愛知県扶桑町の県営公園で昨年4月、休憩場所のあずまやが倒壊し、女性が重傷を負った事故で、愛知県警は、あずまやを管理する公益財団法人「県都市整備協会」(名古屋市)の幹部ら3人を、業務上過失傷害の疑いで書類送検する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。
捜査関係者によると、送検容疑は、柱に腐食があったにもかかわらず点検や補修を怠り、女性にけがを負わせたというもの。
事故は昨年4月3日午後0時半ごろに発生。尾張広域緑道のあずまやのベンチに散歩中の70代女性が腰掛けた際、屋根を支える金属製の支柱が根元から倒れた。女性はベンチに足が挟まれ、右足のすねや足首を骨折した。
あずまやは高さ約3メートル、重さ約790キロ。1本の柱で屋根を支える形になっていた。捜査関係者によると、倒壊は柱の腐食が原因とみられるが、同協会によると、1993年に建てられて以降、点検や補修をしていなかったという。
同協会は指定管理者として、県…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル