真常法彦2023年1月5日 21時29分 神戸市営地下鉄西神・山手線の西神中央駅(神戸市西区)で4日夜、停車していた車両の乗務員室に女児が入り込んで機器を触り、車内の照明が消えるなどのトラブルがあった。5日、神戸市交通局が発表した。 同局などによると、車両が4日午後7時50分ごろ同駅に着き、運転士と車掌が先頭と最後尾の乗務位置を交代する際、運転士が扉の施錠をし忘れて乗務員室を離れた。その3分後に1人で駅に来ていた女児が乗務員席に立ち入って機器類を触ったため、照明や行き先表示が消えた。 照明が消えていることに気づいた車掌が乗務員室内で女児を発見。安全確認のため乗客を別の列車に振り替えて約11分後に運行を再開した。約3千人に影響がでた。 同局によると、停車中の列車は乗務員以外による運転操作や扉開閉ができない仕組みになっているという。(真常法彦) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東京都中央区の人口、70年ぶりに最多更新 17万4千人を突破
森下香枝2023年1月5日 22時00分 東京都中央区は1日時点の定住人口が、各年1月1日同士の比較で、70年ぶりに最多を更新したと、5日に発表した。これまでは1953(昭和28)年の17万2183人が最多だったが、これを1900人ほど上回る、17万4074人となった。 同区は毎月1日時点の定住人口を公表している。それによると、同区の年初の人口は53年をピークに減り続け、バブル崩壊後の97年には7万2090人に減少。同年4月には、統計を取り始めた52年以降、月別で最も少ない7万1806人に落ち込んだ。 一方、90年代にマンションの容積率が緩和されると、湾岸エリアを中心にタワーマンションの建設が相次いだ。また区立の高層集合住宅も次々に建設された。湾岸エリアを中心に人口は増え、同区勝どきでは2000年時点で約9千人だった人口が、今月は約2万7千人に増加。同区晴海も同じ比較で、約4千人から約1万8千人に増えた。 タワマンの建設は今後も続く見通し。勝どき・晴海両地区では計約1万5千人増加が見込まれており、晴海地区では小中学校の新設も予定されているという。(森下香枝) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
北大副学長の吉見宏教授、死去 61歳 JR北事業や道警不正で提言
2023年1月5日 19時00分 吉見宏さん(よしみ・ひろし=北大理事・副学長)が2日、死去。61歳。葬儀は近親者で行った。北大大学院教授。専門は会計監査学。JR北海道の事業見直しや道警不正経理問題で厳しい指摘や提言をした。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
遺体は行方不明の高齢夫婦と発表 山形県鶴岡市の大規模土砂災害
2023年1月5日 19時00分 山形県鶴岡市西目で起きた大規模な土砂災害で、同市は5日、現場の土砂の中から見つかった男女2人の遺体は、行方不明になっていた高齢夫婦だったと発表した。山形県警がDNA型鑑定をして身元の特定を進めていた。 市などによると、亡くなったのは西目地区の住民の80代男性と70代女性の夫婦。自宅にいたところを土砂崩れに巻き込まれたとみられる。家屋とともに土砂などに押し出されたとみられ、遺体はこの夫婦の自宅南隣の民家があった場所で見つかった。遺族の意向を受け、市は氏名を公表していない。 災害は12月31日未明に発生。西目地区の裏山の斜面から幅約100メートル以上、高さ約20~約30メートルにわたり大量の土砂や樹木が崩れた。住民が暮らす民家2棟を含む約10棟の建物が倒壊し、民家1棟からは住民2人が救出された。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
コロナ感染した宮崎知事の初詣、発表伏せる 地元紙には「修正を」
大野博2023年1月5日 19時17分 宮崎県が河野俊嗣知事の新型コロナウイルス感染を2日に発表した際、1日に知事が初詣に行ったことなどを伏せていた。また地元紙に対し初詣に行ったことを報じないよう要請していた。県などへの取材で分かった。 河野知事自身のフェイスブック「河野しゅんじページ」への投稿(2日午後6時42分)によると、12月31日は「公舎などで過ごす 16時ごろ、宮崎八幡宮にて大祓式に参加」、1月1日は「公舎などで過ごす 14時ごろ、宮崎神宮及び宮崎県護国神社に初詣 夕方、倦怠(けんたい)感あり」となっている。投稿は「コロナに感染しました」から始まり、「振り返ると12月30日、31日にはいくらか喉の痛みがあったが、のどを酷使した(12月25日投開票の県知事)選挙の影響によるものと考えていた」と釈明している。 一方、県が2日午後5時すぎに発表した河野知事のコロナ感染を知らせるプレスリリースには、12月31日と1月1日は「公舎などで過ごす」と書かれていた。 さらに県秘書広報課は1日午後9時すぎ、この日の行動を「宮崎市の宮崎神宮、護国神社に初詣」と書いたメールを、「知事の動き」を掲載している宮崎日日新聞社に送ったが、2日午後、同社に「知事がコロナに感染した。内容を修正できないか」と電話し、「終日、公舎などで過ごす」への変更を要請するメールを送ったという。 同紙は要請に応じず、3日付朝刊の「知事の動き」に初詣のことも記載した。 県秘書広報課の担当者は「知事は初詣の際、何人かの人に会ったり会話をしたりしたと考えられるが、マスクを着用するなどしており、濃厚接触者にあたる人はいない状況だった。初詣に出かけていたと報道されれば県民に不安を与えることになるのでは、との考えが先に立った。今から思えば適切ではなかった」と話した。(大野博) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
所持金千円、スマホは捨て 10代が歌舞伎町「トー横」を目指す理由
師走の週末の夜。記者は東京・新宿の歌舞伎町に向かった。新宿東宝ビルに隣接する広場、通称「トー横」。いま、どうなっているか知りたかった。 広場はおよそ800平方メートル。座り込んで酒を飲むグループや、大音量の音楽に合わせて踊る男性の姿が目に入ってきた。たばこの吸い殻が散乱し、下水のようなにおいが鼻をつく。 若者が集まり出したのは2018年ごろとされる。SNSを通じて存在が知られ、少年少女のたまり場になり、「トー横キッズ」という言葉も生まれた。 中3の少年、カナデ(15、仮名)はトー横で過ごす1人だ。自宅は大阪。母親から殴られる毎日だったという。耐えられずに家を出て、ヒッチハイクや高速バスで2日かけ、SNSで知ったトー横に来た。 所持金は1020円。都内の地下道でリュックを枕に眠る毎日だ。「俺の人生、すごいよ」。位置情報が分からないように、スマホは道中に捨てたという。 カナデの隣で相づちを打つ少… この記事は有料記事です。残り1557文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「絶対に押すなよ」AIは理解できる? 言語学的にみた人間のすごさ
有料記事 黒田健朗 近藤康太郎2023年1月5日 16時00分 人がAI(人工知能)をよりどころとする場面が増えています。ただ、言語学者で作家の川添愛さんは、AIは思うほどにコミュニケーションがとれないと説明します。言語学的にみた人間のすごさとは――。 ◇ 人が効率の面からAIに頼りたくなる気持ちも分かります。ただ私は、AIが自分を分かってくれるような振る舞いをするのに、気持ち悪さを感じます。 私が言語学を研究するようになったきっかけは、大学時代、研究室を決めるオリエンテーションでした。「『お天気下り坂』という言葉がありますが、『お天気上り坂』と言わないのはなぜですか?」と質問したところ、先生から『君はセンスがある』と言われた。疑問を持ち、分析して、探るのが好きなんです。今も研究については、自分の頭で考え、自分で答えを見つけたい。 AIのコミュニケーションは いろんなことで人間を凌駕(りょうが)するようになったAIですが、実は言語学的にみると、思うほどにコミュニケーションがとれないんです。賢い答えを言ったかと思うと、やりとりがかみ合わないことも多々ある。 人間のコミュニケーションが… この記事は有料記事です。残り736文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
忘年会で同僚を刺した疑い 殺人未遂容疑でベトナム人の男を指名手配
2023年1月5日 16時12分 忘年会中に同僚を刃物で刺して殺そうとしたとして、大阪府警は、事件後に行方が分からなくなっているベトナム国籍の会社員グエン・バン・ズン容疑者(31)=大阪府和泉市上代町=を殺人未遂容疑で指名手配し、5日に顔写真を公開した。 捜査1課によると、ズン容疑者は昨年12月30日午後11時ごろ、和泉市上代町の勤務先の社員寮の一室で、同僚男性(32)の右胸を刃物で刺して殺害しようとした疑いがある。男性は1週間のけがを負った。 当時、容疑者を含めベトナム国籍の7人で忘年会を開いており、他に20代と30代の男性2人も脇腹を刺されるなどしたが、いずれも命に別条はないという。 ズン容疑者は身長約170センチという。情報提供は和泉署捜査本部(0725・46・1234)へ。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
伊勢神宮の参拝者数、正月は回復傾向に 年間では「例年並み」を期待
臼井昭仁2023年1月5日 11時17分 神宮司庁は4日、正月三が日と、2022年1年間の伊勢神宮(三重県伊勢市)への参拝者数(外宮と内宮の計)を発表した。ともにコロナ禍前の水準へ回復しつつあることが分かった。 三が日は37万5379人で元日は17万3652人だった。行動自粛の強い呼びかけがなかったこともあり、22年より4万3130人増えた。21年は17万525人で、元号が昭和から平成に変わった1989年以降で最も少なかった。一方、コロナ禍前、20年の正月三が日は56万320人だった。 22年の年間参拝者数は前年21年1年間より220万9966人も増えて、603万7417人となった。 21年は382万7451人で、コロナ禍の影響で、周辺の駐車場が閉鎖されるなどしたため、平成以降最少、1952(昭和27)年以来の300万人台にとどまった。同庁広報室の担当者は「今年は、全国の神社関係者や団体客が回復すれば例年なみに戻るのではないか」と話している。19年以前は毎年800万~900万人の参拝者がいた。(臼井昭仁) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
旧ソ連製の地図から読み解くウクライナ侵攻 島根大の学生らが企画展
榊原織和2023年1月5日 12時24分 米国や旧ソ連などで作られた地図を分析し、ロシアのウクライナ侵攻を読み解く企画展が、松江市西川津町の島根大付属図書館で開かれている。 法文学部の舩杉力修(ふなすぎりきのぶ)・准教授(歴史地理学)と地理学研究室の学生が、アメリカの大学やロシアの個人がウェブ上で公開している1918~2006年発行の地図などを集めた。日本で手に入る地図より道路や小さい町などが詳細に記され、土地の状況がよくわかるという。 06年のウクライナ製の10万分の1の地図を見ると、キーウ北東部を走る高速道路沿いに、ロシア軍による激しい攻撃があったブチャやイルピンの町があるのが分かる。ウクライナ軍がブチャ川にかかる橋を壊したり、水門を破壊して一帯を水没させたりして、ロシア軍のキーウ侵攻を食い止めたと指摘。原発事故前後の周辺の町の様子を比べたチェルノブイリやマリウポリ、クリミア大橋周辺についても解説している。 舩杉・准教授は「ウクライナがどんな場所か、どんな被害があるのか地図を通して知って欲しい」と話す。18日まで(7~9日と14、15日は休館)。入場無料。(榊原織和) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル