山が好き。 その気持ちを込めた動画は、自然体で、笑顔があふれる。 長野市在住のYouTuber(ユーチューバー)、やぎちゃん(29)。投稿する動画のチャンネル名「やまくっく・やぎちゃん」には「山を料理するように、丸ごと楽しむ」という思いが込められている。 日本各地の登った山のリポートのほかに、おすすめの登山道具を紹介したり、「山ごはん」をおいしく食す場面を映したり。これまで150本以上を投稿し、総視聴回数は700万回を超えた。 最近は15万円ほどで購入した中古軽自動車の車内をDIYで改装し、それに乗って出かけた旅行記も出している。 静岡県藤枝市出身。大学時代にワンダーフォーゲル部に入ってから、登山歴は10年超になる。 人材サービス会社の営業として東京で働いていた2020年2月にユーチューブチャンネルを開設し、今は登録者数が約6万5千。毎週土曜日に配信を続けている。昨年4月、異動で長野市にやってきた。 転機になった同世代の女性の一言 「もともとは、『実際に来ないと山の空気感はわからないし、写真とか動画とか、何のために撮ってんの?』って思っているタイプだったんです。それが、がらっと変わってしまいました」と笑う。 目標がある。 「山好きたちが集まるアジト… この記事は有料記事です。残り2113文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「行方不明と思われる2人発見」山形県鶴岡市の土砂災害、容体は不明
坂田達郎、鵜沼照都、須田世紀2023年1月2日 8時30分 山形県警は2日、大規模な土砂崩れが起きた山形県鶴岡市西目の現場で、「行方不明と思われる2人を発見、救助作業中」だと発表した。2人の容体については2日午前8時過ぎ時点では発表していない。鶴岡市が午前9時から現場で説明するとしている。 災害は12月31日未明に発生。西目地区の裏山の斜面から幅約100メートル以上にわたり大量の土砂や樹木が崩れた。住民が暮らす民家2棟を含む十数棟の建物のほとんどが倒壊し、民家1棟からは住民2人が救出されたが、隣の民家にいたとみられる80代男性と70代女性の夫婦2人とは連絡が取れていなかった。 現場では陸上自衛隊や消防、警察など200人を超す態勢で、12月31日未明から夜間も継続して捜索していた。(坂田達郎、鵜沼照都、須田世紀) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
銀シャリが守りたい、早送りできない価値 進むタイパ社会で練る笑い
「同じ時間でも、ボケあと5個は入れられるよ」 11月下旬、大阪市にある吉本総合芸能学院(NSC)大阪校。芸人の卵たちのネタが終わると、ベテラン講師の本多正識(まさのり)さん(64)が投げかけた。 ある鉄則を伝えるためだ。 1秒でも早くつかめ――。 最初のフレーズで客を引き込む。でなければ逃げられる。 「つかみは年々加速している」 NSCで30年以上講師を務め、ナインティナインやかまいたちなど人気芸人を指導してきた本多さんの答えだ。 本多さんによると、1980年代までは15分のネタを披露できるテレビ番組もあったが年々減った。 持ち時間が短くなるなか、ネタの「手数」を増やし、スピードを速める芸人が増えた。 歴代M-1王者のつかみ この加速化を決定づけたのは、若手漫才師の日本一を決めるM―1グランプリだと本多さんはみる。 持ち時間は4分。 「M―1が100メートル走なら、劇場の漫才は1500メートル走や3千メートル走。種目として明らかに違う」 本多さんの調べでは、歴代優勝者の最初の笑いまでの時間は平均6秒。「少なくとも10秒以内に必ずひと笑い取っている」 12月10日。吉本興業の劇場「ルミネtheよしもと」(東京都新宿区)。 ステージに2016年のM―1チャンピオン「銀シャリ」が飛び出した。 第一声は客席で起きた直前の出来事。 満員の会場を1秒で笑いに包んだ銀シャリ。動画コンテンツがあふれ、倍速視聴が広がる「タイパ」時代に、お笑い芸人はどうなっていくのでしょう。記事後半のインタビューで語り尽くします。 ぽかんと空席になっていた前… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【写真まとめ】集まった人たちから歓声 東京、大阪などで初日の出
有料記事 西岡臣 金居達朗 山本正樹2023年1月1日 11時00分 【動画】2023年元旦の初日の出=西岡臣、金居達郎撮影 2023年1月1日、東京・渋谷の高層ビル、渋谷スクランブルスクエアの屋上展望エリア「渋谷スカイ」では、初日の出を見る催しがあった。 事前にチケットを購入した約320人が早朝から日の出を待ち受けた。ビル群の奥から太陽が見えると歓声があがり、訪れた人は写真を撮影するなどして楽しんだ。 渋谷区から訪れた会社員の女性(32)は「天気もおだやかで見やすかった。今年も家族が健康でいられますように」と話した。 初日の出のあと、渋谷区にある金王八幡宮による神事「新春祈願」も執り行われた。 大阪市阿倍野区の日本一高い… この記事は有料記事です。残り228文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
笑えば気分が晴れて力が湧く 旅番組で活躍のかっちゃんが語る旅の力
有料記事 聞き手・山崎琢也2023年1月1日 11時00分 新型コロナウイルスの感染者が国内で最初に確認されてから3年。コロナ禍で人流が途絶える中、宿泊施設は生き残りをかけ、あの手この手で魅力を磨いてきた。国の旅行支援策も再開されるなど、明るい兆しも見えつつある。 新しい年に向け、旅の魅力について、旅番組のレギュラー出演者としても活躍する静岡県御殿場市出身のタレント、勝俣州和さん(57)に語ってもらった。 御殿場市出身の勝俣州和さん 20歳で東京に出るまで、ずっと御殿場に住んでいました。おやじが店をやっていて、そのお得意さんがいる土地に行くため、子供の頃の家族旅行も静岡でした。熱海に花火大会を見に行ったり、伊豆・土肥に泊まったり。 今でも静岡には半年に1回くらい旅行に行きます。家族が毎回驚くのは、富士山がでかいってこと。僕もやっぱり海と富士山が好きで、その両方が気軽に楽しめますから。 静岡の良いところは、決して豪華なことをしなくても、気軽に楽しめるところ。高級店じゃなくても、海の近くの町の定食屋に行けば、おいしいお刺し身をいっぱい食べられる。 自然の中でいろんな体験ができるし、この時期だったらちょっと山の方に行けば雪遊びができるようなところだってある。富士山を見ながら海沿いの道をゆったり歩いたりするだけで、十分楽しいですよ。 「かっちゃん、これ持っていきな!」と両手がいっぱいに 富士登山した後に入る温泉な… この記事は有料記事です。残り1299文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「正月なので思い出作りに」 家出中の中1少女誘拐容疑、男2人逮捕
比嘉展玖2023年1月1日 12時50分 家出中の中学1年の少女(13)を自宅に誘い込んで車で連れ回したなどとして、警視庁は1日、東京都杉並区の職業不詳の男(21)ら2人を未成年者誘拐の疑いで逮捕し、発表した。2人は「正月なので思い出作りに一緒にいた」「少女が高校生か20歳くらいだと思っていた」などと供述しているという。 碑文谷署によると、男は昨年12月28日午後11時ごろ、家出して東京・新宿にいた少女が未成年と知りながら「うちに来る」などと声をかけて自宅に連れ込み、31日には知人の男(34)=同容疑で逮捕=とともに少女を車に乗せて連れ回した疑いがある。 28日に少女の母親が署に捜索願を出しており、年が明けた1日午前0時ごろ、静岡市の新東名高速道路の清水パーキングエリア(上り)の駐車場に少女といた2人を警視庁の捜査員が発見し、現行犯逮捕した。少女にけがはなかった。(比嘉展玖) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
移住相談がコロナ前から倍増 千葉にゆかりのある3人が語る魅力
有料記事 聞き手・青山祥子 上保晃平 相江智也2023年1月1日 17時00分 千葉県と県内市町村の相談窓口などで2021年度に受け付けた移住相談は5197件に上ります。新型コロナウイルスの感染が広がる前の19年度の2681件に比べると、倍増しました。テレワークが浸透して働き方を見直す人が増え、移住への関心が高まったとみられます。新年を迎え、千葉にゆかりのある3人にそれぞれの地元の魅力を語ってもらいました。 100周年を迎える銚子電鉄の社長、竹本勝紀さん(60)、ビブグルマンにも選ばれたことがあるフレンチシェフの川副藍さん(41)、いちはら観光大使を務める住職の千葉公慈さん(58)が登場します。 経営再建に奔走する銚子電鉄社長 竹本勝紀さん 【動画】「こんにチバ」 竹本勝紀・銚子電鉄社長インタビュー=青山祥子撮影 銚子電鉄終点の外川駅から歩いて10分。太平洋の大海原と、海から飛び出してきたかのように鳥居に鎮座する大きなタイが目に飛び込んできます。長久郎(ちょぼくり)稲荷神社は江戸時代に長久郎(ちょうくろう)という地元の漁師が大漁を願い、お稲荷さんを建てたのが始まりといわれます。 鳥居は東日本大震災後に再興したそうですが、タイやイワシ、サンマといった魚をあしらった鳥居というのは、ちょっと珍しいのではないかと思います。この鳥居の前に立って眺める太平洋の大海原。私はここに来ると、いつも勇気をもらいます。絶景を独り占めできる、銚子の隠れたパワースポットです。 12年連続日本一の水揚げ量… この記事は有料記事です。残り3363文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東南アジア行きの便に引き返しや欠航 マニラ空域の管制トラブル
上沢博之2023年1月1日 17時36分 フィリピンのマニラ空域を管轄する管制施設で1日午前、航空機と交信できなくなるトラブルが起き、この空域を飛行予定だった成田空港や羽田空港を出発する東南アジア行きの便などに引き返しや欠航の影響が出ている。 国土交通省成田空港事務所や成田国際空港会社(NAA)によると、成田空港ではマニラ、シンガポール、クアラルンプールへ向けて1日に出発した4便が引き返した。午後9時現在、計14便(出発9便、到着5便)の欠航が決まった。 航空各社によると、マニラの管制施設のトラブルは電源の喪失とみられている。他の東南アジア行きの便にも航路変更などの影響が出ている。(上沢博之) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
静岡県河津町の旅館で火災、本館にも延焼 宿泊客80人は全員無事
2023年1月1日 21時03分 1日午後5時20分ごろ、静岡県河津町梨本の旅館「リバティリゾートAMAGISO」で、宿泊客から「露天風呂につながる小屋が燃えている」と119番通報があった。下田消防本部によると、午後8時20分現在、本館などにも延焼しており、消火活動が続けられている。 県警によると、宿泊客80人全員の無事を確認した。従業員20人のほか、出火当時いた日帰り客2人にもけがはなかった。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
渋谷駅上15階 ガラス張りのフロアで元メルカリ社員が仲間と描く夢
東京・渋谷駅直結の渋谷スクランブルスクエアの15階。「SHIBUYA QWS(渋谷キューズ)」の入り口の壁には、一面にボードが貼られている。 「ギャルマインドは世の中をアゲにできるのか」 「ゴミ拾いを21世紀の遊びにするには」 「文系学生でもスーパープログラマーになれるか」 200ほどの「問い」は、新たなアイデアや価値の出発点だ。イノベーター(変革者)をめざす20代の男女らが夢や志を記した。 午前9時の開館と同時に、コーヒーを片手にみなが集まってくる。パーカにジーンズといったラフな服装が多い。 15階のワンフロア2600平方メートル。代々木公園や高層ビルに臨むガラス張りの作業スペースには、壁がない。オンライン会議を始める人、ホワイトボードを囲んでミーティングする人。午後には本業を終えた会社員や学生の姿もある。50人以上が集まった。 「キューズに集まる多様な人たちが色々な交流をすることで、イノベーションが生まれてほしい」 コミュニティーマネジャーの星川和也さん(42)はそう話す。渋谷キューズは「可能性の交差点」を掲げる、起業や事業の成長をめざす共創の場だ。個人の月額利用料は原則2万7500円。企業や大学の支援も受けられる。 渋谷には1990年代後半からベンチャー企業が集まった。雑居ビルの小さなオフィスで切磋琢磨(せっさたくま)しながら羽ばたき、そうしたビルは「出世ビル」と呼ばれた。キューズはいま、それに負けない熱気を持つ。 ◇ フロアの一角のUVプリンターで名刺のデザインを印刷している男性がいた。片山大地さん(31)。2022年の秋からキューズにやって来た。 名刺といっても紙ではない。電子タグが内蔵されたプラスチックのカード。スマホをかざすとプロフィルやSNSアカウントが表示されるデジタルの名刺だ。 片山さんが立てた「問い」を見せてもらった。 「あなただけの『捨てない名… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル