本州と九州をつなぐ関門橋が14日に、開通から50年を迎える。全長1068メートルのつり橋は当時「東洋一」とうたわれ、物や人の流れを支えてきた。12日からライトアップの照明が30年ぶりにリニューアルされ、高さ約140メートルの主塔2本がLEDの明かりに照らし出されている。 1958年開通の関門トンネル(国道)のバイパスとして、関門海峡で最も狭い「早鞆(はやとも)の瀬戸」に架けられた。西日本高速道路によると、総事業費は300億円で、関門橋の建設費は約140億円。山口県下関市と北九州市を結ぶ片側3車線の高速道路として1973年11月14日に開通した。 1日平均の車両通行台数は3万5400台(2022年度)で、今年3月までの累計交通量は約4億7千万台にのぼる。 開通から半世紀を経て老朽化が進んでおり、新たなつり橋で結ぶ「下関北九州道路」(下北道路)の計画も浮上している。(白石昌幸) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ネズミの目撃や苦情、都心の繁華街で急増 カラスが減った影響も?
森下香枝2023年11月14日 6時00分 東京都心の繁華街でネズミの目撃や苦情が急増している。衛生面での問題や、街のイメージダウンにもつながりかねず、自治体や商店街が対策に本腰を入れている。 銀座の商店街や町会・業界団体などを束ねる「全銀座会」が、もともと対策に乗り出したのは5年前。目撃情報が多く寄せられるようになり、19年9月から1年間、大規模な駆除とゴミ出し調査を実施した。 ネズミを増やさないためには、生ゴミを食べられないようにすることが重要だ。そこで同会は、ゴミ袋をフタつきのゴミ箱に入れることや、深夜に出して早朝に収集するよう飲食店などに呼びかけた。その結果、ゴミ箱でのゴミ出し率は22%から60%に増えた。 しかし、コロナ禍を経て、飲食店が徐々に通常営業を再開するようになった22年9月~23年6月の間、ネズミが毒餌を食べた量が前年比1・5倍に。目撃情報も増えた。コロナ禍で入れ替わった飲食店もあり、フタつきのゴミ箱を使う比率も低下傾向のようだ。 コロナ禍による影響とは別に、千代田区の担当者からはこんな指摘も。「カラスの駆除が進み、子ネズミを食べるカラスが減ったからでは」 同区に寄せられるネズミの苦情件数は、14~18年は年間50件前後だったが、19年は169件に急増。昨年は203件に上った。区は今年度、関連予算約1600万円を計上。業者に駆除を依頼し、約3年かけて実態調査もする予定だ。(森下香枝) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません 【紙面ビューアー機能も使える】プレミアムコースが2カ月間無料!お得なキャンペーン実施中!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「東洋一」の関門橋、親子で支えて50年 注いだ日本の技術力と気概
本州と九州をつなぐ関門橋(全長1068メートル)が14日、開通50年を迎えた。開通当時「東洋一」を誇った長大つり橋は、半世紀にわたって交通の大動脈となってきた。この雄大な橋に、親子2代で携わる人がいる。 北九州市と山口県下関市の間にある関門海峡は、一日に何百もの船舶が往来する海の要衝だ。その海峡をまたぐ関門橋は主塔から延びるケーブルが印象的で、その景観は、人気撮影スポットの一つになっている。 「50年経つが、まだ立派に現役で活躍している。まさに先人たちの努力のたまものだな、と」。関門橋のメンテナンスを担う西日本高速道路(NEXCO西日本)北九州高速道路事務所で、副所長を務める後藤昭彦さん(51)はそう語る。 先人たちの1人が、後藤さんの父・二郎彦さん(80)だ。旧日本道路公団に入り、20代で関門橋の主塔工事の現場監督を務めた。 転勤族で、後藤さんは下関市生まれ。開通時はまだ幼かったが、小学生の頃、二郎彦さんが建設時の写真を手に思い出話をしていたのを覚えている。「父にとっても誇らしい仕事だったんでしょう。『俺が造ったんだ』とよく家族に自慢していましたよ」 橋にかかわる仕事を意識した… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
キャバクラ店長を路上で殴った疑い 元店員の男女ら3人逮捕 立川
東京都立川市の路上で現金を奪おうとして男性を殴り、けがを負わせたとして、警視庁は職業不詳の男(23)=東京都昭島市=ら男女3人を強盗致傷の疑いで逮捕し、13日発表した。女は容疑を否認し、男2人は大筋で認めているという。 立川署によると、他に逮捕されたのは男の交際相手の女(25)=昭島市=と、知人の男(23)=住居不詳。3人は8月16日午前3時ごろ、立川市曙町の路上で40代の男性に対し、「金を出せ」と脅して顔を殴り、1週間の打撲傷を負わせた疑いがある。 男性は、男と交際相手の女が過去に勤務していたキャバクラ店の店長。男と交際相手の女が、知人の男を車に乗せて男性の自宅付近まで運び、知人の男が男性を脅すなどしたという。 女は「強盗に関する相談はしていない」と容疑を否認。交際相手の男は容疑を大筋で認めつつ、「脅し取るつもりだったが、(知人が)殴るので驚いた」と供述。知人は容疑を認めているが、「(女は)関係ない」と話しているという。(宮脇稜平) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
金剛山で初冠雪 昨年より35日早く 鳥取・大山では40センチ
【動画】今季初冠雪した金剛山と葛城山=朝日放送テレビ撮影 大阪と奈良の府県境にある金剛山(標高1125メートル)で13日、今季の初冠雪が確認された。 大阪府千早赤阪(ちはやあかさか)村によると、山頂付近にある葛木神社では午前7時ごろ、零下0・4度まで気温が下がり、約1センチの雪が積もった。昨年より35日早かった。 13日朝は西日本の各地で今季最も気温が下がった。最低気温は大阪6・8度、広島7・2度、松江6・1度など。 初冠雪は、兵庫県養父市と鳥取県にまたがる氷ノ山(標高1510メートル)などでも確認された。 気象庁によると、鳥取県大山町では40センチの降雪が観測され、11月では1988年の53センチに次ぐ降雪量だった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「私人逮捕」系ユーチューバー「煉獄コロアキ」、名誉毀損容疑で逮捕
東京都千代田区の帝国劇場付近で18歳の女性の姿を勝手に動画に撮り、ユーチューブ上にアップしたとして、警視庁は13日、「私人逮捕系」と呼ばれる職業不詳の杉田一明容疑者(40)=東京都武蔵野市=を名誉毀損(きそん)の疑いで逮捕し、発表した。「はい、理解しました」と供述しているという。 生活安全特別捜査隊によると、杉田容疑者は9月19日ごろ、帝国劇場付近で、携帯電話を使って当時18歳の女性を撮影。女性に「お姉さん、パパ活やってるでしょ」「お金返して8万円俺に」などと告げる動画データをユーチューブ上に掲載して不特定多数が閲覧可能な状態にし、女性の名誉を毀損した疑いがある。 動画では、女性について「転売」「チケット」などと表現していたが、女性はチケットの不正転売に関わっておらず、友人と待ち合わせをしていたという。 プロフィールに「私人逮捕!」 ユーチューブは停止 動画の投稿後、女性が警視庁に「5~6人の男性から『チケットの不正転売やパパ活をしている』と言われた」「モザイクがかからず自分の容姿がしっかり映っていた」と相談し、同隊が捜査していた。同隊は、撮影や投稿に別の人物が関わっていた可能性もあるとみている。 杉田容疑者はX(旧ツイッター)で「煉獄(れんごく)コロアキ」名のアカウントを運営。プロフィル欄には「ジャニーズチケット不正転売撲滅!」「私人逮捕!」と表記している。 「煉獄コロアキ」のアカウントはユーチューブ上にあったが、運営するグーグルの広報部によると、11月8日に停止された。同広報部は取材に、「特定可能な個人のストーキング、脅迫、さらし、ハラスメント、嫌がらせなどの有害な行為を禁じている。煉獄コロアキのチャンネルにおいては、コミュニティガイドラインに関する度重なる違反を確認したため、チャンネルを停止した」と答えた。 「私人逮捕」動画、最近多くの投稿 注目集め、広告収入 一般の人を不審者や容疑者と… この記事は有料記事です。残り450文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません 【紙面ビューアー機能も使える】プレミアムコースが2カ月間無料!お得なキャンペーン実施中!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「注文したそばに髪」 190キロ離れた自宅に呼び出し代金詐取容疑
山梨県警は13日、栃木県大田原市の自称派遣社員の男(49)を詐欺の疑いで逮捕し、発表した。 北杜署によると、男は4月23日、実際には来店していないのに、北杜市内の飲食店に客をかたって電話をかけ「注文したそばに髪が入っていた。直接会って返金してほしい」などと因縁をつけ、2万1600円を詐取した疑い。 店員を、直線距離で約190キロ離れた栃木県内の自宅に呼び出し、実際には行っていない同店までのガソリン代や高速代なども払わせたという。 男が来店したと主張する時間帯に、頼んだとするうな丼とそばのセットの注文がなかったことから、同店が被害届を出した。男は容疑を認めているという。(棟形祐水) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
男子高校生の太ももを刺した疑い、3人を逮捕 SNSでトラブルか
男子高校生を刺してけがをさせたとして、警視庁は13日、東京都中野区の男(28)と東京都八王子市の男(21)、同市の少年(19)の3人=いずれも職業不詳=を傷害の疑いで逮捕し、発表した。認否を明らかにしていない。 中野署によると、3人は8月6日午後、中野区のアパート敷地内で男子高校生(当時17)の左足の太ももを刃物のようなもので1回刺し、1カ月のけがをさせた疑いがある。その後に逃走していた。 男子高校生は、逮捕された3人とは面識がなかったが、SNS上で少年とトラブルになり、3人の誰かに呼び出されたという。(板倉大地) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
山口の強盗未遂も指示容疑 特殊詐欺グループ幹部を再逮捕へ 7件目
全国で相次いだ強盗事件のうち、昨年11月に山口県岩国市で起きた事件を指示したとして、警視庁はフィリピン拠点の特殊詐欺グループトップの渡辺優樹被告(39)=強盗致死罪などで起訴=ら3人を強盗未遂と住居侵入の疑いで14日にも再逮捕する。捜査関係者への取材で分かった。 他に再逮捕されるのは「ルフィ」などと名乗った今村磨人(きよと、39)=同=、藤田聖也(としや、39)=同=の両被告。同グループが指示したと警視庁がみる強盗8事件のうち、立件は7件目となる。 捜査関係者によると、3人は実行役5人と共謀して昨年11月7日午前2時ごろ、岩国市内の60代男性宅に侵入。男性の家族をカッターナイフを示して脅迫し、両手首を縛るなどの暴行を加えて金品を奪おうとした疑いがある。男性が抵抗し、未遂に終わった。3人はフィリピンから指示したと警視庁はみている。 実行役5人のうち運転役の男(24)=強盗未遂罪などで有罪判決=は、「ルフィ」から秘匿性の高い通話アプリで指示を受けていたという。ほか4人も「キム」や「ルフィ」から指示を受けており、同庁は今村被告がルフィ、渡辺、藤田の両被告がキムと名乗っていたとみている。(増山祐史、遠藤美波、長妻昭明) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「入札妨害罪は成立しない」アイン元社長ら無罪主張 札幌地裁初公判
新谷千布美2023年11月13日 19時30分 総合病院「KKR札幌医療センター」(札幌市豊平区)の敷地内薬局の整備をめぐる入札妨害事件で、契約関係競売入札妨害の罪に問われた「アイン薬局」を展開する調剤薬局最大手「アインファーマシーズ」(同市白石区)の元社長ら3被告の初公判が13日、札幌地裁(井下田英樹裁判長)であった。3被告とも事実関係は認めたが、うち2被告の弁護人が「入札妨害罪は成立しない」として無罪を主張した。 起訴されたのは、同社の元代表取締役社長の酒井雅人(54)、元北海道支店長の新山典義(55)、KKR札幌医療センター元事務部長の藤井浩之(62)の3被告。KKRは「国家公務員共済組合連合会」の略称で、藤井被告はみなし公務員の立場だった。 起訴状などによると、2020年12月、病院の敷地内薬局を選定する公募を締め切った後、アイン側が提案した土地賃料が他社より低額であることを藤井被告が新山被告に教えた。新山被告は酒井被告の了承を得て、月額400万円としていた賃料を月額750万円に差し替えたとされる。 検察側の冒頭陳述によると、藤井被告と新山被告は同じ高校の野球部の先輩・後輩関係だった。検察側は公募の実施前から、他社が知らない病院側の要望を伝えていたと主張した。 藤井被告は初公判で起訴内容を認めた。被告人質問では「コロナ禍で赤字となった病院の経営を改善したかった」と動機を語り、「勝手な判断で公正・公平な入札を妨害してしまい、申し訳無い」と謝罪した。 酒井被告と新山被告も事実関係は認めたものの、弁護人が今回の公募は随意契約の一種で、「入札」にあたらないと主張。罪は成立しないと訴えた。 次回の公判は12月14日。酒井被告への被告人質問があり、結審する予定だ。 親会社によると、酒井被告は11月1日付で同社の社長を辞任。取締役だった新山被告も辞任した。(新谷千布美) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません 【紙面ビューアー機能も使える】プレミアムコースが2カ月間無料!お得なキャンペーン実施中!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル