2024年2月4日 19時30分 4日午後0時半ごろ、大阪市西区南堀江1丁目の道頓堀川で、遊覧船に乗っていた男性から「人が浮いている」と110番通報があった。大阪府警浪速署によると、浮いていたのは20~30代とみられる男性で、すでに死亡していた。頭や首の付近が損傷しており、府警は事故と事件の両面で死因や身元を調べている。 署によると、男性は灰色のフード付きトレーナーと黒色のズボンなどを身につけていた。現場はJR難波駅から北に約350メートルの飲食店などが立ち並ぶ一角。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
地震翌日から被災地で通常営業 北陸発のドラッグストア「ゲンキー」
能登半島地震の被災地では、多くのスーパーやコンビニが営業できなくなった。そんななか、震災翌日から通常営業を始めたチェーン店がある。人呼んで「ゲンキー最強」。 北陸発のドラッグストアチェーン「ゲンキー」(本社・福井県坂井市)。石川県輪島市にあるゲンキー河井店は、「輪島朝市」から南東に600~700メートルほどのところにある。地震ではドアのガラスが割れ、商品が床に散乱した。そんな中でも、翌日から通常営業している。 震災から1カ月たった2月1日には、陳列棚にハクサイやキャベツ、鶏肉などが並んでいた。訪れた客たちは総菜のカレーやおにぎり、冷凍食品などをかごに入れ、レジの前に列をつくった。 ゲンキーは1988年、福井市で1号店を開いた。現在、福井県、石川県、愛知県などで400を超える店舗を展開している。特に被害が大きい奥能登の2市2町には6店舗ある。 ゲンキー本社によると、元日は休業だった。地震発生直後、従業員の安否や店舗の被害状況を確認。奥能登の店舗では天井が落ちたり、ガラスが割れたりしたが、従業員は全員無事だったという。 営業再開は「2日午前10時」を予定していた。どうするか。藤永賢一社長や店舗の運営部長らは、本社に集まって話し合った。 「本社から応援は何人出せる… この記事は有料記事です。残り492文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません 能登半島地震 1月1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とする強い地震があり、石川県志賀町で震度7を観測しました。被害状況を伝える最新ニュースや、地震への備えなどの情報をお届けします。[もっと見る] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
息子の「好き」、親の熱量が上回った時に変化が… 好奇心と余白時間
都内で3人の子どもを育てているチャコさん。 小学2年生になった長男は陽気で、人を楽しませることが大好きだ。 そんな彼が3歳ごろからハマっていたのが「恐竜」だ。 きっかけは、よく見ていた子ども向け動画に登場していたティラノサウルス。 何度も再生するので、「興味を持ったらいいな」と恐竜図鑑を買った。 すると、付属していたDVDを繰り返し視聴し、セリフを丸暗記するまでになった。 その記憶力や観察力にびっくりした出来事がある。 恐竜の森をモチーフにしたエリアがある「子供の森公園」(品川区)へ行った時のこと。 チャコさんが恐竜の像を指さして「ほらティラノサウルスだよ」と言うと、こんな解説が返ってきた。 「いや、あれはティラノじゃなくて、たぶんアロサウルス。ティラノは指が2本だから」 スマホですぐに検索すると、ティラノサウルスは2本、アロサウルスは3本と出てきた。 おむつが外れたばかりの幼稚園年少の子が、そんなことまで知っているとは。 我が子ながら、驚きを超えて感動さえ覚えた。 年長になった長男は 「この子の『好き』を広げて、伸ばしてあげなくては」 そんな使命感に駆られ、図鑑やフィギュアなどを大量に買った。 図鑑を6冊、DVDは十数枚、フィギュアは計40体ほどに。 ただ与えるだけでなく、暇さえあれば一緒に図鑑を眺め、フィギュアで遊んだ。 チャコさん自身も恐竜に興味が湧き、どんどん知識が増えていった。 ティラノサウルスには羽毛があり、生きた恐竜を襲って食べるのではなく死体の肉をあさっていたという説を読んで、驚いた。 スピノサウルスの復元図には変遷があると知り、化石から大昔の生き物の姿や生活を想像することの難しさや楽しさを感じた。 こうした知識を息子に伝えることで、恐竜を起点に様々な現象に興味を持ってほしいと思っていた。 しかし、そんな恐竜好きの時期は、まもなく終わりを迎える。 年長になった長男が「ねぇ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
沈む峡谷「150年に一度の大雨」の風景 熊本のダムで水ため試験
城戸康秀2024年2月4日 16時16分 【動画】試験湛水による満水が近づく立野ダム=加久雅之撮影 熊本県阿蘇地方で国土交通省が建設を進め、3月末に完成予定の立野ダムで試験湛水(たんすい)中だ。1月15日に始まり、阿蘇のカルデラから流れる水が削った立野峡谷に徐々に水がたまり、2月3日夜には最高水位を越えて高さ約90メートルのダム本体最上部から水があふれた。 立野ダムは全国最大規模の洪水調整用流水型ダムで、普段は川の水をためずに下流へ流すのが特徴。試験湛水ではダム本体や周辺地盤の安全などを確認する。一部が水没する阿蘇北向谷原始林(国天然記念物)への影響も調べる。 流水型ダムの歴史は浅く、効果や環境への影響などの評価が定まっていないと指摘する声もある。 ダムがあふれるのは150年に一度級の大雨が降った時とされ、関係者は「これが最初で最後であってほしい」と願う。 ダム事業は熊本市など下流域の水害を防ぐため1983年に着手された。総事業費は約1270億円。(城戸康秀) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
群馬の老舗そば「すかや本店」、約200年の歴史に幕 常連客ら行列
角津栄一2024年2月4日 11時54分 江戸期創業の老舗そば店「すかや本店」(群馬県高崎市)が1月31日、2世紀近い歴史に幕を閉じた。最後の営業とあって昼には数十人が列を作り、閉店1時間前にはそばが売り切れた。別れを惜しみ、須賀玲子社長にあいさつする常連客が相次いだ。 すかや本店は1830(天保元)年に創業。1968年にスズラン高崎店が開業すると、中心街から移った。中心街に店があったころを知る女性は「映画を見た後、すかや本店でそばを食べたのを思い出すわ」。当時の商店街の様子を懐かしそうに思い出しながら、須賀社長と言葉を交わしていた。 営業最後の日を迎え、須賀社長は数多くの常連客から声を掛けられた。「お客様から励ましの言葉をたくさんいただきました。一人ひとり、色々な思い出を語っていらっしゃいました」 スズラン高崎店は一時閉店し、約1カ月後、隣接地に新店舗がオープンする。営業終了後、スズランの高橋英二店長は店頭に集まった人たちに向けて、「たくさんのお客様に支えられて本日まで営業してきました。新店舗で笑顔で皆さまとお会いできるのを楽しみにしております」と述べた。(角津栄一) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
滋賀県民4割が乗った「うみのこ」 琵琶湖で環境学ぶ船、記者も同乗
滋賀県民の5人に2人は乗船経験があるという、琵琶湖の環境学習船「うみのこ」。昨夏に就航40周年を迎え、「乗ったか、乗っていないかで年齢を確かめる」のが「滋賀あるある」の一つだ。いったい、どんな学びをしているのだろう? 県外出身の記者(36)が、小学5年生の児童たちと1泊2日の航海に出かけた。(林利香) 【動画】琵琶湖の学習船「うみのこ」30時間の船旅=林利香記者撮影 9:30 乗船、出航 大津港に集まったのは、大津市内の大石小と瀬田東小の子どもたち計118人。約30時間の航海が始まる。少し緊張した面持ちで、乗り込んでいく。 「ドン、ドン、ドドドドドン」 代表の児童が銅鑼(どら)の音を響かせると、うみのこがゆっくりと動き出した。複数の小学校が参加するのは、他校の子どもたちと交流するためだ。大石小の三木遥斗さんは「大石も瀬田東も、同じくらい仲良く過ごしたい」。 10:15 開校式 船内の活動は、2校が交じった班に分かれて、12部屋で行われる。リモートで開校式が始まり、周航歌「希望の船」の歌声が響いた。 学習航海の事業を担う県立びわ湖フローティングスクール(FS)の寺井正治さんがあいさつした。「うみのこには教科書が三つあります。一つは、琵琶湖そのもの。湖上の景色や琵琶湖からみる滋賀の景色から、琵琶湖のことを学んでください。二つ目はうみのこ。限られたスペースで、友だちとの共同生活を学んでください。三つ目は友だちとの30時間の航海。友だちのよいところを見つけてください」 救命胴衣を着て、真剣な表情 11:10 避難訓練… この記事は有料記事です。残り2870文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
JR大森駅近くで火災、京浜東北線運転見合わせ 乗客は歩いて駅へ
板倉大地 野口憲太2024年2月4日 13時01分 4日午前10時過ぎ、東京都大田区山王2丁目の飲食店が燃えていると、119番通報があった。現場はJR大森駅のすぐ近く。東京消防庁によると、20代の男性1人がけがをしたという。 東京消防庁や警視庁によると、この火災で2棟が焼けた。爆発音がしたという情報がある。火災は午後0時40分ごろに鎮圧した。けがをした男性は当時意識があり、病院へ搬送されたという。 JR東日本によると、火災の影響で、JR京浜東北線の品川―蒲田駅間と、JR東海道線の品川―横浜駅間の上下線で運転を見合わせた。いずれも午後1時36分に運転を再開した。 また、京浜東北線では、走行中だった10両編成の電車1本が大森―蒲田駅間で停車した。午前11時過ぎ、乗客約800人を線路に降ろして、徒歩で蒲田駅に誘導した。乗客にけが人の情報はないという。(板倉大地、野口憲太) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
仮設住宅の需要、予定戸数を超過 海と山の能登、建設適地「少ない」
多くの住宅が損壊した能登半島地震の被災地で3日、応急仮設住宅への入居が始まった。最初は石川県輪島市内の18戸で、3月末までに県内で約1300戸が入居できるようになる見通しだ。 入居が始まったのは観光施設「輪島キリコ会館」近くの仮設住宅。2DK14戸と4DK4戸に、18世帯の約55人が入る予定になっている。木のぬくもりが感じられる内装で、窓ガラスは寒さ対策のため3重に。オイルヒーターも備えられている。市内はまだほぼ全域で断水しているが、室外に貯水槽が設置され、浴槽などで水が使える。 鍵を受け取った蕨野(わらびの)永治さん(75)は、一人暮らしをしていた観光名所「輪島朝市」近くの自宅が地震後の大規模火災で焼け、避難所で過ごしてきた。「プライベートな場所ができて助かる」と言う一方、まだ入居できていない人たちのことを思い、「うれしさ半分、申し訳なさ半分です」とも話した。 県内では1万4千人余りが避難所で過ごしている。県は3月末までに仮設住宅のほかに、県内で賃貸物件を県が借り上げる「みなし仮設住宅」約4300戸、公営住宅約900戸を確保する。 応急仮設住宅をめぐっては、入居の希望者数が建設予定の戸数を上回っており、増設できるかが課題となっている。 入居が始まった3日、石川県… この記事は有料記事です。残り700文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません 能登半島地震 1月1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とする強い地震があり、石川県志賀町で震度7を観測しました。被害状況を伝える最新ニュースや、地震への備えなどの情報をお届けします。[もっと見る] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「飲酒運転、見逃さない」 17歳高校生の死悼み市と警察が撲滅誓う
西田慎介 西岡矩毅2024年2月4日 8時30分 福岡県大牟田市で1月末、飲酒運転による事故で17歳の高校生が亡くなったことを受け、市と福岡県警大牟田署は2日、大牟田文化会館で緊急の飲酒運転撲滅大会を開いた。交通安全協会員ら市民約120人が参加し、飲酒運転の根絶を誓った。 事故は、1月29日午後9時10分ごろ発生。県道交差点で原付きバイクと軽乗用車が衝突し、バイクに乗っていた市内の高校生の山下和真さん(17)が頭を強く打って死亡した。 車を運転していた市内の無職井上雄二容疑者(61)は道路交通法違反(酒気帯び)容疑で逮捕され、呼気からは基準値の約4倍のアルコールが検出された。署によると、「29日午前2時から午前6時まで自宅で焼酎のお湯割りを十数杯飲んでいた」と供述しているといい、自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死)の疑いを視野に捜査を進めている。 2日の大会では、那須重人署長が、飲酒運転は「重大な犯罪」とし、昨年の県内の検挙数を紹介。1536件(前年比145件増)で、うち大牟田署管内は64件(同29件増)だった。 そのうえで、那須署長は「飲酒運転をしている人を知っている、見たという方はためらうことなく110番を」と強く呼びかけた。昨年、同署には123件の情報が寄せられ、12件が検挙につながったという。 また、11年2月に飲酒運転の車にはねられて長男を亡くしたNPO法人はぁとスペース代表理事の山本美也子さん(55)が講演。「命が奪われてからでは遅すぎる。飲酒運転を止めないといけない」と訴え、「(警察への通報は)いじめや告げ口ではなく、飲酒運転をする人を出さないという思いやりの心です」と呼びかけた。 大会の最後に参加者らは「飲酒運転は絶対しない、させない、許さない、そして見逃さない」と声を上げた。(西田慎介、西岡矩毅) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
犯罪の背景に障害があったら? 再犯防ぐためには 札幌でシンポ開催
刑法犯で逮捕や書類送検された人のうち、およそ2人に1人が「再犯者」となっている現状を受け、再犯防止について考えるシンポジウムが3日、札幌市中央区で開かれた。札幌高検など法務省管轄の4機関が主催し、オンラインを含め約150人が参加した。 これまで再犯の背景として、貧困や家庭環境、依存症といった精神疾患や障害などが指摘されてきた。刑務所での服役後に出所する人に対しては、就労支援や福祉サービスとの連携といった「出口支援」が行われている。 この日のパネルディスカッションでは、刑務所に入る前の「入口支援」がテーマとなった。 検察が犯罪の成立は認めた上で悪質性などを考慮して起訴を見送る「起訴猶予」や、裁判官が有罪を認めた上で刑の執行まで期間を置く「執行猶予」になった人は、刑務所に入ることはなく社会に戻る。 このうち障害や経済的困窮といった背景がある人に対して、再犯をしない環境作りのための支援を検察庁が行っており、「入口支援」と呼ばれている。 実例も紹介された… この記事は有料記事です。残り272文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル