだとして、神戸家裁尼崎支部に家事審判を申し立てることがわかった。 申立書や原告側によると、2人はともに30代。フランスでは2013年に同性婚を認める「みんなのための結婚法」が成立しており、2人は18年に結婚した。 日本の戸籍法は、日本人が外国で婚姻届を出した場合に本籍地の市町村長に証書を提出する義務を定めており、2人は23年、尼崎市にフランスの婚姻証書と婚姻届を提出した。一方、市は「民法は男女間を当然の前提としており、受理は相当ではない」とした14年の法務省見解をもとに受理しなかった。戸籍法には自治体側の受理の義務は書かれていない。 申し立てでは婚姻届の受理を求める。 代理人の宮井麻由子弁護士(長野県弁護士会)と作花知志弁護士(岡山弁護士会)によると、同性婚を認めない民法や戸籍法の規定が憲法違反だと訴えた各地の同性婚訴訟と違い、今回は、現行の民法、戸籍法の制度下で認められるべきだと主張している点が特徴だ。「明確な根拠もなく不受理とするのは許されない」と主張する。 同性婚を法的に認める国は増えており、日本は主要7カ国(G7)で唯一、同性婚や同様の法的権利を国レベルで保障していない。国際同性婚カップルも増えているとみられ、今後もこうした訴えが続く可能性がある。(大貫聡子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「たわけ者!」足元を見て攻めるのじゃ 津山城の石段に忍者プレート
「気を付けろ! 鉄砲隊が隠れている!!」。石段を楽しく上ってもらうため、岡山県津山市の津山城(鶴山公園)の石段に忍者言葉が入った英訳付きプレートが登場した。 「日本3大平山城」と称される城は「攻めにくい城」でも知られる。その魅力を感じてもらいながら健康づくりにも一役買おうと、市観光協会が設置した。 プラスチック製のプレートは縦が約20センチ、横は約180センチ。「おのおのがた 出陣じゃ!!」で始まるプレートは、三の丸から本丸までの石段に計18カ所設置された。 激励、恋の後押しも 「たわけ者!! 休んではな… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
容疑者が契約した鎌ケ谷市のトランクルーム捜索 納骨堂殺人で警視庁
東京都足立区の「源証(げんしょう)寺」の地下納骨堂で7月、住職の男性が一酸化炭素中毒で殺害された事件で、警視庁は9日、墓石販売会社代表の男=殺人容疑などで逮捕=が契約していた千葉県内のトランクルームを同容疑で家宅捜索した。捜査関係者への取材でわかった。 殺人容疑などで逮捕されたのは「鵠祥(こくしょう)堂」(千葉県鎌ケ谷市)の代表取締役の斎藤竜太(50)=鎌ケ谷市=と、役員の青木淳子(63)=東京都練馬区=の両容疑者。 捜査関係者によると、9日に捜索したトランクルームは鎌ケ谷市内で、斎藤容疑者の自宅から約2キロの場所にある。トランクルームは斎藤容疑者自身が契約しており、練炭やガソリン入りペットボトルが使われた事件に関連する物が保管されていなかったかなどを調べたとみられる。 事件では、浄土宗の源証寺の霊園が対象とする宗派について、住職の大谷忍昌(しのまさ)さん(70)と斎藤容疑者らの間で意見が対立していたことがわかっている。容疑者らが「宗派不問で販売したい」としたのに対し、大谷さんは浄土宗を含む在来仏教に限定し、寺で法事を営むことを求めたという。 捜査1課などによると、斎藤容疑者と青木容疑者は共謀し、7月22日午後11時~11時半ごろに源証寺に侵入。焼却炉にガソリン入りペットボトル十数本を入れると共に、納骨堂内に練炭28個を置いて着火し、翌23日朝に納骨堂に入った大谷さんを一酸化炭素中毒で殺害した疑いがある。(増山祐史、遠藤美波、長妻昭明) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「子どもがやけど」との叫び声に、広がる異臭 騒然とした新幹線車内
谷瞳児2023年10月9日 16時00分 JR仙台駅で9日正午ごろ、「(東北新幹線の車内で)薬品のようなものをさわって子どもがけがをした」と119番通報があり、子どもを含む複数人が負傷した。3連休の最終日、一時騒然とした車内の様子を乗客の一人が証言した。 30代の会社員女性は、帰省先から戻るために新幹線に乗り、座席で寝込んでいるところだった。見知らぬ乗客から急に起こされ、車外に避難するよう言われた。 乗っていたのは、10両編成の6号車。車内に目をやると、床に液体が広がっているのが見えた。 そのすぐ後に、7号車につながる通路のドアを乗務員が封鎖した。ドア向こうの通路では、煙のようなものが充満しているのがガラス越しに見えた。 車内には異臭も漂っていた。「何かが燃えるような、たばこの煙のような臭い。少し刺激があるような感じだった」。車内を行き来する乗務員はせきこんでいる様子だった。 7号車の方からは、「子どもがやけどした」と叫ぶ女性の声が聞こえた。 他の乗客が「トイレで酸性の薬品の入れ物が破裂し、中身が漏れ出したようだ」と話しているのも聞こえ、すぐに車両から避難した。 一方、駅のホームでこの新幹線を待っていた男性によると、新幹線が停車した後、駅員が「7号車から煙!」と叫んだ。7号車に近づくと、ドア付近に置かれたバッグから白い煙のようなものが出ていたという。(谷瞳児) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 【10/25まで】すべての有料記事が読み放題!秋トクキャンペーン実施中!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
人気再燃へ、希望の光は桑田佳祐さん? 全国で消えゆくボウリング場
かつて大人気のレジャースポットだったボウリング場が全国的に減少傾向にある。施設の老朽化などで、名古屋では歴史あるボウリング場が相次いで閉店を発表した。ボウリングは参加人口の減少に直面しているが、人気再燃に向けた兆しもあり、関係者は期待を寄せている。 半世紀以上の歴史を持つ「星が丘ボウル」(名古屋市千種区)は12月5日で営業を終えると発表した。利用者からは別れを惜しむ声が上がる。 「独身の時から友達と遊ぶならここでした。さびしいですね」。27年ほど通っており、今でも家族と年に5回は訪れるという同市天白区の大倉康司さん(44)はしんみりと語る。 大倉さんはソファから、妻の史子さん(45)と子どもたちの後ろ姿を見守り、長女(中1)がピンを倒すと、みんなで喜んだ。「ボウリングは子どもも一緒に楽しめますし、自然とスキンシップがはかれる」と史子さん。長女も「狙ったところにボールが行くとストレス発散になる」とうれしそうに話した。 「健康で長生きできているのはここのおかげ」。近くの「ご長寿ボウラー」の長屋昌子さん(89)は週に3回通う。60代でボウリングを始め、やみつきになった。「全身を使って、足腰が鍛えられる。頭を使うのでボケ防止にもなる」と、ボウリングの魅力を話し出すと止まらない。友人との交流も楽しみだったが、閉店を聞き、「さびしいですね。慣れた場所がなくなるのは」と惜しんだ。 コロナ前の光景戻りつつあるけど…苦しい現状 運営会社「東山遊園」によると、「星が丘ボウル」はボウリングブームの真っただ中だった1970年にオープン。当時1フロアでは世界第3位の100レーンを誇った。「全日本ミックスダブルス」や「全国高校対抗ボウリング選手権大会」など、数多くの全国大会の会場にもなるなど、名古屋を代表するボウリング場の一つだ。 だが、半世紀以上にわたって使用されている木製レーンやピンセッターなどが老朽化。費用面などから全ての改修が難しいこともあり、閉店を決めた。 コロナ禍で一時は客足が遠のいたものの、今年はコロナ前の2019年度の6~7割ほどまで回復。子供会や会社など、団体予約も戻ってきていたという。 利用者から存続を求める声もあるというが、「星が丘ボウル」の蛭川雅文マネジャー(50)は「このまま無理して営業しても、設備は数年くらいしか持たない」と指摘。「ボウリングの場やサービスの提供ができなくなってしまうのは心苦しい」と話した。 名古屋市内では、73年に開業した中区の「スポルト名古屋」も入居先との賃貸契約終了を理由に、年内の閉店を発表している。また、名古屋駅近くの商業ビル「名鉄レジャック」の営業終了に伴い、ビル内にあったボウリング場が3月末に閉店した。 減少するボウリング人口…希望の光は桑田佳祐さん? 「日本ボウリング場協会」(東京)によると、1970年代初頭のボウリングの大ブームで、ボウリング場はピーク時(72年)に3697施設まで増えた。 だが、翌73年末に起きたオ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
津波注意報が解除 八丈島60センチ、千葉・高知・鹿児島県でも観測
9日午前5時25分ごろ、伊豆諸島の鳥島近海(父島の北西370キロ付近)で地震があり、伊豆諸島と小笠原諸島に津波注意報が出た。その後、午前7時52分には千葉県の九十九里・外房・内房と高知県に、午前8時24分には宮崎県や鹿児島県東部、種子島・屋久島地方、奄美群島・トカラ列島にも注意報が出た。 気象庁は同日正午、津波が高くなる可能性は低くなったとして、すべての津波注意報を解除した。ただ、解除後も半日程度は海面変動が継続する可能性があるとしている。 午前9時半までに観測された津波は、八丈島八重根で60センチ、神津島神津島港と三宅島坪田で50センチ、高知県土佐清水市と鹿児島県中之島で40センチ、千葉県館山市布良と三宅島阿古、鹿児島県南大隅町で30センチなど。 気象庁によると、震源の深さはごく浅いと推定され、マグニチュードは不明。震度1以上は確認されていないという。(大山稜) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
秋田市でクマに襲われ4人けが 全員搬送されるも意識あり
9日午前9時過ぎ、秋田市新屋南浜町と新屋寿町付近で「クマに襲われた人がいる」との119番通報が複数寄せられた。秋田市消防本部や秋田中央署によると、60~80代の男女4人がクマに襲われ、全員が市内の病院に搬送されたが、意識はあるという。けがの程度は不明だが、頭から血を流している人もいたという。襲われたのは60代男性、70代の男女、80代男性。通報は午前9時半にかけて相次いだという。 また、80代の男性がクマと遭遇して転倒し、病院に搬送された。 住民「こんな住宅街でまさか」 署によると、同日午前6時1… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
津波注意報、千葉、四国、九州の太平洋側にも 八丈島で60センチ
9日午前5時25分ごろ、伊豆諸島の鳥島近海(父島の北西370キロ付近)で地震があった。この地震で伊豆諸島と小笠原諸島に津波注意報が出て、その後、午前7時52分に千葉県の九十九里・外房・内房と高知県にも注意報が出た。午前8時24分には宮崎県、鹿児島県東部、種子島・屋久島地方、奄美群島・トカラ列島が追加された。 予想された津波の高さはいずれも1メートル。午前7時43分までに観測された津波は、八丈島八重根で60センチ、神津島神津島港で50センチ、高知県土佐清水市、三宅島坪田、三宅島阿古で30センチ、千葉県館山市布良、八丈島神湊、父島二見で20センチ、伊豆大島岡田で10センチだった。 気象庁によると、震源の深さはごく浅いと推定され、マグニチュードは不明。震度は確認されていないという。 同庁は、場所によってはより大きな津波が到達しているおそれがあるとしている。(大山稜) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル