有料記事 聞き手・田渕紫織2023年12月6日 21時00分 自民党の派閥が政治資金パーティー収入の一部を裏金にしていた疑惑を受け、自民党のすべての派閥がパーティーを自粛することにしました。行かないのに、「付き合い」で買う――。神戸大の藤村直史教授(議会政治)はパーティーが「不正の温床になっている」と指摘します。「政治とカネ」の問題を解消するために、これからどのような取り組みが求められるのかについても聞きました。 神戸大の藤村直史教授の話 派閥側と議員側が政治資金収支報告書にいずれも記載していないのなら、いわゆる「裏金」にあたる可能性があり、これまで繰り返されてきた記載漏れなどの政治資金をめぐる不祥事とはレベルの違う問題が明らかになりつつある。 すべての派閥で政治資金パーティーを自粛するというが、本来なら各派閥が会見をするなど、議員側が裏金の疑惑についての情報開示をするほうが先ではないか。 これを機にパーティーをやめ… この記事は有料記事です。残り591文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
万博・IRに向け夢洲インフラ整備に1129億円、万博会場費と別
原田達矢2023年12月6日 21時30分 大阪市の横山英幸市長は6日、此花区の人工島・夢洲(ゆめしま)の利用に絡むインフラ整備費用として、1129億円かかるとの見通しを示した。うち808億円を市が出すという。 夢洲は2025年大阪・関西万博の会場。会場建設費が最大2350億円かかり、大阪府と市で3分の1の783億円を負担することになっているが、横山市長が今回示したのは、これとは別の事業費となる。 横山市長は6日にあった市議会常任委員会での質疑で、公明の佐々木哲夫市議の質問に対して説明した。 市によると、一連の整備事業では万博のほか、カジノを含む統合型リゾート(IR)での利用に向け、上下水道、鉄道、幹線道路の整備などを808億円かけて進める。いずれも市の一般会計や港営事業会計に計上。工事は2018年から始まっており、28年までを予定しているという。 横山市長はこうしたインフラ整備について「万博があろうがなかろうが、必要な費用だ」と理解を求めた。また万博に絡む経費の全体像について、「市も全体像の再整理を指示している。可能な限り早くお示ししたい」と述べた。(原田達矢) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「わたしは死ねばいい」に担任が花丸 「ファイト」と書きノート返却
仙道洸2023年12月6日 21時51分 奈良市教育委員会は6日、市内の小学校で女子児童が受けたいじめについて「重大事態」と認定したと公表した。また、この児童がノートに自殺をほのめかす内容を書いた際、担任教諭が花丸をつけるなどの不適切な対応があったこともあきらかになった。 市いじめ防止生徒指導課によると、市内の小学校に通う当時3年生の女子児童が2021年の2学期から昨年12月にかけて、同じクラスの男子児童に突き飛ばされたり、足を踏まれたりするいじめを受けていたという。 昨年2月、女子児童が下校準備中に男子児童に足を蹴られてけがをした際、保護者が学校に相談した。学校は児童に聞き取りをした上で、目撃した児童と女子児童の証言に食い違いがあるなどとして、調査を実施しなかったという。その後、改めて保護者らから申し入れがあり、同11月下旬から調査をしたところ、12件のいじめがあり、「重大事態」と認定した。 また、昨年6月には、女子児童が担任教諭と毎日やりとりする「自学ノート」に「わたしは死ねばいいのに」などと書いた際、担任教諭は花丸をつけ、「You can do it!!(あなたはできる) ファイト!!」と書いて児童に返していたことも判明した。同課は「生徒を励ましの気持ちで書いたのだと思うが、ひどい対応といわざるを得ない」とした。 女子児童は適応障害や心的ストレス障害の症状が続いているという。 女子児童の代理人を務める三橋和史弁護士は、市や学校の対応が「あまりにもずさんで、不誠実」とし、「つらい思いをしている中、勇気を出して先生に伝えようとしたのに、信じてもらえなかった。(学校は)命に関わる問題という認識が欠如している」と話した。 仲川げん市長は「子どもが言っていることをまず聞き、子どもの声を最優先することが大事」とした上で「全体的に問題があったと思う。どう改善していくか、提唱し、行動していくことが重要」とコメントした。 市教委は近日中に報告書をホームページに公表するとしている。(仙道洸) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
被告人質問の最後で青葉被告が口にした謝罪と後悔 7日に結審予定
36人が死亡した京都アニメーション放火殺人事件で、殺人などの罪に問われた青葉真司被告(45)の裁判員裁判の第21回公判が6日、京都地裁であった。被告人質問で検察官に「遺族らに思うことはあるか」と問われると、青葉被告は「申し訳ございませんでしたという言葉しか出てきません」と述べ、謝罪の言葉を初めて口にした。 青葉被告の裁判は三つの段階に分けられ、犯行動機や経緯、刑事責任能力に続き、11月下旬から量刑の審理に入った。被害感情の立証でこの日までに延べ約90人の遺族や負傷者の意見陳述や供述調書の読み上げがあった。青葉被告は「自分より苦しんでいる方がまだいる」「子どもがいらっしゃる方もいて、重く受け止めないといけない」とも述べた。 謝罪の気持ちがいつ芽生えたのかと聞かれると、しばらく考えた後、「弁護人と面会している時、裁判が始まる前あたり」と説明。これまで明確に述べてこなかったと指摘されると、「こんなにたくさんの人が亡くなるとは思っていなかった。やりすぎだった」との自身の供述に触れ、「『やりすぎ』という形で言っているということ」とした。「やりすぎたという言葉に、申し訳ないという意味が含まれているということか」と確認されると、「そう自分はとらえています」と答えた。 意見陳述などで多くの遺族らが極刑を求めたことについては、「その通りに、それで償うべきととらえている部分があります」と述べた。 弁護側は、青葉被告自身が事件で重いやけどを負い、周りの介助を受けてきたとし、心境に変化があったかと尋ねた。青葉被告は「昔ほど徹底的にやり返したいという考え方は減った。早く拘置所に来ていれば、こんな事件を起こさなかったのではないか」と答えた。 被害者参加制度で裁判に加わる遺族らも直接質問した。京アニ作品「涼宮ハルヒの憂鬱(ゆううつ)」のキャラクターデザインを手がけた池田(本名・寺脇)晶子(しょうこ)さん(当時44)の夫(51)は、青葉被告が主張する「京アニによる盗用」が今も許せないのかと質問。青葉被告は「そういう感情は薄れてきた」とし、京アニに対しては「犯罪をやった当初は怒りが残っていたが、今は申し訳ない気持ちが大きい」と述べた。晶子さんや残された息子に向けては「申し訳ない思い」「自分は片親だった部分があるので、やはり申し訳ない」と述べた。 一方、遺族の代理人弁護士が「多くの死傷者が出ると思わなかったのか」と質問すると、青葉被告は「構造上のせいにするわけではないが、火が早く回りすぎて多くの人が亡くなったと聞き、ツキや運がなかったことも否定できない」と述べた。現場の京アニ第1スタジオの構造をめぐっては、吹き抜けの3階まで続くらせん階段が火の回りを早めた可能性が指摘され、証人の京都市消防局員も「影響がなかったとは言えない」と証言した。 裁判員6人のうち2人と裁判官も質問し、青葉被告が事件前に住んでいたさいたま市で訪問看護を受けていた時期があった点に触れると、「あの時、入院を拒まなければ事件は起きなかったのかなと思う」とした。 最後に裁判長に「ご遺族に何か声をかけるとしたら」と聞かれると、青葉被告はまっすぐ前をむいたまま、「申し訳ございませんでした」と答え、「他には」と声をかけられると、「やはりそこまでしなければならなかったかという思いがどこかにあります」と述べ、被告人質問が終わった。 今年9月に始まった裁判は、次回7日に検察側が求刑を明らかにする論告と、弁護側の最終弁論で結審する予定。(光墨祥吾、関ゆみん、山本逸生) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「ガッシャーンと音がした」 学習塾に車がつっこむ 2人搬送
2023年12月6日 22時51分 6日午後9時20分ごろ、福岡市早良区百道2丁目の学習塾から、「車が店舗につっこんできた」と119番通報があった。福岡市消防局によると、この事故で、車を運転していた70代の男性1人と、10代の女性1人を市内の病院に搬送した。いずれも意識はあるという。 現場は交差点に面した建物の1階。学習塾の入り口はガラス張りになっている。 事故当時、塾にいたという中学3年の男子生徒は「ガッシャーンと音がした。気付いたら車がつっこんでいた。塾の中には中学生たちが20人ぐらいいた。3人ぐらいが、ガラスの破片で手にけがをしたと思う。怖かった」と話した。 この生徒によると、運転していたのは、高齢とみられる男性。車は一度つっこんできて、バックしようとしたが、何かにひっかかって動けないようだった。 事故後、塾の子どもは屋外に避難し、保護者が迎えに駆けつけるなど現場は騒然としていた。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
深夜営業のバーを装ったか ホストクラブ無許可営業の疑いで2人逮捕
2023年12月6日 20時00分 深夜営業ができるバーを装ってホストクラブを無許可で営業したとして、愛知県警は、名古屋市中区栄4丁目のホストクラブ「BARちょめ×2」の経営者長縄奎汰(25)=住居不定=と、系列のホストクラブ「Break Through」の経営者高橋雄己(37)=同市守山区森孝3丁目=両容疑者を風営法違反(無許可営業)の疑いで逮捕したと6日発表した。 中署によると、2人が経営する店舗はビル内の隣同士。風営法上の営業時間である午前1時までは、高橋容疑者が営む「Break Through」でホストが客を接待。その後は、ホストと客のプライベートな飲食という建前で、長縄容疑者が経営する「BARちょめ×2」に移っていたと、中署はみている。 県警幹部は、風俗店で働く女性が退勤後に合流できるよう、店を変えて「メンパブ」「アフターバー」などと呼ばれる「2部制」「3部制」の形態をとっていたとみている。年末にかけてホストクラブへの立ち入り調査を強化する方針で、「どんな営業形態でも摘発する」と話す。 2人の逮捕容疑は、6月25日に風俗営業の許可を得ずに「BARちょめ×2」を営んだというもの。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東海大で非常勤講師2人がスト 授業を15分短縮し、「ベア」求める
東海大学が教職員らの賃金のベースアップ(ベア)を長年行わないのは不当だとして、非常勤講師2人が6日、神奈川県平塚市の湘南キャンパスでストライキをした。日本私立大学教職員組合連合によると、ベアを巡る教職員のストは珍しいという。 2人は東海大学教職員組合(佐々木信吾執行委員長)に加入する、文化社会学部の小原眞紀子さん(62)と理学部の50代の男性講師。それぞれ100分の授業を15分短く終えた。 同組合によると、同大では少… この記事は有料記事です。残り434文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ストーカー容疑で署交通課長の警部を逮捕 静岡県警逮捕は今年5人目
静岡県警は6日、元交際相手の女性にストーカー行為をした疑いで、県警清水署の交通課長で警部の増井健吾容疑者(53)=静岡市葵区千代田5丁目=を脅迫とストーカー規制法違反容疑で逮捕し、発表した。増井容疑者は「逮捕には納得できない」と話しているという。 県警警察官の逮捕は今年5人目。日吉知洋警務部長は「幹部職員がこのような事案を起こしたことは誠に遺憾。被害者と県民の皆様に深くおわび申し上げます。事実関係を調査の上、厳正に対処してまいります」とのコメントを出した。 監察課によると、逮捕容疑は7月中旬ごろから9月下旬ごろまでの間、県内の30代女性に複数回にわたって連続して脅迫する内容などのメッセージを送信したというもの。「命が続く限り、所定の行動をとる」など、約2カ月間で百数十件を送信したという。 女性は増井容疑者の元交際相手で、9月11日に県内の警察署にストーカー被害を相談。県警は同27日、増井容疑者に対してストーカー規制法に基づく禁止命令を出した。増井容疑者は逮捕前日の12月5日まで清水署で勤務を続けていた。命令後も勤務させたことについて、鈴木光弘首席監察官は「問題があるかどうかは、回答は差し控える」と述べた。 県警では、7~8月に窃盗や住居侵入、覚醒剤取締法違反などの容疑で4人の警察官が逮捕され、うち3人が懲戒免職になった。1年のうちに5人が逮捕されたのは、この10年では、年間最多だという。 相次ぐ不祥事を受けて、県警は首席監察官が各署を回って指導し、大原光博本部長が職員向けにビデオメッセージを配信したほか、外部講師による研修などを実施してきた。増井容疑者もこうした研修を受けていたという。 それでも、5人目の逮捕者が出たことについて、鈴木首席監察官は「過去にない対策をして、効果は確実に浸透していると思う。しかし特効薬はなく、幹部の逮捕は残念だ。規律の徹底など、地道に対策を進めていく」と語った。(小山裕一) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Rugby. Le charismatique talonneur japonais Shota Horie va prendre sa retraite
Eddie Jones se rapproche du Japon selon la presse nippone … Chaque jour, suivez la Coupe du Monde de Rugby avec la rédaction des Sports Ouest-France ! Pour en savoir plus : Source
地元のPRに気張るウンコチャン、市非公式キャラはアレではなく妖精
ウンコチャンというキャラクターが、じわり注目を集めている。きわどいネーミングで、渦も巻いているが、トイレのアレではない。山陰で生まれた妖精「雲子ちゃん」だ。地元の人たちは、このパンチの効いたキャラにまちの「未来」を託す。 島根県東部に広がり、南部は広島県と接する雲南(うんなん)市。雲子ちゃんは市の「非公式キャラクター」だ。市名にかけて、雲から生まれたという設定。ふわっと柔和な表情を浮かべ、でべそがチャームポイントだ。 ただ一見すると、名前とデザインは別のものを思わせる……。生みの親は市の女性職員。「そもそも『うん子』と名付けようかと思ったほど。子どもにも受けるでしょうから」とインパクトを狙ったと明かす。 イラストを描くのが大好きで、他の自治体のように市ならではのキャラクターをと約10年前に編み出した。狙い通り市役所内でも話題となり、非公式キャラでありながら、毎号のように市広報誌の随所に登場し、市内では浸透している。 雲子ちゃんをプロデュースするのは、生みの親も加わる市民有志による「雲子ちゃんの会」。市の公式キャラにしないのは、簡単な申請でグッズの製造・販売やネット発信などに許諾を出せるというメリットがあるからだ。 会として、イラストが入ったポロシャツやLINEのスタンプをつくった。地元の刺繡(ししゅう)店はぬいぐるみやトートバッグを売りだすなど、すっかり愛されキャラになっている。 雲子ちゃんに頼る市の危機感 地元で雲子ちゃんがここまで… この記事は有料記事です。残り794文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル