新型コロナウイルスの国内感染者は6日、午後9時現在で新たに174人が確認された。死者は1人だった。
東京都では、102人の感染が確認された。これで都内での1日あたりの感染者数は5日連続で100人を上回った。年代別では20代が53人、30代が19人で全体の7割を占めた。現時点で感染経路が不明な人が42人いるという。
感染経路別で見ると、接待を伴う飲食店従業員ら「夜の街」関連は35人でうち新宿が31人、池袋が1人だった。6日まで1週間の感染者計696人のうち、夜の街は272人で、うち新宿が201人、池袋が29人。そのほか、家庭内が7人、会食が6人、職場が5人、順天堂大医学部付属練馬病院の看護師2人など施設関連が4人だった。
東京都の小池百合子知事は6日夜、報道陣の取材に、「夜の街以外に、会食や家族内、職場施設などで広がっている。引き続き感染しない、させないという基本を忘れずに、ご協力を」と述べた。感染が確認された秋葉原のメイドカフェで働く300人以上が集団検査を受けていることも明らかにした。
首都圏でも埼玉県で16人、神奈川県で11人の感染が確認された。2桁の感染者増は埼玉県で8日連続、神奈川県で5日連続となった。また、愛知県でおよそ1週間ぶりとなる感染者が名古屋市で2人確認された。2人はいずれも首都圏で感染が確認された人と名古屋市内で会っていたという。
一方、近畿圏では大阪府で8人、京都府で3人、兵庫県で2人、奈良県で1人の感染が確認された。
鹿児島県内では、新たに12人の感染を確認。県と鹿児島市によると、このうち少なくとも8人は、クラスター(感染者集団)が発生したとみられる市内のショーパブの関連だという。県内の累計感染者数は計110人で、このうちショーパブ関連は89人となった。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル