ファンとアイドル、故郷と大都市、いろんなものを新幹線がつないでくれる――。福井の高校に通いながら、週末はアイドルグループ「AKB48」のメンバーとして全国区で活動する坂川陽香(ひゆか)さん(17)にとって、新幹線はなくてはならない移動手段だ。北陸新幹線かがやきのPR役「かがやきちゃん」としても人気の坂川さんに、3月に福井まで延びる北陸新幹線への期待を聞いた。 ――テレビやSNSで熱心に地元の魅力を発信していますね。 新幹線延伸1年前を記念した福井県と福井放送(FBC)制作の特別ドラマ「はじめてのかがやき」に、北陸新幹線を名乗る不思議な少女「かがやき」として出演したのがきっかけです。FBCでは福井の名所を巡る番組コーナー「かがやきちゃんの旅」にも出ています。 つながる北陸新幹線~ぐるっと名所めぐり~ 北陸新幹線の金沢―敦賀間が2024年3月16日に開業します。新たな6駅を含む沿線の見どころは? 沿線在住のAKB48坂川陽香さんが魅力を語り、各駅をQ&Aで朝日新聞連載オリジナルキャラクター「かがやき駅長」が解説、記者がお薦めする1日観光コースやイチオシの昼食も紹介します。 ――かがやきちゃんは新幹線… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
日本の小学生2人が過去最高成績 国際ロボコン、ハプニングに負けず
東京都足立区にあるプログラミング教室「プログラボ綾瀬」の小学生2人が、中米パナマで開かれたロボコンの世界大会で、5位になる快挙を成し遂げた。道中のハプニングにもめげず、出場部門で日本勢として過去最高の成績を残した。 5位に輝いたのは、岩間悠希さん(11)と宇波利之丞さん(10)。11月にパナマで開かれた、子どもの国際ロボットコンテスト「ワールド ロボット オリンピアード(WRO)」に参加した。世界95の国と地域から約5・5万人が参加する、世界最大級の国際ロボコンだ。2人は「ロボ ミッション エレメンタリー部門」で日本一になり、代表の切符をつかんだ。 初めはぎこちなかったけれど… 同じ教室に通うものの、学年も学校も違う2人がチームを組んだのは今年の初め。宇波さんのチームメートが中学生になったためだった。2人は顔見知りではあったが、「むしろライバル」(宇波さん)。3カ月ほどは互いによそよそしく、ぎこちなかったが、次第に作戦をめぐってケンカしつつも議論ができるようになっていった。 2人の出場部門は、ビリヤード台ほどの大きさの図面の上で、あらかじめプログラミングした自立型のロボットが、与えられた課題をいかに早く正確に解決できるかを競う。 1月に大会ルールが発表されると、2人は8月の日本大会に向け、コーチの豊田将徳さん(30)とプログラミングやロボットの改良を重ねた。 「めっちゃ緊張して足が震えた」と2人が振り返る日本大会では、簡単なミスで100点中6点しか取れない場面もあったが、なんとか優勝。初めてとなる世界大会へ駒を進めた。 いざ、パナマへ パナマは日本からの直行便がなく、到着まで順調でも24時間前後かかる。そんななか、2人はハプニングに見舞われた。 搭乗中の飛行機で、機材トラ… この記事は有料記事です。残り573文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
空港への足も高校通学の足も 止まらぬバス路線の縮小、九州各地でも
運転手不足による路線バスの減便が九州でも相次いでいる。慢性的な担い手不足に加え、来春は「働き方改革」も本格始動する。持続可能な運行はできるのか。事業者も自治体も模索を始めている。(小川崇、池田良) 2カ月先まで「持たない」 窮余の訴え 「運休させてください」 8月初旬、長崎県の島原鉄道(島原市)の自動車部長(59)は、社内の一室で、社長に窮状を訴えた。1日8往復していた長崎空港(大村市)―本諫早駅前(諫早市)の空港線を一時的になくすためだ。 4月の時点で運転手は5人不足し、断続的に社員が離職した。次のダイヤ改定は10月だったが「そこまで持たない」。空港線を減らせば、運転手2人分が確保できる計算だった。 人手不足や来春の働き方改革で、路線バスの減便が九州でも起きています。地域の足を維持するため、事業者や自治体も工夫をこらしているようです。 社長から「もう仕方ない」と… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
長崎IR不認定、「認識の差」繰り返す知事 今後の方針は示さず
カジノを含む統合型リゾート(IR)で、継続審査となっていた長崎の計画は認定されなかった。主要な要因とされた資金調達の課題は以前から指摘されていたが、県側は「十分な体制だった」と主張。今後、国に詳しい説明を求めていく方針だという。 「我々の認識と今回、国から示された認識の差があると感じている」 長崎県の大石賢吾知事は27日、報道陣の取材に「認識の差」という言葉を繰り返した。 不認定の要因として挙げられた資金調達の確実性について「世界的な金融機関や専門家の助言を頂きながら、実務的な商慣習にも照らし合わせて適切に提出した。書類は世界標準に合うものだった」という「認識」を強調し、国への不満をにじませた。 県は2019年から22年ま… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【判決要旨】警察の逮捕と検察の起訴は「違法」 大川原化工機訴訟
軍事転用可能な機器を無許可輸出したとして逮捕、起訴され、後に起訴が取り消された大川原化工機などが起こした国家賠償請求訴訟で、東京都と国に賠償を命じた27日の東京地裁判決の要旨は以下の通り。 【国家賠償法上で違法になるかの判断枠組み】 刑事事件で無罪が確定しただけでは、直ちに逮捕や勾留請求、起訴が違法とはならない。逮捕や勾留請求に関する判断は、その時点で収集した証拠などを総合勘案して、その判断に合理的な根拠が欠けていることが明らかなのに、あえて捜査を継続したと認められるような場合に限り、国賠法上違法と評価される。また、起訴については、検察官が集めた証拠などを総合勘案して、合理的に有罪の疑いがあれば、起訴の違法性は欠くと解される。 【省令解釈の違法性】 生物化学兵器の拡散防止を目… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
裁判で出た前代未聞の言葉 江川紹子さん「警察の失敗」が生む犠牲
軍事転用可能な機器を無許可で輸出したとして逮捕、起訴され、その後起訴が取り消された「大川原化工機」(横浜市)の社長らが、国と東京都に計約5億7千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が27日、東京地裁(桃崎剛裁判長)であった。判決は「必要な捜査を尽くさなかった」として逮捕、起訴を違法と認め、国と東京都に計約1億6千万円の賠償を命じた。 警察の逮捕に加え、検察官の起訴を違法とした判決について、刑事司法に詳しいジャーナリストの江川紹子さんに聞いた。 ◇ 警視庁公安部は見立てを裏付ける証拠がないのに、立ち止まろうとしなかった。裁判で現職警察官から事件について「捏造(ねつぞう)」などという言葉が出るのは前代未聞のこと。部内でも反対意見は多かったのではないか。組織や幹部はこれらの意見を蹴っ飛ばしていたのだろう。 (1995年発生の)警察庁長官銃撃事件の捜査でも、公安部は具体的な証拠もないのにオウム真理教の犯行説にこだわったあげく、未解決のまま公訴時効を迎えた。にもかかわらず、「オウムの犯行」と公表し、オウムの後継団体から訴えられた。敗訴して賠償金を払うことになったが、その原資は税金だ。 本来はこの時に学習するべきだった。無理筋でも、組織や組織の幹部が当初の筋書きにこだわり続け、証拠や人権を無視して突っ走る。今回の事件の構図と似ており、同じことを繰り返している印象だ。 外部の目を入れて検証しなければ、同じようなことがまた起きる。単純に「警察が失敗しました」で終わるわけではなく、誰かが逮捕されるなどの犠牲を伴う。控訴して争い続けるのではなく、非を認め、どうしてこういうことになったのか検証をするべきだ。 「身柄拘束の見直しを」裁判所の責任も 警視庁公安部や起訴した検察… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
柿沢議員逮捕へ 200万円超買収とネット広告 秘書数人も本格捜査
東京都江東区長選をめぐる事件で東京地検特捜部は、衆院議員の柿沢未途(みと)・前法務副大臣(52)=東京15区、自民党を離党=について、総額200万円超の現金を区議や運動員に渡すなどした公職選挙法違反(買収)容疑と、選挙中に有料ネット広告を流した同法違反容疑で、28日にも逮捕する方針を固めた。関係者への取材でわかった。 柿沢氏の秘書が、区議への現金提供の打診結果を一覧表にして柿沢氏に報告していたことも判明。特捜部はこの一覧表を押収しており、秘書数人についても柿沢氏と共謀した疑いで本格的に取り調べる方針だ。 選挙中の有料ネット広告容疑、初適用か 保守分裂の構図となった4月… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
女性の腕に多数の「防御創」 容疑の男執拗に襲撃か 名古屋刺殺事件
名古屋市中心街のカラオケ店などで女性2人が刺されるなどして死亡した事件で、同店で被害に遭った女性(20)の腕に多数の切り傷があったことが捜査関係者への取材でわかった。身を守ろうとした際に負った傷とみられ、愛知県警は女性に対する殺人未遂容疑で逮捕した自称・風俗店員の曽我春暉(はるき)容疑者(25)が執拗(しつよう)に襲ったとみて調べている。 県警は27日、同市中区大須3丁目にあるマンションの一室の浴槽で26日に遺体で見つかった女性は、この部屋に住む職業不詳長野汐里(しおり)さん(30)と発表した。曽我容疑者と同居していたという。 司法解剖の結果、長野さんは溺れさせられて殺害されたとみられることも判明。亡くなったのは25日以降と推定されるという。曽我容疑者は逮捕直後に「浴槽に沈めて殺した」と話したといい、県警は裏付けを進める。 一方、26日にカラオケ店で… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
今年最後の満月 「コールドムーン」が杵築城を照らす
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「はま寿司」が「かっぱ寿司」を提訴 営業秘密の不正流出事件めぐり
回転ずし大手「かっぱ寿司」を運営する「カッパ・クリエイト」の田辺公己前社長(47)が、ライバル社「はま寿司」の営業秘密を不正に入手・利用した事件をめぐり、はま寿司の親会社のゼンショーホールディングス(HD)は27日、前社長やカッパ社などに対し、営業秘密の使用禁止や廃棄、5億円の損害賠償などを求めて東京地裁に提訴したと発表した。 事件では、ゼンショーHDからカッパ社に転職した前社長が、はま寿司の原価情報を不正に持ち出したなどとして不正競争防止法違反の罪で起訴された。東京地裁は5月、懲役3年執行猶予4年などの判決を言い渡し、確定した。判決によると、前社長は不正入手した情報をカッパ社で共有、使用していた。 ゼンショーHDによると、今回の民事訴訟で、前社長やカッパ社などに情報の使用差し止めや廃棄を求めるほか、情報使用に伴うライセンス料に相当する額を請求するという。(遠藤隆史) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル