宮坂奈津 マハール有仁州 鈴木逸弘2024年2月29日 10時12分 暗号資産(仮想通貨)の購入費名目で、知人から現金約4千万円をだまし取ったとして、千葉県警は29日、会社役員の丸山顕志容疑者(58)を逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。丸山容疑者は柔道日本代表として、1992年のバルセロナ五輪に出場した経験がある。 捜査関係者によると、逮捕容疑は2018年以降、千葉県東金市の会社役員の70代女性らに「仮想通貨に投資すれば、必ずもうかる」などとLINEや電話で暗号資産の購入を持ちかけ、現金約4千万円を詐取したというもの。県警は被害総額が数億円に上るとみている。 丸山容疑者は昨年11月、朝日新聞の取材に「最初からだますつもりはなかった。仮想通貨は被害者のために良かれと思って紹介した」などと説明していた。(宮坂奈津、マハール有仁州、鈴木逸弘) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
公園での水着撮影会めぐる提言案に意見226件、県協会が公表
埼玉県営公園のプールを使った水着撮影会の新ルール作りに向け、埼玉県公園緑地協会は28日、有識者らでつくる検討会の提言素案について、県民らに意見公募した結果を公表した。県営プールでの開催自体を疑問視する声から、表現の自由の尊重を訴える声まで様々な意見が集まった。 検討会は1月24日に「乳首や性器が露出する可能性のある水着やポーズ」や18歳未満のモデルや撮影者の参加は認めるべきではないなどとする、ルールに関する提言の素案を公表した。 意見公募は1月24日~2月6日に実施。167人と4法人から、計226件の意見が寄せられたという。 協会は28日に、意見の内容や、それに対する検討会の考え方などを公表した。 最も多かったのは「県営プー… この記事は有料記事です。残り603文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
じわり広がる「子ども短歌」 日常を詠むみずみずしい感性の魅力
全国の小中学生から短歌を募る「さいたま子ども短歌賞」(主催・さいたま市教育委員会)が今年度、11回目を迎えた。小中学生を対象とした短歌の賞は全国的に珍しいといい、参加人数と応募作品数はいずれも初回の約1・7倍に増えた。受賞した子どもたちに、短歌の魅力をどんなふうに感じたのか聞いてみた。 よぐきたなんだごでんだごでなんだべなわたしにとって外国語かな さいたま市立仲町小6年の佐藤花糸(けいと)さん(11)は昨夏、祖父母のいる山形県に帰省したときのことを詠み、優秀賞に選ばれた。 「よぐきたな」「んだごでんだごで」「なんだべな」は、祖父母がよく使う「よく来たね」「そうだねそうだね」「なんだろうか」という意味の方言をそのまま引用した。 佐藤さんは学校の宿題でこの短歌を詠み、応募した。「山形の風景や雰囲気が大好きという気持ちを込めた。方言の発音がおもしろいと思って題材にした」 2時間ほどかかったというが「詠むのは楽しかった。短歌は、感情を表す言葉を入れなくても気持ちをそのまま表せる感じがいいと思った」と話す。 同市立岸中1年で吹奏楽部に所属する荻上美都さん(13)の作品も、優秀賞に選ばれた。 記事後段で優秀賞に選ばれた作品一覧を紹介しています 放課後は音楽室に走ってくクラ… この記事は有料記事です。残り1746文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
被災者のつぶやき逃さない 避難所に「カフェ」設け20年前の恩返し
20年前、最大震度7を観測する新潟県中越地震が起きた。68人が犠牲になり、大勢の人が長い避難生活を余儀なくされた。そのとき受けた支援への恩返しを、と「チーム中越」は誕生。全国の被災地で活動を重ねてきた。この経験を生かし、今また、被災者の不安や困りごとに耳を傾けている。 先遣隊が母子避難所にトイレカー 「それぞれの避難所で困っていることを把握するのに時間がかかった」。能登半島地震の発生から2週間ほど経った1月中旬、石川県輪島市に入ったときのことを、公益社団法人「中越防災安全推進機構」(新潟県長岡市)の野村卓也さんは振り返る。 チーム中越は、長岡市内のボランティア団体や社会福祉協議会を中心に約30の団体で構成され、同機構が事務局の役割を担う。2008年に活動を開始して以降、災害のたびに団体間で情報共有しながら全国どこへでも駆けつけ、支援活動にあたってきた。 能登半島地震では、1月6日に現地の状況を確認するための先遣隊が輪島市に向かい、トイレを搭載した車両「トイレカー」を母子避難所などに設置した。前後して各団体もそれぞれ石川県入りした。 避難で分断されるコミュニティー その頃、野村さんはあることに気がついた。 「自主避難所」の多さだ。学… この記事は有料記事です。残り880文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません 能登半島地震 1月1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とする強い地震があり、石川県志賀町で震度7を観測しました。被害状況を伝える最新ニュースや、地震への備えなどの情報をお届けします。[もっと見る] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
函館の特養での身体拘束 虐待通報した元職員が提訴「報復で解雇」
北海道函館市の特別養護老人ホーム「恵楽園」で、認知症の入所者に対し不適切な身体拘束が行われていた問題で、元職員の女性が施設内での虐待行為を市に通報した後に解雇されたのは違法だとして、運営する社会福祉法人「恵山恵愛会」(菅龍彦理事長)を相手取り、職員としての地位確認や精神的苦痛による損害賠償165万円などを求める訴えを函館地裁に起こした。提訴は27日付。 高齢者虐待防止法は、虐待を受けたと思われる高齢者を発見した場合は市町村への通報を義務づけ、「通報をしたことを理由として、解雇その他不利益な取り扱いを受けない」と定める。原告代理人の倉茂尚寛弁護士は「解雇は他の従業員に対して威圧的効果を与え、虐待の隠蔽(いんぺい)を図るために実行された。合理的な理由がなく、違法・無効だ」としている。 訴状によると、元職員は2018年4月から勤務。施設では入居者に対し、タオルケットをきつく巻き付ける▽ベッドを柵で囲う▽ズボンを下げ、おむつをあらわにしたままにする――ことが行われていたという。ある入居者に確かめたところ、特定のスタッフから「くそばば」「くたばれ」「死ね」と暴言を吐かれたなどと打ち明けられたとされる。 元職員は昨年10月、一連の… この記事は有料記事です。残り638文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
中学生の集団避難、輪島市が3月下旬までに終了検討 現在は220人
能登半島地震で集団避難をしている石川県輪島市の中学生約220人について、3月下旬までに集団避難を終了させる方向で検討していることが28日、市教育委員会への取材でわかった。 市教委によると、中学3年生は卒業式に合わせて3月上旬、中学1、2年生は3月下旬の終了をめざすという。理由について、小川正教育長は「道路や上下水道の整備は進んでいる。長引けば輪島から出る方もいると思うので、一人でも多く帰ってきて欲しいという思いだ」と話した。今後保護者の意向も聞きながら、近日中に決定するという。 市は、市内にある三つの中学校の全生徒401人のうち、希望した生徒を約100キロ離れた同県白山市の施設へ集団避難させ、同行した教員らと施設で生活している。当初は集団避難の期間を最長2カ月と見込んでいた。(小川聡仁) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません 能登半島地震 1月1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とする強い地震があり、石川県志賀町で震度7を観測しました。被害状況を伝える最新ニュースや、地震への備えなどの情報をお届けします。[もっと見る] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
セクハラ認定された岐南町長、辞職願提出へ 「即辞職」否定から一転
保坂知晃2024年2月28日 17時05分(2024年2月28日 21時24分更新) 【動画】セクハラ行為の指摘を受けた岐阜・岐南町長が会見した=保坂知晃撮影 女性職員の体に触るなどのセクハラ行為を指摘されていた岐阜県岐南町の小島英雄町長(74)は28日、辞職の意向を表明した。小島氏に対しては、町の第三者調査委員会がセクハラや恫喝(どうかつ)、違法行為を含むパワハラを事実と認定した。小島氏は「報道によって心が折れた」と述べた。 小島氏は会見で「すぐ辞職すると、認めたことになる」と述べたが、会見後の朝日新聞の取材に一転して29日に辞職願を提出することを明らかにした。 27日に公表された第三者委の調査報告書は小島氏について、セクハラを含む少なくとも99の不必要な言動を認定。特定の女性職員を人目のつかない場所に呼び出し、体を触るなど深刻なセクハラも繰り返された、とした。報告書は「一部行為は強制わいせつ罪(現行法は不同意わいせつ罪)に該当する可能性のある」と指摘した。 職員には「クビ」「降格」などの言葉を伴ったパワハラを日常的にしていた。違法に支援者側に便宜を図る行為や町規定に反する対応の強要なども事実とされた。育休予定の男性職員には「ボーナスは安くなるだろうし、出世ゾーンから外れる」と発言したという。 会見で小島氏は体を触る一部行為は認めたが、「ねぎらいや感謝のつもりだった」と弁解。報告書については「私が第三者委から聞かれていないことが事実認定されている」「結論ありきの調査だ」と批判を繰り返した。 この問題は「文春オンライン」が昨年5月に報じて発覚。同7月に町が弁護士3人の第三者委を設け調査を進めていた。 小島氏は元町議で、2020年の町長選で初当選して現在1期目。(保坂知晃) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
作業中の合格者番号を誤掲載 29日発表予定、福井県の公立高入試で
朝倉義統2024年2月28日 21時30分 福井県教育委員会は28日、県立若狭東高校のホームページ(HP)に、作業中の入試合格者番号一覧が誤って掲載されていたと発表した。同校は29日午後に合格発表を予定していた。 県教委によると、システム管理を委託している業者がHPの更新作業中に誤って掲載したという。見られるようになっていたのは28日午後4時半からの約50分間。同校に一般の人から電話で指摘があり発覚した。 同校の一般選抜の募集人員は144人で、90人が受験していた。合格発表は予定通りに行うという。同教委は「受験生らに迷惑をかけ、おわび申し上げます。再発防止に努めます」としている。(朝倉義統) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
セクハラ行為は「感謝のつもり」 岐南町長会見、謝罪するも即弁解
「私が聞かれていないことまで事実と認定されている」「結論ありきの調査」――。女性職員へのセクハラ行為を認定された岐阜県岐南町の小島英雄町長(74)は28日、記者会見を開き、事実関係を調べた町の第三者調査委員会への批判を繰り返した。辞職の意向を示したが、「すぐ辞職すると(第三者委の指摘を)認めたことになる」と不満をあらわにした。(保坂知晃) 町長「忙しいので報告書は全部読んでいない」 「住民のみなさまに多大なる迷惑をかけたことをおわびします」。小島氏の会見は謝罪で始まったが、直後に弁解に変わった。 「第三者委の調査報告書は中立性を欠き、偏見がある。もう少し丁寧な調査があるべきではないか」。町が税金を投じ、調査を委託した弁護士3人でつくる第三者委をそう批判した。 27日公表の報告書は、特定… この記事は有料記事です。残り789文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
旧統一教会に新たに集団交渉申し入れ 被害対策弁護団
2024年2月29日 0時09分 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)による被害の解決を求めている全国統一教会被害対策弁護団は28日、新たに18人の財産的損害や慰謝料計約2億3千万円の支払いを求め、集団交渉を教団に申し入れた。昨年2月以来、集団交渉に加わったのは計159人、請求総額は約46億円となった。 弁護団が集団交渉を求めているのに対し、教団側は個別の交渉を主張。教団側の回答は不十分で不誠実だとして、159人のうち計139人が計約44億円の支払いを求め、28日までに東京地裁に調停を申し立てている。村越進団長は「かなりの人数だが、教団による被害全体のごく一部にすぎないと考えている。被害者が教団と闘うのはハードルが高い」と述べた。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません 旧統一教会問題 2022年7月8日に起きた安倍晋三元首相銃撃事件をきっかけに、旧統一教会の問題に注目が集まっています。特集ページはこちら。[もっと見る] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル