今朝も線状降水帯が形成
7日(火)朝も梅雨前線に伴う大雨が継続しています。九州には依然として線状降水帯が形成され雨が激しい雨です。 6時までの1時間に降った雨の量は線状降水帯がかかる大分県日田市・椿ケ花で43.0mm、長崎県佐世保市で33.0mmなど、30mm以上を観測しました。熊本県小国町付近や大分県日田市付近などでは解析雨量で約110mmの猛烈な雨が降ったとして、記録的短時間大雨情報を発表しています。 ここ24時間の雨量では最も多い大分県日田市・椿ケ花で472.0mm、福岡県大牟田で446.0mmに達するなど、昨日の午後から線状降水帯が断続的にかかった九州北部で300mm以上の所が多くなっています。
土砂災害の危険度は広範囲で高い
昨日16時30分、福岡県、佐賀県、長崎県に発表された大雨特別警報は継続中です。 土砂災害の危険度は九州に加えて、南西からの湿った空気の流入によって雨量が増している近畿や東海、甲信でも非常に高く、6時の段階で九州北部の5県と高知県、奈良県、岐阜県、長野県、静岡県に土砂災害警戒情報が発表中です。
明日にかけて激しい雨のエリアが南下
今日の午前中は九州北部を中心に発達した雨雲が断続的に通過し、激しい雨は続きます。今夜以降は梅雨前線がやや南下し、線状降水帯が形成されやすい地域も南へと移ります。球磨川の氾濫などで被害が甚大な熊本県南部や雨が小康状態となっていた鹿児島県、宮崎県などで再び雨が強まる見込みです。 紀伊半島や東海の山沿いなども雨雲の発達しやすい状況に変化がなく、総雨量はさらに増えていくおそれがあります。 7月3日以降の一連の大雨による総雨量は、鹿児島県鹿屋で7月の平均雨量の2倍以上に当たる875.0mmに達するなど、かなり広範囲で500mを超えています。激しい雨は明日8日(水)も続く可能性があり、大規模な土砂災害や河川の氾濫など、大きな災害に繋がり兼ねない状況ですので、引き続き厳重な警戒が必要です。
ウェザーニュース
Source : 国内 – Yahoo!ニュース