宮内庁は1日午前0時に、インスタグラムの公式アカウント(kunaicho_jp)を開設した。同日午後2時時点で、フォロワーは16万人を超えていた。同庁がSNSを使って情報発信するのは初めて。 アカウント名は「宮内庁/Imperial Household Agency」。今年1月1日以降の天皇、皇后両陛下の活動の写真や動画が投稿されている。 同庁は情報発信強化をめざし、昨年4月に広報室を新設。インスタへの投稿は広報室員が担っているという。今後、X(旧ツイッター)などの活用も検討するという。 宮内庁の黒田武一郎次長は「若年層を含む幅広い層の方々に皇室に関する発信をぜひご覧いただきたい。引き続き、努力を重ねる」と話した。(力丸祥子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【写真まとめ】変わらぬ景色、焼け跡で祈る 能登半島地震から3カ月
朝日新聞デジタルに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。Copyright © The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission. Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「頑張ったなと」「はちみつ嫌いで…」タンタン、飼育員が明かす素顔
日本にいるパンダで最高齢だった、神戸市立王子動物園の雌のジャイアントパンダ「タンタン(旦旦)」が3月31日に死んだ。28歳だった。動物園で1日午後に開かれた会見には、加古裕二郎園長、獣医師、飼育員2人が参加した。やりとりは以下の通り。 《――最近の容体は》 昨年秋ごろから固形の餌を食べなくなり、液体の栄養食だけを食べて治療に取り組んできた。 3月13日には液体の栄養食も飲まなくなり、ほとんど寝ていた。(21年3月に判明した)心臓疾患のための投薬もできなくなった。 3月15日以降、24時間態… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「ここで一生を終えたい」 輪島朝市で涙、思い出焼けた自宅跡で
能登半島地震から1日で3カ月。地震による火災で多くの建物が焼け落ちた輪島市の朝市通りでは、涙を流しながら焼け落ちた自宅跡を見つめる槌谷義雄さん(82)の姿があった。「3カ月が経ち、少しでも自分の家のことを忘れないように」と、何か残っているものがないか探しに来たという。 一人暮らしだった槌谷さんは、地震が起きた1月1日は帰省した娘と一緒にいて被災。津波が来ると言われ近所の人と3人で逃げた。その後の火災で、家庭用の金庫や思い出の写真などもすべて焼けてしまった。 結婚し、22歳の時にこの家に来て60年。この場所で家を建て直すのは難しいが、輪島を離れようとは思わない。 「輪島が大好き。必ず復興して欲しい。ここで一生を終えたい」(吉田耕一郎) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
JR北海道、25年4月に運賃平均8%値上げ方針 遠い「経営自立」
JR北海道は1日、2025年4月に平均約8%の運賃値上げを実施する方針を表明した。実現すれば、19年10月の消費税率引き上げに合わせた値上げ以来となる。物価高騰などが理由で、年間約37億円の増収を見こむ。それでも、最終的なもうけを示す純損益は25年度に国の財政支援も入れてかろうじて黒字転換する見通しで、厳しい状況が続く。 値上げには国の認可が必要で、JR北は今年9月までに国に申請する方針。消費増税分の転嫁以外での値上げは1996年、2019年に続き3度目となる。3度目の値上げ実施はJR各社では北海道が初という。 値上げ幅は平均約8%で調整し、距離や運賃の種類ごとの値上げ幅は今後公表する。前回19年10月は平均で11・1%(消費税増税分を除くと9・1%)値上げし、初乗り運賃は170円から200円となった。 JR北の綿貫泰之社長は会見… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
漫画家が約4700万円脱税容疑 福岡国税局が告発
所得税約4700万円を脱税したとして、福岡国税局は1日、福岡市南区の漫画家、池田恵理香氏(36)を所得税法違反の疑いで福岡地検に告発したと発表した。 発表によると、池田氏は漫画を描いて出版社から原稿料や印税収入を得ていたのに、2019~21年分の所得計約2億6千万円の確定申告をせず、所得税約4700万円を脱税した疑いがある。 関係者によると、池田氏はテレビアニメ化された漫画「薬屋のひとりごと」の作画を担当した「ねこクラゲ」氏とみられる。ねこクラゲ氏は1日、「X」(旧ツイッター)で「誠に申し訳ありません。税金に無知であったため確定申告を怠っていました。全額をすぐに納付しており、税理士に依頼して適正な申告、納税を続けています」などとコメントを出した。(上月英興、西岡矩毅) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
森友文書、財務省の非開示決定は「理由ない」 総務省の審査会が答申
学校法人森友学園の国有地売却をめぐる財務省の公文書改ざん問題で改ざんを強いられ、自死した近畿財務局職員の赤木俊夫さん(当時54)の妻雅子さん(53)が行政文書の開示を求めたところ、存否も明かさずに不開示とした同省の決定について、総務省の情報公開・個人情報保護審査会が取り消すよう答申したことがわかった。3月29日付で、雅子さん側の代理人が明らかにした。 雅子さんは2021年8月、財務省が大阪地検に任意提出した文書などの開示を求めたが、捜査への支障を理由に不開示とされたため、同省に不服申し立てをしていた。 審査会は答申で「存否を答えても、判明するのは財務省が文書を提出した事実の有無などにとどまり、そのことは一般に想定されている事柄だ」と指摘。捜査に支障はないとして、同省の決定には「相当の理由がない」と結論づけた。 雅子さん側代理人の坂本団弁護士は朝日新聞の取材に、「当然の結論ではあるが、正しい判断をしてくれた。財務省には速やかに不開示決定を取り消し、文書開示をするよう求める」と話した。 不開示決定を巡っては、雅子さんが裁判でも国に取り消しを求めて係争中。昨年9月の一審・大阪地裁は、「同種事件で罪証隠滅が容易になる可能性がある」として決定は妥当と判断したため、雅子さん側が控訴した。(山本逸生) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
死亡した生活保護受給者の遺留金31万円紛失 東京・練馬区
東京都練馬区は1日、死亡した生活保護受給者の「遺留金」31万8046円を紛失したと発表した。盗まれた可能性がある。区は職員らへの聞き取りを進め、石神井署に被害届を出す予定。 区によると、遺留金は大泉総合福祉事務所(東大泉1丁目)の金庫室で、現金のまま手提げ金庫に入れて管理していた。紛失したのは2022年11月に亡くなった1人分。23年7月に群馬県内の施設から預かった。 今年3月28日に担当する職員が引き継ぎのため確認したところ、紛失が判明。事務所内を捜したが、見つからなかった。区の聞き取りに担当者は「最後に確認したのは1カ月前の2月28日だった」と説明したという。 区では13年、学校などの複数の職場で区が管理する「準公金」の金銭事故が連続発生し、対策検討委員会を設置。管理マニュアルを策定し「現金ではなく口座で管理する」などのルールを定めていたが、今回は守られていなかった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
マッチングアプリの「女性」から投資話 男性が1.1億円詐欺被害
熊本県警玉名署は1日、県内北部に住む60代の男性がSNSで知り合った人物からもうけ話を持ちかけられ、1カ月足らずで約1億1千万円をだまし取られたと発表した。 調べによると、男性はマッチングアプリで女性を名乗る人物と知り合った。SNSでやりとりするうちに「FX投資でお金を増やす方法がある」と提案され、3月初旬~下旬、指定された複数の口座に500万~1千万円を約20回にわたって振り込んだ。この人物とは会ってもおらず、電話で会話もしていなかった。 男性は無職で、お金は預貯金から振り込んだ。親族に相談し、「それは詐欺じゃなかと」と言われたのをきっかけに3月27日、玉名署に相談したという。(森北喜久馬) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
震災の苦しみの先で見た日差しの中の桜並木 いつかきっと、春ららら
記者コラム 「多事奏論」 文化部(大阪)記者 河合真美江 お花見ぼんぼりが桜並木に沿ってずらり並ぶと、金沢の季節が変わる。 そして4月といえば、この街には「春ららら市」がある。兼六園近くに工芸品や食べ物の作り手、個人商店が石川県各地から集う。今年は6、7日で、被災地の能登応援をうちだした。能登の作り手を含め178店も集まるそうだ。 「声をかけると、出ます!とみなさんの気持ちが熱くて。能登のためにと盛り上がっていますね」 2011年のスタートから企画を手がける岩本歩弓さんはにこやか。自転車で走り回り、人と人をつなぎ、企画する街のプロデューサーだ。金沢の桐(きり)工芸店に生まれた。東京の出版社で働き、20年前に帰って気づいた。もの作りをするおもしろい人がふるさとには大勢いる。 コロナ禍のために春ららら市… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル