23日午前6時20分ごろ、北九州市小倉南区徳力4丁目の養護老人ホームで、施設職員の男性から「入所者が2人倒れている。1人は首に傷がある」と110番通報があった。福岡県警によると、70代の男性2人が同じ居室内で倒れており、いずれもその場で死亡が確認された。 捜査関係者によると、2人は施設の同じフロアに入居。県警は2人の間で何らかのトラブルがあったとみて、殺人事件として状況を調べている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
太平洋戦争末期の「五竜号」墜落 忘れられた歴史に地元住民が光
1944年2月12日。長崎県諫早市高来町の山中に1機の航空機が墜落した。軍民共用の輸送機「五竜号」。50年以上前に慰霊碑も建てられたが、ここ最近は忘れられた存在に。80年前に起きた悲劇の実態をあらためて掘り起こそうと地元の人たちが取り組んでいる。 今年2月12日。諫早市内の寺で住民と墜落機の犠牲者遺族ら60人が参加し、「八十回忌」法要が営まれた。墜落現場に立つ慰霊碑を前に「19年前に訪れた際は、亡くなった人々はこんな薄暗い山中で寂しいだろうなと思った。今は明るい空間ができて喜んでいると思う。地元の人たちが心を込めて供養して下さり、感謝しかありません」。墜落事故で亡くなった須田重蔵大佐の孫で、北海道大学医学部の客員教授の須田浩太さん(57)は涙ぐんだ。 第2次世界大戦の間、日本の民間航空は自由に乗客を乗せることができなくなり、民間輸送機は軍の管理下で輸送任務を担うことになった。五竜号は日本の支配地域と本土間で効率的に連絡をとるため、航空輸送を独占営業していた大日本航空の双発輸送機。三菱製で爆撃機を改装。「MC-21」と呼ばれていた。 悪天候下、どうして飛行? 事故を調査した地元の住民団… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
核廃絶や気候危機解決へ未来アクションフェス 若者よ、国立に集え
核兵器廃絶や気候危機の解決に向けて若い世代で連帯しようと、「未来アクションフェス ~今、ここから、持続可能な未来への行動を~」が24日午後3~6時、国立競技場(東京都新宿区)で開かれる。国内外の若者が集い、国連大学のチリツィ・マルワラ学長や国連広報センターの根本かおる所長も駆けつける。 若者らでつくる「未来アクションフェス実行委員会」が主催。核兵器や気候変動をテーマにトークセッションや参加型クイズを行う。若者を対象に独自に行った意識調査の結果も踏まえ、共同声明を発表する。 9月に国連で開催される「未来サミット」に向けて連帯し、行動を起こすきっかけにする狙い。場外では正午から、それぞれの活動を紹介する展示が並び、さまざまなキッチンカーも集まる。 歌手の島谷ひとみさん、人気ユーチューバー「フィッシャーズ」、お笑いコンビ「ナイツ」も出演予定。入場には事前予約のチケットが必要。無料のLIVE配信もある。詳細はホームページ(https://mirai-action-fes.jp/)から。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「親に愛してほしかった」 宗教2世の遺書から生まれた映画が公開
宗教2世が残した一通の遺書から、映画が生まれた。監督自身も新興宗教の元信者。300人以上の2世らの証言を集め、宗教を背景とする虐待の実態を描いている。 映画「ゆるし」は、新興宗教の信者を母に持つ、高校生の2世信者「すず」が主人公。教えに反すると、母からむちで打たれるなど虐待を受け、学校でも宗教を理由に同級生らからいじめを受けていた。だが祖父母に会ったことをきっかけに、入信前の優しい母の姿を知り、教義に疑問を持ち始める――。 監督・脚本・主演などを務めたのは、平田うららさん(23)。大学時代、就職活動でうまくいかず、悩んでいた時に新興宗教を紹介された。自分に自信を失っていたが、肯定されるような言葉をかけられ、心の支えになっていった。 だが、信者ではない交際相手や友人と関係を絶つように教団から言われ、次第に教義に違和感を抱くようになる。 映画は4月4日までアップリンク吉祥寺で上映されています。今後も、大阪や京都などでも上映予定だそうです。 ある牧師に相談すると、「神… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
トイレの汚水が36年間、川に流出か 川崎市の施設で管の接続ミス
川崎市は22日、市の複合施設「錦ケ丘老人いこいの家・錦ケ丘こども文化センター」(多摩区)で雨水管と汚水管が誤って接続され、長年にわたって雨水管を通ってトイレなどの汚水が五反田川に流出していたと発表した。 市によると、施設が開館した1974年は浄化槽を利用し、88年ごろに公共下水道への接続工事があった。このときに汚水管と雨水管を付け間違えたとみられ、流出は約36年続いていたことになる。市は当時の書類が残っておらず、詳細は不明だとしている。 市上下水道局によると、汚水管と雨水管の誤接続は市下水道条例に抵触するという。 7日に市環境局に、「五反田川が白濁している」と連絡があり、原因を調べる中で誤接続が判明した。現在はポンプなどを使って汚水が流出しない措置をとったという。(佐藤英法) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「私はここにいる」 顔や名前を出して立ち上がる性暴力被害者たち
長い間、社会の中で性暴力被害は恥じるものとされ、隠され、ないことにされてきた。それゆえに被害を訴えることは難しく、多くの当事者は沈黙を強いられてきた。それでも最近、名前や顔を出し、被害を訴える人が相次いでいる。誹謗(ひぼう)中傷や周囲の対応でさらに傷つく可能性がありながら、声を上げる。当事者たちにその思いを聞いた。(編集委員・大久保真紀、島崎周) 「存在がないもののように扱われてきた」 「長年、存在がないもののように扱われて暴力を受けてきた私に対して、いまの私がたったひとつ、やってあげられることだと思った」 天台宗の寺の僧侶からの性暴力被害を訴える尼僧の叡敦(えいちょう)さんは、1月末に法名や顔を明らかにして記者会見した理由をそう語る。「私がここにいるよ、生きていますよということを伝えるため」とも言った。 叡敦さんは50代。約14年… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
フェイク、AI、フィルターバブル…ネットの注意点、教科書に続々
2025年度から中学校で使われる教科書の検定結果が公表された。インターネットやSNSについて、使う上での注意点などの「情報モラル」を各社が様々な教科で取り上げている。 「グルメサイトの口コミ情報の信頼性は?」「私たちがフェイクニュースを信じやすい理由」……。三省堂の3年生向けの国語では、そんな内容が11ページある。大半は新たに盛り込んだ。担当者は「中学生もネット情報に接する機会が増えるなか、身近なテーマから情報を読み解く力を身につけてもらいたい」と話す。消費者としての教育の意味合いもあるという。 文部科学省によると、「ファクトチェック」と「フェイクニュース」は多くの教科に盛り込まれている。特に国語では全4社が両方またはどちらかを紹介している。 光村図書は2年生の国語で新たに、ネット情報の信頼性を判断する方法や情報発信時の心得に関する文章を載せた。担当者は「重要なのはやはり言葉の力。ネットやSNSの特性を踏まえ、豊かで信頼のおける言葉の使い手になってほしい」と狙いを語る。 また、教育出版は公民で、好… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
からかわれた手の震え「水俣病でなければ何」 敗訴判決に原告怒り
「原告らの請求をいずれも棄却する」。22日の熊本地裁判決に、ノーモア・ミナマタ2次訴訟の原告たちは「不当な判決だ」と怒りをあらわにした。すべての水俣病被害者救済までは闘い抜く――。11年前の提訴時からの思いを強くした。 熊本の話だと思っていた水俣病 「ノーモア・ミナマタ2次訴訟」の熊本訴訟で原告副団長を務める村山悦三さん(78)=鹿児島県出水市=は22日、「不当な判決」と怒りをあらわにした。 熊本訴訟は、14陣までにわたる原告1400人のうち鹿児島県在住者が759人で、熊本県の616人を上回る。「水俣病といえば熊本の話だと思っていた。遅ればせながら自分は水俣病ではないかと思い、水俣病被害者救済特別措置法(特措法)の救済策に手を挙げたのにはねられた。鹿児島にはそんな原告が多い」とみる。 村山さんは旧出水市の西隣にある旧高尾野町(現出水市高尾野町)で1945年に生まれ、ずっと高尾野町内に暮らしてきた。実家は海岸に近く、母親がハマグリやシオフキ貝などを、長兄がボラやイワシ、アジなどを捕ってきて、それが食卓に上がった。 小さい頃から両肩がこわばり頭が重かった。食べ物の味がわかりにくかった。腐敗しかけたみそ汁を飲んでも、味の異変に気づかず飲み干した。 30歳ごろから手足のしびれ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
岐阜県揖斐川町で震度4を観測 津波の心配はなし
朝日新聞デジタルに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。Copyright © The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission. Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
長崎のターミナルで火災、黒い煙で一時騒然 コンテナ荷物など燃える
【動画】長崎港の大波止ターミナルで火災=付近住民撮影 22日午後3時50分ごろ、長崎市元船町の長崎港ターミナル付近で、関係者から「(荷物を載せる)パレットの上の荷物が燃えている」と119番通報があった。長崎署や長崎市消防局によると、火は約1時間後に消し止められ、鉄製のコンテナとパレットの複数個が燃えた。けが人はいなかった。 現場はフェリーなどが接岸する場所。発生から鎮圧まで20分ほどだったが、一時は黒煙がもうもうと上がり、現場周辺は騒然となった。消防車のサイレンを聞いて駆けつけたという長崎市の男性(34)は「黒い煙が高く上がっているのが見えた。びっくりしました」と話していた。(岡田真実) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル