3日午後2時半すぎ、宮崎市古城町のグラウンドで、「サッカーの試合中に落雷が起きて選手たちが倒れた」と119番通報があった。市消防局によると、18人を病院に搬送し、うち2人は搬送時に意識がなかったという。 この日は宮崎市と宮崎県外の高校生がサッカーの練習試合をしていた。現場にいた宮崎市の高校関係者によると、熊本県の高校との練習試合の前にウォーミングアップしていた際、突然、相手チームの2人に雷が落ちたという。少し離れた位置にいた生徒の保護者は「前触れの音もなく、いきなりピカッ、ドン、と落ちた。慌ててグラウンドに上がったが、何人かが搬送された」と話した。 鹿児島地方気象台によると、前日の2日から、九州南部に「落雷と突風に関する気象情報」を出し、4日までの落雷に注意を呼びかけていた。3日午後には局地的に発達した積乱雲が宮崎市付近にかかり、雨と落雷になった。 グラウンド近くのスポーツジ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
レール再利用の駅ホーム上屋、JR東海が耐震補強 実験重ね工法開発
JR東海は、在来線の駅ホームを覆っている上屋の耐震補強を進める。列車のレールを上屋に再利用した愛知、岐阜、静岡の3県にある6駅では、約8億円を投じて整備を行う。 同社は2021年から、駅ホームの上屋の耐震補強に取り組んできた。今回、補強をするのは在来線の利用者が1日1万人以上で、レールを使った上屋がある豊橋、安城(ともに愛知県)、大垣(岐阜県)、三島、富士、掛川(いずれも静岡県)の6駅。現状使っているレールは、1930~60年代に製造された。形状や接合方法などが様々で、耐震性能の評価が難しいという課題があった。 JR東海は実物のレールを使った実験を重ね、耐震性能の検証手法や補強の工法を新たに開発することに成功した。柱の根元部分をコンクリートで補強するほか、必要に応じて地震の揺れを吸収するダンパーを設置し、震度6強の揺れに耐えられるようにする。建て替えるよりも工事費用を約27億円抑えられるという。工期は今年3月から2034年3月までを予定している。 JR東海の丹羽俊介社長は会見で「今後も地震対策に積極的に取り組み、より一層の安全、安定輸送の強化につなげていく」と話している。(辻健治) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
函館市の大泉市長 新幹線函館駅乗り入れに向けてJRと道庁を訪問
北海道函館市の大泉潤市長が3日、JR北海道と道庁を訪れ、3月末にとりまとめた北海道新幹線の函館駅乗り入れに関する調査結果を報告した。 JR北では今井政人副社長から、報告書で173億~186億円(税込み)とされた整備費の中に車両費が計上されていないことなどに懸念が示されたという。道庁では浦本元人副知事から「近隣の自治体に丁寧に説明をしてほしい」と要望されたという。 大泉市長は今後について、「まず4月の中ごろに開かれる市議会で質問、意見をしっかり受け止める」と話した。 市が3月29日に公表した報告書では、北海道新幹線の函館駅乗り入れは技術的に可能で、整備費は173億~186億円(税込み)、経済波及効果は114億~141億円と試算された。(松尾一郎、新田哲史) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ダービー馬育てた調教師、珠洲で「ホースパーク」 引退馬を復興に
引退した競走馬を「復興」に役立てられないか。能登半島地震で大きな被害が出た石川県珠洲市で、日本中央競馬会(JRA)の元調教師・角居(すみい)勝彦さん(60)が模索を始めた。思いの原点は、現役時代のジレンマにある。 仮設住宅の建設工事などで、重機の低い音が響くなか、馬6頭が草をはむ。昨年8月にオープンした「珠洲ホースパーク」(珠洲市蛸島町)。たまに避難所から訪れた人が、ぼーっとただ馬を眺めて帰っていく。 ここにいる馬は、「役に立たなくなった」という馬たちだ。 角居さんは2007年に日本… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
旧統一教会が回答しなかった項目、文科省が再び回答求める
文部科学省は3日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に対して、宗教法人法の「報告徴収・質問権」に基づく同省のこれまでの調査で回答のなかった項目について、再び回答を求める文書を郵送した。 文科省は昨年9月、教団が100以上の項目に回答しなかったとして、行政罰の「過料」を科すよう求める通知を東京地裁に送付。地裁は3月26日、教団の田中富広会長に10万円の過料を科す決定をしている。教団は決定を不服として東京高裁に即時抗告する方針。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
能登地震義援金、熊本上回る563億円に 全壊世帯に100万円など
石川県は3日、能登半島地震の被災者に寄せられた義援金が563億5001万円になったと明らかにした。2016年の熊本地震の約535億円を上回った。 県の義援金配分委員会で示した。2月の初会合で126億円余りの1次配分が決まっており、今回、約300億円の2次配分が新たに決まった。 配分される総額は、亡くなった人のいる世帯や住宅全壊の世帯に計100万円、中規模半壊の世帯に計50万円など。 液状化の被害が多いことを踏まえ、準半壊に10万円、一部損壊に3万円の配分が2次配分で新たに決まった。県は、準半壊と一部損壊の対象は約9万3千件になると試算する。 県によると、全壊世帯への100万円の配分は、東日本大震災の宮城県と同額という。 残る約136億円の配分は、状況を見ながら今後決める。 1次配分では、被害の大きい輪島、珠洲両市など6市町の住民全員(約12万人)に1人あたり5万円の配分が決まっていたが、支給は行き届いていないという。2月下旬から受け付けを開始。約8万2千件の申請があり、実際に振り込まれたのは約1万件。 この日の会合で、有識者の委員からは「少しでも早く義援金を届けて」「1次配分でなされなかった層に配分がなされたのは前進だ」といった声が上がった。(土井良典) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東京・中央区のツインタワマンが販売活動休止 コンクリの強度検査で
2027年の入居開始を目指し、東京都中央区の臨海部・豊海地区で建設が進められている総戸数2046戸のタワーマンション「ザ 豊海タワー マリン&スカイ」の販売活動が休止されたことが、三井不動産などへの取材でわかった。工事に使っているコンクリートの強度検査の結果、強度を詳しく調べる必要が出てきたためという。 豊海タワーは、同社子会社の三井不動産レジデンシャルなど6社が組合員として参加する再開発組合が進める「豊海地区第一種市街地再開発事業」の中核になるタワーマンション。大手ゼネコンの清水建設が設計と施工を担当し、地上53階地下1階建て。2棟のタワー部分が住居となり、総戸数2046戸のうち1509戸が一般販売される予定。建物内には店舗や区民館、診療所なども入る。 昨年1月に着工し、現在は基礎部分の工事を終えて、1~2階の構造部分を工事している。ウェブサイトでは、竣工(しゅんこう)予定は26年11月下旬、マンションへの入居予定は27年6月としていた。 清水建設によると、工事では… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東京・中央区のツインタワマンが販売活動休止 コンクリの強度検査で
2027年の入居開始を目指し、東京都中央区の臨海部・豊海地区で建設が進められている総戸数2046戸のタワーマンション「ザ 豊海タワー マリン&スカイ」の販売活動が休止されたことが、三井不動産などへの取材でわかった。工事に使っているコンクリートの強度検査の結果、強度を詳しく調べる必要が出てきたためという。 豊海タワーは、同社子会社の三井不動産レジデンシャルなど6社が組合員として参加する再開発組合が進める「豊海地区第一種市街地再開発事業」の中核になるタワーマンション。大手ゼネコンの清水建設が設計と施工を担当し、地上53階地下1階建て。2棟のタワー部分が住居となり、総戸数2046戸のうち1509戸が一般販売される予定。建物内には店舗や区民館、診療所なども入る。 昨年1月に着工し、現在は基礎部分の工事を終えて、1~2階の構造部分を工事している。ウェブサイトでは、竣工(しゅんこう)予定は26年11月下旬、マンションへの入居予定は27年6月としていた。 清水建設によると、工事では… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大村知事「リニア、1日も早い開業を」 川勝知事辞任で愛知に期待感
リニア中央新幹線静岡工区の着工に慎重姿勢を取ってきた静岡県の川勝平太知事が辞職する意向を示した。自身の不適切発言に端を発した突然の表明に、愛知県内からはリニアの早期開業に期待する声が上がった。 沿線10都府県でつくるリニア中央新幹線建設促進期成同盟会長の大村秀章・愛知県知事は3日、記者団に「沿線自治体の切なる願いとして、一日も早い整備、開業を進めてほしい」と強調。 名古屋市の河村たかし市長は「名古屋にとっては(建設が進むなら)ありがたい話だ」と期待する一方、川勝知事が大井川の水問題などを理由にリニアが通るトンネルの着工を認めなかったことに触れ、「静岡にとっては大事な命の水。JR東海は誰が知事になっても丁寧に進めてほしい」と注文を付けた。 名古屋駅の周辺企業などでつくる名古屋駅太閤通口まちづくり協議会の河村満会長(68)は「開業が早くなるならウェルカム。JR東海と静岡県民、日本国民の三方よしになれば」と語った。 川勝知事は1日の新入職員向けの訓示で「県庁はシンクタンクです。野菜を売ったり、牛の世話をしたり、モノをつくったりということと違って、皆様方は頭脳、知性の高い方です」と発言していた。大村知事はこの日、「職業差別につながるもので許されない」と批判。河村市長も「冗談じゃない。なけなしの税金を払ってくれるラーメン屋のおやじを大事にしないといけない」と語った。(松島研人、寺沢知海、渡辺杏果) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大村知事「リニア、1日も早い開業を」 川勝知事辞任で愛知に期待感
リニア中央新幹線静岡工区の着工に慎重姿勢を取ってきた静岡県の川勝平太知事が辞職する意向を示した。自身の不適切発言に端を発した突然の表明に、愛知県内からはリニアの早期開業に期待する声が上がった。 沿線10都府県でつくるリニア中央新幹線建設促進期成同盟会長の大村秀章・愛知県知事は3日、記者団に「沿線自治体の切なる願いとして、一日も早い整備、開業を進めてほしい」と強調。 名古屋市の河村たかし市長は「名古屋にとっては(建設が進むなら)ありがたい話だ」と期待する一方、川勝知事が大井川の水問題などを理由にリニアが通るトンネルの着工を認めなかったことに触れ、「静岡にとっては大事な命の水。JR東海は誰が知事になっても丁寧に進めてほしい」と注文を付けた。 名古屋駅の周辺企業などでつくる名古屋駅太閤通口まちづくり協議会の河村満会長(68)は「開業が早くなるならウェルカム。JR東海と静岡県民、日本国民の三方よしになれば」と語った。 川勝知事は1日の新入職員向けの訓示で「県庁はシンクタンクです。野菜を売ったり、牛の世話をしたり、モノをつくったりということと違って、皆様方は頭脳、知性の高い方です」と発言していた。大村知事はこの日、「職業差別につながるもので許されない」と批判。河村市長も「冗談じゃない。なけなしの税金を払ってくれるラーメン屋のおやじを大事にしないといけない」と語った。(松島研人、寺沢知海、渡辺杏果) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル