自ら山を歩いて得た情報を盛り込んだ地図「登山詳細図」をてがける守屋二郎さん(53)=東京都武蔵野市=が「新版・奥多摩登山詳細図」を完成させた。「登山詳細図」奥多摩シリーズの改訂版。昨秋の台風19号で被災したルートの情報も加え、安全な登山に役立つ内容となっている。
守屋さんは、父益男さん(84)と06年から地図作りに携わり、これまで22作を完成させた。登山愛好家のほか、遭難時などの救助活動に携わる人々からも注文があるという。今回の新版のうち「東編」は2月に出していた。「西編」の出版はコロナ禍の影響で先送りしていた。
「西編」では、全国から登山愛好家が訪れる日本百名山の一つで都最高峰の雲取山(2017メートル)など初版に収録された山々を1年余かけて改めて踏査した。一人で歩いた日もあれば、ボランティアの協力を得て手分けして調べた日も。整備された登山道など13コースを加える一方、荒廃して危険度が増した箇所はルートから外した。
「雲取山の登山コースに埼玉・…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル