東京都の千代田区道「神田警察通り」の整備に伴う街路樹伐採問題で、伐採に反対する住民側が1日、都内で記者会見し、「伐採を強行する姿勢に怒りを感じる」と抗議した。 区は11月15日に、反対する住民側や区議ら10人に対し、工事期間中、現場への立ち入り禁止の仮処分命令の申し立てを東京地裁に行った。さらに、28日夜には街路樹のイチョウ1本を新たに伐採したという。 区が10人に対して申し立てたのは、区道約1・4キロを整備するうちの2期工事分(約230メートル)の歩道、車道へ午後8時から午前6時までの間、立ち入り禁止を求めるというもの。 住民側は夜通し現場で座り込むなどの抗議を続けていた。住民側は樋口高顕区長に対し、工事代金の支払い中止を求める住民訴訟なども同地裁に起こし、現在係争中だ。区は「手続き中なのでコメントは差し控える」と回答した。(森下香枝) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Xに投稿の取材メモ 子会社派遣スタッフが提供 NHKが会見で謝罪
NHKは1日、記者が作成した取材の企画案や関連の取材メモなどが記された文書が、インターネット上に流出したと発表した。NHKが流出経路を調査したところ、子会社が契約している30代の派遣スタッフが流出させたことを認めたという。同日、NHKは会見し、リスクマネジメント室の小形修一室長が「取材対象者や視聴者の信頼を損なうあってはならないこと」と謝罪した。 NHKによると、流出した文書は、首都圏局の記者が作成したもの。ネットの誹謗(ひぼう)中傷の問題を取り上げる取材の企画概要が記載されたものと、関係者インタビューを文字起こししたものがあり、企画概要の方には「放送希望」「12月1日(金) 『首都圏ネットワーク』で5分程度」などと記載されていた。また、インタビューメモの文書は、都内の虐待や性暴力被害を受けた女性を支援する団体に、ネット上でかつて中傷を繰り返した「匿名男性」に対して行った一問一答などが、19ページにわたって記されていた。 NHKによると、これら文書は、局内のネットワーク上に保管され、「専用端末」を通じて閲覧できる状態にあった。今回流出させたスタッフも閲覧権限があり、端末から文書を印刷して、この団体を批判している別の人物に提供したという。この人物は、11月28日にX(旧ツイッター)上で、「(男性に)インタビューしたこちらの記事が放送されるかもしれない」と投稿し、文書を入手できるリンク先を掲載していた。NHKはインタビューに応じた人物に謝罪しているという。 スタッフは、ニュース番組のテロップや字幕などを制作する仕事に携わっているが、今回の取材には無関係だった。スタッフはNHKの聞き取りに対し「興味本位でやった。大変なことをしてしまい、申し訳ない」と話しているという。また、スタッフと女性団体を批判している人物との関係性について、NHKの担当者は「個人的関係は全くないとのこと」とする一方、「投稿を見ていたということははっきりしているが、深いことは聞けていない」と答えた。 流出した取材内容を元にした番組や報道は、現時点では放送されていない。 この日の会見で、小形室長は… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
待ってました!5年ぶりの「こんぴら歌舞伎」松本幸四郎さんら出演へ
コロナ禍などの影響で公演の見送りが続いていた香川県琴平町の旧金毘羅大芝居(金丸座)で開催される「四国こんぴら歌舞伎大芝居」が来春、5年ぶりに開催されることが決まった。1日に出演者と演目が発表され、中止された2020年の公演に出る予定だった松本幸四郎さんの出演が決まるなど、豪華な顔ぶれがそろった。 金丸座は現存する国内最古の芝居小屋で、20年10月からの耐震補強工事が昨年4月に終わっており、来春がこけらおとし公演となる。 第37回となる今回の座頭は松本幸四郎さん。このほか、中村雀右衛門さん、中村鴈治郎さんらが舞台を飾る。幸四郎さんの長男・市川染五郎さんと、鴈治郎さんの長男・中村壱太郎さんも出演し親子共演となる。 記事後半では、公演の演目や入場券の販売予定を紹介。再開を心待ちにした地元の声も聞きました。 地元の経済効果は「10億円」 こんぴら歌舞伎は毎年春に開… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
浸水後も3日運航で罰金45万円 JR九州高速船クイーンビートル
朝日新聞デジタルに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。Copyright © The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission. Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「わしの野球、一番知っとんのはお前」達川光男さんに託した迫田野球
高校野球の名将・迫田穆成(よしあき)さん(84)が1日朝、亡くなった。監督として1973年夏の全国選手権大会では広島商を優勝に導き、如水館では春夏通算8回の甲子園出場を果たした。全国の舞台で「広島野球」を牽引(けんいん)し、最後まで監督だった。 「選手の個性を見いだし、長所を伸ばす指導法に、いつも感心していた。選手の話を始めると止まらなかった」 迫田さんが2019年から監督を務めた竹原の梶白博志校長(59)が振り返る。昨夏の広島大会で、竹原は35年ぶりに4回戦へ進んだ。「監督の下でプレーをしたい」と、多くの生徒たちが県内各地から集まったという。 今年8月の秋季地区大会もチームを率いたが、10月ごろから体調を理由に公式試合を指揮することはなくなった。だが、11月上旬までは練習にも顔を出していたという。梶白校長は「また復帰されるものと信じていた」と肩を落とした。 逝去5日前、最後の電話で達川さんに頼んだのは 1973年夏に全国制覇した広島商で捕手だった元プロ野球・広島カープの達川光男さん(68)は、迫田さんの教えについて、「創意工夫をこらす野球だった」と振り返る。 試合中の声の出し方について… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
兵庫県警がコンビニ店員を誤認逮捕 店の現金窃盗容疑→実は被害なし
杉山あかり 宮島昌英2023年12月1日 23時28分 兵庫県警は1日、コンビニ店内から現金を盗んだ窃盗の容疑で、店のパート従業員の60代女性を誤認逮捕したと発表した。実際には現金被害はなく、誤りに気づいた県警は、逮捕から約14時間半後に女性を釈放した。任意の取り調べを含めた実質的な拘束時間は約24時間に及んだという。 捜査3課によると、11月30日、尼崎市内のコンビニ店内から現金数十万円がなくなっていると、店長から尼崎南署に通報があった。 署の捜査で、店内の防犯カメラ映像に、女性が同月24日に両替箱を開封している様子が映っているのが確認されたという。 署は女性に任意同行を求め、30日午後4時半から任意の取り調べを開始。女性が一貫して「盗んでいない」と主張するなか、翌12月1日午前2時4分、防犯カメラ映像を主な根拠として窃盗容疑で逮捕した。 同日昼になって店側から、盗まれていない可能性があるという趣旨の申告が署にあった。捜査の結果、被害はなく誤認逮捕だと判明した。店側が本部へ送る売り上げを、誤って数十万円多く送金してしまっていたためだという。 署は同日午後4時40分に女性を釈放し、謝罪した。 県警は逮捕当時、「捜査に支障が出る」との理由で逮捕の事実を発表していなかった。 捜査3課の石原智之次席は誤認逮捕について、裏付け捜査が不十分だったと認めたうえで、「適正捜査について指導教養を徹底して参りたい」としている。(杉山あかり、宮島昌英) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません 【締め切り迫る】紙面ビューアー機能も使えるプレミアムコースが2カ月間無料!お得なキャンペーン中!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
日大アメフト部、廃部判断は「時期尚早」の声 理事会で継続審議に
日本大学アメリカンフットボール部員による違法薬物事件をめぐり、日大は1日、理事会でアメフト部の廃止を審議したが結論が出ず、継続審議にすると決めた。関係者によると、SNSなどで廃部撤回を求める意見もあり、「(廃部の)判断をするには時期尚早」といった声が出たという。 廃部の方針は11月28日に学内の会議で決まり、部員たちには伝えられていた。廃部する場合は理事会の議論を経て、学長の決裁で決まる。 日大が11月30日に文部科学省に報告した改善計画では「時間をかけて慎重に審議を重ね、競技スポーツ運営委員会により廃止(廃部)とする方針を承認」とした上で、「在学生及び入部希望の新入生に対し、教育的配慮として不利益が生じないよう対策を講じることを継続審議していく」としていた。 一方、現役部員らは29日、方針撤回を求めて大学に署名と要望書を提出している。日大は12月4日に会見を開き、林真理子理事長が出席して改善計画などについて説明する。 文科省、日大のためのフォローアップ体制 盛山正仁文科相は1日の記者会見で、日大のガバナンス(組織統治)改善のため、フォローアップ体制をつくることを明らかにした。文科省によると、改善計画が適切に行われるよう、弁護士や公認会計士らからなる有識者数人が指導や助言をする形を想定している。盛山文科相は会見で「関係者が一丸となり、当事者意識を持って改善に向けた取り組みを推進していただきたい」と述べた。(上野創、高嶋将之、山本知佳) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「勤務先でトラブル、自暴自棄に」2児殺害の罪で起訴の母親が供述
水戸市平須町のアパートで7月、8歳の男児と5歳の女児が殺害された事件で、2人に対する殺人容疑で逮捕された母親の飲食店従業員太田亜紀子容疑者(39)が、「勤務先でトラブルになり、自暴自棄になって子どもと自殺しようとした」という趣旨の話をしていることが、捜査関係者への取材でわかった。 また、水戸地検は1日、太田容疑者を殺人罪で起訴し、発表した。地検は8月25日から3カ月間にわたって太田容疑者を鑑定留置とし、医師などの見解を踏まえて事件当時の精神状態を調べていた。その結果、太田容疑者に刑事責任が問えると判断した模様だ。 起訴状などによると、太田容疑者は7月23日午後11時55分~翌24日午前6時半ごろ、自宅アパート内で、就寝していた長男で小学3年の継真(けいしん)さん(8)と保育園児の長女梨心(りこ)ちゃん(5)の首を包丁で突き刺して殺害した、としている。 幼子2人との無理心中を決意した、その理由は 捜査関係者によると、太田容… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
運転手がインフルに、コロナに…4人離脱 路線バスの運行が「半減」
運転手4人の病欠と体調不良で、路線バスの便数が半減――。 バス運転手の人手不足が全国的な問題になるなか、多くの路線バスが走る福岡県でそんな事態が起きている。 西日本鉄道は30日、12月1日から当面の間、久留米―福岡空港線の運行を1日32便から16便に減らすと発表した。福岡空港発の最終便は午後10時20分発から午後7時30分に繰り上がるなど、1日あたり233人に影響が及ぶという。 西鉄によると、グループ会社の西鉄バスのある営業所で運転手の1人が季節性インフルエンザに、 別の1人が新型コロナに感染。人手不足の中、さらに体調不良を訴える運転手が2人相次いだ。 営業所の運転手の在籍数は11月末時点で48人で、そもそも運行便数に対して必要な50人を下回っていた状態だった。 他の営業所から応援の派遣を… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
水中からメリークリスマス 大阪・海遊館にサンタダイバー登場
クリスマスを水中から盛り上げようと、海遊館(大阪市港区)に、サンタクロースの衣装に身を包んだダイバーが登場した。 サンタダイバーは魚たちと一緒に泳ぎ、来館者に手を振ったりじゃんけんをしたりした。北海道岩見沢市から家族5人で来た年長の関根暖人くん(6)は「水の中にもサンタさんがいるなんて知らなかった。プレゼントくれるかな」。 同館最大の「太平洋」水槽では午後1時15分と午後3時30分からの2回、「タスマン海」水槽では午前11時から、それぞれ30分ほどサンタダイバーが現れる。25日まで。(西晃奈) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル