群馬県沼田市は1日、2021年度に大学や短大などに進学し、卒業後5年以上市内に住み市に貢献することを条件に、月額10万円を最長4年間支給する新たな奨学金制度を設けると発表した。返済義務がなく毎月給付される奨学金は県内自治体で例がなく、全国的にも珍しいという。
市によると、市職員や教員などの公務員以外、大卒者が希望する就職先が市内に少なく、Uターンは少ない。「ふるさとぬまた未来創造奨学金」と名付けた制度は、市内に住み活躍する若者を増やすのが目的だ。
給付額は、最長の4年間で480万円に上る。対象は、市に貢献する意欲がある▽大学受験時に市内に住所がある▽大学卒業後3年以内に市内に居住し5年以上住む意思がある――などの条件を満たした人。
市教委によると、官民を問わず…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル