7日午前7時40分ごろ、ジェットスター・ジャパンの航空機が中部国際空港(愛知県常滑市)に緊急着陸した。 同社などによると、成田発福岡行きの「GK501便」が爆破予告の電話を受けたため、目的地を変更したという。乗客136人と乗員6人が搭乗しており、全員が緊急脱出した。脱出時に乗客に負傷者が出た模様だという。常滑市消防本部によると、すり傷を負った人がいるとの情報があるが搬送者はいないという。 愛知県警は爆発物処理班を出動させて機体を捜索。客室で不審物は見つかっておらず、引き続き貨物室内を調べている。国土交通省中部空港事務所によると、飛行中の午前7時18分、爆破予告の情報を受けて目的地を変更し、同41分に緊急着陸した。その7分後には脱出用シューターを使って乗客乗員が避難したという。緊急着陸の影響で滑走路は閉鎖され、航空機の離着陸ができない状態となっている。午前11時現在で再開時刻の見通しは立っていない。 同便に搭乗していた新潟県長… この記事は有料記事です。残り480文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
玄関ドア開けた直後の女性狙う? 刑務官を強制性交容疑で逮捕 大阪
2023年1月7日 11時50分 玄関のドアを開けた直後の女性を脅し、性的暴行を加えたとして、大阪府警は7日、大阪刑務所の刑務官、門口雅信容疑者(34)=大阪府寝屋川市中木田町=を強制性交等などの疑いで逮捕し、発表した。「全く身に覚えがありません」と容疑を否認しているという。 捜査1課によると、門口容疑者は昨年12月下旬の夜、府内の集合住宅で、20代の女性会社員が知人宅の玄関ドアの鍵を開けた直後、背後から口をふさいで「黙れ」と脅して室内に押し込み、性的暴行を加えるなどした疑いがある。女性から連絡を受けた知人が110番通報した。 同課によると、女性は容疑者と面識はないという。付近の防犯カメラの映像から、府警は門口容疑者が女性の後をつけていたとみている。映っていた自転車の特徴などから容疑者が浮上した。 大阪刑務所の柿添聡所長は7日、「職員が逮捕されるに至ったことは誠に遺憾です。事実関係が確認でき次第、適切に対処いたします」とコメントした。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
都立西高校長から受験生へ 通用しない「理系だから」「文系だから」
連載「校長から受験生へ」 2023年度の中学・高校入試の季節です。主に首都圏の中学・高校の校長から受験生へのメッセージを順次配信します。 東京都立西高校 萩原聡校長 変化が速く、国内だけで完結する時代ではなくなっています。生き抜いていくために必要なものは、豊かな知性や教養。生徒たちには、国際社会で活躍できる器の大きな人間になってほしいと思っています。 「文武二道」と「自主自律」を教育理念に掲げています。「文武両道」にはバランスよくやるイメージがありますが、「二道」は両立を前提にどちらも高い水準で成し遂げようという意味です。 文理選択は3年から 高校は助走期間 大学受験ありき、で考えていません。教養が将来、どこで役に立つかは分かりませんが、必ずや視野を広げてくれます。そのため、西高では2年までは全員、文理を問わず幅広く科目を学びます。理系、文系は3年進学時に選びます。 私の通っていた高校でも様々… この記事は有料記事です。残り854文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
本の要約サイトが狙ったすき間の「10分」 タイパ時代の知の入り口
時間あたりの効果や満足度を重視するタイムパフォーマンス(タイパ)の意識が広がるなか、ビジネス書などを要約し「10分で読める」とうたうサイト「フライヤー」が利用者を増やしています。時代のニーズをどう読み、どんな戦略をたてているのでしょう。運営会社の大賀康史CEO(44)に聞きました。 おおが・やすし 1978年生まれ、東京都出身。中高生のころから、歴史ジャンルの本を好んで読む。大学院修了後、コンサル会社を経て、2013年6月に株式会社フライヤーを設立した。 ――さまざまな3千冊の本の要約を提供しています。 毎日1冊ずつ、新しい本の要約を公開し続けています。ビジネスパーソン向けなのでビジネス書が多いですが、歴史書、哲学書、健康に関するものもあります。 経営者や大学の研究者ら、有識者を集めた月2回の「選書委員会」で、今ふれておいた方が良い本が選ばれます。それを1冊ずつ、出版社や著者に許諾の相談をして、要約を作成しています。 本を読む時間がない ――要約を作ることで本が売れなくなるという抵抗感は出版社にないのでしょうか。 実際には本の売り上げにもつ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
常磐線と車の衝突現場、1年前にも死亡事故 「中州」作る二つの踏切
古源盛一2023年1月7日 8時28分 6日午前8時ごろ、茨城県笠間市小原にあるJR常磐線の第三小原踏切で、高萩発品川行きの上り普通列車(10両編成)と軽乗用車が衝突した。軽乗用車は大破し、乗っていた2人が死亡した。この事故で、常磐線の羽鳥―水戸間と水戸線の笠間―友部間では、約5時間40分にわたって列車の運転を見合わせた。上下計71本が運休するなどして約1万4600人に影響した。 笠間署によると、死亡した軽乗用車の2人は運転席と後部座席に乗っていた。運転席の1人は成人で、後部座席の1人は未成年とみられ、同署が身元を確認している。 JR東日本水戸支社によると、警報機や遮断棒は正常に作動しており、運転士は「踏切にさしかかる直前に、進行方向の右側から軽乗用車が踏切に入ってきた」と話しているという。列車は先頭車両の下に軽乗用車の一部を挟み込んだ状態で進み、踏切から約360メートル先で止まった。 乗員・乗客約500人にけがはなかったが、乗客の1人が体調不良を訴えて救急搬送された。乗客は、現場から約1・5キロ離れた友部駅に徒歩で向かい、同駅からバスで水戸駅や羽鳥駅に輸送された。 第三小原踏切では、2021年12月にも、特急と乗用車が衝突し、1人が死亡する事故が起きた。この踏切は、「中州」のようになった長さ約20メートルの道路部分を挟んだ二つの踏切からなる。南側が上り用、北側が下り用で、それぞれに警報機や遮断棒がついている。 近所の人によると、近くのイオンモール水戸内原や県立中央病院方面への抜け道として踏切を通る車は多いという。70代の男性は「危ない踏切という認識はないが、短期間に事故が相次ぎ、驚いている」。踏切の南側に住む女性は「慣れていない人だと、中州部分にいて警報音を聞くと踏切内に取り残されたと勘違いし、慌ててしまうこともあるのでは」と話した。(古源盛一) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「母数が異常に増えている」 コロナ感染拡大の大阪、インフルも流行
新谷千布美2023年1月6日 18時15分 大阪府は6日、新たに1万5957人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。9月26日に全数把握が見直されて以降最多で、1万5千人を超えるのは2日連続となった。死者は29人増え、計7303人で全国最多の状況が続いている。 府は昨年12月26日から、府の独自基準「大阪モデル」で非常事態を示す「赤信号」を点灯させた。吉村洋文知事は5日、記者団に「クリニックや診療所も休みになる年末年始の休みが明けて、多くの方が診療所に行った可能性がある」と指摘。一方、企業活動や学校が再開するため、今後も感染者数は増える見通しを示した。 中等症患者の治療にあたる大阪暁明館(ぎょうめいかん)病院(大阪市此花区)の西岡崇浩事務長は「重症化する人は明らかに減っている一方、感染者の母数が異常に増えている」と指摘。コロナで重症化しなくても、別の慢性疾患を持っていた患者が感染をきっかけに亡くなるケースが増えているという。 耳原総合病院(堺市)の看護師は「持病のある高齢者は肺炎まで至らずとも発熱で脱水症状になり、一気に持病が悪化していく」と話す。高齢者施設から搬送されて来る患者も多く、自院でも入院時の検査が陰性だったが翌日発症する患者がおり、日々クラスターと戦っているという。「終わりが見えない。テレビでマスク無しで繁華街を歩く人も見るが、認識の差がどんどん開いていると感じる」と語った。 インフルエンザの流行も始まっている。府は昨年12月28日、2019年以来の流行期入りを発表した。 大阪市で3カ所の発熱外来を開いているアサイクリニックの浅井哲院長は、「うちを受診する人の7割近くがインフル」と説明する。「解熱剤や抗生剤などの薬が手に入りにくい状況が半年以上続いている。なんとかやりくりしているが、本当に困っている」(新谷千布美) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
杉田水脈氏「応募しない」 安倍元首相の衆院山口4区補選の公募で
安倍晋三元首相の死去に伴う衆院山口4区の補欠選挙をめぐり、自民党山口県連に所属する杉田水脈衆院議員(55)=衆院比例中国ブロック=は6日、安倍氏の後継候補を選ぶ党県連の公募について「今のところ、そのような考えは持っておりません」と述べた。 党県連は同日、4区補選に関する党公認候補の公募について正式に発表した。安倍後援会の要請を受け、下関市議の吉田真次氏(38)が立候補を表明している。 杉田氏は安倍氏との交流がきっかけで山口県連入りするなど安倍氏に近い。自民党の内規で原則2回までとされている単独比例の名簿登載をすでに2回経験しており、4区補選に意欲があるとの見方もあった。 この日、県庁で年始の記者会… この記事は有料記事です。残り269文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
埼玉県狭山市のマンション銃撃事件、55歳男性が搬送先の病院で死亡
2023年1月7日 3時20分 埼玉県狭山市広瀬台1丁目のマンション近くで6日夜、50代の男性が銃撃されたとみられる事件で、県警は7日未明、男性がマンションの住民で職業不詳の鈴木頼一(よりかず)さん(55)と判明し、搬送先の病院で死亡が確認されたと発表した。捜査関係者によると、鈴木さんは指定暴力団絆会の幹部組員とみられるという。ほかの周辺住民にけがはなかった。県警は銃で撃たれた可能性が高いとみており、殺人などの容疑で調べる。 事件が起きたのは6日午後7時15分ごろ。鈴木さんの妻から「夫が拳銃で撃たれた」と119番通報があった。付近の住民からも「発砲音がした」といった110番通報が複数あった。地元の消防が現場に駆けつけると、鈴木さんが自宅マンションの駐車場に倒れていた。胸などから出血しており、搬送時点で意識がはっきりしない状態だった。 県警は今後、鈴木さんの死因を調べるなどして凶器の特定を進めるほか、交友関係やトラブルの有無について調べる。現場周辺の防犯カメラの映像も解析し、容疑者や逃走経路の特定につなげたい考えだ。 現場は圏央道狭山日高インターチェンジ(IC)から東に約1キロの住宅街。近くに武蔵野学院大学があるほか、500メートルほど離れた場所には小中学校や高校もある。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
年末年始の利用、成田エクスプレスは前年比18倍 海外旅行者が回復
小川崇2023年1月6日 18時45分 JR旅客6社は6日、年末年始(昨年12月28日~1月5日)の利用状況を発表した。主要46区間の新幹線や在来線特急などの利用者数は、前年同期比で110%となる983万4千人だった。コロナ禍前の2018年度比では84%となった。 JR東日本によると、東北新幹線を含む主要区間のうち、成田空港と都心を結ぶ成田エクスプレスは、海外旅行者の回復などで前年の約18倍の9万9千人となった。JR東海によると、東海道新幹線は前年比111%の316万7千人。両社とも回復傾向にあり、行動制限がなかったことが影響したとみている。 初詣客の利用(1~3日)では、明治神宮に近い原宿、代々木の両駅の降車人数は21万4千人(前年比117%)、鶴岡八幡宮に近い鎌倉駅は18万人(同119%)だった。(小川崇) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
首相の参拝直前、複数回の破裂音 茂みにリード線、爆竹を遠隔操作か
松原央2023年1月6日 20時38分 岸田文雄首相が4日に三重県伊勢市の伊勢神宮に参拝する直前に、外宮前の広場付近で爆竹のようなものが破裂していたことが6日、捜査関係者への取材でわかった。現場で不審な人物が目撃されていないことなどから、県警は遠隔操作で破裂した可能性もあるとみて捜査している。 捜査関係者によると、4日午前11時40分ごろ、広場付近で、爆竹が数回破裂するような音を警護担当の警察官らが確認。県警が周囲を調べたところ、近くの茂みのような場所に爆竹が破裂したような形跡とリード線のようなものがあったという。 人や物への被害はなく、ほかに危険物が見つからなかったため、岸田首相は予定通り正午すぎに広場に到着した。 警察庁は安倍晋三元首相の銃撃事件を受けて要人警護を強化している。県警はこの日、外宮や内宮などに他県からの応援を含む警察官約1100人を配置。午前9時ごろから外宮前の広場付近を探索したが、不審物は見つからなかったという。 県警は軽犯罪法違反容疑などを視野に捜査。付近の防犯カメラの映像の解析などを進めている。(松原央) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル