浅倉拓也2023年12月13日 20時00分 龍谷大(京都市)の経営学部で、ゼミ(演習)の担当教員を希望したのに不当に拒まれたなどとして、同大名誉教授が大学側に慰謝料などを求める訴訟があり、13日に控訴審判決が大阪高裁であった。高裁判決は「裁量権の逸脱や乱用があるとは言えない」とした一審の京都地裁判決を支持し、控訴を棄却した。 原告の李洙任(リースーイム)名誉教授は経営学部教授だった2016年4月以降、教員不足でゼミを受講できない学生がいるとして、担当を学部長らに申し出たが、大学側は「採用時に経営学の専攻科目を担当していない」などの理由で認めなかった。 李氏は「不合理な説明や対応で評価をおとしめられ、精神的苦痛を受けた」などとして19年1月に165万円の損害賠償請求を京都地裁に提訴。同地裁は今年2月、請求を棄却していた。 原告側は控訴審で「女性や教養科目担当教員への差別的思考があった」とも訴えたが、判決は「証拠はない」とした。 訴訟の背景には、経営学部で当時ゼミの数が急減したため「ゼミを受講できない学生がいる」として、一部学生が大学にゼミ数や女性教員の増加を要求した問題があった。大学側は「当時も数の上では経営学部のゼミを希望する学生は全員が受講できた」としている。 原告側の塩見卓也弁護士は判決後の記者会見で「大学内で決めたことに介入できないという『大学の自治』が最大のハードルになった。いまでは大学の自治は大きく変わっており、意味を捉え直す必要がある」と訴えた。(浅倉拓也) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「もうケアできない」51歳息子、末期がん78歳母を絞殺容疑で逮捕
田添聖史2023年12月13日 20時10分 自宅で介護していた末期がんの母親の首を絞めて殺害したとして、大阪府警は13日、四條畷市中野本町の無職、江口宗克容疑者(51)=死体遺棄容疑で逮捕=を殺人の疑いで再逮捕し、発表した。「母のケアができなくなった」と説明しており、自宅に自殺を図った形跡があったという。 捜査1課によると、江口容疑者は11月14日から22日の間に、自宅で母親(78)の首を絞めて窒息死させた疑いがある。 江口容疑者は22日、訪問診療の医師らが自宅に来た際、玄関で対応したが逃走。医師が居間で母親の遺体を発見した。府警はこの日、江口容疑者を死体遺棄容疑で逮捕していた。 江口容疑者は同居していた父親が5月に病死し、母親と2人暮らしになった。母親は8月に末期のがんと診断され、10月に要介護認定を受けた。11月からは週1回、自宅で緩和医療を受けていた。(田添聖史) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
岸田派、不記載は3年で2千万円超か 販売議員不明のパー券収入除外
岸田文雄首相が会長を務めていた自民党派閥「宏池政策研究会」(岸田派)が政治資金パーティーの収入の一部を政治資金収支報告書に記載していなかったとされる問題で、不記載額は2018~20年の3年間で2千万円余りとみられることが、関係者への取材でわかった。所属議員の誰が販売したパーティー券か不明な分を、会計責任者が除外していたという。 関係者によると、岸田派では、パーティー券(1枚2万円)の購入者が派閥に送金するなどした資金を集約する際、所属議員の誰が売った分かがわからないことがあった。18~20年に会計責任者を務めた職員はこうした資金について、派閥の収支報告書に記載するパーティー収入から除外。総額は3年間で2千万円余りになるという。 動機は… 岸田派も他派閥と同様、各議… この記事は有料記事です。残り353文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
改正国立大学法人法が成立 一部の大規模国立大に合議体を義務づけ
山本知佳2023年12月13日 20時13分 一部の大規模国立大学に運営方針の決定などを行う合議体の設置を義務づける国立大学法人法の改正案が13日、参院本会議で与党などの賛成多数で可決し、成立した。 改正法では、一部の国立大に「運営方針会議」という名の合議体の設置を義務づける。会議は学長と、外部の有識者も想定する3人以上の委員で構成され、中期目標や予算の決定などを行う。学長選考に関して意見を述べることもできるなど、強い権限を持つ。委員の選任にあたっては文部科学相が承認する。(山本知佳) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
閣僚ら交代へ 問われる「適材適所」 「女性登用でリセット」に注意
岸田文雄首相が14日、閣僚らの交代に着手する。9月の内閣改造で「適材適所」と胸を張った布陣は問題が相次ぎ、派閥の裏金疑惑も直撃した。人事はなぜ失敗したのか、どうあるべきなのか。 安倍派の重用、裏目に 「派閥に配慮しすぎて裏目に出た典型的なケースだ」と話すのは、自民党本部に約20年勤めた経験がある政治アナリストの伊藤惇夫さん。伊藤さんによると、首相は政権発足以来、人事によって政権運営を安定させることに腐心し、各派閥の実力者を閣僚や党幹部に登用してきた。 「『適材適所』というのは表向きで、岸田首相は最大派閥の安倍派を人事で重用することで、党内のライバルによる反乱が起きないようにしたのだろう」 一方、派閥に配慮するあまり、入閣候補者らの「身体検査」が不十分だったのではないかとみる。内閣人事では通常、事前に内閣情報調査室などの調査機関を使い、議員が不祥事などを抱えていないか調べるという。 しかし9月以降、女性と不適切な関係があった文部科学政務官や、公職選挙法で禁じられる有料ネット広告の利用を勧めた疑いのある法務副大臣、税金を滞納した財務副大臣の不祥事が相次いで発覚する「辞任ドミノ」が起きた。 さらに派閥による裏金疑惑では、安倍派を中心に複数の閣僚や自民党幹部の名前が取りざたされている。伊藤さんは「身体検査では見抜けないレベルの大問題」と断ったうえで、「もはや人事を刷新しても国民の信頼は回復できない」と話す。 縁故で人事、「会社はおかしくなる」 「岸田首相は早く各派閥から… この記事は有料記事です。残り1050文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「浄霊」をうたう協会の代表逮捕 会員の14歳少女に性的暴行の疑い
手代木慶2023年12月13日 20時21分 神奈川県警は13日、「浄霊で不幸から世界中の人々を開放する」などとうたいセミナーなどを開催している一般社団法人「浄霊ヒーリング協会」(大阪市北区)の代表理事で会社経営、関伸太郎容疑者(49)=大阪市北区大深町=を不同意性交容疑で逮捕し、発表した。県警によると、容疑を認め、「14歳であることは知っていたが、何度か食事したり会ったりした延長で性交した」と説明しているという。 逮捕容疑は9月4日未明、横浜市のホテルで中学生の少女(14)に性的暴行を加えたというもの。県警によると、少女は母親とともに同協会の会員で、母親からの県警への相談で発覚した。 少女は、協会関連のイベントで関容疑者と知り合ったといい、県警に対し、関容疑者に「洗脳されていた」と話しているという。(手代木慶) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Au Japon, pauvreté et maltraitance poussent de plus en plus de jeunes femmes dans la spirale de la prostitution
Une femme consulte son téléphone alors qu’elle attend son hôte dans un host club du quartier rouge de Kabukicho à Tokyo, le 23 janvier 2017. BEHROUZ MEHRI / AFP « Un homme m’a pris le bras et emmenée de force dans un hôtel. Il a commencé à filmer et à me […]
38年ぶりVの阪神、ハワイへ 岡田監督「1年間がんばったご褒美」
田中章博2023年12月13日 20時26分 38年ぶりの日本一を達成したプロ野球・阪神タイガースの岡田彰布監督や選手らが13日、米ハワイへの優勝記念旅行に関西空港から出発した。出発式で岡田監督は「1年間がんばったご褒美の優勝旅行。今年の疲れを癒やし、野球のことは少し忘れて有意義な楽しい旅行にしたい」と語った。 旅行には、監督と選手のほかコーチや球団職員、その家族ら総勢約200人が参加した。選手会長の中野拓夢選手は「18年ぶりのリーグ優勝、38年ぶりの日本一は家族のみなさんの支えがあったからこそ。喜びを全員で分かち合って、楽しみたい」と笑顔で話した。 チャーター便を運航する日本航空から花束や記念品が贈られ、記念撮影をして旅立った。(田中章博) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
堂島川に「冬ものがたり」 9.5メートル巨大ダック 大阪・中之島
小宮路勝2023年12月13日 20時30分 大阪・中之島の堂島川に13日、高さ9・5メートルの巨大なアヒルのオブジェ「ラバー・ダック」が登場した。25日まで。 14日に開幕する冬の風物詩「中之島ウエスト・冬ものがたり2023」のメイン行事で、ほたるまち港(大阪市福島区)の会場に設置された。日没後はライトアップされ、周辺では、高さ約10メートルのレインボーカラーの噴水が川面を彩る。 朝日新聞社など周辺企業でつくる連絡会が主催。詳細はHP(https://nakanoshima-west.jp/information/fuyumonogatari2023/)で。(小宮路勝) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「圧倒的で唯一無二」 吉村・大阪府知事が万博「大屋根」保存に言及
野平悠一2023年12月13日 21時45分 2025年開催の大阪・関西万博のシンボルとして、会場の人工島・夢洲(ゆめしま、大阪市此花区)に建設中の大屋根(リング)。大阪府の吉村洋文知事と大阪市の横山英幸市長が13日、この建設現場を視察した。閉幕後は解体され、木材は再利用される方針というが、吉村知事は保存も含めて検討する考えを示した。 リングは直径675メートル、1周2キロ、幅30メートル。世界最大級の木造建築物といい、会場を取り囲むように建てられる。「多様でありながら、ひとつ」という万博の理念を表すシンボルと位置づけられ、344億円をかける予定。 吉村知事と横山市長は建設中のリングの上に行き、会場全体を見渡しながら説明を受けた。視察後、吉村知事は報道陣に「この素晴らしいものを世に残すべきだという意見が多く出るのは間違いない。本当に圧倒的な唯一無二の木造建築物になる」と強調。「全部なのか一部なのか、いろいろ考え方はあると思うが、残し方とかいろんなことも含めて検討していくべきだ」と語った。(野平悠一) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル