2023年12月10日 17時21分 10日午前11時ごろ、松山市大可賀の岸壁近くで釣りをしていた人から「(海の上に)赤ちゃんが浮いています」と愛媛県警松山西署に通報があった。救急隊員が病院に搬送したが、死亡が確認された。 松山西署によると、赤ちゃんは新生児の女児で、死後まもないとみられるという。衣類などは身につけておらず、目立った外傷はなかった。署は女児の身元や死因を調べている。 現場は、JR松山駅から西へ5キロにある釣り公園の北側で、付近には工場などがある。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
放課後デイで行方不明、息子亡くして1年 真相解明求める両親の自責
わが子を亡くして1年になる。あの日、中学1年の長男は放課後等デイサービス(放デイ)を飛び出し、その後、川で見つかった。 大阪府豊中市の清水亜佳里(あかり)さん(42)の自宅の電話が鳴ったのは、昨年12月9日の午後4時すぎだった。 「悠生(はるき)君、30分ほど行方不明です」 長男の悠生さん(当時13)が、放デイ施設で送迎車を降りた直後、いきなり車道の方へ走り出したという。 胸騒ぎがした。 3歳の時、知的障害と多動を伴う自閉症と診断された。親から見れば、自分の行動で起こりうる危険を予測できない。目を離すと衝動的に走り出すこともある。 悠生さんは話すことが苦手で、意思疎通は難しかった。特別支援学校の小学部に入学すると、父の悠路(ゆうじ)さん(47)はあることを試し始めた。 みかんやオムレツ、豆ごはん、トマト、車にバス……。 身の回りにある様々なものの写真をラミネート加工したカードにして、その裏にそれぞれの名前を書いた。悠生さんにカードを見せ、言葉を覚える練習を重ねた。 小学部を卒業する頃には、悠生さんは身ぶりや手ぶりも交えて、好きなものや欲しいものを伝えられるようになった。 「まるで体の動きで話しているみたいやな」 夫婦で話して、悠生さんの成長を喜んだ。そして、期待が膨らんだ。 家族旅行に行けるかもしれない――。 ■伝えた不安、約束守られず… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
京都・東山の刺殺事件、自衛官の20代の男を殺人容疑で逮捕
関ゆみん 西崎啓太朗2023年12月10日 19時02分 京都市東山区本町8丁目のマンションの階段踊り場で3日、住人の岡田好次郎さん(82)が血を流して倒れているのが見つかり、死亡が確認された事件で、京都府警は10日、岡田さんを殺害したとして、自衛官の20代の男を殺人の疑いで逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。 岡田さんは3日午後8時45分ごろ、マンションの2階と3階の間にある階段踊り場でうつぶせで倒れているのを別の住人が見つけた。搬送先の病院で死亡が確認された。 捜査関係者によると、自衛官の男が岡田さんを殺害した疑いが浮上し、府警が行方を追っていた。発生から7日後の10日、捜査員が関東地方で男を発見し、身柄を確保したという。府警は男と岡田さんの関係について調べている。 府警によると、司法解剖の結果、岡田さんの死因は背中を刃物のようなもので刺されたことによる失血死で、府警は3日午後6~9時ごろに死亡したとみている。 現場付近には、現金数万円が入った岡田さんの財布が残されており、府警は男の動機や事件に至る経緯を調べる。(関ゆみん、西崎啓太朗) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Les êtres évanescents d’Aya Takano
L’artiste japonaise Aya Takano dans son atelier. AYA TAKANO/KAIKAI KIKI CO., LTD. Deux jeunes filles alanguies devant un frigo ouvert, cigarette à la main, surplombent les jambes d’un homme inerte sur le sol d’une cuisine. Des jeunes gens conduisent une voiture rose sans toit en lisant un texte hindouiste les […]
共働き、年収800万 「特別な世界」だった小学校受験に挑んだ理由
首都圏で、子どもに小学校受験をさせる家庭が増えています。一般に、小学校受験は塾代などの費用負担が重いといわれます。何にどれくらいかかるのか。連載の2回目は、費用について取り上げます。 ◇ 小学校受験を検討する家庭向けに、相談事業などのサービスを展開する「ウィンお受験コンサル」(東京都港区)の波多野里奈さんは「総額数百万円に上る例も少なくない」と指摘し、対策講座などの必要性を冷静に判断するよう呼びかける。 1つの教室でも年100万 代表的なのは、受験対策をする幼児教室(塾)の費用。教室の規模などにより差があるが、基本的な授業料は平均で月に約5万円ほど。それに加え、夏休みや冬休み中の特別講習、志望校別の特別授業の受講費などが加わるため、波多野さんは「年間で100万円ほどかかることが多い」と保護者に助言しているという。 「ただ、これはあくまで一つの教室に通う例」。志望校の試験内容によっては、絵画や体操などの対策も必要になるため、それに特化した教室に掛け持ちで通わせる保護者が多い。その分費用は2倍、3倍と膨らむ。 「お金がかかる」というイメージが根強い小学校受験。記事の後半では、節約を意識しながら受験に取り組んだ家庭の体験談を紹介します。 また、子どもの受験用の服や… この記事は有料記事です。残り1704文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
飛び降りを図った17歳の僕へ 「最後の1作」自分のために描いたよ
A「あした死のうと思って……」 B「そっか そっか どうやって?」 A「このあとホムセン(ホームセンター)で探す」 B「じゃあ 最後の飯行こうぜ」 (ラーメン店に到着) B「ここ うめーでしょ」 A「うん」 B「つけ麺もうめーから 来週食べにこねえ?」 (ラーメン店を出る) B「ホムセンどっち?」 A「来週にする」 ◇ 漫画「あした死のうと思ってたのに」は、そんな少年2人のやりとりから始まる。 死にたいと打ち明けた少年に対し、次々と予定を入れてくる友人。 死の気配は次第に薄れていくが、やがて気持ちのすれ違いが起きる。 そして、互いのつらい過去が明らかになって――というストーリーだ。 作中で友人が、ビル屋上の手すりをつかんで「飛んだら楽になるかな」と思い詰めるシーンがある。 この場面は、作者である吉本ユータヌキさん(37)の実体験を元に描かれたものだ。 いじめに遭って対人関係をうまく築けず、両親の不仲に耐えられなくなった17歳の時。 「死ぬ以外に選択肢がない。楽しみも、夢も、希望もない」 自宅マンション11階の手す… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
担任の不適切な言動「いじめ生みやすい雰囲気に」大阪・池田の小学校
大阪府池田市教育委員会は8日、市立小学校でいじめの重大事態があり、第三者委員会による調査報告書が答申されたと発表した。いじめの内容だけでなく、担任教諭の不適切な指導、学校の組織的な対応の遅れについても言及している。 報告書によると、2021年度に6年生だった市立小の児童が、同級生から宿題ができていないことを揶揄(やゆ)されるなどした。6月にドッジボールを当てられたり、背中をたたかれたりし、学校に行けなくなった。学校でいじめ防止対策委員会が開かれたのは、この約2カ月後だった。 報告書は「早期にいじめ防止対策委員会が開催されなかったことは問題」と指摘。いじめの有無を判断せず、対応が場当たり的なものになり、事案の重大化・長期化を招いたとした。 また担任は、被害児童が宿題… この記事は有料記事です。残り259文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「どうぞのいす」の絵本画家は構図の神様だった 編集者が語る魅力
人気絵本「どうぞのいす」の絵を描いた広島県出身の絵本画家・柿本幸造さん(1915~98)の作品展が、広島市のひろしま美術館で開催中だ。 11月11日のトークショーで、その絵の魅力から柿本さんとの思い出までを、子どもの本を出版する「ひさかたチャイルド」の編集部長・市川宣子さん(63)が語った。童話作家として、絵本「ケイゾウさんは四月がきらいです。」で2007年度の小学館児童出版文化賞を受賞している。 柿本さんの作品と出会ったのは、幼稚園の頃。絵本「どんくまさん」(案・武市八十雄、文・蔵冨千鶴子)を読み、大胆な絵に感情移入した。大学卒業後に入社した出版社では、柿本さんの家の近くに住んでいたため、原稿をもらいに行くことが多かったという。当時、上司からはこんな言葉を聞かされていた。 「柿本先生は構図の神様だよ」 鳥の目や低い目線「似た場面ない」 構図の取り方やメリハリは、絵本の面白さを際立たせる。 柿本さんの絵本には「似たよ… この記事は有料記事です。残り977文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「県立高校、早期に共学化すべき」…20年ぶりの勧告に揺れる埼玉
県立高校の男子校と女子校はなくし、共学化すべきだ――。今夏、埼玉県の第三者機関が約20年ぶりにこんな勧告をした。前回は「伝統を尊重すべきだ」などと関係者の強い反対意見を受け、教育委員会が「当面は現状維持」と決めた。ジェンダーをめぐる社会の意識が多様化するなか、「伝統と歴史」を誇る県立の別学校はどうなるのか。 浦和高校、浦和第一女子高校、川越高校、熊谷女子高校……。 いま、埼玉県立高校には計12の別学校がある。各界で活躍する著名人を多数輩出する名門校も多い。 そんな別学校をめぐり、昨年4月、ある苦情が県の第三者機関「男女共同参画苦情処理委員」に届いた。 「県立の男子高校が女子の入学を拒んでいることは不適切だ」 「公的機関が性別で異なる扱い、大問題」 同委員は県の施策への苦情な… この記事は有料記事です。残り853文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Think Gender 男女格差が先進7カ国で最下位の日本。生きにくさを感じているのは、女性だけではありません。だれもが「ありのままの自分」で生きられる社会をめざして。ジェンダーについて、一緒に考えませんか。[もっと見る] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「まさか、ここで」に終止符を 古文書で豪雨災害再現する気象学者
今夏、大規模な土石流に襲われた現場は、303年前にも被害を受けていた。研究者は訴える。災害がない時期にこそ、地域の災害リスクに関心を――。 福岡県南部にある耳納(みのう)連山のふもと、久留米市田主丸町竹野地区に土石流が押し寄せたのは7月10日午前9時半ごろ。千ノ尾川から大量の土砂や岩石、倒木などがあふれ出し、20棟近い住宅が全壊した。1人が亡くなり、5人が負傷。1階は壊れたが2階にいたことで助かった人もいた。 竹野地区の自治会は、各地で豪雨災害が相次いだことを受け、2019年から防災学習会に取り組んでいた。講師に招いた九州大助教の西山浩司さん(55)は、最近の土石流災害の写真や最新のハザードマップに加えて、1720年7月26日の耳納連山の土石流災害を記録した古文書「壊山(くえやま)物語」の内容を詳しく説明してくれた。 千ノ尾川の被害はこう書かれ… この記事は有料記事です。残り1677文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル