大阪府は22日、新たに新型コロナウイルスに感染したと確認できたのが過去最多の121人だったと発表した。一日の感染者としては最も多かった4月9日の92人を上回り、初めて100人を超えた。
陰性確認を除く検査数は1508件で、陽性率は8・0%だった。大阪府内の感染者は延べ2692人で、死者は計86人となっている。
20代の52人を含め、30代以下が80人と7割近くを占めた。未就学児も1人いた。吉村洋文知事は22日の定例記者会見で、若者の感染が多いとしつつ、40代以上が占める割合が徐々に高まっているとして「今、抑え込まないと亡くなる方が増える」と危機感を示した。
外出自粛要請について吉村知事は「社会経済を営んでいる皆さんからすると、ものすごく強烈な犠牲も伴う」と求めない考えを示した。東京都の小池百合子知事は呼びかけているが、重症者が増えて医療崩壊の懸念が迫った段階で要請するという。
これまで通り、「3密」で唾液(だえき)が飛び交う環境を避けることや、感染症対策をとっていない店の利用自粛などを呼びかけた。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル