日本大学アメリカンフットボール部の違法薬物事件への対応をめぐり、日大は6日、都内で部員らに対する説明会を開き、学内会議で廃部の方針が決まった経緯などについて説明した。 部員らを対象にした説明会は、廃部方針の決定後初めて。当初はオンラインのみでの開催予定だったが、部からの要望を受けて一部の部員は対面で参加した。会議には沢田康広・副学長や益子俊志・スポーツ科学部長、アメフト部の中村敏英監督らが出席した。 出席者によると、沢田副学長… この記事は有料記事です。残り544文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
岸田氏との面談は教団友好団体が「手配」 元米議長が認め、写真提供
岸田文雄首相が2019年にニュート・ギングリッチ元米下院議長と面談した際、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体「天宙平和連合(UPF)ジャパン」のトップらが同席していたとされる問題で、ギングリッチ氏が朝日新聞の取材に応じ、トップらの同席を認めた。面談については「UPFジャパンが手配した」と説明した。 岸田氏は「ギングリッチ氏から表敬をしたいという申し入れがあって、お会いした」としているが、教団側が日米の有力政治家の面談を仲介していた可能性がある。 岸田氏は自民党政調会長だった19年10月、党本部でギングリッチ氏と面談。朝日新聞は経緯や同席者についてギングリッチ氏に質問を送り、6日に書面で回答があった。 ギングリッチ氏によると、UPFジャパンの梶栗正義議長や、米国の教団の元会長でUPFインターナショナル会長のマイケル・ジェンキンス氏が同席し、岸田氏と会話も交わしたという。面談は「UPFジャパンが手配した」とした。 一方、UPFジャパンは6日、朝日新聞の取材に「もともとは安倍(晋三)首相(当時)とギングリッチ氏の会談をアレンジしようとしたが、時間をとれなかったので安倍首相が岸田政調会長(当時)との会談をセットしたと理解している」と回答した。 面談をめぐっては岸田政権の複数の関係者が、安倍氏の要請だったと取材に話しており、UPF側が間に入る形で安倍氏とギングリッチ氏の面談が調整され、安倍氏の都合がつかずに岸田氏が対応した可能性がある。 岸田氏は面談に教団友好団体のトップが同席していたかどうかについて「承知していない」「名刺交換をしたかどうか、全く記憶していない」などと述べていた。 しかし、ギングリッチ氏は、梶栗氏とジェンキンス氏の同席を認めたうえで「まず名刺交換をした。その上で話し合った」。握手をしている様子や名刺交換の様子が写った写真とともに、そう説明した。 朝日新聞は6日、ギングリッチ氏の説明について岸田氏の事務所に文書でたずねた。「同行者の中にどなたがおられたのかは承知していなかったということを申し上げているものであり、それに尽きる」と回答があった。 UPFは、教団の創始者である文鮮明(ムンソンミョン)氏と韓鶴子(ハンハクチャ)総裁夫妻が創設した団体で、UPFインターナショナルは世界に約150あるという支部を統括する組織。ギングリッチ氏はUPFの大規模な集会で講演するなど、関係が深いことで知られる。(編集委員・沢伸也、高島曜介) 「誰が参加していたかは明らか」 元下院議長、面談の経緯説明 岸田文雄・自民党政調会長(当時)との面談の場に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体トップがいて会話も交わしていたと、ニュート・ギングリッチ元米下院議長が朝日新聞の取材に認めた。ギングリッチ氏は写真とともに、面談の経緯や同席者について振り返り、文書で説明。同席者のことを「承知していない」と繰り返す岸田氏との違いが際立つ形となった。 顔を合わせての握手、交換し… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ヤミ金業者の代表逮捕、コロナで苦境の飲食業者らに 不当利息数億円
貸金業の登録がないのに金を貸し、法定上限を超える利息を受け取ったとして、警視庁は6日、東京都台東区台東1丁目にある会社「コスモ・エージェンシー」の代表、松村正雄容疑者(68)と社員の60代男を貸金業法違反(無登録営業・高金利)容疑で逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。法人としての同社も近く同法違反容疑で書類送検する方針。 捜査関係者によると、松村容疑者らは、貸金業の登録がないのに、2020年春ごろ~23年秋ごろ、都内の複数の法人や個人に複数回にわたり法定金利(20%)の約3・5倍で金を貸し付け、不当な利息として約400万円を受け取った疑いがある。 生活経済課は、松村容疑者らが19年3月ごろ~23年秋ごろ、100を超える法人、個人に対して計数十億円を違法に貸し付け、合わせて数億円の利息を不当に受け取ったとみている。 松村容疑者らは不動産業者や飲食業者などに、不動産や銀行の通帳を担保に、審査なしで現金を貸し付けていたという。一部の飲食業者は警視庁に対し、コロナ禍で収入が減り、ヤミ金である同社を頼ったと説明しているという。 同社は1997年に貸金業者として都に登録。顧客の返済能力の調査義務違反などで18年12月に業務停止処分を受け、19年春に廃業したが、水面下で続けていたという。自社ホームページは持たず、主に口コミで客を集めていた。同課は摘発を逃れるためだった可能性があるとみている。(御船紗子) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「まるでモンサンミシェル」 水位が下がって琵琶湖の島が陸続きに
林敏行2023年12月6日 21時00分 「近畿の水がめ」と呼ばれる滋賀県の琵琶湖で、少雨による水位低下が続いている。 県北部の長浜市では、普段は湖岸近くに浮かぶ小島「奥の洲」が陸続きになり、フランスの有名な修道院「モンサンミシェル」のようだと話題になっている。 琵琶湖河川事務所が発表した6日午前6時の平均水位はマイナス70センチで、県が渇水対策本部を設置する基準まで、あと5センチに迫る。台風の上陸が少ないなど、今年は好天が続いたのが理由で、今年7~11月の大津市での降水量は、平年より約3割少なかった。 湖北野鳥センターによると、「奥の洲」は鳥の生息地で、湖岸と島の間にある浅瀬は、水位が上昇する夏場は水深約1メートルほどで、つながっていない。 湖岸の湿地帯にあるヨシ群落を保護するため、県は条例を定めている。同センターは、ヨシを折ったり、芽を踏みつぶしたりしないため、湿地帯をむやみに歩かないよう呼びかけている。 琵琶湖以外でも、ダムの水位低下に伴う取水制限が行われるなど、西日本を中心に、少雨による渇水傾向が続いている。(林敏行) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
政治資金パーティー券、不正の温床に 「自粛」よりも先に必要なこと
有料記事 聞き手・田渕紫織2023年12月6日 21時00分 自民党の派閥が政治資金パーティー収入の一部を裏金にしていた疑惑を受け、自民党のすべての派閥がパーティーを自粛することにしました。行かないのに、「付き合い」で買う――。神戸大の藤村直史教授(議会政治)はパーティーが「不正の温床になっている」と指摘します。「政治とカネ」の問題を解消するために、これからどのような取り組みが求められるのかについても聞きました。 神戸大の藤村直史教授の話 派閥側と議員側が政治資金収支報告書にいずれも記載していないのなら、いわゆる「裏金」にあたる可能性があり、これまで繰り返されてきた記載漏れなどの政治資金をめぐる不祥事とはレベルの違う問題が明らかになりつつある。 すべての派閥で政治資金パーティーを自粛するというが、本来なら各派閥が会見をするなど、議員側が裏金の疑惑についての情報開示をするほうが先ではないか。 これを機にパーティーをやめ… この記事は有料記事です。残り591文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
万博・IRに向け夢洲インフラ整備に1129億円、万博会場費と別
原田達矢2023年12月6日 21時30分 大阪市の横山英幸市長は6日、此花区の人工島・夢洲(ゆめしま)の利用に絡むインフラ整備費用として、1129億円かかるとの見通しを示した。うち808億円を市が出すという。 夢洲は2025年大阪・関西万博の会場。会場建設費が最大2350億円かかり、大阪府と市で3分の1の783億円を負担することになっているが、横山市長が今回示したのは、これとは別の事業費となる。 横山市長は6日にあった市議会常任委員会での質疑で、公明の佐々木哲夫市議の質問に対して説明した。 市によると、一連の整備事業では万博のほか、カジノを含む統合型リゾート(IR)での利用に向け、上下水道、鉄道、幹線道路の整備などを808億円かけて進める。いずれも市の一般会計や港営事業会計に計上。工事は2018年から始まっており、28年までを予定しているという。 横山市長はこうしたインフラ整備について「万博があろうがなかろうが、必要な費用だ」と理解を求めた。また万博に絡む経費の全体像について、「市も全体像の再整理を指示している。可能な限り早くお示ししたい」と述べた。(原田達矢) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「わたしは死ねばいい」に担任が花丸 「ファイト」と書きノート返却
仙道洸2023年12月6日 21時51分 奈良市教育委員会は6日、市内の小学校で女子児童が受けたいじめについて「重大事態」と認定したと公表した。また、この児童がノートに自殺をほのめかす内容を書いた際、担任教諭が花丸をつけるなどの不適切な対応があったこともあきらかになった。 市いじめ防止生徒指導課によると、市内の小学校に通う当時3年生の女子児童が2021年の2学期から昨年12月にかけて、同じクラスの男子児童に突き飛ばされたり、足を踏まれたりするいじめを受けていたという。 昨年2月、女子児童が下校準備中に男子児童に足を蹴られてけがをした際、保護者が学校に相談した。学校は児童に聞き取りをした上で、目撃した児童と女子児童の証言に食い違いがあるなどとして、調査を実施しなかったという。その後、改めて保護者らから申し入れがあり、同11月下旬から調査をしたところ、12件のいじめがあり、「重大事態」と認定した。 また、昨年6月には、女子児童が担任教諭と毎日やりとりする「自学ノート」に「わたしは死ねばいいのに」などと書いた際、担任教諭は花丸をつけ、「You can do it!!(あなたはできる) ファイト!!」と書いて児童に返していたことも判明した。同課は「生徒を励ましの気持ちで書いたのだと思うが、ひどい対応といわざるを得ない」とした。 女子児童は適応障害や心的ストレス障害の症状が続いているという。 女子児童の代理人を務める三橋和史弁護士は、市や学校の対応が「あまりにもずさんで、不誠実」とし、「つらい思いをしている中、勇気を出して先生に伝えようとしたのに、信じてもらえなかった。(学校は)命に関わる問題という認識が欠如している」と話した。 仲川げん市長は「子どもが言っていることをまず聞き、子どもの声を最優先することが大事」とした上で「全体的に問題があったと思う。どう改善していくか、提唱し、行動していくことが重要」とコメントした。 市教委は近日中に報告書をホームページに公表するとしている。(仙道洸) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
被告人質問の最後で青葉被告が口にした謝罪と後悔 7日に結審予定
36人が死亡した京都アニメーション放火殺人事件で、殺人などの罪に問われた青葉真司被告(45)の裁判員裁判の第21回公判が6日、京都地裁であった。被告人質問で検察官に「遺族らに思うことはあるか」と問われると、青葉被告は「申し訳ございませんでしたという言葉しか出てきません」と述べ、謝罪の言葉を初めて口にした。 青葉被告の裁判は三つの段階に分けられ、犯行動機や経緯、刑事責任能力に続き、11月下旬から量刑の審理に入った。被害感情の立証でこの日までに延べ約90人の遺族や負傷者の意見陳述や供述調書の読み上げがあった。青葉被告は「自分より苦しんでいる方がまだいる」「子どもがいらっしゃる方もいて、重く受け止めないといけない」とも述べた。 謝罪の気持ちがいつ芽生えたのかと聞かれると、しばらく考えた後、「弁護人と面会している時、裁判が始まる前あたり」と説明。これまで明確に述べてこなかったと指摘されると、「こんなにたくさんの人が亡くなるとは思っていなかった。やりすぎだった」との自身の供述に触れ、「『やりすぎ』という形で言っているということ」とした。「やりすぎたという言葉に、申し訳ないという意味が含まれているということか」と確認されると、「そう自分はとらえています」と答えた。 意見陳述などで多くの遺族らが極刑を求めたことについては、「その通りに、それで償うべきととらえている部分があります」と述べた。 弁護側は、青葉被告自身が事件で重いやけどを負い、周りの介助を受けてきたとし、心境に変化があったかと尋ねた。青葉被告は「昔ほど徹底的にやり返したいという考え方は減った。早く拘置所に来ていれば、こんな事件を起こさなかったのではないか」と答えた。 被害者参加制度で裁判に加わる遺族らも直接質問した。京アニ作品「涼宮ハルヒの憂鬱(ゆううつ)」のキャラクターデザインを手がけた池田(本名・寺脇)晶子(しょうこ)さん(当時44)の夫(51)は、青葉被告が主張する「京アニによる盗用」が今も許せないのかと質問。青葉被告は「そういう感情は薄れてきた」とし、京アニに対しては「犯罪をやった当初は怒りが残っていたが、今は申し訳ない気持ちが大きい」と述べた。晶子さんや残された息子に向けては「申し訳ない思い」「自分は片親だった部分があるので、やはり申し訳ない」と述べた。 一方、遺族の代理人弁護士が「多くの死傷者が出ると思わなかったのか」と質問すると、青葉被告は「構造上のせいにするわけではないが、火が早く回りすぎて多くの人が亡くなったと聞き、ツキや運がなかったことも否定できない」と述べた。現場の京アニ第1スタジオの構造をめぐっては、吹き抜けの3階まで続くらせん階段が火の回りを早めた可能性が指摘され、証人の京都市消防局員も「影響がなかったとは言えない」と証言した。 裁判員6人のうち2人と裁判官も質問し、青葉被告が事件前に住んでいたさいたま市で訪問看護を受けていた時期があった点に触れると、「あの時、入院を拒まなければ事件は起きなかったのかなと思う」とした。 最後に裁判長に「ご遺族に何か声をかけるとしたら」と聞かれると、青葉被告はまっすぐ前をむいたまま、「申し訳ございませんでした」と答え、「他には」と声をかけられると、「やはりそこまでしなければならなかったかという思いがどこかにあります」と述べ、被告人質問が終わった。 今年9月に始まった裁判は、次回7日に検察側が求刑を明らかにする論告と、弁護側の最終弁論で結審する予定。(光墨祥吾、関ゆみん、山本逸生) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「ガッシャーンと音がした」 学習塾に車がつっこむ 2人搬送
2023年12月6日 22時51分 6日午後9時20分ごろ、福岡市早良区百道2丁目の学習塾から、「車が店舗につっこんできた」と119番通報があった。福岡市消防局によると、この事故で、車を運転していた70代の男性1人と、10代の女性1人を市内の病院に搬送した。いずれも意識はあるという。 現場は交差点に面した建物の1階。学習塾の入り口はガラス張りになっている。 事故当時、塾にいたという中学3年の男子生徒は「ガッシャーンと音がした。気付いたら車がつっこんでいた。塾の中には中学生たちが20人ぐらいいた。3人ぐらいが、ガラスの破片で手にけがをしたと思う。怖かった」と話した。 この生徒によると、運転していたのは、高齢とみられる男性。車は一度つっこんできて、バックしようとしたが、何かにひっかかって動けないようだった。 事故後、塾の子どもは屋外に避難し、保護者が迎えに駆けつけるなど現場は騒然としていた。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
深夜営業のバーを装ったか ホストクラブ無許可営業の疑いで2人逮捕
2023年12月6日 20時00分 深夜営業ができるバーを装ってホストクラブを無許可で営業したとして、愛知県警は、名古屋市中区栄4丁目のホストクラブ「BARちょめ×2」の経営者長縄奎汰(25)=住居不定=と、系列のホストクラブ「Break Through」の経営者高橋雄己(37)=同市守山区森孝3丁目=両容疑者を風営法違反(無許可営業)の疑いで逮捕したと6日発表した。 中署によると、2人が経営する店舗はビル内の隣同士。風営法上の営業時間である午前1時までは、高橋容疑者が営む「Break Through」でホストが客を接待。その後は、ホストと客のプライベートな飲食という建前で、長縄容疑者が経営する「BARちょめ×2」に移っていたと、中署はみている。 県警幹部は、風俗店で働く女性が退勤後に合流できるよう、店を変えて「メンパブ」「アフターバー」などと呼ばれる「2部制」「3部制」の形態をとっていたとみている。年末にかけてホストクラブへの立ち入り調査を強化する方針で、「どんな営業形態でも摘発する」と話す。 2人の逮捕容疑は、6月25日に風俗営業の許可を得ずに「BARちょめ×2」を営んだというもの。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル