13日に始まったプロバスケットボールBリーグオールスター戦の開催地に水戸市が立候補したのは、2018年11月のことだった。それから4年を経て、ようやくたぐり寄せた「夢の球宴」。紆余(うよ)曲折の道のりについて、高橋靖市長(57)に聞いた。 「偶然が重なった結果です。15年、現在のBリーグ参入をめざしていたロボッツのホームタウンだったつくば市の住民投票で、5千人収容の体育館を含む総合運動公園の計画が白紙になりました。そこで、メインアリーナを水戸市にできないかと話がありました」 「そのころ、茨城県から移管を受けた東町運動公園の体育館を建て替えようとしていました。今のアダストリアみとアリーナです。水戸は人口が減る見込みで、街にも元気がなかった。スポーツを通じて、交流人口を増やしたいと考えました」 16年2月、水戸市中心部の… この記事は有料記事です。残り994文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
福岡県の園児バス熱中症死 母親、当時の園長と園の運営法人を提訴
上月英興2023年1月13日 19時02分 福岡県中間市の双葉保育園で2021年7月、園児の倉掛冬生(とうま)ちゃん(当時5)が送迎バス内に取り残され熱中症で死亡した事件で、冬生ちゃんの母親(39)が、当時の園長(45)=業務上過失致死罪で執行猶予付きの禁錮刑が確定=と、園を運営する社会福祉法人「新星会」を相手取り、計約5400万円の損害賠償を求める訴訟を福岡地裁小倉支部に起こした。昨年12月28日付。 訴状で母親は、当時の園長にはバス内を十分に確認せずにドアを施錠した過失があり、新星会には使用者責任があると主張している。 冬生ちゃんの祖父(69)は弁護士を通じ、「刑事判決に対しては、命の代償がこれほど軽いのかとショックを受けた。冬生のためにやれることは全てやっていく」とコメントを出した。一方、新星会は弁護士を通じ「訴状の内容を詳細に検討した上で適切に対応する」などとした。 事件をめぐっては、冬生ちゃんの父親も同様の訴訟を起こしている。(上月英興) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
女性初の東京高検検事長「性別より能力」 検事総長に次ぐナンバー2
植松敬2023年1月13日 19時16分 女性初となる東京高検検事長に10日付で就任した畝本直美氏(60)が13日に会見し、組織運営について「性別よりも個性や能力に着眼する必要がある」と述べた。法務・検察ナンバー2の東京高検検事長は、トップの検事総長に昇格する例が多い。 千葉県出身で1988年に任官した。同期の検事41人のうち女性は4人だったが、近年はほぼ半数は女性になった。「女性だからこれ、男性だからこれを担当するという時代ではない。偏りがあれば是正したい」と語った。 最高検公判部長や広島高検検事長などを歴任した。法務省保護局長として更生支援に携わった経験をふまえ、「再犯防止を実効性のあるものにするため、関係機関とどう力を合わせるのかも刑事司法では大切だ」とも話した。(植松敬) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「警官が発砲」と通報、男性が心肺停止 盗難車追跡中か 大阪・八尾
2023年1月13日 15時57分 13日午後1時20分ごろ、大阪府八尾市亀井町1丁目の路上で「警察官が発砲してけが人がいる。救急車来て下さい」と近くの工場の関係者から119番通報があった。同市消防によると、40代とみられる男性が腹部を撃たれたとみられ、病院に搬送されたが心肺停止の重体。 捜査関係者によると、盗難されたとみられる車を警察がパトカーで追跡していたところ、車が警察官に向かってきたため、警察官が発砲したとの情報があるという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「いただきます」をあなたと 1・17から28年 遺族と家ごはん
今年もあなたと「いただきます」。平らげられないお皿でも。あの日から28年たっても。 1月13日放送の「かんさい熱視線」(NHK総合)は、1995年の阪神・淡路大震災のその後を伝える。テーマは食事。亡き家族を思って作り続ける料理を通し、震災から28年の現在地を描く。 ハンバーグ、ひじきの煮物、もつ鍋……。 カメラが切り取る食卓には、どこにでもありそうな料理が並ぶ。 いなくても成長思う でも、「いただきます」と言ってくれた人はもういない。 当時5歳だった娘を亡くした女性は、娘の好物を今も時々作る。 ひじきの煮物。毎日じゃないのは、娘も成長していると思うから。 食べることで、時間が進んでいく。喪失と向き合う遺族の日々を見つめます。 生きていれば30代。もう巣… この記事は有料記事です。残り442文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
オムツをトイレに流せたら…… ある女性官僚が描いた未来
経済部・三輪さち子記者 もしも、紙オムツをトイレに流せたら、家の中で臭いに悩まされることもなく、捨てる手間もなく、子育てや介護が少し楽になるんじゃないか――。 国土交通省にそんな構想がある。うちに赤ん坊はいないからもう関係ない? いやいや、年を取れば、オムツをつける日が来るかもしれない。そのオムツを誰が片付けるか、考えたことあるだろうか。 ニュースレター「アナザーノート」 アナザーノートは、紙面やデジタルでは公開していないオリジナル記事をメールで先行配信する新たなスタイルのニュースレターです。今回は1月8日第124号をWEB版でお届けします。レター未登録の方は文末のリンクから登録できます。 この構想の仕掛け人、国交省の女性技術者、阿部千雅さん(51)が「仲間」と出会ったのは今から約10年前のことだった。 40代にさしかかり、管理職の声がかかる頃。周囲の男性のように、昼も夜もなく働き、飲み会をしては人脈をつくる生活を自分もやっていくのだろうか。それと同じことはできないし、なんだか違うような……。そんなモヤモヤした気持ちを抱えていた。 上司に連れられ、下水道業界の人が集まる飲み会に参加した。同世代の女性たちが、同じように上司に連れられて参加していた。 後日、その日来ていた一人ひとりに声をかけた。 「勉強会でもしませんか」。集まったメンバーは7人。日頃の仕事のことからいったん離れ、一人の人間として話をしようと決めた。 「30年後、自分たちがどんな暮らしをしたい?」 それがテーマになった。意見が一致したのが、自分の「下の世話」を誰かにしてもらいたくないという問題だった。30年後、幸せな老後を過ごすために、何か準備できることはあるんだろうか。 特に盛り上がったのがオムツ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Alex Ramirez and Randy Bass voted into Japanese Baseball Hall of Fame
Two of the most celebrated foreign-born players in NPB history took their place among the greats on Friday afternoon as Alex Ramirez and Randy Bass were voted into the Japanese Baseball Hall of Fame. The two sluggers were joined in the Class of 2023 by composer Yuji Koseki. Ramirez was […]
労働局文書を公園で発見、500人の個人情報 保存期間過ぎ廃棄予定
根津弥2023年1月13日 12時07分 宮城労働局は12日、約500人分の個人情報が記された文書が仙台市内の公園で見つかったと発表した。保存期間を過ぎた廃棄予定の文書だった。今のところ個人情報が悪用されたとの報告はないという。 昨年5月にも廃棄したはずの文書が市内の公園で見つかっており、仙台東署が窃盗容疑で捜査している。 同局によると、文書は2014年度に賃金不払いなどの労働相談の内容を記録したもの。約500人分の氏名や勤務先、住所などが1冊のファイルにとじられていた。21年3月に廃棄したと記録されていたが、今年1月5日朝、市内の公園を訪れた人が見つけて同局に連絡し、流出が発覚した。 同局では廃棄の際、職員が対象のファイルに印を付けていた。見つかったファイルには印がなく、業者に渡る前に流出した可能性が高いという。総務課は「関係者にご迷惑をおかけし、申し訳ない」としている。(根津弥) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
住宅に太陽光パネルを 200億円の設置費補助 東京都、予算計上へ
再生可能エネルギーの活用を住宅で進めるため、東京都は、太陽光パネル設置費の補助として総額200億円以上の関連事業費を新年度予算案に計上する。新築建物にパネル設置を原則義務化する2025年度を前に、取扱事業者の増加や、費用負担に対する都民の懸念の払拭(ふっしょく)などをめざす。 都は6日以降、新年度予算案に関する小池百合子知事の査定を続けており、パネル設置費補助などの計上の方針も決めた。 新築住宅では、太陽光発電設備を設置する場合、その発電容量1キロワットあたり12万円(発電容量が4キロワット以上の設備の場合は同10万円)を新たに補助する。また、都内は屋根の面積が狭い住宅が多いため、小型パネルなど特殊な設備を置く場合、同5万円を上乗せする制度も始める。 蓄電池の設置にも同15万円… この記事は有料記事です。残り631文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「涙がかれるまで泣きなさい」 トンネル照らした中井久夫さんの一言
あの日から1カ月ほどたった頃だろうか。45歳だった英文学者の中島俊郎さん(73)は、神戸市東灘区の岡本を歩いていた。なれ親しんだ街の風景はもう、そこにない。 崩れた自宅で片付けをしていると、固定電話が鳴った。受話器をとると、友人の声が聞こえた。 電話口で言葉が出てこなかった。 「……」 沈黙を続けていると、電話の相手は優しくこう言った。 「泣きたいときは、涙がかれるまで泣きなさい」 阪神・淡路大震災が起きるまで、充実した日々だった。自らも学んだ甲南大の教授になって2年目。友人や学生に誘われて飲み会にもよく行った。 1995年1月16日も、知人の祝い事で日付が変わるまで飲んでいた。家に帰ってウトウトしていた17日午前5時46分。突然、足蹴りを食らったような揺れに襲われた。 家からはい出すと、あるはずの家があちこちなくなっていた。土煙の中、パジャマ姿でうろうろする人たち。近所の公会堂は遺体であふれていた。 妻と4人の子の無事を確認してすぐに近くの実家へ向かい、柱に挟まれた母を見つけた。雨戸にのせて近所の内科に運んだが、死亡が確認された。 「心のケア」に光があたった阪神・淡路大震災。暗いトンネルにいた中島俊郎さんに、心地よい距離感で伴走してくれる友が現れます。 「お金で被災者の気持ちが…」 錯乱し吐き捨てた言葉 コールタールのような黒々と… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル