山本逸生2023年12月19日 16時31分 飲食店内で音楽を大音量で流す様子をスマートフォンで動画撮影したとして、威力業務妨害罪に問われた米国籍のイスマエル・ラムジー・カリド被告(24)の初公判が19日、大阪地裁であった。カリド被告は「店内でビデオを撮ったことは否定しないが、音は携帯電話から自動で流れたものだ」として起訴内容の一部を否認。弁護側は同罪の成立は争わないが、「音楽は被告が主体的に流したものではない」と述べた。 カリド被告は「ジョニー・ソマリ」を名乗り、ユーチューバーとして活動していた。 検察側の冒頭陳述などによると、カリド被告は今年9月、大阪市中央区の飲食店内で大音量で音楽を流し続け、店員に対応させるなどして店の業務を妨害したとされる。 意図的に迷惑行為をして動画の再生回数を増やす配信者は「迷惑系ユーチューバー」とも呼ばれる。(山本逸生) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
La Corée du Sud, les Etats-Unis et le Japon lancent un système de partage de données pour faire face à la Corée du Nord
Cette photographie non datée diffusée par l’agence de presse étatique nord-coréenne KCNA montre un tir de missile Hwasong-18 en Corée du Nord. STR / AFP La Corée du Sud, les États-Unis et le Japon ont activé, mardi 19 décembre, un système de partage de données en temps réel sur les lancements […]
知名度悩む自治体、tiktokで快挙 「格好いい」200万回再生
TikTokJapanが初めて開催した「パブリックセクター ショートムービーアワード」で、千葉県袖ケ浦市が撮影した消防士の訓練風景の動画が3位相当の審査員特別賞を受賞した。 受賞動画は、昨年4月にアップされた1分弱の「消防士の訓練風景③ ロープブリッジ救出」。消防士が普段行う訓練風景を撮影したシリーズで、合図とともに手際よくロープを体に結びつけ、要救助者役がいる20メートル先の訓練棟まで渡したロープにぶら下がってあっという間到達。開始地点まで要救助者役を救出する様子を撮影した。 消防士との恋愛を描いた漫画「モエカレはオレンジ色」の映画化や、アニメ化された漫画「炎炎ノ消防隊」の人気もあり、また消防士がロープを猛スピードで渡っていく姿も「格好いい」と評判に。自治体作成の動画としては異例の200万回超えの再生回数を記録しているという。 市では昨年4月、若い世代に行政や地域に興味を持ってもらおうと「広報担当TikTok」を開設。地域の情報やPR動画を公開してきた。 担当の大河原碧さんは「こんなに多くの人に届くとは思っていなかった。今回の訓練動画のように『行政だからこそ』『行政ならでは』の動画を発信していきたい」としている。 ◇ 一方、千葉県袖ケ浦市の知名度アップを図ろうと、若手職員が市名をダジャレにした動画企画「袖が裏チャレンジ」を始めた。考案した「そでがうら(袖が裏)ポーズ」をとった市民や企業団体、著名人にそのショート動画を投稿してもらい拡散する企画で、投稿者を募集している。 市にとって知名度向上は長年の懸案事項。2018年の調査では、市外の人の回答が「あまり知らない」か「まったく知らない」が計約6割に上った。字体が似ていることから「柚(ゆず)ケ浦」と呼ばれることも。そこで若手職員がまず市名を知ってもらい、都心へのアクセスや子育て環境などをPRしようと考えた。 ポーズは「袖ケ浦」の掛け声で左手をガッツポーズのように顔の横に持っていき服の袖を裏返す。撮影したら共通ハッシュタグの「#袖が裏チャレンジ」か「#袖ケ浦市」をつけてTikTokなどに投稿する。 プロジェクトチームは市のイベントなどでブースを設置して参加者を募り、動画を撮影している。これらは市が運営するTikTokの「広報担当TikTok」やYouTubeの市公式チャンネルにアップする。担当者は「袖ケ浦を全く知らない多くの人に見てもらうためハッシュタグなども工夫していきたい」と話している。(堤恭太) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【速報中】石破氏「我が党がどうするんだということが問われている」
【動画】東京地検が安倍派、二階派の事務所を家宅捜索した 自民党の派閥が開いた政治資金パーティーをめぐる問題で、東京地検特捜部は19日午前、安倍派と二階派の事務所に家宅捜索に入り、強制捜査に踏み切りました。億単位の収入を政治資金収支報告書に記載しなかったなどとする政治資金規正法違反の疑いです。捜査の動きや各界の反応などをタイムラインで詳報します。 11:40 森山総務会長「反省すべきは反省し、国民の信頼を取り戻すのが大事」 自民党の森山裕総務会長は記者会見で、安倍派と二階派に家宅捜索が入ったことを受け、「極めて遺憾。自民党として、しっかり反省すべきは反省し、国民の皆さんの信頼を取り戻すことが大事だ」と語った。 党内から出ている「派閥解消論」については、「政策集団としての組織は非常に大事」と反論し、「派閥がどういう評価を受けているのかなどを検証しながら考えるべきだ」と述べた。 閣僚や党幹部が派閥を離脱する必要性について問われると、「閣僚や党幹部の離脱と、今回の裏金、(政治資金の)透明性を欠く動きと何か関係がありますかね。私はあまり関係がないと思う」と主張。「私は派閥(近未来政治研究会)の代表も務めているが、透明性があるとか、ないとかは関係がないと思う」とも語った。 11:40 高木氏を支援する原発協力会社の社長「頭を下げて出直せばいい」 安倍派幹部の高木毅・党国会対策委員長の福井県敦賀市の事務所には、朝から報道陣が詰めかけた。 高木氏の選挙区は全国最多の15基が集中する「原発銀座」。地元で支援する原発の協力会社の社長は、家宅捜索の報道後、取材に「一生懸命、パーティー券を集めたことは悪いことではなかった。ただ、そこで集めたものをちゃんと申告しないといけなかった。隠し事をしたなら、正直に『すいません』と言って頭を下げ、出直せばいい」と話した。 11:30 石破氏「我が党がどうするんだということが問われている」 自民党の石破茂元幹事長は、党本部で記者団に対し、「安倍派と二階派の事務所に捜索が入ったことは非常に厳しい事態。検察からいろいろ指摘を受ける前に、我が党として(事態の全容を)明らかにしておくことも一つの考えだ」と述べた。 岸田文雄首相が記者会見で「火の玉」となって取り組むと言及したことに触れ、「総裁は政治改革の先頭にたって取り組むという決意を言われた。それを受けて、我が党がどうするんだということが問われている」と語った。 二階派に所属する議員が閣僚に就いていることについて問われると、「人事に関することは任命権者が決めることであって、はたがあれこれ言うことだとは思わない」としつつ、「対応が一貫性を持つ、論理としてきちんと通っているということだけが問われている」との見解を示した。 11:30 安倍派事務総長経験者の下村氏「ちょっと、ごめんなさい」 自民党安倍派の事務総長経験者の下村博文・元政調会長は党本部で、東京地検特捜部が安倍派事務所に家宅捜索に入ったことについて記者団から問われると、「ちょっとごめんなさい。派閥としてコメントをしています」と述べ、真っ正面から答えなかった。 政治不信が広がったことに対する自身の責任についても「はい、ごめんなさい」とだけ言い残し、車に乗って党本部を後にした。 11:30 伊藤環境相「影響を受けないように、しっかり必要な環境政策を」 伊藤信太郎環境相は、辞任した西村康稔・前経済産業相と温暖化対策で連携する機会が多かった。19日の閣議後会見で、安倍派などへの家宅捜索が環境行政に与える影響について問われ、「温暖化やプラスチック汚染などの環境問題はいやおうなく襲ってくる」と指摘。「(政治状況の)影響を受けないように、しっかり必要な環境政策をスピードアップして行いたい」と述べた。伊藤氏は先週までアラブ首長国連邦・ドバイであった国連の気候変動会議(COP28)に参加していた。 11:30 高市経済安保相「全容が解明され、国民に信頼していただける形を」 高市早苗経済安保相は閣議後の記者会見で、安倍派と二階派の派閥事務所に家宅捜索が入ったことについて、「捜査の内容でございますし、もう私には知るよしもございません」と述べた。そのうえで、「しっかりと全容が解明され、やはり国民の皆様に信頼していただける形をつくっていけるとよいと思っております」と話した。高市氏はかつて、清和政策研究会(現安倍派)に所属していたが、2011年に離脱して以来、派閥に属していない。 11:25 岸田派の盛山文科相「政治不信が高まる結果になり大変残念」 自民党岸田派に所属する盛山正仁文部科学相は閣議後の記者会見で、安倍派や二階派の派閥事務所の家宅捜索について、「検察による捜査がされていることから、コメントすべきことではない」と述べた。そのうえで、「多くの国民の皆様に、政治資金の問題で、政治への不信が高まる結果になったことは大変残念。我々がしっかり対応していくことが、有権者に対するお答えになるのではないかと考えている」と話した。 11:15 二階派の小泉法相「捜査機関の活動内容に関わる。お答え差し控える」 自民党の派閥「志帥会」(二階派)の事務所が東京地検特捜部の家宅捜索を受けたことを受け、二階派に所属する小泉龍司法相は閣議後の記者会見で進退について問われ、「さまざまな状況を踏まえ、私と政策集団(志帥会)との関わりについては、適時適切に判断していきたい」と述べるにとどめた。 自身の出身派閥が強制捜査の対象となる中で、検察官を指揮・監督できる法務大臣の立場にあることの適格性について問われ、「捜査機関の活動内容に関わる事柄でありますので、法務大臣として直接お答えすることは差し控えたい」としたうえで、「一般論として、検察当局においては、厳正公平、不偏不党、それを常に旨として、法と証拠に基づいて適切に対処していく。そのように承知している」と述べた。 11:05 松村祥史・国家公安委員長が内閣府で閣議後会見。質疑応答で家宅捜索が始まったことへの所感を問われ、「閣議があったので詳細は承知していない。捜査機関の活動内容に関する事柄でもあるので、コメントは差し控えさせていただきたい」。 11:00 二階派がコメント「真摯に協力し、事案の解決に向けて努力」 自民党二階派は「政策集団の件ではご支援いただいている皆さまをはじめ、多くの関係者の方にご心配とご迷惑をおかけしておりますことを心よりおわび申し上げます。当局からの要請には事務局、会員ともに真摯(しんし)に協力し、事案の解決に向けて努力してまいります」という二階俊博会長名のコメントを出した。 11:00 林官房長官「お答え、差し控える」 東京地検特捜部が安倍派と二階派の事務所に政治資金規正法違反(不記載・虚偽記載)容疑で家宅捜索に入ったことについて、林芳正官房長官は記者会見で「捜査機関の活動内容に関わる事柄であり、私からお答えすることは差し控えたい」と繰り返した。 組織的な裏金作りの疑惑がある安倍派の閣僚と副大臣はすでに交代している。二階派の閣僚らを交代させるかどうかについては「人事は総理の専権事項であり、私から申し上げる立場にはない」とした。 11:00 松本総務相、政治資金規正法の改正に「問題の中身を確認する必要がある」 自民党麻生派に所属する松本剛明総務相は閣議後の記者会見で、安倍派と二階派の事務所への強制捜査について問われ「政治における信頼は極めて重要であろうと思う。現在、政治に対する信頼の状況は大変厳しいということは、残念ながら言わざるをえない」との考えを示した。 総務省が所管する政治資金規正法の改正については「問題の中身を確認をする必要がある。制度そのものを直すべき問題なのか、制度が順守されるようにすることに問題があったのか。内容に応じて対応することが必要ではないか」と述べた。 11:00 収支報告書のデジタル化「総務省と議論をし、検討」 河野太郎デジタル相は閣議後の記者会見で、「捜査について何か私から申し上げることはない」とする一方、政治資金規正法について、「非常にわかりにくく、調べようとすると手間がかかる」と指摘した。「法律改正のみならず、運用についても見直しが必要だ」とも述べた。 河野氏は具体的な見直し方法として、政治資金収支報告書の内容を分析しやすくするためのデジタル化の必要性に言及し、「デジタル庁と総務省で議論をし、検討していきたい」と話した。 […]
新型コロナ対策発信の忽那教授をSNSで中傷 投稿者に賠償命令
森下裕介2023年12月19日 13時38分 新型コロナウイルスの対策やワクチン接種についてメディアなどで発信してきた医師で大阪大大学院教授の忽那(くつな)賢志氏が、SNSで「人殺し」「ヤブ医者」などと中傷されたとして、投稿者3人にそれぞれ110万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が19日、大阪地裁であった。宮崎朋紀裁判長は、3人に計70万5千円を支払うよう命じた。 訴状などによると、忽那氏は23年6月までにX(旧ツイッター)で「人殺し」「製薬会社から多額の献金を受けている」などと投稿した計17人を同年7月に提訴した。 うち2人とは訴訟外で和解が成立。この日は、忽那氏の主張に反論しなかった2人を含む3人に判決が言い渡された。残る12人との訴訟は続いている。 忽那氏側は訴訟で「感染症内科医として人命救助のために取り組んでおり、このような侮辱を甘受すべき理由はない」と訴えていた。(森下裕介) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
女性の遺体を山林に遺棄した疑いで男を逮捕 北海道・足寄
2023年12月19日 9時07分 女性の遺体を山林に遺棄したとして、北海道警は19日、足寄町南4条5丁目の無職志渡(しど)典吉容疑者(58)を死体遺棄容疑で逮捕し、発表した。「間違いありません」と容疑を認めているという。 捜査1課によると、志渡容疑者は約1カ月前の今年11月10日、町内の山林に同町のスナック経営延本真弓さん(当時66)の遺体を遺棄した疑いがある。 志渡容疑者は岡本さんの知人。遺体は見つかっていないが、志渡容疑者の説明などから町中心部にある岡本さんの店から北東へ約35キロ離れた山林に遺棄したとみられるという。道警は本別署に87人体制の捜査本部を設けて捜索している。 延本さんの親族が11月11日、「連絡がとれない」と警察に通報し、行方不明届を出していた。関係者への聞き取りや防犯カメラの捜査などから、志渡容疑者が浮上。志度容疑者は延本さんの殺害もほのめかしているといい、道警が詳しく調べている。 足寄町は北海道東部の山間部に位置する人口約7千人の町。遺棄現場は阿寒湖の温泉街から南西へ約15キロの山中とみられる。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
安倍派・二階派を捜索 パーティーめぐる規正法違反容疑 東京地検
自民党の派閥が開いた政治資金パーティーをめぐる問題で、東京地検特捜部は19日午前、最大派閥「清和政策研究会」(安倍派)と「志帥会」(二階派)の事務所(いずれも東京千代田区)に、政治資金規正法違反(不記載・虚偽記載)容疑で家宅捜索に入った。億単位の収入が政治資金収支報告書に記載されていないなどの疑いがあり、政権や党を揺るがす問題は刑事事件に発展した。 特捜部は安倍派、二階派ともに派閥側の立件を視野に入れて会計責任者らの任意聴取を進めてきたが、指揮系統などの解明には事務所の強制捜査が必要と判断したとみられる。 この日は、午前10時ごろに安倍派、二階派の各事務所にそれぞれ十数人の係官が捜索に入った。 安倍派が最も悪質とみて捜査 関係者によると、安倍派と二… この記事は有料記事です。残り681文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
派閥に捜査のメス、いま求められる改革とは 政治資金の論点を整理
自民党の派閥が政治資金パーティーを使って裏金を作っていた疑いが強まり、東京地検特捜部による捜査が本格化しました。何が問題なのか、どのように解決していくべきなのか。識者に聞きました。 「政治とカネ」を取材してきたジャーナリストの青木理さん(57)は今回の問題で、「裏金を配った側は背任、パーティー券の売り上げを派閥に納めず懐に入れた側は横領さえ疑われる。あるいは、脱税で摘発対象にもなり得る」と指摘します。 政治資金規正法で繰り返されてきた「記載漏れ」といった形式犯ではなく、刑事犯に当たるような行為が組織的に続けられてきたことを重くみます。「倫理の底が抜けた『論外の所業』です」 求められる「透明化」とは 与野党で政治改革や政治資金の透明化についての議論が始まりました。政治資金について研究してきた駒沢大の富崎隆教授(政治学)は、今回の問題を「健全で信頼に足る民主制を実現するための起点にしてほしい」と語ります。 富崎教授が必要だと考えるのは「透明化」です。 今の政治資金規正法では、パーティー券は1回につき20万円を超えなければ報告書に記載しなくてもよいことになっていますが、この金額を1万円に引き下げる。 政治家個人、後援会、政党支部と事実上三つの「財布」がある現状を改め、一本化する。 現金のやり取りは原則として禁止する。政治資金収支報告書の電子化を進める。 独立した監督機関を設け、政治資金をチェックする。不正に対しては、いきなり刑事罰を科すのではなく、第三者機関が行政罰を科す。 富崎教授はこうした改革で、不透明さを排していくべきだと指摘しています。(本山秀樹、田渕紫織) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「餃子の王将」社長射殺から10年、残る謎 長男「真相解明信じる」
光墨祥吾2023年12月19日 5時45分 「餃子(ギョーザ)の王将」を展開する王将フードサービスの社長だった大東(おおひがし)隆行さん(当時72)が京都市山科区の本社前で射殺された事件は19日、発生から10年を迎えた。 京都府警は昨年、北九州市を拠点とする特定危険指定暴力団・工藤会系組幹部の田中幸雄被告(57)を殺人などの疑いで逮捕した。背後に指示役がいるとみて捜査を続けている。 2013年12月19日午前5時45分ごろ、大東さんは1人で乗用車を運転して出勤。本社前の駐車場で車を降りた直後、自動式拳銃で腹や胸を4発撃たれ、死亡した。至近距離から撃たれたとみられる。 目撃者はおらず、犯行の瞬間を捉えた防犯カメラもなく、凶器の拳銃も見つからなかった。 府警は、現場付近で採集されたたばこの吸い殻に注目。付着物のDNA型鑑定をし、田中被告のものと一致した。事件前、現場周辺の防犯カメラに田中被告と似た男が映っていたことも判明した。 現場から約2キロの場所ではオートバイとスクーターが放置され、オートバイに銃を撃った際に残る硝煙反応を確認。2台は事件2カ月前の同じ日に盗まれ、付近の防犯カメラには田中被告が知人から当時借りていたとみられる福岡県の久留米ナンバーの軽乗用車が映っていた。 府警はこうした状況証拠を積み重ね、昨年10月、殺人と銃刀法違反容疑で田中被告を逮捕。京都地検が同罪で起訴した。 来年2月7日、田中被告の公判前整理手続きが京都地裁で初めて開かれる。初公判の日程は決まっていない。 殺害された大東さんの長男、剛志(つよし)さんは事件から10年を前に朝日新聞の取材に応じ、「真相解明を信じています」などと語った。(光墨祥吾) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
春と秋が消え「二季」になると 猛暑・豪雪…異常高温化の未来には
有料記事 聞き手・中島鉄郎2023年12月19日 6時00分 20度を超える暖かい日があっても、12月は12月。カレンダーは変わりませんが、季節感が狂っていないでしょうか。そして翌日には寒波が襲来し、豪雪におびえます。 日本の四季は今後、「二季」になる可能性があると警告する、三重大学気象・気候ダイナミクス研究室の立花義裕教授に話を聞きました。 ――12月になっても九州や関東で夏日(25度以上)が観測されるなど、例年にない高温が続いています。 「2023年は過去に例がないほど暑い年だったと言えるでしょう。気象庁によれば春、夏、秋と3季連続で、平均気温が統計開始以降の最高記録を更新し続けました」 「よく異常気象と言われますが、今年だけ例外的に高いわけではありません。夏の猛暑を例にとっても、10年以降、冷夏になった年はほぼないのです。それ以前は、猛暑も冷夏もその年の気象条件次第で起こっていました。だから私は、異常ではなく『ニューノーマル』と考えたほうがいいと思っています」 気がつけば春は消えている ――夏日がいつからか調べたら、今年はすでに3月24日に東京都心で、3月としては10年ぶりの夏日を観測したというニュースがありました。 「暑さが春の早い時期から始… この記事は有料記事です。残り2018文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル