国立感染症研究所がまとめた1日から7日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、速報値)によると、感染性胃腸炎の定点医療機関当たりの患者報告数が4週連続で増加した。ヘルパンギーナは3週連続で増加、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、手足口病も2週連続で増えた。横ばいだった咽頭結膜熱(プール熱)は増加に転じた。【新井哉】 〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約19.2%増の1.55人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、宮崎(3.94人)、大分(3.81人)、鹿児島(3.58人)。 〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約12.9%増の0.7人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鳥取(3.21人)、岩手、宮崎(共に2.56人)。 〔手足口病〕報告数は前週比約57.1%増の0.11人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鹿児島(0.28人)、宮城、熊本(共に0.24人)。 〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比約37.5%増の0.11人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鹿児島(0.68人)、岩手(0.59人)、佐賀(0.52人)。 〔ヘルパンギーナ〕報告数は前週比約33.3%増の0.04人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鹿児島(0.38人)、沖縄(0.3人)、長崎(0.2人)。
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