京都府舞鶴市の市立大浦小学校(全校児童49人)が、地域と連携して環境美化に取り組む全国の小中学校から選ばれる「環境美化教育優良校等表彰」の最優秀校に輝いた。児童たちが海岸のごみ拾いを長年続け、地域の人たちに活動の輪を広げていることが評価された。 東京・浅草で1月26日に表彰式があり、児童会長で6年の井野遥斗(はると)さん(12)と中川靖彦校長(58)が出席して賞状を受け取った。 「地域をより良くしようと、みんなでいろんなことを考えて行動した。最優秀賞を受賞することができて本当にうれしいです」と井野さんは話した。 表彰は飲料業界の6団体でつくる食品容器環境美化協会(東京)の主催で、今年度で24回目。都道府県が推薦した全国38校の中から4校が最優秀校に選ばれ、大浦小はその一つの環境大臣賞に輝いた。 大浦小学校は「児童の発信や行動は住民の心を動かし、協力の輪が広がっている」と高く評価されました。海岸のごみ拾いから、どんどん膨らんでいった児童の取り組みを紹介します。 ■海岸で「クリーン作戦」10… この記事は有料記事です。残り1131文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「野人」芸術家が残した手作りの白亜の城 放浪の末たどり着いた地で
「野人」と呼ばれた芸術家がいた。 中本誠司(せいし)は鹿児島県・屋久島で生まれた。絵を売りながら世界を放浪し、たどり着いたのが仙台の地。空き地に張ったテントで寝起きし、仲間とコンクリートをこね、奇抜な外見のアトリエ兼住居をほぼ手作りで完成させた。1976年のことだ。 仙台市青葉区東勝山の丘の上。住宅街をゆくと、スペイン風の白亜の城郭が、こつぜんと姿を現す。アントニオ・ガウディの作品かと一瞬、錯覚する。 中本はここでたくさんの絵を描き、たくさんの酒をのんだ。 「ピカソより長生きすれば、世界が評価してくれるさ」 支え続けたパートナーが、仙… この記事は有料記事です。残り719文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【大雪情報】関東甲信で大雪見通し、特急運休や高速通行止め決まる
有料記事 大山稜 狩野浩平 細沢礼輝2024年2月5日 12時31分 5日昼過ぎから6日朝にかけ、関東甲信地方を中心に警報級の大雪となる見通しだ。東京23区でも大雪の恐れがある。降雪のピークが帰宅時間帯にぶつかる恐れがあるとして、気象庁は可能な範囲で早めの帰宅を呼びかけている。 気象庁によると、低気圧が本州南岸を東に通過する影響で寒気が南下。5日昼過ぎから雨や雪が降り始め、夕方から夜遅くにかけてがピークとなる見込み。茨城から長野の広い範囲で警報級の大雪となる可能性が高いとしている。 6日正午までの24時間に予想される降雪量は、いずれも多い所で、関東北部の山地と甲信、岐阜で40センチ、福島と箱根から多摩や秩父にかけてで30センチ、関東北部平地と静岡で25センチ、関東南部平地で10センチ。 高速道路各社は立ち往生を防ぐため、一部の区間であらかじめ通行止めをするとしている。 6日朝は0度前後に気温が下がる見通しで、雪がやんでも積雪や路面凍結の交通障害が続く可能性があるという。(大山稜) ■東日本高速、正午から通行止… この記事は有料記事です。残り524文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
京成線が運転再開 架線断線で一時運転見合わせ
2024年2月5日 7時56分(2024年2月5日 9時21分更新) 5日午前5時ごろ、京成本線京成高砂駅構内で停電が発生した。京成電鉄によると、京成高砂駅付近での架線断線の影響で京成本線千住大橋―市川真間間の上下線と、成田スカイアクセス線の京成高砂―東松戸間の上下線で一時運転を見合わせた。午前9時に全線で運転を再開した。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
左ヒラメに右カレイ…じゃない 通説破りの「左カレイ」福島で発見
西堀岳路2024年2月5日 10時45分 おなかを下にしたときに頭が右向きになるのがカレイ、左向きになるのがヒラメ。これが原則のはずだが、福島県いわき市沖で1月17日、頭が左向きのカレイが見つかった。 県水産海洋研究センターが漁業調査指導船・いわき丸で漁業資源を調査中、底引き網にかかった。全長約30センチと小型のババガレイだったが、目や口の位置が本来のカレイと左右逆だった。同センターによると、小判型の特徴的な体形や小さい口、うろこの形などから、ヒラメではなく、まぎれもないババガレイという。 担当者によると、カレイもヒラメも稚魚のうちは、メダカのように口は正面、目は両側にあるが、大きくなるにつれて「顔」が体の左右どちらかに偏っていく。「その過程で、ごくまれに何らかの要因で逆になってしまう個体があるのです」 飼育研究などから、そうした「奇形種」は長生きできないため、成魚で捕獲されるのは、なおさら珍しいという。今回この「左カレイ」は、胃の内容物など様々な研究や測定に協力して解剖、解体されてしまったため、捨てるほかなかったそうだ。 ちなみに市場では「左カレイ」だからとプレミア価格がつくことはなく、味にも変わりはないのだとか。(西堀岳路) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
月面探査ロボ「LEV―2」の模型、タカラトミーゆかりの地で展示中
1月20日に月面に着陸した月探査機SLIM(スリム)。そこから月面着陸直前に分離され、月面やSLIMを撮影した小型ロボット「LEV(レブ)―2(ツー)」(愛称SORA(ソラ)―Q(キュー))の模型などが、埼玉県吉川市役所1階に展示されている。 このロボットは、タカラトミーが宇宙航空研究開発機構(JAXA)などと共同開発した。同市は、同社創業者の富山栄市郎氏(1902~78)の出身地。2月に同社が創業100周年を迎えるのを機に、市生涯学習課が展示を企画した。富山氏の生い立ちなども紹介している。 SORA―Qは、搭載したカメラで撮影した月面の画像や、月面走行時のデータなどを、もう一つのロボット「LEV―1」を経由して地球へ送信する役割を担っている。 直径約8センチ重さ約250… この記事は有料記事です。残り383文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
京成本線と成田スカイアクセス線で運転見合わせ 架線断線の影響
2024年2月5日 7時56分 京成電鉄のホームページによると、京成高砂駅付近での架線断線の影響で5日朝、京成本線千住大橋―市川真間間の上下線と、成田スカイアクセス線の京成高砂―東松戸間の上下線で運転を見合わせている。 京成本線については、午前9時半の再開を見込んでいるという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
あやうい「なんとなく暴力団規制」 ETC巡る訴訟、憲法学者の危惧
有料記事 聞き手・藤田知也2024年2月5日 8時00分 高速道路6社が暴力団への規制を強め、クレジットカードがなくてもETCを使えるETCパーソナルカード(パソカ)からの排除を徹底しています。これに対して愛知県の暴力団幹部は昨年、法の下の平等を定める憲法14条などに反するとして6社を提訴し、いまも係争中。憲法に照らすと、どのような争点が浮かぶのか。憲法学者で立命館大法科大学院教授の倉田玲さんに聞きました。 ――高速道を走ることは、日本国憲法で保障された権利だと言えますか。 「憲法第22条第1項は『居住、移転及び職業選択の自由』を定めている。高速道を走る自由は、公共の道路を日常的に通れるのと同じように『移転の自由』に含む形で権利として保障される。暴力団員であっても同じだ」 ――暴力団員であることを理由にパソカを使わせない行為は、どう評価されますか。 「どの程度の制約や権利侵害になるかがポイントの一つだ。高速道から完全に排除すれば権利の侵害と言えるが、カードがなくてもETCレーンを通れるなら話は変わる。現金で利用する場合の手間や負担がどの程度か、身近なインターはどうなっているか。そうした実害の程度によっても判断は違ってくる」 ――憲法で保障された権利の制約や侵害が許されるのは、どのような場合でしょうか。 「憲法第22条第1項には『公共の福祉に反しない限り』という前置きがある。公共の福祉は、みんなの幸せを指す。他人に迷惑をかけるような権利の使い方は認められず、制約できると解釈される」 民間企業と同じ論法は通用しない ――高速道での『公共の福祉』とは何でしょうか。 「パソカの利用規約には以前… この記事は有料記事です。残り2391文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
高速6社「暴力団員もETC使わず走行可に」 憲法違反の訴えに反論
暴力団員であることを理由にETCパーソナルカード(パソカ)を使わせないのは違法だとして、暴力団幹部が利用の継続を求めた名古屋地裁での訴訟で、高速道路6社が棄却を求めて争っている。6社は高速道のETC専用化を進める一方で、暴力団員もETCを使わずに走れるようになるとして、憲法違反にはあたらないとの主張だ。 パソカはクレジットカードがなくてもETCを使えるようにするサービスで、ETCの利用率を高める狙いがある。高速道は2025年度に都市部、30年度ごろに全国で「ETC専用」とする計画だ。 パソカはクレカを作れない暴力団関係者にも広く使われてきた。原告の暴力団幹部は昨年2月に会員資格を取り消され、5月に高速6社と国を相手取って提訴。パソカを使わせないのは「不合理な差別」だとし、法の下の平等を定める憲法14条などに反すると訴えた。 これに対して被告側の6社は、国がETC非対応車の料金徴収を検討中だとし、誤進入車を誘導するサポートレーンを使えば、パソカのない暴力団員でもETC専用の出入り口を通れると主張。暴力団排除は社会の要請であり、組員が自ら脱退できることからも違法とはならないと反論している。 国はETC専用化の計画を20年に公表した際、ETC非対応車の料金徴収を検討すると表明したが、結論はまだ示されていない。 NEXCO東日本の広報担当者は「係争中なので(訴訟に関する)コメントは控える」としつつ、パソカの規制強化については「不当要求の防止に資する」とした。 パソカをめぐっては愛知県警… この記事は有料記事です。残り316文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
海底隆起の輪島港、漁に出られず再開も見通せず 農水相に支援を要望
坂本哲志農林水産相が4日、能登半島地震で大きな被害が出た石川県輪島市の輪島港を視察した。水揚げが県内随一の港だが、海底が隆起した影響で水深が足りなくなるなどし、漁に出られない状態。再開の見通しも立っていないという。 県によると、輪島港には、刺し網漁船や底引き網漁船など約200隻が停泊。冬場はタラやブリ、ズワイガニなどが水揚げされる。地震では海底が1~1・5メートルほど隆起し、港内には漁船2隻が座礁したままになっている。 坂本農水相や馳浩知事は、漁船が停泊する岸や給油施設、荷さばき所を回り、漁業関係者から被害状況の説明を受けた。 視察後には、漁業関係者との意見交換会があった。県漁業協同組合の笹原丈光組合長が「壊滅的な状態で、復興は私たちの力だけでは到底無理。国、県に力を借りて、一日でも早く再生させたい」と要望した。坂本農水相は「何から手をつけるか、どういう工程で復旧工事をやるのかを早く示すことが大切。輪島が再びにぎわいを取り戻せるよう、全力で頑張りたい」と応じた。(岡純太郎) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません 能登半島地震 1月1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とする強い地震があり、石川県志賀町で震度7を観測しました。被害状況を伝える最新ニュースや、地震への備えなどの情報をお届けします。[もっと見る] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル